メルマガ:走りに自信ないライダー必見!一目置かれるライテク術
タイトル:【一目置かれるライテク術】9号・早朝ツーリングのススメ  2007/10/18


===================================
 走りに自信ないライダー必見!一目置かれるライテク術
 
                   Vol.9  by セイジ
===================================

世の中の全てのライダーが、
  幸せで安全な“ツーリングライフ”を送れることを願っております・・・。

----------------------------------------------------------------------

■早朝ツーリングのススメ

こんにちは。セイジです。
 
今日は、家族をお持ちでお忙しいライダーの方に向けて、
バイクに乗る時間を確保する方法を提案したいと思います。
 
自由を求めるライダーにとって、
ある意味で家族の存在は悩ましいもの。

でも、良識ある皆さんは家族との時間を取りながらも、
あの手この手を使っては、バイクと向き合う時間を捻出されているはず。

その方法も様々でしょう。
 
ただ、やはりバイクに乗ることでの後ろめたさも残ります。
 
 
そこで私は、ずばり、早朝ツーリングをお薦めします。
 
そうです、朝です。
 

私の週末は忙しいです。

子供のお稽古事の送り迎えや勉強の世話、
家族サービス、そして妻のお出かけの留守番等々、
朝から晩まで行き着く暇もありません。

でも、さすがの妻子も朝4時や5時はまだまだ夢の中。
朝食の時間は概ね8時過ぎ。

あれ・・・・、
よく考えると、ここで3-4時間の空き時間が出来るではありませんか! 

誰にも邪魔されない私だけの時間が!
 
これは知らないわけにはいきません!

 
周囲への騒音を配慮して、
少し広めの道路までバイクを引いていってエンジンをかけたのが午前5時。

8時過ぎに帰らねばなりません。

早朝の凛と冷えた空気は心地よいです。

特にこの季節は、秋の匂いと風に包まれて、
本当に清々しい気持ちでバイクとの時間を過ごせます。
 
まずはちょっと近場のコースを目指しましょう。

 
早朝だから渋滞もありません。

高速道路ではトラックが多いのが気になりますが、
それも走りを妨げるものではありません。

近場の峠をちょいちょいと登れば、
真っ赤に焼ける日の出に出くわすこともあるでしょう。
 

しかし・・・・
ただ峠を走る、日の出を観るだけでは、
わずか数時間を濃密に過ごすには不足かもしれません。
 

ここで早朝ツーリングの目的を設定してみませんか?
 
それは「朝食」です。
 
東京近郊でも、三崎(神奈川)、沼津(静岡)、銚子(千葉)等々、
高速道路で1-2時間も走れば辿り着ける海産物のメッカは結構あります。

このような場所では例外なく、
魚市場で働く人々のために食堂が朝早くから開いているのです。

1-2時間のライディングの後に食す新鮮な海の幸の朝食。
これぞ、ライダーの最高の贅沢と至福の時でしょう。
 
 
ですが、朝食だけでは自己満足に過ぎません。
喜びを家族と分かち合えていません。

家族との時間を犠牲にしてバイクに乗っている以上、
何か家族にも見返りを提供せねば、
バイクと家庭との両立の道は険しいです(厳しい〜)。
 
 
そこで、家族へのお土産に「焼き立てパン」を買って帰るという、
贅沢でお洒落で実用的なプランも提案します。

これは奥様には絶対的にウケるのでは!
 
「朝一番早いのは、パン屋のおじさん♪」 

ある年代の方々なら全員知っている歌がありますよね。

その通り、魚市場と並んで早起きなのはパン屋さんです。

 
たとえば朝5時に家を出たとして、
7時ごろ開店するパン屋を目指しながら、
道中でちょいと走りも堪能するということは十分に可能です。

パンを買ってリアシートに積んで、
一路帰宅。家族の朝食にも十分に間に合います。

そうそう、ベーカリーの前に停めた愛車の写真を撮るのもお忘れなく。
 
パン屋を紹介したサイトがありますので、参考まで。
http://www.kongaripanda.com/itekitabn2001.htm
(ただ、開店時間は事前に確認されたほうがいいです。
 結構間違っていますから・・・)
 
 
今回紹介した二つを一回の早朝ツーリングでこなすには
よほどの条件を満たさねばなりませんが、出来ないことはありません。

ロードマップとにらめっこしながら、
3-4時間の至福の時に思いを巡らせましょう。
 

さて、今週末はどこに行こう!?


==================================   
  編集・発行:ツーリングライダー セイジ
        mail@touringriders.com

==================================

■編集後記

先日、ライダーにとって悲しい訃報が入ってきました。

世界GPライダーであり、今年は全日本選手権参戦中の
ノリックこと阿部典史さんが、公道での事故で亡くなってしまいました。


十代で世界の舞台に飛び込んだ彼は、
いきなり当時のケビン・シュワンツらトップライダーに迫る走りを見せてくれ、
まるで漫画の中のヒーローのように見えたのが思い出されます。


実は先月、私が参加したライダーのイベントに、
ノリックはゲスト来てくれていました。

終始子供のような屈託のない笑顔を振りまいて、
ファンサービスに努めていたのがとても印象的で、
始めて会った彼の人柄をうかがうことができました。


加藤大治郎さんに続き、また一人、天才ライダーが逝ってしまいました。

故人のご冥福をお祈りします。

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。