メルマガ:私が現代の愛と性を考えた理由(ワケ)
タイトル:私が現代の愛と性を考えた理由(ワケ) 第1号  2006/08/16


☆★☆∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞☆★☆

   私が現代の愛と性を考えた理由(ワケ)  第1号
 
                 村井 芳江 著・発行  
☆★☆∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞☆★☆
                      
みなさん、こんにちは。
今は、田舎で夫と娘と暮らしております、元某大学の講師です。

私も随分と年を重ねてまいりまして、
今だからわかることもたくさんございます。

今回、私が、このメールマガジンを発行いたしまいたのは、
私の専門分野であることを、もう少し噛み砕いて、
広く浅く、わかっていただこうと思ったからでございます。
特に、若い世代の方に読んでいただきたいと思います。

若い読者獲得のために、ちょっと無理した題名をつけましたが、
中身は真面目なお話、役に立つお話、
ハッとさせられるようなお話です。

でも、とても面白いので、ぜひ、ご一読くださいね。

私にも高校生の娘がおりますが、
親の職業なんのそので、問題行動を起こしておりました。
そんな娘にも、ぜひ、読んで欲しいと思っております。

年頃のお子様をお持ちのお父さん、お母さん方にも
ご自分のことと重ね合わせていただいて(笑)
ぜひ、ご一読いただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。

∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ 

《《愛と欲望はどう違うのか》》

男女間における「愛」と「欲望」には、どのような違いがあるのでしょうか。

「欲望」というのは、本能に基づいた欲求です。
人間には様々な本能がありますが、
性欲や所有欲など、本能に基づいた行動を
「欲望」ということができるでしょう。

さらに、人間には様々な欲望がありますが、
ここでは、性欲や、相手を所有したいという所有欲など、
男女間の「欲望」に限定してお話ししましょう。

「欲望」は本能に基づいているわけですが、
「愛」は単なる本能ではありません。

愛には、もちろん本能的な面もありますが、
それよりも心理的な面が大きく、
その人の人格全体を包み込むものです。

愛の中には欲望も入りますが、
欲望というときには、愛は入りません。

【愛とは欲望をも包括する】といえるでしょう。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それでは、男性と女性とでは、
その欲望にどのような違いがあるのでしょうか。

一般に、男性は、身体的な欲望と、心理的な感情が一致していなくても
女性とかかわることができ、その2つを分けることができるようです。
心理と身体の欲求がバラバラでも構わないのです。

女性はたいていの場合、心理的に好きだという感情と、
身体的な欲求が一致しています。
だから、好きな人でなければ、身体的な欲求を感じないといえます。
(違う場合のお話はまた後で…)

男性の場合、心理と身体の欲求を分けて考えられる反面、
心理面が弱いといえます。
そのため、身体的な欲求を、心理的な欲求だと
錯覚することが多々あるようです。

つまり、
恋愛と単なる性的欲望とを錯覚しやすい、ということです。

男の子がある年齢まで成長すれば、当然、性的な欲求が出てきます。
そこで相手が欲しくなります。
たまたま出会った相手と、セックスしてしまうと、
それを愛情だと錯覚しやすい、ということもあるのです。

女性の場合、一般には、男性ほど性的な欲求が強くはありません。
だから、自分の性的な欲求に衝き動かされて、
積極的に相手と性的関係を結ぶことも少なくなります。

男性は、感情的な要素を使うことが、あまり得意ではありません。
そのため、感情面を使わなくてはならない
「愛する」という気持ちは、相手との出会いの最初からは、
なかなか起こらないといえるでしょう。
それよりもむしろ、「欲望」のほうが強いのです。

だから、男性の場合には、まず欲望が先に立ち、
セックスしてから心理的にも好きになる、ということもしばしばです。
あるいは、身体的な快楽だけに満足してしまって、
そうした、心理的な面にまで入らないこともあるでしょう。

ところが、女性の場合には、まず、好きか嫌いかという問題があります。
嫌いな人とセックスすることなど、考えられません。

女性の場合、まず「愛」があるからこそ、
そこに付随して身体的な欲求も生じるのです。

つまり、男と女では、
「愛」と「欲望」の順序が逆になっているのです。

だから、その違いから、悲劇が生じることも多いのです。


次回は、
愛とセックスを割り切って考える話や、
体を売ることの話、
心が置き去りにされている時代の話など、
長くならない程度に書いていきたいと思います。

では、今回は、このへんで。

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。