メルマガ:お酒を一番おいしく飲む方法
タイトル:お酒を一番おいしく飲む方法 06/07/22  2006/07/22


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    お酒を一番おいしく飲む方法    Vol.3

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日本酒好きのみなさん、こんにちは。

夏のビールと対照的に、冬に飲みたくなるのが日本酒ですね!
私は、夏でも飲みますよ。
氷で冷やして飲むのですが、邪道のようですね。
先輩には、そのまま生で飲むようにいつも叱られています。

前回のカロリーについてのご意見もお待ちしております。
今後もカロリーを載せた方がよいのか、
はたまた、酒を飲むときくらい、そんなものを気にせずに
好きなだけ飲んだほうがいいものなのか・・・
自分自身、ちょっと悩んでいましたので(笑)


お酒が好きではない方も、しばらくお付き合いください。
きっと、役に立つ豆知識があることでしょう。


では、第3号、よろしくお願いいたします。


1、日本酒が一番おいしい季節は、本当に冬なのか?

日本酒の仕込みは、ふつう冬に行なわれる。
そして春になると、最初の搾りからつくられた新酒が出回る。

新酒は、フレッシュでさわやかな味が特徴だ。
しかし、若いだけあって味が粗っぽかったり、
出始めの時期だけに品質が安定していないことが多い。

日本酒の品質が安定し、ぐっとうまみを増すのは秋だ。
いわゆる、「秋上がりの酒」といわれるもので、
冬に仕込まれた日本酒は夏を越すことで、一年でもっともおいしくなる。

この時期、日本酒党ならそろそろお燗が恋しくなる頃だが、
「実りの秋」は酒の肴も豊富。
うまくできているものだ。


2、吟醸酒をお燗にするのはやっぱりご法度か?

日本酒は精米(表面を削ること)した米を発酵させてつくるが、
吟醸酒はその精米度を高めたもの。
フルーティーな香りが特徴で、10〜15℃くらいに冷やして飲む。

しかし、吟醸酒をお燗にしてはイケナイという決まりはない。

たしかに熱燗にしてしまっては吟醸酒を飲む意味がなくなるが、
ぬる燗なら吟醸酒独特の香りが麹の香りに変化する。
フルーティーな味わいが少し辛口になり、落ち着いた飲み口になる。

また、吟醸酒の中には「つけ香」といって、醸造中に発生した香りを
もろみにつけ加え、よりフルーティーな香りにしたものがある。

人によっては、香りが強すぎると感じるはずだが、
この「つけ香」もぬる燗にすると飛んでしまう。

本当においしい吟醸酒は、お燗にしてもうまいのである!



番外編、本場のロイヤルミルクティーとは?

日本で、本格的なミルクティーというと、ミルクで紅茶を煮出した
「ロイヤルミルクティー」なる紅茶を思い浮かべる人もいるはず。

しかし、あれは紅茶の本場・イギリスでは「インディアンティー」と
よばれるものなのだ。

では イギリス式のミルクティーとはいったいどんなものなのか?

イギリスでミルクティーを注文すると、ポットに入った紅茶と
冷たいミルクが運ばれてくる。
つまり、どちらを先に入れるかはご自由に、というわけである。

むしろ大切なのは、ミルクが冷たいこと。

温めたミルクは乳臭くなり、せっかくの紅茶の香りを消してしまうからだ。
さらにいえば、そのミルクも、イギリスのように
「ノンホモジナイズト」のものなら申し分ない。

ノンホモジナイズトとは、牛乳をなるべく自然のままの状態にしたもので、
ピンの上部にはクリームラインとよばれる乳脂肪の層ができる。
この部分を紅茶にいれるのがイギリス式だ。

日本のホモジナイズト牛乳を使うときは、
生クリームを混ぜると本場の味に近くなる。


日本酒の話、いかがでしたか?

お燗の話をすると、早くも秋が深まった頃がなつかしいですね。
ビールばかりでは、物足りません。
はやく、本当にうまい日本酒の季節になってほしいものです。

それから、「番外編」で取り上げたいノンアルコールの飲み物がありましたら
ぜひご連絡ください。
うちの妻は、紅茶が大好きなので、つい、紅茶の話になってしまします(笑)

ではまた。

発行:beerman金森 beer2kana@yahoo.co.jp

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