メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:■新コロナの警告/・・・(2/2)−1  2020/06/10


■新コロナの警告/ファシズム2.0に抗い持続を保障する潜性イノヴェーションはエトノス&生命の一回性を「共有する自由」で
繋ぐ『日常』にある(2/2)−1

<注>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2020/06/04/155449

・・・それは「地球環境の保全、および平凡な一般国民(99%派)のリアルな『日常』こそ倫理に基づくデュー プロセスの土台
であることの再確認が必須!」との警告でもある!・・・

 <注>ファシズム2.0・・・20世紀型ファシズム(20世紀初頭に現れたナチス・ドイツ、ムッソリーニのイタリアの亜流ネオ・ファ
シズム(またはネオナチ)と“ほぼ同義”だが、ここでは例えば安倍政権がそうであるように「新自由主義と独裁の癒着」を明
確化させるため「ファシズム2.0」と名付けた。

<注>エトノスについて
・・・世界大百科事典第2版(平凡社)の説明によれば、そもそものエトノス(ethnos)はギリシア語で民族を意味する。民俗学
の用語としては、ロシア系の民俗学者S.M.シロコゴロフがはじめて本格的に論じ,ドイツの民俗学者ミュールマン
(W.E.Mühlmann/1904‐ )などによって、この概念の重要性が明らかにされた。それは、同一の文化的伝統を共有するとともに
〈われわれ何々族、何々人〉という共属意識をもつ最大の独立した単位集団を指す。

・・・従って,「一つのエトノスは場合によっては,バンドでも,氏族でも,部族でも,あるいはカーストでもありうる。」と
いうことになるが、ここではその後の自然科学、歴史、地球環境、民族・人類学等に関わる研究と人間社会の全般に係わる意識
上の変化等を反映させつつ、更に批判実在論(Critical Realism)、新実在論(新実存主義)などの新たな視点を加味してエト
ノスの概念を再定義しておくことにする。

・・・そこで、次のように定義することが可能となるだろう。すなわち、ethnosは古代ギリシア語に由来しており、村や都市に
集住する「民衆」(デモス/demos)の周辺に住み、その「民衆」以外の部族集団のことを意味することから、エトノスの意味は、
そこに置かれる人々の立ち位置が変われば正反対に反転し得ることになるので、そもそも絶対的で画一的な価値評価を伴う言葉
ではなかったということになる。

・・・おそらく、それは休むことなき一回生の連続である「生命」現象そのものと同じく、永遠に揺らぎつつも(対象と背景環
境が絶えず交替し得るものでもあるため)各アイデンティティーの持続性を必死で繋ぎとめるべきものであると言えるのではな
かろうか。

・・・従って、エトノスとは『人間の生命と社会生活の維持に必須となる一定のローカル地域の自然・歴史・文化環境と深く共
鳴して“人間性を未生(未来)へ繋ぐ揺り籠”(培地)となし得る開放系の共有観念、および風土または過去〜現在〜未来に渡
り生存環境の微小馴化(マイクロバイオーム世界、量子物理学世界の理解など)を常に受け入れつつも、その伝統的なヒューマ
ン・スケールの全体性の“持続”を最も重視する、非常にしなやかで幅が広い寛容の意識、およびその受け皿となるローカルの
風土』を意味する。>ということになる。

 (前置)ポスト「新コロナパンデミック」を見据え、まず前回記事(1/2)の結論から導かれる三つの必然の方向性を以下に
掲げておく

・・・ポスト「新コロナパンデミック」を見据え焦点化すべき必須の方向性は下の三点についての覚醒・・・

(1)一般多数(99%)派「市民層」のため、ゼロサム「赤の女王」の暴走(恐慌再来)への足枷たる<マネージャー(金融マ
ネージャー)資本主義>の制御が必須である。
(2)一回性に生きる凡人(“リアル&潜在”両エネルゲイア産生の主役)の持続する『日常』が資本主義の培地である。
(3)「人間の壁」(“AI等機械高度イノヴェーションVs労働生産性”に因る格差拡大)を克服するカギは「分配の公正(リア
リズム倫理)&潜性イノヴェ―ション」にある。
・・・
<注>ゼロサム「赤の女王」・・・「赤の女王」は、ホッブス・リヴァイアサンを「自然・政治・経済・社会・文化」の全般に
わたり作用する不可避の共通原理と見なす考え方(『自由の命運 上、下: 国家、社会、そして狭い回廊』(早川書房)の著者、
ダロン・アセモグルと ジェイムズ ・A. ロビンソンによる)。それを放置すればゼロサム化するのが必然なので、これに薄皮
一枚で必死に抗いつつ生き続ける全生命の一環たるヒト(の社会)でも、必然的に永続的な薄皮一枚の「この意味での努力」の
持続が厳しく求めらている(委細後述)。
・・・
ハイマン・ミンスキー(米ポストケインジアン経済学者の一人/現在、特に日米では経済学&財界主流から疎外されている!)
は マネージャー(金融マネージャー)資本主義は資本主義の退化(ヘッジ→投機→ポンツイ(ネズミ講)金融化)なので、将
来,破壊的な恐慌が生じる可能性も指摘している(関連↓★)。
★服部茂幸・論文「2008年の金融危機におけるマネー&マネージャー資本主義の崩壊と再生」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/peq/52/3/52_KJ00010198905/_pdf/-char/ja https://www.evernote.com/shard/s440/sh/4119453e-3059-4432-9d5d-284abf67c401/3d929c60939ae2ec210cf5473ad05295
 
【よみがえる宇沢弘文/新コロナパンデミックへの対応の差異で日米同盟(金融・軍事)に亀裂?!】https://twitter.com/tadanoossan2/status/1246202573922562049 によれば、新コロナパンデミックによる不況とリーマンと
の違いは、目下、規制緩和中ながらもボルカ―ルールを未だFRBが握り米議会の監視も効くことである。片や、我がアベ様化!
したGPIF年金運用↓*は危うい!Cf.↓▲ 

*【新コロナパンデミックに因るリーマン化(金融災害の長期化でGPIF年金運用の赤字が長期&恒常化)すると危うい!】
GPIF年金運用の赤字、過去最大に 1〜3月期、新型コロナ株安響く403朝日新聞、https://www.asahi.com/articles/ASN436S48N43UTFL004.html
 
▲またもブラックロック(世界トップ・シャドーバンク)か?FRBの透明性確保がカギ:ジリアン・テット403日経/FC、https://www.nikkei.com/article/DGKKZO57560620S0A400C2TCR000/
・・・
リーマン以降、現在に至るまでのアメリカ経済の「回復」は、「上掲(1)〜(3)」(当シリーズ記事(1/2)の結論
を無視しつつ、もっぱらレント経済(委細後述)へ注力した<マネー&マネージャー資本主義>の再生にすぎない。しかも、
いまや再び、アメリカのみならず全世界がポスト・コロナパンデミックがもたらした深刻な構造不況に襲われている。なお、
当「金融マネージャー資本主義」の論点については[(エピローグ)『倫理』なる人文知の極致の有意性の再建が必須‐
[2]新時代の倫理の前提1/「“赤の女王”の足枷」の問題]でも、再び、ふれることになる。

つまり、米国のそれは同じ経済危機からの回復であっ ても,その形がニューディール期とは大きく異なっている。2008年の
危機以前では,世界経済が金融ケインズ主義によって成長を続けていた。金融ケインズ主義は現在のアメリカで可能な成長
モデルとしては、新たな可能性が模索する方向を別とすれば、現実的には殆ど唯一のものであろう。しかし、それにもかか
わらずグローバル市場原理主義(新自由主義)は、実に皮肉なことだが「2008リーマン危機」で金融ケインズ主義の時代を
終わらせた。

それが実体経済の回復が遅れ、中間層が破壊され(主にGreat‐Dedecouplingによって/委細後述)、格差が拡大し続けてい
る理由である。すなわち,再び、「マネー&マネージャー資本主義」は行き詰まってしまった。だから、新コロナパンデミ
ックはこのことを気づかせるエトノス環境からの警告とも見える。

それ故、(1)ゼロサム「赤の女王」の暴走(恐慌再来)への足枷として有効な<「マネージャー(金融マネージャー)資
本主義」の制御>が必須であること、(2)一回性に生きる凡人(“リアル&潜在”両エネルゲイア産生の主役)の持続す
る『日常』こそが資本主義の培地であること、(3)「人間の壁」(“AI等機械高度イノヴェーションVs労働生産性”に因
る格差拡大)を克服するのは「分配の公正&潜性イノヴェ―ション」であること、の三点についての覚醒が急務である。

関連/◆ヒト(<諸個体生命)の一回性(動的平衡/関連後述)に係わる理解が重要!<いま起きつつあるのは「永続性の
原理」(委細後述)の一環!の視点で、“遍く人々と地球エトノス環境の保全に資する大きな合理主義”>の意義の警告、
という新コロナパンデミックの本質の見極めによって<ヒトの日常(潜性イノヴェーション>救済に全注力すべき! https://twitter.com/tadanoossan2/status/1245840741768687621 
https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2020/03/25/042759 

(Cover Image)
  Claude Monet−Cathedrale de Rouen1894  Washington、National Gallery of Art 
  
『私(セザンヌ)があなたに翻訳してみせようとしているものは、もっと神秘的であり、存在の根そのもの、感覚の感知し
がたい源泉(自然・伝統・文化エトノス/補、toxandoria)と絡みあっているのです。』という、セザンヌの友人であった
ガスケの言葉(ガスケ『セザンヌ』‐岩波文庫‐)は、そのままモネにも当てはまるといえよう。
 Paul Cezanne, Still Life with Apples on a Sideboard, 1900ー1906, Dallas Museum of Ar
 
Claude Debussy : Reverie. Claude Monet : Paintings.
 
First Arabesque - Debussy
ただ、セザンヌとモネでは夫々の美的表現「技巧」のアプローチが異なっていた、ということである。すなわち、セザンヌ
は、自らに固有な気質・情感の実存と共に、物質の本質に対する強い探求心によって自然に対し科学的な視覚で肉薄する努
力を積み重ねており、それがセザンヌ絵画の重厚なリアリティの秘密(情感と自然、二つの実在の融合としての実存)とな
っている、と言えるかもしれない。

一方、モネにとってモチーフと物質的な本質への探究は、もはや、あまり重要ではなくなっており、モネの関心はもっぱら
「視覚的に思考するということ」であった。言い換えると、それは「そこにある光と時間の印象(美的印象)を捉えて表現
する」ことである。

 だから、特に、30作品にもおよぶ連作『ルーアン大聖堂』では刻々と流れる時間に伴いながら多様に変化し続ける“光と色
彩の印象”だけが表現されている。しかし、実はその“光と色彩と時間の流れの印象”は、外界の気象など自然エトノス環
境との間で建造物(ルーアン大聖堂)自身が目まぐるしく取り交わす“交流”の現われと見ることもできる。
 
委細は後述するが「外界の思考」という哲学的でユニークな考え方がある。これは、新実存主義を提起する新進気鋭の哲学
者マルクス・ガブリエルの言葉であり、それは内外のエトノス自然・社会環境との深い関係性を維持する意識のことを意味
する。そして、これは「龍安寺・石庭」が我われ(の内心に拡がる広大な感情の海)に永遠の静寂なる感動を与える秘密を
解明するヒントをも与えてくれている。
いずれにせよ、それぞれアプローチの手法は異なってはいても、モネとセザンヌは「外界の思考」の美学を実践した芸術家
であるといって間違いではなさそうだ。見方を変えると、「色彩を強調したモネの一瞬一瞬の違いの表現」は“感動を伴う
感性”の表現であり、その「変化しながらも変わらないものについてのセザンヌの表現」は<形象認知的な“象徴性”の表
現>といえるかもしれない。
 
因みに、近年の知覚心理学の研究で「フラッシュラグ効果」が確認されている。それは、コンピュータ画面上で横の方向へ
移動する光点が画面の中央に到達した瞬間に、その中央の光点の直下で別の光点を一瞬フラッシュさせると、移動する光点
の方がフラッシュした光点より先の方へずれて見える、という現象である(画像は、
https://tocana.jp/2017/09/post_14480_entry.htmlより)。
https://www.evernote.com/shard/s440/sh/10c3c4f6-7fdf-4145-9153-e7fc9a9c4656/4dfb4bf3fcc5c40fb5bbfed149390474
このことから分かるのは「我われの知覚が、必ずしも物理的な意味で客観性がある今の一瞬に対応していない」というリア
ルである。つまり、我われの現実感覚は物理的に見ればきわめて曖昧なものであり、あまり当てにはならないということだ。
・・・画像はウイキ。

このことから、自然世界と人間社会のリアルで大切なのは「言明性などの事実を記録した公文書類などドキュメント」より
も、「歴史や記録はどうでもで、いま現在の責任ある意思こそが重要だ!」というアベコベの論理を振りかざす権力者らが
出現しているようだが(特に今の日本と米国で!)、皮肉にも、この異様な自信に満ちた権力者の言明は可笑しなほどアベ
コベなのだ(w)。それは「我われの現実感覚が物理的に見ればきわめて曖昧なもの」であればこそ、真正のドキュメント
による関係性と信頼(信用)を前提とする正常なコミュニケーションの持続こそが重要であることは自明の理であるからだ。
従って、この真逆を主張するのは、例えば「JPNルイ16世」(ゼロサムのファシスト)こと安倍晋三首相の如き異常者かペ
テン師、あるいはマイファーストの暴君トランプだけであろう(しかも、ルイ14世だ〜!との検察OBの対アベ批判を安倍首
相自身がルイ16世と取り違えた?w)。

(プロローグ)“トランプ病”とはいえども、民主主義の国アメリカ!のココロとは?

・・・米国「政治経済」の根底には、過半超の国民が辛うじて共有する「逆鱗」、南北戦争の歴史経験に由来する伝統のデ
ュープロセス 〔 適正手続=薄氷の倫理観の具体化/due process of law〕がある!・・・

◆【米国には過半超が辛うじてながら強固に共有する「逆鱗」が存在する!】一般国民への収入・家賃補償等はテキトーで
も、「てんこ盛りの自らの犯罪」を阻止する法案だけは強行採決でスピード成立を謀るアベさまの国・日本とまったく対照
的な、デュープロセスの視点からすれば、この“新コロナ失職関連”の家賃問題(居住権保障)も何れトランプの尻にスト
レート飛火かも?   →「食物が先で家賃は二の次」の米国(NY等)で拡がる家賃スト コロナ禍で失職  大家も警戒、共
倒れ危険504朝日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1259940679230218240
 
・・・米国デュー・プロセスの背景・・・

・・・ デュープロセスは何人も法の定める適正な手続きによらなければ、生命・自由または財産を奪われないとする原則
であり、それは合衆国憲法の修正条項に規定されている。(なお形だけではあるが日本国憲法第31条もその趣旨を取り入
れている)・・・
 
・・・遠くは、英マグナ・カルタ(39条)に由来する手続き規定の意味であったが、特に1880年代以降の米国では「南部に
集中した南欧や東欧からの移民・低賃金労働者、および関連して発生した犯罪者の増加をめぐる論争(現トランプ政権下の
移民論争にも重なる!)」などから、それは「実体的正義」(犯罪者を捕まえるなどの)に適うべきとする「保守(経済保
守)」主義の立場を補強する一方で、その後のニューディール政策に代表される、そもそもの資本主義経済の弱点を埋め合
わせようとする「社会権を巡る諸立法」の推進を妨げた。

・・・そのため、ポスト「1929ウオール街大暴落」で大恐慌の中心地となった米国では1937年に合衆国最高裁判所が「判例」
解釈を変更し、単なる手続規定と見なされていた「実体的正義」に倫理的な意味が加味され、爾後は公権力による経済規制
をも認めるようになった。現在は、「社会権」規定をもたぬ合衆国憲法を掲げる米国において人権保障の最後の拠り所と理
解され非常に重視されている。

・・・因みに、米国民主主義の“虎の尾”(過半超の米国民が辛うじて、しかし強固に共有する逆鱗/これは、トランプ支
持が4割台で歩留まりし米国民の分断が固定化されていることの原因の一つとも考えられる)が意味するのは、もしその事
態となれば米国史上で最大の政治危機(思想Vsイデオロギーの闘争であった南北戦争の火種が再燃する恐れ/関連参照⇒ http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20180307 )となることに加え、米国民主主義のバックボーンとも言えるプラグマティ
ズム法思想の伝統から、必然的に「米国伝統の薄氷を踏む憲法上の争い」に嵌ることを意味する。

・・・また、それが辛うじて維持されてきた司法積極主義(特に、リベラル傾斜のウオーレン・コートいらい強く意識化さ
れてきた)の伝統ということでもある。従って、トランプ政権下のアメリカとはいえども、少なくともAI・ビッグデータ利
用等についての規制に関するかぎり、オバマ政権で検討を重ねてきた、マイノリティ保護をはじめとする個人の基本権を尊
重するという憲法上の観点からの活発な議論が停滞することは許されないことであろう。そして、近年は「ウイスコンシン
州最高裁のルーミス判決」(AI自動処理によってのみ重要な決定を下されない権利についての判決)に類する判決が、裁判
所による判例法として承認される事例が多くなりつつある(関連参照/下記▼)。[@松井茂記『アメリカ憲法入門』―有
斐閣―、および下記★]

▼再犯を予知するソフトウェアは人種差別的?http://www.sekaiwoyakusu.com/entry/machineracism 
★「民主主義=永久の課題であること」を理解し、本格的OTT産業化に適応すべくAIナルシス社会のリスクを制御する日本国
憲法の新たな役割を発見するのがポスト・アベの課題、https://toxandoria.hatenablog.com/entry/20180503/p1
・・・
・・・以上の論点を補強するため、プラグマティズム法思想の伝統の核心となる「デューイ『プラグマティズム道具論』の
中でも特に重要と思われる<凡人の保障された言明の希望(可能性)>について述べておく。因みに、ジョン・デューイ
(John Dewey、1859- 1952)は、チャールズ・サンダース・パース、ウイリアム・ジェームズと並び プラグマティズムを代
表する思想家であるが、米国の機能主義心理学にも貢献している(画像はウイキより)。

・・・特に建国(独立)後のアメリカでは、「南北戦争」の経験(強制イデオロギー化した啓蒙思想をめぐる同じ国民同士
での殺戮戦という悲惨な経験)から生まれた<現在における“さしあたりの生き方としての民主主義”を重視する/デュー
イ>というプラグマティズム哲学が、トランプ大統領なる<分断王>の登場で混迷する今のアメリカでこそ、その本格的な
再評価が期待されているともいえる。無論、これはトランプ大統領の政治生命を左右することにもなり得るということだ。

・・・“さしあたりの生き方としての民主主義”を重視するための尺度となるのが<凡人の保障された言明の希望(可能
性)>である。一見、これは難解に見えるが、言い換えればそれは、「以下」のようなことだ。

「そもそも永遠に未完である民主主義での決定は、“最大多数派であるごく普通の人々(凡人)の理解の共有を前提として
実行され続けるべき”であり、そこに全ての人々がパーフェクトに納得できる、100%完全な合理性を求めるのは不可能だ。
従って多数決の決定ではそれをさしあたりの《解》と見て、必要なら、爾後も更に修正を施して行く必要がある。そのため
に必要となるのが、決定までのプロセスとその決定に参加した数多の人々(文字通りの一般の凡人、専門知識人、メディア
人、政治家ら)の凡ゆる発言(言明)に関わる記録や文書(つまり非常に広義の凡ゆるドキュメント類)の作成・保管が非
常に重要であり、それさえ完備していれば、多方面からの知識や情報を加味しつつ、その決定内容を十分に説明的に解釈し
ながら、絶えず修正し続けることが」可能になる。つまり、このことによって民主主義体制そのものが生き続けることがで
きることになる。」

<注>ここで言う「凡人」は所謂バカのことではない。99%派の普通の人々のことである。因みに、どのようなエリート
集団であったとしても、その集団構成を統計学的に概観すれば、それが厳密に99%になるかどうかはともかく、およそ
80〜90%は必ず凡人(一般の普通の人々)となるようだ。しかも、これはヒト社会に限らず、虫や昆虫などの動物一般
でも同様である(だろう?)ことが推測されるようだ(w)。

・・・おそらく、このような<凡人の保障された言明の希望(可能性)>の理解から最も遠くにいる政治権力者の代表は誰
か?との問いに答えるとすれば、それは米トランプ大統領、およびJPNルイ16世(両者は共にゼロサムのファシスト/我
が日本国の安倍晋三・首相)と言うべきではないだろうか?w (なお、当件の更なる委細については下記★を参照乞う。
/また、当論点は非常に重要なので、後の章でも再び記述することになる)

★民主主義の根本たる啓蒙の“普遍”観念に関わる重要な格率を提示したデューイ『プラグマティズム道具論』(凡人の保
障された言明の希望(可能性))
https://www.evernote.com/shard/s440/sh/3e01e86f-ef51-4492-ae58-3a8510c0033b/048c1e9d707b59ed572f9c6a1488440

 ・・・トランプ・ファッショ2.0(ゼロサムのファシスト!)といえども!米国デュー・プロセスの風景アラカルト・・・
 
<補足>[アベ←→検察]裏取り引き成功で?ファッショ2.0(ゼロサムの赤の女王)の相方、アベ(JPNルイ16世)だけが安
泰?苦w 
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1270406999948193792
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1269177695402745856
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1269177695402745856
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1269831171199791104
 
 
・・・?未だ「軍出動ナシ」の断言に非ず!空気読みの政治発言! →トランプ大統領 “軍の派遣必要ない” 黒人男性
死亡の抗議デモ /軍出動は場合による。必要になると思わない、と述べデモ対応では州兵が当たっており、現時点で連
邦軍派遣必要ないとの見通しを示した。604 NHK、https://twitter.com/tadanoossan2/status/1268594118046838784
 
https://twitter.com/gloomynews/status/1268343567149199360
 
【JPNルイ16世(アベ/ゼロサムのファシスト)に負けずトランプも大バカ!】米軍投入は未だ?トランプが根拠とする
反乱法(1807)はそもそもインディアン来襲での防御が目的!この穴クロ差別意識も問題だが、もし国民へ連邦軍が銃を
向ければ南北戦争〜現代の米国史を全否定の超リスク!→トラが国民に銃を向ければアメリカは終わる:小谷哲夫604N.W.
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1268825510496198657
・・・因みに、米国の司法はプラグマティズム法思想の伝統から必然的に「薄氷を踏む憲法上の争い」が常在化しており、
特に「最高裁判所」は国の政策や社会的に重要な争点について合衆国憲法に照らして積極的な裁定者となる傾向があるの
で、民主党政権時代に止まらずトランプ(共和党)政権下のアメリカとはいえども、少なくとも個人の基本権を尊重する
という憲法上の観点からの活発な議論が停滞することは許されない。

・・・従って、「米ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に押さえつけられ窒息し死亡
した事件(殺人?)/20200225」が、トランプ大統領の必死の“防戦”(むしろ“先制攻撃”?)戦術にもかかわらず、
やがて、その<トランプ式の過剰な対デモ“防戦or扇動?”戦術>が「合衆国憲法・修正条項第一条」に抵触する深刻な
国家的事件へと相転換するのも時間の問題と思われる。

・・・トランプと運命共同体を覚悟していた共和党自身も、漸く、巧妙なトランプの戦略で最高裁判事が保守(共和党)
派多数の形で「優勢」化したとはいえ、11月の大統領選挙の絡みで再び国民の顔を神経質に窺わざるを得ない状況へ追い
込まれるのではないかと思われる。
 ・・・
 
https://twitter.com/yuiyuiyui1114/status/1267721803838849025
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1267618884959367169
◆事情は全く違うが、ファシズム2.0という只一点の共通項で、米日「それぞれ異様な権力による強権支配」!の意味で
共通する異常構造が視覚化されてきた。残念なのは、日本のボンヤリ―ヌ?に対し米国が圧倒的な修復力を感じさせる
ことだ!https://twitter.com/tadanoossan2/status/1268067268400779265
  
https://twitter.com/TomoMachi/status/1268662460933746688
 
・・・アベ・ファッショ2.0(ゼロサムのファシスト!)の国・日本/「名バカりデュープロセスの風景」アラカルト・・・
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1268067268400779265
◆新コロナ危機の国民の命よりアベ様が緊急事態だ!/“不要不急”検察庁法が安倍・黒川両氏に“必要至急”の訳:
河井前法務相が買収で秘書らに詳細を指示のメールある?森友を潰した!?“官邸の守護神”黒川氏を検事総長に据える
?511Mr.相沢HBO https://twitter.com/tadanoossan2/status/1259912480425275395
 
【関連】【検察側も鼎の軽重?のラストチャンス!】>辞職を提出した人に将来の指導で訓告する?森大臣に迫った!
@山崎拓氏 ←「黒⇔白」自在権力者、アベ狂人に何時まで支配させるポッカーン日本人!→黒川氏ら4人の常習賭博
容疑、弁護士4人が東京地検に告発状を郵送525読売https://twitter.com/tadanoossan2/status/1264989809304498176 
 
 
◆@週文春 604発売/「アベ血税乱費!電通ウハウハ」とか?ところで東京新聞を除きNHKら全メディア:TV・新聞が総
スルーの見ざる言わざる聞かざる!はナゼ?誰か教えて!苦w→持続化給付金問題 “幽霊法人”が経産省最高幹部の
部署から1300億円超を受注603文春オンラインhttps://bunshun.jp/articles/-/38190

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