メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:マイファースト&ポピュリズムで“流動化”する世界、日本で目立つ主要TV・新聞・国民の・・・(6/n)  2019/09/22


■マイファースト&ポピュリズムで“流動化”する世界、特に日本で目立つ
<主要TV・新聞・国民>らの「共依存(相互忖度“もたれ&もつれ”合い)」
に因る<想像力>消滅(6/n)

<注>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/09/01/165255 
 
(エピローグ) 「共依存シンドローム(日本社会の想像力の消滅)」がもた
らす最大の悲劇は、AI「人間の壁」に抗し得る最後の砦としての憲法問題 

・・・AI「ヒトもどき意識」(意識なし差別)の観点はリアリズム倫理(マ
クダウエル)の問題に深く関わることになる!・・・

 AI(特にDLディープラーニング)がやっているの(特徴量の予測という仕事)
は、「ある事象の典型パターン」の予測的な抽出であり、それは一定の説明
的な(個々の異なる母集団の上で、それぞれ特定の母集団に関わる性質等の説
明を目的とする)統計とは本質的に異なるものである。

 つまり、それは「仮想ビッグデータ空間」であるから中立的だと見る現象
(事象)に関わる確率の大きさ(推測値)を意味する(DLではそう想定するこ
とが大前提となっている)以外の何物でもないのである。

 だからこそ、安倍政権が手を染めてきた如き統計パラメータの操作・改竄な
どは絶対に許されない行為である!これは、このような意味での統計とDLの
正体(それらの根本的な違い)を考量した上での逆説的・相対的な視点から十
分に理解できることである。

 従って、AI‐DLが弾き出した推測値(特徴量、内部表現、潜在表現は、決し
てそれ以外の残余の現実(時間の流れに沿う無限の因果に因り全方向の空間へ
繋がるリアル現象の全体、つまりマッハ感覚論的素材性が表象するヒトの世界
のリアリズム(現実のアナログ世界における自然計算の全容)と全てのエルゴ
ン(未生の可能性も含め、そこから未来へ繋がる活力源の全て)を示すもので
はなかった。

 なぜならビッグデータの仮想母集団に関わる膨大な計算処理プロセスで、そ
の殆どが機械計算処理の過程でデジタル的に捨象されているからだ。しかも、
そのデジタル的に捨象された“リアル・アナログ”ワールドは、<AI“ビッ
クデータ”ディープラーニング>の“印象操作”が与える領域よりも、実は遥
かに広大なリアル世界なのだ。

いわば、地球という生命環境の一部である我々の日常生活を取り巻く「自然
・社会・精神・生命」現象のリアル・アナログワールドは、ある目的で抽出
された「推測的な特徴量」らの如く、ビッグデータ故に中立的であると想定さ
れたような意味の素材性(抽象的デュナミス潜在性の要素)からだけ出来てい
るのではないということだ。

ところで、特に日本のマスメディア、与党政治家、多数派財界人らがAI‐DL
(ディープラーニング)技術に対し過剰に忖度する(苦w)、あるいは短絡的
な目先主義でそれを自己利益のために利用しようとする、つまりその意味で
《ドラえもんなんでもポケット》風のマイファースト主義を採るようになった
背景には、おそらく此のようなリアル(AI機械経済化に因る『人間の壁』の問
題)についての無関心(ないしは統計とAI‐DLとの決定的な違いに係わる無知、
又はその不都合な事実を隠蔽しようとする作為)があるのかもしれない。

そして、その先に透けるのは、あの<新自由主義の跋扈によるもの以上の更な
る重篤化症状を伴うグレート・デカップリング(Great Decoupling)に因る超
格差の拡大>、換言すれば『人間の壁』が巨大化するマクロ経済的な意味で重
篤な業病に冒された暗黒社会(デストピア)が襲来する懸念である。そこで重
要となるのが(下記ブログ記事の第三章‐『ディープラーニング(多層機械学
習(計算)を導入するに当たっての留意点』で見てきたとおり)、AI技術をリ
アル世界で応用する場合に留意すべき基本的な観点ということだ。

<注>グレート・デカップリング(Great Decoupling):スキル偏向技術進歩
(技術イノベーション)に因る“雇用一人当たり生産性向上(GDP総額増加)
と一家計当り所得減少”の大<乖離>問題(特に中間層の没落に繋がる主な原
因)のこと(委細は。下記ブログ記事★を参照乞う)。

★チェリーピンク・アベGDPの日本はAIロボ『人間の壁』経済(第4次産業・
AI革命)に備え“社会の茎”、「新マクロ経済/Ex. BI型“社会的共通資本”」
金融への展相が必須!https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/03/05/153938

つまり、それは「そのAI技術の応用・活用・利用対象となるフィールドがどの
程度の深さまで、ヒトを含む多様な生命に満ちたリアル世界において「生命・
人権・倫理・哲学・平和主義・多様性・教育など人類と一般の生物にとって最
も重要な価値観の根幹と、どのような意味で致命的に深く切り結ぶ関りがりが
あるか?を絶えず粘り強く考え、そのような側面から常在的に検証しながらAI
技術を有効活用するという観点」であった。

(『人がやるべき仕事』のベースとしての憲法問題) 

ところで、仮に、AIの内部で何らかの意識のようなものが生じるとしても、
「AI兵器」の主役となると予想されるアンドロイドらの原始的な“感情もどき
はヒトと同様の意味での内外の地球型自然環境を必要とはしない。しかし、そ
の“感情もどき”は、いやしくもそれが<知能>であるからには、必ず自らが
対象とするものを分類し、あるいは区別・区分して認識することが基本となる
と思われる。

〈参考画像>日本のSkeletonics Incが開発した装着型ロボット:
http://externalstorageunit.blogspot.com/2017/04/より、右(軍事ロボ)は
ウイキより転載

しかし、AIには歴史観も倫理観も不在なので、そのヒトの意識に相当するAIの
認知機能にはヒトの場合で言う「区別」と「差別」が混然一体化して存在する
ことになるだろう。そこで懸念されるのが「ヒトの場合の意図的な善悪の倫理
観などとは全く異質(換言すれば人間的な感情とは無関係)な、ヒトから見れ
ば“実に冷酷なマイペース”or“超異常な忖度”(感情を伴わない機械的な差
別)が出現する可能性があることだ。

また、特異な価値観を持つ研究者やプログラマーが差別的・排他的な、又は好
戦的で憲法上の平和主義を否定するアルゴリズム・プログラムを作為で(ある
いは彼らが異常な権力を忖度して)実装するリスクも生ずると見ておくべきだ
ろう。AIロボ兵器や戦士らによるヒトの感情抜きの殺戮・戦争タスクが如何に
恐るべきほど凄惨なものとなるかは想像に難くない。それは、AI兵器ロボ化す
る近未来の戦争がヒトを巻き込まぬ戦闘で終始するとは限らないからだ。

また、関連筋からの伝聞によれば凡そ2000年あたりから始まった第3次人工知
能ブームの中での日本は、残念ながら欧米・中国に比べ人材と財政の両面にお
いて、今や立ち遅れた位置にある。その背景となっているのが、AI技術にも関
わるコンピュータ技術者やソフトウエア開発者らを特殊なアーティストのジャ
ンルと見なす欧米と中国に比べ、日本では一部の研究者を除き、彼らの多くは
低俗な職人のジャンルとして見下される風潮が伝統と化してきたことにあるよ
うだ。

しかし、今や彼らもディープラーニング・ブームの到来で急に脚光を浴び始め
たことになる。このため、一部の研究者やAI技術関係者らの中には、研究費の
獲得や目先の成功を焦るあまり過剰にこのブームの空気を煽り立てたり、極端
な場合では「AIもどきの装備」で先端AIシステムを装ったり、それを騙ったり
する悪徳ケースまでが現れている。しかも、驚くべきことに日本政府のお墨付
きがある場合でさえ、この悪しきケースの事例が出現したのは未だ記憶に新し
いはずだ。

古いものではP2Pファイル共有ソフトWinny開発者・故金子勇氏の事件、直近で
は理化学研究所(RIKEN)や大学共同利用機関法人高エネ加速器研究機構(KEK)
ら大手研究機関が巻き込まれた、PEZY社(齋藤元章氏/中国を日本の脅威と見
る超保守系論者で2017経済財政諮問会議“2030年展望と改革タスクフォース委
員メンバー”として安倍政権下で国家戦略にも関与)の事件などがある。https://www.businessinsider.jp/post-
108157

・・・

(関連情報)◆「生命・人権・倫理・哲学・歴史」などとも深く通底する日本
国憲法を見据え「AI社会の在り方にも憲法議論」が必要!との意思のもとに、
憲法を守る立場の研究者らで作る「全国憲法研究会」が、2019年5月3日に開か
れ、およそ1200人が集まったことの意義は大きい。(以下、20190503NHKニュ
ース&関連サイトの転載)https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190503/k10011904711000.html
https://www.nhk.or.jp/d-navi/sci_cul/2019/05/column/column_190507/

・・・憲法記念日の3日、AI=人工知能が普及する社会の在り方について憲
法の視点から考えようという講演会が都内で開かれました。この講演会は、憲
法を守る立場の研究者らで作る「全国憲法研究会」が開き、およそ1200人が集
まりました。

・・・この中で、慶応大学の山本龍彦教授はAI=人工知能の普及によって、
個人の好みや健康状態、信用力などが分析され、企業の採用活動などにまで利
用されていることを紹介しました。

・・・そのうえで、山本教授はAIによる個人の分析は、プライバシーや自由
を脅かすおそれがあるほか、個人の点数化で低い点数をつけられ、理由がわか
らないままはい上がれない新たな被差別集団が生まれかねないと指摘しました。

・・・山本教授は「欧米ではAIによって生じうる課題について憲法の視点を
踏まえた制度面での対応が進んでいる。日本でも憲法の問題(特に、≪人権の
“保全”≫と表裏一体と見るべき、≪AIの利・使用“責任”≫の視点が重要に
なる!/←補足、toxandoria)として人工知能とどう関わっていくかについて
議論を進める必要がある」と訴えていました。

・・・研究者などおよそ1200人が集まった講演会場で、壇上に立っていた
のは慶應大学の山本龍彦教授。人工知能が膨大なデータを学習することで、個
人の好みや健康状態、それに信用力まで分析できるようになり、企業の採用活
動のほか、海外では犯罪捜査にも活用されていることを紹介しました。しかし、
こうした人工知能の分析は、あくまで学習したデータから導き出した「予測」
に過ぎません。元のデータがゆがんでいれば分析もゆがむことになると、山本
教授は指摘します。

もうひとつの問題は、人工知能が膨大なデータから自動的に規則性を読み取っ
て判断を下すため、「なぜそう判断したのか」が外部から分からないことで
す。このため、人工知能が個人の点数化に使われた場合、低い評価を受けた人
がどうすれば評価を高められるかも分からず、再挑戦の機会が奪われかねませ
ん。山本教授が最も懸念しているのは、これによって「バーチャルスラム」と
呼ばれる新たな被差別集団が生み出されてしまうことです。山本教授は、私た
ちの人権と人工知能との関わりについて、おおもとの憲法まで立ち返って考え
る必要性を訴えています。

「欧米では、人工知能によって生じうる課題について、憲法的な議論を踏まえ
て制度面での対応が進んでいる。日本でも、人工知能を憲法の問題として議論
を進める必要がある」

どのようなAI社会を目指すのか

一方で、人工知能が人事面接を行うことの是非について、山本教授が学生に聞
いたところ、賛成と反対とが半々に割れたということです。

山本教授は、「これまでの人間社会の方がよほど不公平で、人工知能は公平に
判断してくれる」といった思いが背景にあると分析しています。私たちの社会
をより便利なものにする力を持つ人工知能。私たち一人ひとりが、人工知能と
ともにどのような社会を築くのかを考えるべき時が来ているのかも知れません。 
 
(『共依存シンドローム(日本社会の想像力の消滅)』がもたらす異様な風
景、アラカルト)

・・・<「韓国なんていらない=日本なんていらない」>のブーメランである
リアルが(科学・歴史・現在の関係性について)≪想像≫不能?となった
≪アベ政権・メディア・国民の相互忖度“もたれ&もつれ”合いの共依存シン
ドローム≫こと、JPNお笑いポピュリズム社会化なるお笑い? w・・・

・・・[関連/要参照資料](日本文化のルーツを形成した渡来系弥生人に加
えて/補、toxandoria)縄文人もウルチ、韓国人、台湾先住民、オーストロネ
シア系フィリピン人と遺伝的に近かった(図)。/遺伝子から続々解明される
縄文人の起源〜高精度縄文人ゲノム〜:20190516国立遺伝学研究所プレスリリ
ースhttps://www.nig.ac.jp/nig/ja/2019/05/research-highlights_ja/pr20190516.html
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168598389723783170

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168598389723783170

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168598389723783170

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168598389723783170
 ・・・
https://twitter.com/BARANEKO0409/status/1167629402294767616

安倍内閣は、20180830の閣議で「読売新聞グループ本社の白石興二郎会長をス
イス大使に充てる異例の人事」を決めたが、現職報道機関トップのあまりにも
異常(メディア出身者の起用は5人目)な人事である(20180831朝日)。 
 https://twitter.com/jcast_news/status/1167692002453909504

明らかに、これは「主要TV・新聞・国民の共依存(相互忖度“もたれ&もつ
れ”合い)の空気をリードして、安倍内閣の高支持率に貢献したた主要メディ
アらに対する「露骨な褒章人事」であり、一般国民が徹底的に舐められている
ことの現れである。また、このことが、くだんの「日本報道検証機構がGoHoo
を解散した動向」と無関係ではない、と思われる。

・・・以下、J−castニュース記事「日本報道検証機構が解散 ツイッターで
明かした運営サイトGoHooの今後」の部分転載・・・ 

「苦渋の決断」と説明

 8月30日の発表文によると、「諸般の事業から事業継続が困難」になったとし
て、29日をもって解散、30日から清算手続きに入ることになった。「皆様にご
厚情をいただいているなか苦渋の決断となりましたが、(略)」とことわった
上で、解散への理解を求めている。以前は寄付や会員からの会費で運営してい
たが、17年4月に「運営体制の縮小等」に伴い会員制度を中止していた。

また機構ツイッターの8月30日更新分によると、「GoHoo」は、「現在、一時非
公開」になっているが、14年10月分までの旧サイトは閲覧可能だとして、リン
クも貼っている。機構解散後も「これら検証記事はアーカイブ公開することも
検討しております」としている。

 さらに、「Peing 質問箱」サイトの機構(GoHoo)ページでは30日、寄せら
れた質問に対し、文末に楊井氏の署名がある文章で回答している。回答文では、「GoHoo」は米国デューク大学研究室のデータベースに日本で唯一のファクト
チェックサイトとして登録されていたが、今回の機構解散に伴う事業終了で、
国内登録サイトがゼロになってしまうとして、「新たなファクトチェックメ
ディアはぜひとも必要ですので、楊井個人として立ち上げの準備もしていま
す」と明かしている 。

回答文が触れたデューク大研究室のサイトをJ-CASTニュースが31日昼に確認し
たところ、「GoHoo」はまだ掲載されており、日本国内では「GoHoo」だけだっ
た。参考に周辺国を見ると、中国では1サイト、韓国は5サイトが掲載されてい
た 。

「GoHoo」はこれまでに、加計学園問題をめぐる政治家発言に関する報道など
を検証する多くの記事を配信してきた。テレビニュースのコメンテーター発言
に統計的事実の誤認があったことを指摘するなどし、メディア側が謝罪や訂正
に至るケースもあった。
(関連情報)

https://twitter.com/kageshobo/status/1167277517293539328

https://twitter.com/SamejimaH/status/1167767054168002560
 https://twitter.com/ggzhmru2/status/1167982818145628160
【日本メディアが殆ど報じようとしない“事実”】

https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1168099491683004417

https://twitter.com/ChizuruA1/status/1168118470132695041

https://twitter.com/masaru_kaneko/status/1167941111731519489

(『共依存シンドローム(日本社会の想像力の消滅)』にもめげぬ希望の風
景、アラカルト)

デカルトからベイトソンへ――世界の再魔術化 モリス・バーマン 柴田元幸
定価:本体3,800円+税 発売日:2019年07月25日 ジャンル:ノンフィクシ
ョン

17世紀、デカルトとニュートンのパラダイム成立によって、世界から魔術が
失われた。幣による資本主義と合理的な科学思考によってできあがった近代
的な世界。魔術は科学に置き換えられてしまった。しかし、科学的に再編成
される過程で色あせていったパワフルな知を取り戻すために、今こそ「世界
の再魔術化」が必要だ!デカルト・パラダイムに反旗を翻し、1960年代のカ
ウンター・カルチャーの空気をひっさげ、「世界の再魔術化」への道筋を探
った知的冒険の書、待望の復刊!オカルト学の山々を乗り越え、たどり着い
たひとつのヒントはグレゴリー・ベイトソン。ロボティクス、アンドロイド、
VR的な現実世界の出現を前に、今こそ再読されるべき書。

・・・以下、朝日書評(都甲  幸治氏/早稲田大学教授・アメリカ文学)転載
ブログ『好書好日』https://book.asahi.com/article/12670324 より“転載”
近代科学の成立によって、世界から魔術が失われた。大きなパラダイムチェン
ジを経て登場したのは、資本主義と科学思考によってできあがった単色の近代
である−。歴史的なパラダイムの…
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化 [著]モリス・バーマン
 人生がうまくいかない。生きる意味がわからない。こうした苦しみこそ気づ
きのチャンスだ、とバーマンは本書で言う。どういう気づきなのか。強い自己
はすべてをコントロールできる、という西洋近代の前提が間違っているという
気づきだ。

 彼は代わりに弱い自己を導入する。弱い自己とは何か。世界という大いなる
循環の中の一要素でしかない、という謙虚さとともにある自己だ。たとえば、
アルコール依存症者はどうか。酒を止めようとする意志に身体は抵抗する。意
志が強固であればあるほど抵抗は強まり、ついには意志を砕く。

 なぜ上手くいかないのか。それは、意志が身体をねじ伏せようとするからだ。
だがアルコール依存症更正のための団体である「AA」の考え方は違う。定期
的なミーティングの中で、参加者は自分が無力であることを認め、大きな力に
身を委ねることを学ぶ。そして、かろうじて今日だけは飲まないでおこうと誓
う。

 大きな力とはなにか。神かもしれない。あるいは動植物すべてを含めた命の
拡がりかもしれない。それがなんであれ、無力の自覚とともに、自己は身体と
和解する。そして世界と和解する。

 文化人類学者ベイトソンの「AA」に関する議論を引きながらバーマンは言
う。こうした弱い自己こそが、現代の多くの問題解決へのヒントになるのでは
ないか。

 きちんと身体の声を聴きながら動くとき、自己は身体とともに一つのシステ
ムを作り上げる。身体だけではない。周囲の人々、そして環境へと自己を開い
ていくとき、システムは拡張し続ける。こうした循環システム全体を〈精神〉
と呼んでみてはどうか。敵対ではなく和解を、制圧ではなく傾聴を。真に世界
とともにあるとき、自己は最も強くあり得るだろう。

 本書の情報量は膨大だが、その議論は思いのほかシンプルだ。「本当に生き
ること、黄金を獲得することは、自分自身の本性の命じるところに従って生き
ることによってのみ成し遂げられるのであり、そのためにはまず魂の死の危険
に真向から向きあわなければならない」

 強い自己など表層的なものでしかない。その死をくぐり抜けることで、人は
より深いところにある、弱い自己と出会う。かつて多くの物語が、こうした魂
の旅を描いてきた。だがその意義は古びてはいない。

 いや、環境汚染や地球温暖化といった巨大な危機に人類が直面している現代
にこそ、こうした自己のあり方が必要とされているのではないか。近代を超え
る生き方を模索するバーマンの粘り強い思索に圧倒された。
    ◇
 Morris Berman 1944年生まれ。社会批評家。北米の複数の大学で教えた後、
執筆活動に専念。著書に『社会変革と科学的組織』など。本書の原書は81年刊
行、89年に邦訳され、訳文を手直しして復刊。

(補足、toxandoria)

<きちんと身体の声を聴きながら動くとき、自己は身体とともに一つのシステ
ムを作り上げる。身体だけではない。周囲の人々、そして環境へと自己を開い
ていくとき、システムは拡張し続ける。こうした循環システム全体を〈精神〉
と呼んでみてはどうか。敵対ではなく和解を、制圧ではなく傾聴を。真に世界
とともにあるとき、自己は最も強くあり得るだろう。> ← まさに、コレは
当記事・本文中[第2章:バシュラール「形式的想像力・物質環境的想像力」
と深く共鳴するマクダウエル「リアリズム倫理学」の核心(第二の自然)]の
以前のアリストテレス的な世界観”」ということを言い換えれば、それは「ガ
ダマーがディルタイの生の哲学のなかに再発見したとされる“”古代ギリシャ
・ローマにまで遡る「現代人がすっかり忘れ去ったリベラル・アーツ的な観念
でありそれこそがヒト故の豊かな想像力の源泉」(その流れの二大潮流がプラ
トンとアリストテレスの和解・融和ということ/そして、これは見方次第のこ
とながら、アリストテレス主義(徳の倫理学/二コマコス倫理学)がプラトン
主義を批判的に受け止めつつも深く理解し、同様にプラトン主義(敬虔(謙虚
さ)の倫理学)もアリストテレスの徳の倫理学を批判的に受け止め深く理解し
ていたと考えられること)であったのではないか?と思われる。>と共振・干
渉(恰も絶縁体の量子振動の観測 or 量子コヒーレンスの如く)する!!
・・・
(関連情報)

https://twitter.com/Nao_Maeda_Asahi/status/1166136004148748288

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1170721909870219264 
・・・任期満了に伴う岩手県知事選は8日投開票され、現職の達増拓也氏(立
憲民主、国民民主、共産、社民推薦)が元県議の新人、及川敦氏を破った。
参院選後、埼玉県知事選に続き野党共闘の候補が与野党対決を制した(2019
0909毎日)。
 
 
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168246149200797696
・・・以下、河北新報・記事の部分転載・・・
<仙台市議選>立民躍進、3選挙区でトップ 参院選の勢い持続

初当選し、万歳する貞宗氏(中央)と岡本県連代表(右)=26日午前0時
5分ごろ、仙台市太白区の事務所
拡大写真

 25日に投開票された仙台市議選(定数55)で、初参戦となった立憲民主
党は新人4人を含む6人全員が当選し、躍進した。5選挙区のうち青葉、宮城
野、泉でトップを飾り、党新人が自民党現職を破った7月の参院選の余勢を駆
った格好。宮城県議選を10月に控え、県政界に吹き荒れる立民旋風は続くの
か。

 太白選挙区(定数12)に立候補した立民新人貞宗健司氏(33)は2位で
初陣を飾った。2015年の前回、同選挙区でトップ当選し、国政に転じた岡
本章子党県連代表(衆院比例東北)の後継だ。

 貞宗氏は「知名度不足は否めず、党の看板で勝たせてもらった。風は確実に
感じた」と振り返った。

 「(旧民主党時代の)07年以来の波を感じる」。岡本氏を市議時代から支
える貞宗氏の陣営幹部は前回の亥(い)年選挙と重ね合わせた。
 07年市議選で旧民主党は3議席を増やし、擁立した9人全員が当選。岡本
氏は市内最多得票だった。同年の参院選は当時の民主現職が自民現職に大差を
つけて1位当選。2年後の政権交代の足掛かりを築いた。

 7月の参院選宮城選挙区では全国32の1人区で唯一、立民公認の新人が野
党共闘の枠組みで勝利した。市議選期間中、枝野幸男代表が地方選では異例と
なる2度の応援に入り、党を挙げての支援態勢を敷いた。

 「参院選の流れが非常に大きい」と陣営幹部。「立民の看板で出れば当選す
るような風が吹いている。まるでバブルだ」と息巻く。

 10月18日告示、27日投開票の県議選が迫る。勢いが続くかどうかは今
後の候補者選びや戦略が鍵を握る。 立民県連の鎌田さゆり幹事長は「自民独
占区には、野党間で調整して候補者を擁立する」と攻めの姿勢を強調。「この
勢いを追い風にしなければならない」と気を引き締めた。
  
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168698286846275584

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168698286846275584

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1168698286846275584

♨[国民は覚醒すべし!今や【年金枯渇】が明白ゆえ準汎用AI時代に適応可能
なベーシックインカム設計が必須!]

1 アベ・国民・官憲・主要メディアら共依存型<普遍情報“共有環境”劣化
シンドローム>罹患の儘(↓★)では展望も拓けず埒も明かぬ!(2へ) 
⇒年金水準、高成長でも2割減 厚労省が30年後見通し、50%確保・甘い
想定/老後不安 年金も自助を 827朝日 https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

2 今更「自助」押付けなら、そもそもアベらは消費税を何のためゴリ推
す?自民「自腹欠減」補填が狙いか!?(3へ) ⇒年金水準、高成長でも
2割減 厚労省が30年後見通し、50%確保・甘い想定/老後不安 年金も
自助を 827朝日https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

3 時代環境・先端科学等の関連「深層奔流」を凝視して(Cf.↓▼)、今や
≪尻に火が付いた日本≫だからこそ、(4へ) ⇒年金水準、高成長でも2割
減 厚労省が30年後見通し、50%確保・甘い想定/老後不安 年金も自
助を 827朝日
https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

4 今こそ、例えばAI『人間の壁』対応のベーシックインカム導入を具体化す
べき!(Cf.↓☆)⇒年金水準、高成長でも2割減 厚労省が30年後見通し、
50%確保・甘い想定/老後不安 年金も自助を 827朝日https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451143133687808

https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166451870174310400

 ★国民・官憲・主要メディアらの共依存で、日本が<普遍情報“共有環境”
劣化シンドローム>に罹患した証左! ⇒「わめき散らす声はおかしい」文
科相への抗議で大学入試改革への反対を訴えた大学生を警察官が取り囲んで
遠ざける騒ぎ!朝日

▼米仏、デジタル課税 妥協案で合意20190826:日本経済新聞https://twitter.com/manekicat_koban/status/1166090079766368256

☆「エネルギー通貨」モデルこそ「新しいマクロ金融」のエルゴン/その一
例がべーシックインカム/a 段階的べーシックインカムが今の日本で必須!
と考えられる理由、ほか https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2019/03/05/153938 …  https://twitter.com/tadanoossan2/status/1166454641711697920 (完)

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