メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:トランプ“優性人種主義”は悪魔的主観性の病理!(1/2)  2018/11/12


■トランプ“優性人種主義”は悪魔的主観性の病理!その「目先&ヘイト」への
餓鬼の如き異常な執着は“意味的反転図(ゲシュタルト)”と化し米国と全世界
の未来を無限に喰い尽す!(1/2) 

<注記>お手数ですが当記事の画像は下記URLでご覧ください。
https://toxandoria.hatenadiary.jp/entry/2018/11/12/060933 

(プロローグ) 

Cover Images       f:id:toxandoria:20181112061511j:plainf:id:toxandoria:20181112061447j
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・・・細胞と同じように人間は周囲の人たちとエネルギーも情報も物質もエント
ロピーも交換しあっている。その関係性が次のレベルであるコミュニティに影響
を与え、さらに高い次元の「社会」にも影響しあっている。だから、周りに壁を
立てて、局所的な幸せや効率、富などを求めると結果的に高い次元では「損をす
る」「全体の不幸を招いている」という現象が起きる。これは、私たちに生物学
が長い歴史を通じて教えてくれたことである。

・・・種の保存が守られている状態においては、個人の自由の追求に意識が向く
余裕があるが、種の保存が守られなくなる危険性が出てくると、そうはいかなく
なるのが必然。私たちが生物である以上、その本質的な法則は忘れてはならない。
(以上は福岡伸一氏、http://www.future-society22.org/blog/75a3b5a5458
 より)

・・・だから、そうなれば必然的に殺戮戦争の状態へ向かうことになる。結局、
持続的な相対意識に因る「寛容の意思」と「健全な理想(の意思)」を掲げる意
義を絶えず噛み締め直す努力と、それを想起し続ける政治的工夫が求められる!
つまり、コレが「感情の政治学」(感情制御の政治学)が重要であることの意味!
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・・・因みに、身体動作と脳神経系の作用を支配するのは基本的に“複雑系ダイ
ナミズムの非線形力学系理論(例えば、非線形微分方程式によるHKBモデル)”
だが、意志力次第では“その非線形力学系理論によるダイナミズム(一定方向へ
流され易い相転移)”を克服できることが分かった!出典:「身体運動に潜む複
雑系:ストリートダンスが明らかにした全身動作における新たな相転移現象の発
見」平成23年8月8日東京大学大学院総合文化研究科・工藤和俊(生命環境科学)https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/press/p01_230808.html  

・・・なお、HKBモデルが「神経科学における意識の研究」(<注>これは、ブレ
ンターノ(現象学の基礎を創った心理学者・哲学者)、あるいはマッハ現象学な
どが指摘したことであるが、「意識の特性は志向性」にあることが、ギャラガー
とザハヴィによって「現象学の前倒し」(front-loading phenomenoligy)と名付
けられた研究手法で科学的にも裏付けられつつあることになる!)出典:田中彰
吾『現象学入門』(勁草書房)、p235、line14〜/p239、line14〜/p278、
line9〜/p238、line25〜

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<注>毒性が個体フレーム内で濃縮される自家中毒的ループ(堂々巡り)を表す
「意味的反転図(図形、ゲシュタルト)」について(当画像は、トマス・カスリ
ス『インティマシーあるいはインテグリティー』(叢書・ウニベルシタス)より)

・・・一般に、自家中毒とは自己の体内で代謝異常が生じ、そこで生成された毒
性の強い毒物がループ(堂々巡り)的に濃縮されることで障害が起こる症状。例
えば尿毒症、小児に見られる周期性嘔吐症など。

・・・他方、意味的反転図は同一の図形ながら2種の見え方が交代して現れる図
形であり、多義図形の一種。その図形の一定の領域が図に見えたり地に見えたり
する。E.J.ルビンの“盃”と“横顔”(添付/“この絵は老女か若い女か?”)
の図はその典型。

・・・この図形では、特に中央部左の部分が不気味な老婆の鉤鼻の横顔に見えた
り、あるいはうら若い女性のプロフィールに見えたりする。比喩的に見れば、こ
れは一定フレーム内のヤヌス的表象に取り憑かれたことによる感覚的な(orその
行先は感情的なものへと深化・助長する)自家中毒症とも言える。 

 
1 今回の米国大統領「中間選挙」の結果から見える二つの光明(トランプの

暴走から反面教師的に学ぶべきポイント) 

1−1【若年層の覚醒】「10〜20代の青年層の覚醒こそ健全な未来の政治への道
標!と見るべき」ことの再確認

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20181108NHK(添付画像&下記★)によれば、米タフツ大学の研究所は、10月7
日に、「出口調査などを基に18〜29歳の若者の投票率を調査した結果として、前
回(4年前)21%から今回は31%へと大幅にその投票率が上昇した(と推計され
る)」と発表した。 

★米中間選挙 若者の投票率の大幅上昇で下院の民主躍進か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181108/k10011702961000.html

 ★中間選挙の投票率は通常40%前後だが有権者の関心が高まり、今回は初めて
1億人以上が投票し、その投票率は47・3%!(フロリダ大の予測)。☞ 米
選挙 次の大統領選に影も1108産経https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181108-00000008-san-n_ame  

1−2 「トランプ支持層の中核を占める“白人至上主義(ナチ式“ヘイト&優性人種”至上主義)が予想以上の重症罹患」であることへの気付き
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前田直人氏(朝日新聞・世論調査部長)のツイート(添付画像&下記▼)によると、「CNNの出口調査で、特に女性層を中心に‏米国民の多くが、トランプ大統領の白人
至上主義(ナチ式“ヘイト&優性人種”至上主義)に対して、我われ(一般日本国
民)が思っている以上に危機感を覚えていることが理解できる。 

▼@Nao_Maeda_Asahi/CNNの出口調査が興味深いです。特に男女別の投票先政党。
男性は民主48%、共和51%なのに対し、女性は民主59%、共和39%。白人は民主45%、
共和54%、非白人は民主76%、共和22%。この世が白人男性だけならトランプ政権は
安泰なのかも。
https://twitter.com/Nao_Maeda_Asahi/status/1060029228849160192

2 世界的トランプ“現象”に潜む「優性人種(白人)至上主義」の正体を探った
ドキュメンタリー、『白人至上主義の裏側 〜オルト・ライト潜入記〜』
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これは「現代の優性人種(白人)至上主義」の正体(つまり、オルト・ライトの
ナチ的“悪魔的主観性”(ナチ式“ヘイト&優性人種”至上主義))を探るため
の潜入レポートであり、非常に重要と思われるが、その割には、特に日本で余り
話題として拡がっていないようなので、記録メモを兼ね取り上げておく(NHKでは
BSドキュメンタリーの枠で2回放映された/下記)。

原題:Undercover in the Alt-Right
制作:国際共同制作 NHK/DR/NRK/RTS/SRF/ZDF ARTE
Silverfish Film & SVT(2018年 スウェーデン)
初回放送:2018年10月26日(金)午前0時00分〜
再放送:2018年11月6日(火)午後5時00分〜
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TRAILER Undercover in the alt right(YouTube)
https://www.youtube.com/watch?v=FdHJw0veVNY

・・・シャーローツビルで白人至上主義のネオナチ集団と市民団体が衝突し、女
性1人が死亡…スウェーデン人のパトリック・ヘルマンソン氏(若い研究者)は、
その現場にいた。人権団体の要請でオルト・ライトのメンバーとなり、幹部候補
生としてロンドンからアメリカへ…生命の危険をおして1年ちかく、過激思想と
フェイクニュースを拡散させる(そして、米トランプ大統領へ大きな影響を与え
ていると思しき←補、toxandoria)団体の活動実態を記録した。世界各国で注目
を集めるスクープ・ドキュメント。

・・・今も身を隠さざるをえないような、シリアに潜入するのに等しい危険な潜
入をした若いヘルマンソン氏の勇気に本当に感服する。彼のお陰でこうして、い
つ暴走するかわからない危険な芽を育てる恐るべき勢力の実態を知ることができ
る。「来るべき人種間戦争に備える」(あるいは“中東のイスラム教徒を核で殲
滅する!”←補、toxandoria)という彼らの言葉が不気味だ。出典:みんなのレ
ビュー、
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145624/index.html   

この作品は米国から世界へと還流しつつ濃縮・拡散するオルト・ライト(欧州ル
ーツのオルタナ右翼/alt-right)の異常イデオローグと米国トランプ政権との関
りを分かり易く説明する。いわば、その“決死の潜入”記録はトランプ政権の強
力な動力源であるオルト・ライトなる過激右翼思想とCNNらを目の敵とするフ
ェイクニュース攻撃の流行を作為で拡散させた団体の活動実態に関わる記録であ
る。 

そのそもそものオリジナルが歴史的に欧州に根深く残り続けてきた“ア―リア人
種信仰”(特に北欧系の人種(白人)と北欧神話を最重視するアーリア人学説)
なる狂信(妄想)であることが分かる。また、それがナチス・ドイツや米オルト
・ライト、KKK(クー・クラックス・クラン)、アメリカ・ナチ党などへも多大な
影響を与えてきたことは知る人ぞ知る!の通りである。


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因みに、トランプ政権の強力な支持基盤の中核の一つである「オルト・ライト」
との直接的な関係はないと思われるが、いま全米で最注視されつつある「ロシ
ア疑惑の闇」もトランプ政権にとって、最も忌むべき“鬼門”の一つであるこ
とは間違いがないだろう。 

それは、“中間選挙”直後の「司法に対する焦りにも似たトランプの先制攻撃と
いう“異様なアクション・ドラマ”(セッションズ司法長官の解任 ⇒ すかさ
ず“トランプと意思が相通ずるウィタカー司法長官代理は、その疑惑解明の問題
に関与させるな!”と、18州の司法長官が要求!)」が、そのことを如実に見せ
つけているからだ。

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