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タイトル:[暴政]安倍内閣(偽愛国)の決定的誤りは、正統保守に必須の二理念・・・(4/6)  2014/09/04


[暴政]安倍内閣(偽愛国)の決定的誤りは、正統保守に必須の二理念『情念統制、
論理構成』の相互補完性と国民主権ナショナリズムの無理解を恥じもせず露骨メ
ディア支配で国民扇動に只管“精”を出すこと(4/6)

<注記>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20140901

3 田中智学「八紘一宇」は、安倍「日本会議だらけ」内閣(追憶のカルト)の
中枢に潜む平泉澄「皇国史観(聖戦玉砕このみいくさ)」を補完するもう一本の
狂信の柱

ところで、田中智学(1861 -1939)は明治中期以降の日蓮主義運動を指導した僧
侶・宗教家であり、大正〜昭和期に「国柱会」(智学が創設した法華(日蓮)宗
系在家仏教団体)の指導者となった人物であるが、その思想の最大の特徴は「国
体」(万世一系の祖・天照大神の子孫たる天皇中心の政体/平田篤胤『顕幽論
(幽顕思想)』、本居宣長『皇国史観(天皇現人神論)』、水戸学(尊皇攘夷思
想の源流の一つ)などで思想が深められた)と「仏法(日蓮主義運動)」の“狂
信的”な結合にある。

その「“狂信的”な結合」が意味するのは、例えば<天皇を古代インドで理想的
な王を指す概念である転輪聖王(てんりんじょうおう/王に必須の全ての能力を
有し正義に因って統治する存在)と同一視しており、天皇はまた法華経に登場す
る四菩薩(衆生に最も因縁が深い観音・弥勒・普賢・文殊)の現れである「賢王」
でもあり、天皇は他派と邪神の『折伏』によって地上の凡ゆる「愚王」どもを降
伏させ現世を統一する世界最終戦争の入り口に立つ存在だ>と考えるような点で
ある。

田中智学にとり日蓮の教えは「国体観念」そのものとなり、その『折伏』が国家
規模で拡大し政治権力の中枢と癒合し完全一致したときにこそ、「王仏冥合/お
うぶつみょうごう」と「法国冥合」が成立することになる。つまり、これは「妙
法」(正しくも不可思議な仏の教え)と「国家」が一体化する「政教一致」(一
種の神仏習合的なカルト“国家神道観念(准国歌『海行かば』を愛唱するセカイ
系決断主義/皇国史観で聖戦(セカイ最終戦争)を戦う日本は世界の救世主だと
いう異常観念)”の完成)ということになる。

【参考動画/戦前〜戦中期に准国歌とされた『海行かば』/現在は、安倍政権を
強固に支える「日本会議、創生日本」等(正統保守ならぬカルト偽装極右一派の
殿堂!)の御用達“愛唱歌”】但し、“海行かば”を作曲した信時潔にも、詞の
作者・大伴家持にも罪はない!(参照⇒http://urx.nu/byac )

・・・

従って、「賢王」である天皇は、日蓮仏法に因る「世界統一の天業」に着手し、
「愚王」どもを倒す戦いに挑むことになり、天皇の戦争行為は世界への侵略では
なく、世界統一への道義的プロセスだということになる。そして、これによって
「日本的宇宙統一」が成就され、「八紘一宇」の世界が現前することになる。こ
の「八紘一宇」(世界を一つの家にする皇化運動を意味する)こそ、『日本書
紀』の神武天皇のくだりに出てくる「八紘(あめのした)を掩(おほ)いて宇
(いえ)と為(せ)む」を元に田中智学が明治36年(1903)に造語したものであ
る。

やがて、「日中戦争(1937〜1945/支那事変(〜1941))」の勃発を受けて第一
次近衛内閣が開始した「国民精神総動員運動(昭和12年9月〜)」において、「八
紘一宇」は大日本帝国の公式イデオロギー&国民教育・教化方針として公認され
た。かくして、「八紘一宇」は石原莞爾(1889- 1949/陸軍軍人、最終階級は陸
軍中将/関東軍作戦参謀として板垣征四郎らとともに柳条湖事件を起し満州事変
を成功させた首謀者であるが、田中智学の『国柱会』に入会している!)らによ
って、我が日本民族がアジアへ侵攻する大義とされることになった。

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大日本帝国の公式イデオロギーとして公認された田中智学の「八紘一宇」なる狂
信イデオロギーは、平泉澄による「聖戦玉砕(このみいくさ)原理主義」型の皇
国史観と相俟って、戦前〜戦中期の日本国民をカルト狂信的な戦争遂行へと扇動
し駆り立てたことになる。しかも、これら二つのカルト狂信イデオロギーは、戦
後になっても自民党、およびその背後霊たる日本会議、創生日本、国家基本問題
研究所、神道政治連盟国議員懇談会ら“詐称”保守団体(美しい“追憶のカル
ト”の正体を偽装する極右)のなかに注ぎ込まれ、現在に至っている。なお、平
泉澄による「聖戦玉砕(このみいくさ)原理主義」型の皇国史観(田中智学の
『八紘一宇』の狂信的イデオロギーで補強された)が、これら“詐称”保守団体
のなかに注ぎ込まれた経緯でキモとなるくだりについては「既述のブログ記事◆」
をを参照乞う。

ともかくも、「大日本帝国憲法の“政教分離の原則(信教の自由)”」は明治政
府の強権的な憲法解釈によって“国家神道”と矛盾しないとされたこと、および
文部省『国体の本義(昭和12)』による昭和天皇の現人神への格上げ(祀り上げ)
こそが、今に至る日本の全ての錯誤の元凶であり、それを更にダメ押ししたのが
<開戦直後に文部省が作った神憑り戦争への補強デマゴーグ>たる『日本世界観
と世界新秩序の建設(文部省、昭和17)』(参照→*)であった。・・・*古代
史研究が進み皇国史観の神代と客観的歴史の間に境界線が生まれたことに危機感
を抱いた超然軍事政権はこれに反撃するため“謹製屁理屈”を発表。ここでムリ
くりに神代に始まる「皇統一系万世不易」が国策理念として確定され、これが爾
後の「国民玉砕型“聖戦テロ戦争”」の絶対不可侵の指針とされた。http://urx.nu/bxkJ

そして、終戦後におけるその最悪の終着点が<“平和憲法を破棄して、美しい自
爆テロ戦争(このみいくさ)ができる戦前の日本を取り戻すべし!”との驚くべ
き平泉澄の主張>であり、その<狂信カルト>の囁きが、既述のとおり、1954年
(昭和32)6月30日に首相(吉田茂)官邸で行われた「自民党憲法調査会第二分
科会」において自民党国会議員らの心の奥深くに流し込まれた。そして、今やこ
の恐るべき呪いのコトバが安倍晋三首相の脳髄に大きな影響を与えていることになる。

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