メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:[暴政]安倍内閣(偽愛国)の決定的誤りは、正統保守に必須の二理念『情念統制、論理構成』・・・(1/6)  2014/09/03


[暴政]安倍内閣(偽愛国)の決定的誤りは、正統保守に必須の二理念『情念統制、
論理構成』の相互補完性と国民主権ナショナリズムの無理解を恥じもせず露骨メ
ディア支配で国民扇動に只管“精”を出すこと(1/6)

<注記>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20140901 

【画像1/相克】フェルメール(?attributed)『聖女プラクセデス』

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attributed to Johannes Vermeer「Saint Praxedis」1655 Oil on canvas 102
 × 83 cm Barbara Piasecka Johnson Collection Foundation. USA

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・・・この絵は、現在放送中のNHKドラマ10『聖女』(出演:広末涼子、永山絢
斗ほか/脚本家・大森美香が“人間の深い心の闇”と“究極の愛”の相克を描く
禁断のラブ・サスペンス/主人公で連続殺人の容疑者を広末涼子が好演!)のサ
ブ・モチーフとして効果的に使われている。


【画像2/調和】モネ『かささぎ』(ノルマンディー地方の冬景色)

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・・・季節外れかも知れぬが清涼感あるモネの最高傑作の一枚とされる印象派絵
画を取り上げた。(新国立美術館、20140709〜20141020オルセー美術館展―描く
ことの自由―(http://urx.nu/bgj3 )から
・・・Claudo Monet(1840-1926)「The Magpie」1868-1869 Oil on canvas 89x130cm Musee d'Orsay 、Paris
・・・寒々とした冬の光景にもかかわらず、この静寂と懐かしいようで幸せな光
は一体どこから来るのか? この温もりがあるモネの光は何なのだろうか?この
絵のテーマとされる“かささぎ”(中央部の左側あたり)の向こうに広がる冬の
遠景には、なぜか平和な安堵感のような空気が広がっている。そこには、苛烈化
し、<中間層が没落しつつある現代のグローバル市場原理主義社会が見捨てた何
か>があるように思われる。

・・・「第一回印象派展」が写真師ナダールの店で開催された1874年(明治7/
日本で自由民権運動が開始された時)から6年後の1868年(明治元)に、モネは
『かささぎ』を描き始めた。

・・・井上毅(この頃は参事院議官・内閣書記官長兼任で、保守的な漸進主義の
考え方から先ずプロイセン型国家を構想すべしと主張した人物であったが)は、
司法省の西欧使節団(8人)の一員として1872年(明治5/フランスでライシテ
(厳格政教分離原則)が定着した頃)に渡欧しており、フランス中心に司法制度
の調査研究を行った。

・・・井上毅は、法治国家と立憲主義の原則を重んじる考えで、それによって保
障される国民の権利(国民主権)は国家といえども正当な法的根拠がない限り奪
うことが出来ないと主張していたため(国民主権ナショナリズムを尊重する正統
保守的な考え方!詳細、後述)、これらを否定する反動的主張(“国民=戦争道
具化”論)に対し毅然と立ち向かった。従って、“君側の奸”の「超然権力主義」(憲法ムリくり解釈による政府の反国民主権クーデタ化)に対しても議会軽視で
あると批判し、法制局長官の時には議会に有利な判断を下すことが多かった。

(プロローグ0)日本「政府」が凄惨な戦争へ暴走した戦前の歴史を忘れ去った
日本国民! 戦前に倣って「憲法の受援規範」を無視し再び「超法規権力の出現
を謀る追憶のカルト」が安倍内閣の正体!

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■正統保守ならぬ日本の偽装極右!安倍首相一派、日本会議国会議員懇談会、新
憲法制定議員同盟のホンネは“この勇姿?”(戦前型“世界最終戦争”への決意
=偽装“積極平和”主義)を全世界へ示すこと。日本国民は、正統保守とは何か
をよく考えて、この安倍一派の完璧なカルト狂想(偽装極右)を篤く支持してい
ることを恥じるべきだ!http://urx.nu/brYD

・・・*日本会議国会議員懇談会/1970年代から改憲や元号法制化、夫婦別姓反
対の運動をすすめていた右翼改憲団体を再編・総結集し1997年5月に設立された
「日本会議」の国会版。日本の侵略戦争は正しかったという歴史観に立ち天皇元
首化、憲法9条全面改定、国民「国防の義務」、国民主権削除などを主張。会長
の平沼赳夫氏(「日本維新の会」国会議員団代表)は総選挙前の昨年3月、「(国
会に)252名を超える同志」とその勢力を誇示。

・・・その平沼赳夫『日本会議・国会議員懇談会』会長の血縁にあたる養父・平
沼騏一郎(A級戦犯)は、戦前の保守・右派勢力の黒幕(フィクサー)として暗躍
し、帝人事件(1934(昭和9年)のでっち上げ疑獄事件)や企画院事件(1939〜
1941年、多数の企画院職員・調査官らが左翼“嫌疑”のみで治安維持法違反で検
挙・起訴)を引き起こした典型的な“天皇の政治利用”型の極右(正確には右翼
ならずカルトの正体を隠す偽装極右)政治家。

・・・*新憲法制定議員同盟/改憲だけを目的に掲げ自民、公明、民主、みんな
など各党の議員を結集している集団。1955年に旗揚げした「自主憲法期成議員同
盟」が前身で2007年3月に再発足。2009年総選挙で加盟議員が大量落選したが直
近の総選挙で多くのメンバーが国政復帰。

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■秘密指定の内容(指標)を具体化せよ!∵法令違反隠蔽不可(これは法治国で
当然なのでナンセンス!)とジャーナリスト刑事罰対象の二点が最悪!戦前『国
体の本義(昭12)』流(↓*)で政府が超法規権力化すれば秘密指定は遣り放題化
する!⇒(特定秘密法)運用基準「甚だ不十分、改訂を」米・安保専門家、パブ
コメ提出 -823 朝日http://urx.nu/bhmZ 

・・・ *大正デモクラシーで昭和10年代に旧「国体論/天皇現人神論」は最大
危機を迎えた、しかし文部省が強弁『国体の本義(昭12)』をでっち上げ、軍事
超然権力は天皇を「現人神」に再び祭り上げた/普通選挙運動・労働運動など
“新しい社会(民主主義思想)の流入と発見”の最中に、突然『国体の本義』が
登場した裏に透ける政治的謀略(政府権力を超法規化する)の影(2014-08-01toxandoriaの日記より)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20140801

(プロローグ1)邪悪な政治的情念に毒された日本会議、安倍晋三ら「偽装極右
(追憶のカルトの正体を隠し正統保守を騙る極右)」の対極、モンテスキュー
『法の精神』の断章

人間社会は、「情念・理性・利益」の三つ巴の構成要素から成るが、その人間の
「情念」が、邪悪たれと人間を絶えず突き動かしているにもかかわらず、実は邪
悪ならざる謙虚で中庸で公正(倫理的)な理性(国民主権ナショナリズムを評価
する正統保守的スタンス/詳細、後述)の方が、宿命的に多様な不条理に包囲さ
れた人間の利益にかなうという現実こそ、人間にとって幸福なこと(唯一の救い)だ。―モンテスキュー『法の精神』―(この“人間にとって唯一の救い”を徹底
無視するのが、安倍晋三が代表する愚鈍で傲慢な『超然(超法規)権力』派であ
る。←toxandoria、補足)

(関連情報)

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■【<完全無欠の“超越的宗教観念(“八紘一宇と皇国史観”の融合という狂信)
と“唯我独尊で強権”的な軍国主義>を夢想する“追憶のカルト”ゆえの悲劇!】
日本会議・創生日本・国家基本問題研究所・神道政治連盟国会議員懇談会(安倍
晋三会長)ら“美しい戦争と原発一極型経済”を国民へ強要する複合カルト構造(1%派)の思惑で動く安倍“発狂or追憶のカルト”政策!を逃げずに直視せよ!
⇒「特攻を美化してはだめ」元隊員ら、戦争知らない若者に警鐘 815 AFP・・・
以下、記事内容(815 AFP)の転載(省略)・・・. http://urx.nu/b2MT

・・・書店では「大東亜戦争は絶対に敗けるはずのない戦争だった!」「太平洋
戦争はアジア解放戦争として成功だった!」等、極論や暴論特有の「天にも昇る
痛快さと刹那的エクスタシー(超法規を狂想する擬装極右特有の倒錯・極楽的快
美感)」を売りにする本や雑誌が増えている。戦争を知る世代が減り、当事者の
苦悩や厳しい戦争のリアリズム(残忍、愚かしさ!)から目を逸らすことへの抵
抗が薄れている。@山崎雅弘via Twi20140812只のオッサンがリツイートhttp://urx.nu/bhyI

(プロローグ2)カントの「情念」統制理念と「論理」構成理念

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・・・この画像(撮影日2014年8月27日 14:56、京都)は、miiyumiyu @reimondokobati さま より。


「情念」統制理念は「高次元で永遠に実現不可能なものであるが、その高次
(High-Dimension)の目標とすべき理念を掲げることでのみ、邪悪へ傾斜しがち
な情念を統制しつつ現実的(リアル)政治の改良への取り組み努力が持続できる
(理性の情念統整的使用)」ことになる。これこそ“情念統制理念と論理構成理
念の相互補完性”が意味することだ。

そして、例えば<顕幽論軍神(靖国神社)型の祭政一致(宗教原理主義or国家神
道の如き超然宗教原理主義*)か、あるいはフランス・ライシテ型の厳格政教分
離か、あるいは平和主義か、あるいは国民主権ナショナリズム(正統保守)か
・・・>などの選択が、その「情念」統制理念の典型ということになる。

<注記>*「大日本帝国憲法(1889公布、1890施行)」では、文面に“信教の自
由“が明記されていた(条文、下記▲)が、それは「国家神道は宗教ならず宗教
を超えたものである」(神社非宗教論=国家神道はハイレベル超然宗教であると
する一種のカルト観念or論点外しの詭弁による“信教の自由“の単純な“お飾り
お題目化”戦術)という超然権力によるムリくり強権的法解釈(“理性の情念統
整的使用”の悪徳への傾斜)に立脚しており、<“神道と神社を他宗教の上位に
置くのは「明治(大日本帝国)憲法」の「信教の自由」と矛盾しない”との公式
見解(超法規的情念に因って権力を野放図に行使できるという一方的宣言)>に
基づくものであった。

▲大日本帝国憲法第28条の条文=「日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義
務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス」

・・・1889年の「勅令第12号」(大日本帝国憲法公布・皇室典範公布と同年)に
よって官立・私立の全学校における宗教教育が禁止され、<「宗教ではない」と
ムリくり解釈された「国家神道」は一般宗教を超越したものとして、いわば超然
国策カルト的に理解される>ことになる。翌1890年には、「教育勅語」の発布で
軍国主義一色で洗脳するため国民教化の基本が示され、日本は全能の「国家神道
(軍神靖国)」が<一般宗教・政治・道徳・教育・科学>の上に超然と君臨する
<異常カルト皇国史観国家政体>と化した。

・・・このように<明治憲法(大日本帝国憲法)の“政教分離の原則(信教の自由)”は明治政府の強権憲法解釈(“理性の情念統整的使用”の悪徳への傾斜)
によって“国家神道”と矛盾しないとされたことが、いま現在の「安倍『日本会
議だらけ』内閣」にまでおよぶ日本の近・現代史における全ての誤りの発端>で
あったことは間違いがない。

・・・つまり、この明治期における初期条件の根本的誤り(というより明治政府
による国民への嘘(“理性の情念統整的使用”の悪徳化による明治憲法のムリく
り解釈)の押付け)こそが、その後の日本(戦前〜戦中〜戦後)へ連鎖的に悪影
響をもたらしたという意味で諸悪の根源である。

・・・

一方、「論理」構成理念は「情念の大きな構成要素である欲望(悪徳へ傾斜しが
ちな情念)を合理的に抑制・制御しつつ、政治的に実現可能でモデラートな理念
(理性の論理構成的使用)」のことである。例えば、<脱原発か、縮原発か、あ
るいは秘密保護法に関わる“秘密指定の内容(指標)”をどう具体化するか>な
どの方向性ないしは関連する制度設計の具体的選択はその典型となる。

しかし、全知全能ならぬ人間の「理念」であるからこそ、「情念」統制理念と
「論理」構成理念の二つは、共に、再現不能な一回性の歴史経験(遡行が不可能
な時間の流れである因果律に支配された一期一会的で貴重な自然・社会的経験、
つまり日常的に我々自身を取り巻く広義の歴史経験)から積極的に学び取ること
によってのみ、そのあるべき方向性は微調整され得ることになる。

従って、その時間の遡行が不可能な過去の歴史世界の完全な取戻しは可能(歴史
は完全修正が可能)であるとする異常イデオロギーの持ち主たち(例えば、日本
会議、神社本庁、創生日本、国家基本問題研究所、神道政治連盟国会議員懇談会、
みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会、安倍晋三のお友達一派ら)が「美し
い戦争(このみいくさ/国民玉砕自爆テロ戦争)ができる戦前レジーム(国家神
道・靖国顕幽論による国家支配体制)の取戻し」に絶対的に囚われるとすれば、
彼らは恐るべき「追憶のカルト観念」の奴隷だということになる。

なお、「理念」についてのこの峻別はカント(Immanuel Kant/1724 - 1804)が
創始者だが、それより古いルネサンス期のマキャヴェリ(Niccolò Machiavelli,
/1469- 1527)も「現実には見えない、実在しない理想の共和国や君主国(理性
の情念統整的使用に相当)」と「権力に関わる個々の事実の諸相(理性の論理構
成的使用に相当)」で同様の考え方を示している。また、以下▼の説明も大いに
参考となる。

▼理念についてのシンプルな備忘録(構成的理念と統整的理念)・・・理性の統
整的使用こそが真のイノベーションをもたらす/廣江慈郎オルタナティブ・ブロ
グ、http://blogs.itmedia.co.jp/jrx/2012/08/post-b53a.html

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