メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:“政権与党&司法”蜜月の日本! そのザマで“イラン国策大統領選”を嘲笑えるか?  2009/06/22


[原理主義の罠]“政権与党&司法”蜜月の日本! そのザマで“イラン国策大統領選”を嘲笑えるか?


[副 題] 検察審査会“法改正”に漂う「小泉⇔検察」蜜月が漏らしたスカシ屁の名残


<注記1>お手数ですが、当記事の画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090622


<注記2>右上の画像『カレル橋とプラハ城の風景』はhttp://home.hiroshima-u.ac.jp/ias/soukain/introduction/section/civilization/domain/area.htmlより。


【画像1】「プラハ城、聖ヴィート大聖堂の風景」、ア・ラ・カルト(2009.3.21、撮影)
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・・・プラハ城、聖ヴィート大聖堂、プラハ(チェコ)については、下記▲をご覧ください。


▲2009年春/チェコ・プラハの印象(1)、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090620


▲2009年春/チェコ・プラハの印象(2)、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090621


【画像2】ヴェロネーゼ『美徳と悪徳のあいだの若者』
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Paolo Veronese(1580-1582)「Young Vice and Virtue」 Oil on canvas 102 x 153 cm Prado 、Madrid


・・・後期ルネサンスのヴェネツィア派を代表する天才画家ヴェロネーゼの教訓画です。彼の絵画の特徴は、たとえそれが宗教画であっても、同時代の天空高く舞い上がった宗教的熱狂と神秘官僚主義(=約150年前のフスの時代よりも更に超カルト化した対抗宗教改革)から脱しており、それが「公共知」と「パートナーシップ」を培養土とする新しい市民社会の到来をさえ予感させることです。


・・・しかし、この絵の左端に描かれた、ちょっと見では唆られる感じの、やや脂乗りが良い娼婦のように見える妖艶な美女は、まるで「司法・政・官」がアウトロー勢力と癒着するまで腐敗し、超カルト化した現代日本の特異な政治状況の象徴(=見かけ上だけ正義と国民の政治・司法への参加を騙る、偽装の“美しい日本”?)であるかのようです。


・・・そして、このような“カルト官僚制”または“カルト官僚政治”が出現した時に注意すべきは、それが外形的・外見的には必ずしも堅苦しく杓子定規で、しかも不細工で面白くもないものとは限らぬということです。それどころか、妙に馴れなれしく、やさしく、時には艶めかしく誘いかけてくることを心すべきです。


・・・ここで我われが想起すべきは、チェコ人の「フス戦争によるカルト・ワクチン体験」(参照 → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090621)ならぬ『小泉ポルノクラシー劇場』(10世紀、ローマ教皇庁の娼婦政治の如き欺瞞カルト劇場)を支えた<タケナカ式・シタタカB層戦略>の反面教師的な意味です。なにしろ、イランの最高宗教指導者ハメネイ師に諭されるまでもなく『民主主義の決め手は選挙』ということになる訳ですから(この部分の詳細については、下記◆を参照乞う)。


◆2009-01-06・toxandoriaの日記/『竹中平蔵式リアリズム』(バカは何人寄ってもバカ=B層戦略)の作り方、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090106


(参考資料)


フス戦争(ヴェロネーゼから約150年前)のころ、カルト化したローマカトリック教会の空気
・・・http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090621から転載。


この時代のローマ教皇庁は、<官僚的硬直化>と<教皇権の暴走/シスマ/Schisma 参照 →http://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/dic/si/schisma.html>に特徴があり、その殆どカルト状態と化したローマ教会の底なしの堕落を辛うじて支えつつ、13世紀の教皇インノケンティウス3世(Innnocentius 3/位:1198-1216)の教皇権絶頂期を越えてから失墜するばかりであった教皇権の保全のため、厚化粧(偽装?)の正統性を強権的にムリヤリその批判勢力に対して押し付けたのが“フスの火刑”など過酷な断罪を決議した“コンスタンツ公会議”(謂わば、その司法・検察・裁判的役割/1414-18)であった。


・・・・・


(プロローグ)


1 この内容は、UP済みの下記◆から関連部分(第五章)をクローズアップしたものに新しい情報を追加し、一部を書き変えたものです。


◆2009年春/チェコ・プラハの印象(2)、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090619


2 緊張のテヘラン すべては“国策・ヤラセ”大統領選から始まった、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090621-00000000-maip-int


・・・・・


(本 論)


現在の日本は、未だに“小泉・竹中市場原理主義カルト劇場の二つの大きなお土産=郵政改革と司法改革”に翻弄され続けており、しかも、その約6年の“小泉・竹中市場原理主義カルト劇場”を挟み、この10年間に発生した累計30万人以上(年平均3万人以上)におよぶ自殺者数を誇る(?)日本社会の混迷度は、ある意味でチェコなど中・東欧諸国に比べても悲惨であり、余りにも異常過ぎます。


そして、一つの見方ではありますが、この「日本の悲惨」の根本にあるのが日本社会に蔓延ってきた「カルトまたはカルト的なもの」に対する無防備な日本社会という、あの「歴史的なフス体験でカルト・ワクチンを打ってきたチェコ社会」(参照 → http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090619)と非常に対照的な現実の姿です。そして、ここで特に留意すべきは、カルトまたは カルト的な存在が必ずしも宗教的な姿を帯びているとは限らぬということです。


それは、例えば米国型市場原理主義の如き「偽装知的イデオロギー」、「美しい国の如きカルト臭がする偽装政治思想」、「日本の政権中枢に寄生するSGKの如き偽装カルト教団」、「日本の政治家を操るヤクザ等アウトロー組織」、「“幸福・統一・御光”何とやら等を唄うズバリ・カルト教団」、「超官僚化ヒエラルキー」、「文学モドキ(1Q84の如きプチ・オウム現象?) or マスゴミ化ジャーナリズム」、「ファッション&サブカルチャー」、「マルチ・ビジネス、あるいはネット型仮想セクト現象」等々・・・という具合で、それは有形・無形の別を問わず社会と個人生活の凡ゆるフィールドに拡がり、我々の心身のバリアを食い破り、その奥深くへ浸透しつつあります。


先に掲げた「カルトの三つの条件」(参照 →http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090619)を考慮しつつ点検してみるならば、我が国におけるカルトの浸食が如何に深刻化した段階へ到達してしまったかが分かるはずです。そして、その典型であり、かつ巨大な存在こそが「小泉・竹中による郵政民営化」という、過半の日本国民を根底から騙くらかした“偽装改革劇場”の問題であり、それはまことに想像を絶することかも知れませんが、この悪辣な「小泉・竹中による偽装劇場」のロングランをゴリ押す“カルト政治勢力”(小泉純一郎・竹中平蔵・中川秀直・西川善文ら)の更にその背後では、米国金融資本カルトのみならず、ING会(小泉’s守護霊)・SMY会(中川’s守護霊)など 「国政選挙参謀格のアウトロー・カルト」が采配を振っているふしがあるのです(関連参照、下記★)。


★日本郵政“新疑惑” 不可解不動産取引、野党が調査(保坂展人のどこどこ日記)、http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/751a3fd33d69cd74af59cd338f4e8950


★西川社長が「辞任するべきだ」との回答も75.5% 麻生総理が世論を敵に回して自民が勝てるわけがない(株式日記と経済展望)、http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/b52c0e7526ee5dece5408a84e3e34435


★2009-06-13・toxandoriaの日記/ “麻生=アホウ、小泉・竹中・西川=悪党”の演繹的証明、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090613


★『ヤクザが介在する日本の人身売買』(それを放置する政府・政治?)に対する対策は二流?、外国人女性が犠牲に(米国務省)、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090617-00000299-yom-int


最後に、直近になって漸く意識され始めた「超官僚化した検察(司法)カルト」の問題を取り上げておきます。それは「裁判員制度」と対をなす司法改革の一環と される「憲法審査会(一般市民11人が審査する制度)にかかわる法改正」にともなう<検察審査会の権限強化>の問題です。なぜか、この問題はマスコミが殆ど取り上げていませんでしたが、6/17の「NHKクローズアップ現代/検察が問われる」が取り上げています(参照 → http://www.nhk.or.jp/gendai/)。


それによると、『検察審査会は、検察が容疑者を不起訴にした場合、被害者などの申し立てを受けて、その検察の不起訴判断の是非を一般市民11人が審査する制度であるが、従来は、その議決に強制力がなく、起訴相当との決議があっても検察は判断を変えないことが多かった。ので、今回の法改正では、これを改めて“ 起訴相当の決議”が2度出れば、自動的に起訴されることになった』ということです。


しかし、それでも残る問題は『“起訴相当の審査会の議決 ”が2度出て、自動的に起訴されることになった』ときに起訴・公判を担当するのが検察官ではなく、裁判所が選ぶ特任弁護士がそれを担当することになっているということにあります。なぜ問題になるかというと、この特任弁護士は法的に<捜査権が与えられていない>からです。


つまり、特任弁護士が再捜査の必要性を判断しても、その捜査の仕事そのものは検察官へ依頼しなければならないことになっています。結局、そこでは、当然のこととして検察官僚組織を保全・保守する意志が最優先されることになり、殆どの場合は、検察官がその再捜査の仕事を拒むことになると思われるのです。これは、まさに羊頭狗肉の“偽装法改正”に他ならず、特任弁護士による公判がいかに難渋を極めることになるかが目に見えるようです。


つまり、ここに透けてみえるのは「形だけの新しい制度」を一般国民へ下賜して国民の司法参加を唄いつつ、実は<司法官僚組織のヒエラルキーそのものの保全にこそ狙いがあるのではないか>という疑いをもたれている「裁判員制度」と文字通り瓜二つのもの、言い換えれば「法務・検察官僚組織のカルト化した邪悪な意志」の存在ということです(この問題の詳細については、下記記事▼を参照乞う)。


▼2009-06-01・toxandoriaの日記/ 裁判員制度、記者クラブ制度、麻生・国営漫画喫茶/三つの癒着事例に見る、“暴政”日本のおぞましき潜在光景、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090601


そこでは、いかにも「審査会関連の法改正」で検察審査会制度の改善を図った風を装いつつ、実はその真の狙いが<法務・検察官僚組織の合法を装った超法規的保全>という、まことに邪悪で傲慢な<検察官僚組織の絶対閉鎖的意志=“小泉←→検察”ハネムーン(偽装司法改革が完成するまでのプロセス)の名残(なごり)である国策捜査のエネルギー源≒ヤクザと検察権力の談合>にこそあるのではないか、という疑念が浮上するのです。ここに見えるのは、まさに恐るべき程までカルト傾向が重症化した日本司法制度(法務・検察官僚組織)の姑息で腐臭漂うまで病み爛れた実像ではないでしょうか。


(関連参考情報)


検察審査会制度改正の概要、http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sihou/kentoukai/saibanin/pc/0130kokkakuan_s3.pdf


検察審査会の権限が強化 救われる事案もでてくる(?)、http://c3plamo.slyip.com/blog/archives/2008/05/post_918.html


検察と被告(西松側)の利害が一致し“阿吽の談合”か?・・・“小沢は天の声だった”のサウンド効果付き! → 西松事件、異例のスピード終結へ 検察、被告側が利害一致、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000542-san-soci


迷走する「小泉(ネオリベ型)司法改革」の柱 → 法科大学院は多すぎるのか 低迷する入学者数、教育の質、司法試験合格率、http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090621/trl0906211801001-n1.htm


<偽装司法改革>の傍証事例の一つ? → 初の株式会社立の法科大学院等/LEC(小泉構造改革の目玉の一つ!)が募集停止 定員割れで経営悪化、http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090619AT1G1803718062009.html


「天の声」事実ない=狙い撃ちと検察批判−小沢氏秘書弁護団、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000216-jij-soci


西松献金事件 公判も政治ショー、http://www.data-max.co.jp/2009/06/post_5994.html


西松事件追及強める自民 (恣意的に放たれた言説の独り歩きに対して → )民主はノーコメント、http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062101000543.html


何が何でも“小沢潰し”に突き進む検察――西松事件冒頭陳述の異様、http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2009/06/post_299.html


西松裁判 検察冒頭陳述に強い違和感/郷原信郎(元検事・名城大学教授)インタビュー、http://www.videonews.com/interviews/001999/001049.php


屁のない所に臭いは立たぬ? → 検察は「国策捜査」を自白した!、http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/06/post_83.html


オイ、ニッポン! これでイランの“国策大統領選挙”を笑えるか? → 二階氏側への事務所提供、立件の判断は衆院選後か、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090620-00000007-yom-soci


(関連内容の転載)


以下は、[2009-06-01・toxandoriaの日記/裁判員制度、記者クラブ制度、麻生・国営漫画喫茶/三つの癒着事例に見る、“暴政”日本のおぞましき潜在光景、http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20090601/p1#c1245011846]のコメント&レスの転載です。


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もえおじ 2009/06/03 20:46


裁判員制度、記者クラブ制度、麻生・国営漫画喫茶が「正統を騙る偽装民主主義」であるというのは、その通りだと思います。 誤解を恐れずに同様の表現を使えば「メディア芸術は、正統を騙る偽装文化芸術である」とも言えます。


私自信は、ポップサブカルチャーは所詮大衆芸能に過ぎない、という古臭い考えの持ち主です。 ですから、日本だけでなく世界中に広がった日本サブカルチャーである Manga 、Anime 、Computer Game 、J-Pop/J-Rock は言うに及ばず、村上隆(ポップ美術)、村上春樹(ポップ文学)さえ胡散臭さを感じてしまいます。( 村上春樹は、95年以降に改心したようですが…。)


toxandoria 2009/06/04 06:18


“もえおじ”さま、ありがとうございます。


最近、“一般教養(民主主義国家の国民にとって必須の正しい理解と判断のための基礎能力)を捨ててきたことへの反省の弁”を書いて出版する学者・知識人らが矢鱈に増えているようですが、日本政府やアカデミズム自身が“一般教養”を軽視してきた“損失”はやはり大きいと思います。


が、これを取り戻すのは、なかなか困難だと思います。


また、もともと“一般教養”の深化が維持されてこその“サブ”カルチャーだと思います。


麻生マンガ首相の軽薄さ(その内実はジコチューのあくどさ、だと思いますが・・・)は、明らかに、この両者のバランスを失った故の「耐えられぬほどの存在の軽さ」だと思います。


また、「小泉=竹中サギ劇場」に大方の日本人が悉く騙された(・・・未だに騙され続けている!)ことにも、この問題が深くかかわっているようです。「小泉=竹中サギ劇場」は、その急所を狙い打つため<メディアを巻き込むB層戦略>なる悪辣なプランを策定し、それが図星となってしまった訳です。


日本に存在するのはカルチャーでもサブカルチャーでもなく、強欲なファッション消費市場の商品(菓子のような食品)と化した「軽茶サブレ(Sable)」だと思います。


もえおじ 2009/06/14 17:04


toxandoriaさま、村上春樹に関してコメントを追加します。 以下の動画は、ドイツの「文学四重奏」というTV番組で、2000年に取り上げられた村上春樹の小説「国境の南、太陽の西」についての議論です。(ドイツ語でスミマセン)
http://www.youtube.com/watch?v=sWk25aCjRnQ


まず、番組の顔である女性評論家は、作品を指して『これは、文学と呼べる作品ではなく、せいぜいファーストフード的文章に過ぎず…』と激しく批判しました。


男性評論家2人 『 これほど優美な女性の話は、久しく読んだことがない。』


女性評論家 『 これは、男性の女性に対する単なるファンタジーに過ぎない。』


その後議論が紛糾し、女性評論家が怒って「これでは番組を続けられない」と言って、結局TV番組自体が消滅してしまう事態にまで至りました。(その後、この事件がとても大きな話題となり、ドイツ中で村上春樹が読まれるきっかけとなりました。)

今や世界的人気作家である村上氏に対して失礼を承知で述べますが、彼の文学は「資本主義におけるファーストフード的文章」であり、漫画やアニメと共通する読み易さ・軽さ・(成熟した大人の文化と相反する)青年モラトリアム的、都市的文学であるのは、間違いないと思います。(⇒ あくまで、個人的見解)。 その意味で、私はこの「文学四重奏」の事件の話を聞いて、女性評論家にとても強い共感を感じたものです。


問題は、世界中で、過去の文化的遺産が、いわゆる「メディア芸術」なるのものによる攻撃を受けているとともに、人間が幼稚になっているのではないか、という点にあります。(なぜ村上春樹が、世界中でこれほど人気があるのかという説明。)

さらに、村上隆( http://www.kaikaikiki.co.jp/artworks/list/C4/ )に対しては、怒りと嫌悪感さえ感じます。


toxandoria 2009/06/15 05:37


“もえおじ”さま、ありがとうございます。


ご紹介の「文学四重奏」というドイツのTV番組が起こした波紋は大変に興味深いことで、女性評論家が述べた『これは、男性の女性に対する単なるファンタジーに過ぎない』という言葉に共鳴します。また、村上春樹と村上龍に対する嫌悪という点でも“もえおじ”さまと共鳴するものを覚えます。


<両村上>から直ぐ想像するのは「アメリカ型資本主義破綻の象徴」たるGM社員らの「メタボ映像」です。インタビューを受ける彼らの殆どが悉くメタボであることを証明するような映像に驚愕しています。おそらく、ここには“両村上文学”に通じる“ファ−スト・フード病”が潜んでいるのではないでしょうか?


また、自民党の細田博之幹事長が、6月14日に秋田市で行った講演で、北朝鮮の核開発に関連して“北がロシアや中国に向けミサイルを撃つはずがない。米国は遠すぎるし、大国なので危ない。どこを目指し開発しているかはっきりしている、つまり北は日本を想定している可能性が高い。”と述べて、日本国民を恫喝したニュー スを想像してしまいました(参照 → 
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090614STXKA026514062009.html)。


麻生マンガ首相にしても、小泉元首相にしても、あるいは竹中平蔵らアメリカ御用達の御用学者やマスゴミ連中にしても・・・、この細田幹事長に限らず彼らが最も得意とするのが「この類の、日本国民一般に対する恫喝または脅迫」という卑怯な手法です。しかも、彼らのこの村上“流”の“半島を出でよ”的な恫喝政治は、残念なことですが・・・ファース・トフード育ちで「限りなくひ弱で透明に近いブルーな感覚」を仕込まれた過半の日本国民には最も有効であるようです。


ただ、同じアメリカ文学でも、その悉くが“ファースト・フード病的なもの”とは限らぬようです。例えば、今回、toxandoriaへチェコ行きの動機を与 えてくれた下◆のような存在もあります。これは映画化され、[『幻影師アイゼンハイム』(監督:ニール・バーガー、主演:エドワード・ノートン&ジェシ カ・ビール、米・チェコ合作)http://www.geneishi.jp/]として公開されています。


◆スティーヴン・ミルハウ ザー、柴田元幸・訳『バーナム博物館』(福武書店)

・・・スティーヴン・ミルハウザーは現代アメリカの異色な作風の作家で、その共通テーマは「過剰な想像力を抱え込むことによる甘美な呪い」(訳者・柴田氏による)ということである。なお、この映画『幻影師アイゼンハイム』は原作どおりのストーリーではなく、原作をヒントに映画用の新しい脚本が書かれた。この映画の舞台は19世紀末のウイーンだが、ロケはハプスブルク時代の空気が或る意味でウイーンよりも濃密に漂っているとされるチェコのプラハで行われている。


(DISINFECTION)


Celine Dion & Lara Fabian - Ave Maria
[http://www.youtube.com/watch?v=HhAuNt_ABxU:movie]

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