メルマガ:toxandoriaの日記
タイトル:[2006-01-29、日本のマスメディアに欠ける、「政治体制の妥当性評価」の視点]に対するTB&コメントの続き  2006/01/31


[2006-01-29、日本のマスメディアに欠ける、「政治体制の妥当性評価」の視
点]に対するTB&コメントの続き
2006.1.31

[コメント]

toxandria様

『どうも、私のブログへのコメントありがとうございます。

ご指摘の「「経営者のビジョン・伝統的企業文化・企業倫理」などの存在が非
常に重要であること」は、とても大事な点だと思います。

私の言葉で言うと、差異共存共創的資本主義ということになるのではと思われ
ます。

私は、前に、イタリア・ルネサンス型資本主義とプロテスタンティズム的資本
主義の区別の考えで、前者にこそ、資本主義の未来があるのではと愚考しまし
た。

というのは、、前者には、差異共存共創性があると感じたからです。

おそらく、地域に根ざした企業社会文化というものが未来的だと思います。と
りあえず、今は、ここで留めておきます。

これからも、緻密なデータに基づく批判的ヴィジョンの言説を期待していま
す。』
sophio
http://ameblo.jp/renshi/entry-10008530019.html#c10013906543』


kaisetsu

『from:『海舌』the Sea Tongue by Kaisetsu of ODA Watchers
2006.01.29 Sunday
toxandoria氏の『日本のマスメディアに欠ける、「政治体制の妥当性評価」の
視点』は不連続的差異論に通じる高度なマスメディア分析の一つだ
http://blog.kaisetsu.org/?eid=307029
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仰る通りです。

随分前に、文芸春秋の当時の記録を購入して、時々、読んでいます。当時も、
知識人が警鐘を鳴らしていました。

しかし、「愚民層」が、自己を奈落の底に落としました。だから、愚民である
のですが・・・

中国と韓国、特に、中国は、アヘン戦争後の歴史を緻密に勉強し、免疫力を高
めていると思います。

読売新聞に、中曽根氏がコメントを最近書いていますが、非常に良識の在る論
です。

宮沢氏にしても、河野洋平氏にしても、加藤氏にしても、はたまた、山崎氏に
しても、亀井氏にしても、現実的な発言を繰り返しています。

しかし、愚民の耳には、届かないようです。ここに、「壁」が在ります。』


(luxemburgさまからのTB)
http://luxemburg.exblog.jp/2614908

toxandoria

『luxemburgさま、TBありがとうございます。

おっしゃるとおり「ライブドア事件」あるいは「耐震強度擬装事件」は、日本
のこれからの「多くの企業のあるべき姿」を予告するような出来事だと思いま
す。

今、小泉自民党は必死で「ライブドア事件」の火の粉を振り払おうとしていま
すが、それは「ホリエモン」があまりにも見事に『小泉劇場』のシナリオに沿
った「優等生的なモデル経営」(新自由主義思想に基づく新機軸経営)を実現
してくれたからだと思います。

同じことをやるにしても拙速すぎたというのが「小泉幻想劇場」のホンネかも
知れません。

ただ、もう一つ恐ろしいことがあります。

それは、“このように市場原理主義が「ハイエナ企業」を奨励するものである
こと”を小泉首相自身はまったく自覚(理解)していない可能性(そこまで小
泉首相が本物のバカだという可能性/その精神環境はワグナー・オペラ状態?)
があることです。

この場合、陰でほくそえむのは『小泉劇場』のシナリオライターたち(竹中平
蔵ら)です。

こんなことで日本の企業文化と日本社会が壊れるままにされては堪りません
ね。』


(tekcatさまからのTB)
http://tekcat.blog21.fc2.com/blog-entry-84.html

toxandoria

『tekcatさま、TBありがとうございます。

愈々、小泉政権もレームダック化なのでしょうか? 

たまたま、toxandoriaも「揺れる日米中:小泉外交・光と影/1(その1)」
に目が止まりました。

想像ですが、米中接近の背景にはもう一つリアルな訳があるような気がしま
す。

アメリカの支配的立場にある投資家(あたかもホリエモンに象徴される『カネ
(=投資利益)』原理主義の信者たち)が、日本よりも中国の「青天井市場」の
方に魅力を感じ始めたのではないでしょうか?

「小泉=竹中『カネ』亡者政権」にとって、肝心のアメリカ(ベタ惚れ相手)か
ら毛嫌いされることは大ショックだと思います。

「小泉=竹中『カネ』亡者政権」の“Paradise-Lost”(失楽園)状態は一向に
構いませんが、そのトバッチリで日本国と日本国民までが割を食わされては堪
りません。

やはり、この責任の過半は「政治体制の妥当性評価」の視点を失って
(Viewpoint-Lost)きたマスメディアにあると思います。』

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