メルマガ:歴史上人物意外史
タイトル:歴史上人物意外史 Vol.5  2005/10/22


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          歴史上人物意外史   Vol.5

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   ●今朝はこの秋一番の冷え込みと天気予報は伝えていましたが、それ
   ほど寒さも感じられなかったのですが、風邪を引いたようで体全体
     がだるくて、手足の節々や肩が痛みます。
   皆さんも風邪など引かぬように気をつけてください。 

   さて、前号は予告編になってしまい、申し訳ありませんでしたが、
   今回は十分に気合を入れて書くことにします。

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 ■明智光秀冤罪説≪その2≫

  本能寺の変をめぐっては諸説があり、明智光秀についても単独犯行説よ
  り、最近では背後に黒幕が存在していて、光秀は操られていたに過ぎな
  いとする黒幕謀略説が主流になってきたようです。

  では、その黒幕とは誰を指すのかというと、崩壊寸前の足利幕府とか、
  朝廷の公卿が仕組んだものだとか言われています。

  友人も黒幕説には自説を補強するものとして、自信を深めつつありま
  したが、もちろん彼の推理とはかけ離れたものではあり、背後に複雑
  な各陣営の動きがあったのは当然との立場をとっていました。

  その前に織田信長と明智光秀との主従関係について、友人の考察を記
  すことにしましょう。
  
  友人いわく「信長はヒトラーのような独裁者では決してなかった。彼は
  革命家であった」と賞賛を惜しまず、その理由として、朝廷から与えら
  れた右大臣という官位にも執着を持たなかったではないかというもので
  した。
  
  信長は朝廷を倒し、自らが日本国の王となろうとする野望を抱いていた
  のではないかと見る人が大勢います。

  私見ですが、革命家というとキューバ革命をフィデル・カストロ現国家
  評議会議長と共に戦ったチェ・ゲバラを想像してしまいます。カストロ
  政権に愛想をつかして、安定した生活と権力の座に安住することを捨て
  て、再び南米のゲリラ活動に身を投じたその生涯が男のロマンとして印
  象に残っています。

  また、信長は伊勢長島の一向一揆では石山本願寺法主顕如の檄により、
  反信長の一向宗門徒たちが抵抗したが、信長は残酷な皆殺しを敢行しま
  した。

  これをもって信長を残忍な独裁者と見られがちですが、これも友人によ
  れば、信長は合理主義者であり、念仏を唱えて欣求浄土、厭離穢土とい
  う殉教することによって極楽浄土への行ける近道を望む一向門徒たちに
  ではわしが願いをかなえてやろうということで、2万人にも及ぶ念仏信
  者を虐殺したのだというのです。

  
  神を信ずる者は救われる、天国に行けるというキリスト教の教義と似た
  ものがあり、信長は自らを阿弥陀如来とでも思ったのでしょうかね。

  前にも書きましたが、信長はカトリックの宣教師にキリスト教布教許可
  を与えた後、自らが神を名乗ってカトリックに対決姿勢を鮮明にしてい
  ます。

  この辺のところを八切止夫氏は、元々日本には土着宗教である神道系と
  外来宗教である仏教系という流れがあり、神道系の流れを汲む信長は、
  仏教系権威の絶滅を図ろうとしていたのではないかと言っています。
  信長は宗教改革を目指して仏教と対決し、時にはキリスト教を利用して
  改革を断行しようと目論んでいたのかもしれません。
  
  
  欣求浄土、厭離穢土といえば徳川家康が旗印に使っていました。という
  ことは家康は仏教系の流れを組む人物になるのでしょうかね。

  なにやら現代の改革を主張するリーダーに似たものを感じるのは私だけ
  でしょうか。

  日本の歴史は土着宗教系と仏教系勢力のせめぎ合いが明治維新まで続い
  てきたというのが八切止夫史観でした。

  友人によると、明智光秀は信長のナンバー2の地位にあり、しかも学者
  として重用されており、そんな人物が謀反など企てるはずがないじゃな
  いかと言うわけです。

  織田信長ばかりではなく、豊臣秀吉や徳川家康の動静なども当然絡んで
  くるわけですが、この顛末は次号以降に明らかにしていきます。

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 ●話があちこち飛んで、面白くないと思われた方もいるかもしれませんね。
  メルマガ発行者の好き勝手でしょと開き直るつもりはありませんが、い
  ろいろ挿入したい事柄が多くて、つい散漫になってしまいました。

  本能寺の変の主役である明智光秀の真相は、はたしてどうなることやら
  次号以降に乞うご期待!

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 ☆マガジン名:「歴史上人物意外史」         
 ☆発行者:纐纈智恵郎 kouketsu@yahoo.co.jp
 

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