メルマガ:歴史上人物意外史
タイトル:歴史上人物意外史Vol.2  2005/09/26


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          歴史上人物意外史     Vol.2

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   ●郵政民営化賛成か反対かというわかりやすい判断材料で、小泉自民党
   が予想外の圧勝をして、岡田民主党が後退してしまいました。
  
  別に政治を論じようとは思っていませんが、小泉首相も岡田前代表も
  共に歴史上尊敬する人物は織田信長だそうです。

  今回は織田信長ではなく、稀代の独裁者アドルフ・ヒトラーにまつわる
  トンデモ説?を取り上げてみます。

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  ■ヒトラーとノストラダムスの大予言

   ノストラダムスの大予言(諸世紀)はすでに時効になってしまいまし
   たが、予言の時期は外れたけど的中したのではないかと言う人もい
   ます。

   その根拠はと問いましたら、2001年9月11日のアメリカの中枢部
   を攻撃破壊したテロ事件がそれではないかというわけです。

   言われてみればまさしく空から恐怖の大王が降りてきたのだから、単純
   思考の筆者は思わずウ〜ンと唸ってしまいました。

   なるほど、そういう捉え方もあるのかと、予言が外れてホッとしたという
   よりとっくに記憶から忘れかけていたことを思い出させてくれました。

   手元に1冊の新書版があります。タイトルは『滅亡のシナリオ』(祥伝社
   NONBook/昭和60年刊)で、原作=ノストラダムス、演出=ヒトラー
    の副題がついています。
  
   著者は精神科医の川尻徹氏で、週刊プレイボーイ誌に連載されて話題を
   呼んだと書かれています。

   史実ではヒトラーは1945年4月28日の深夜、愛人エバ・ブラウンと
   結婚式を挙げ、翌々日の4月30日、ベルリン陥落の直前に愛人エバと
   共に自決したことになっているのですが、遺体の検証はソ連軍の手により
   ソ連に持ち去られました。

   それ以降、ヒトラーの生存説が取り沙汰され、南米とか北欧、スペインなど
   に亡命しているなどの噂が後をたたなかったようです。
   
   ソ連が崩壊してからやっと最近になって、ヒトラーの遺体は本人に間違い
   ないという検証結果が報告されてはいますが…。

   川尻医学博士は膨大な資料を基に、ヒトラーとノストラダムスの大予言の
   関連性に言及していますが、とてもじゃないけど内容を述べられる余裕は
    ありませんので、興味のある方は図書館でも行って探してみてください。

   ただ、著者はヒトラーの写真を並べ比べてみて、ダブルと呼ばれる影武者
   を使っていたという証拠写真が数枚掲載されています。同一人物でも痩せ
   たり逆に太ったり、病気やストレスなどで人相は変わりますからね。

   川尻説の根幹にあるのは、ヒトラーがノストラダムスの諸世紀を読んで、
   自らがその予言を演出もしくは実現させようと目論んだのではないかと
   いうところにあります。 

   そういえば、織田信長もキリスト教の宣教師への対抗か、あるいは天皇家
   への挑発かはわかりませんが、自ら神を宣言して宣教師たちを慌てさせて
   いますけど…。

   さて、ここからが筆者の書きたかったことです。

   オランダ出身のペーター・フルコストいう人物をご存知でしょうか。
     世界的に著名なX線人間の異名を持つ超能力者で、透視ができるために
   迷宮入り事件などの捜査に協力したということです。

   これもまた怪奇実話作家の黒沼健の新潮社発行一連のシリーズの中の1冊
    で、『未来をのぞく話』の中にある一話“X線男後日談”にこんなことが
    書かれていました。

   ペーター・フルコスの名がヨーロッパ中に広まり、彼はヨーロッパ各国の
     警察から指名依頼のお声がかかってヨーロッパ各地を走り回っていた時の
   ことです。

   1952年のこと、スペインへ事件解決のために行き、その後フランスへ
     戻る途中の列車の中で、彼の前の席に座っている粗末な黒衣の修道士の顔
     を見て、アッと息を呑みました。
 
   なんと超能力者の脳裏に浮かんだのは、ちょび髭こそないものの、紛れも
     ない1945年に自殺したはずのアドルフ・ヒトラーその人でした。

    ヒトラーは生きていた!列車から降りると「自分の名声と命を賭けてもいい」
     と呆気に取られる新聞記者に自信たっぷりに語ったそうです。

     その翌晩、かつてのヒトラーの側近という2人の男の訪問を受け「ヒトラーが
     生きているなどということは忘れてしまえ。さもないとピストルを頭にぶち
   込むぞ」と脅迫されたとのことです。
     
  「諸世紀」第10部第4篇(ヘンリー・C・ロバーツの解釈による)
    真夜中ごろ 軍の指揮官は 
    体面を重んじて 突如姿を消す
    その名声が傷付けられなかったので 7年後
    戻って来るが 決してイエスとは言わないだろう   

   余談ですが、川尻説では1952年に死去したことになっています。
   なお、川尻説にはナチスの第四帝国の基地が南極大陸にあり、そこではUFO   も開発されているとか…そういえばテレビの特番でUFOのドキュメンタリー   を放映した時に、南極にナチスのUFO基地が存在するというのを見たような    記憶があります。どなたかご存知の方はいるでしょうか。

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   ●あとがき
  
   書物片手にメルマガを書いてみましたが、結構しんどいものですね。
   ただこれは永年温めていた構想であり、文章に出来たことがとても嬉しいで    す。
   
    川尻説にはもっともっと書いてみたいことが山ほどあります。
   トンデモ説ではあっても精神科医・医学博士の視点からの分析や検証がなされ   ていて、下手なSFよりずっと面白かったというのが脳裏に残っています。
 
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   マガジン名:歴史上人物意外史 
   発行人:纐纈智恵郎 kouketsu414@yahoo.co.jp
  

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