2011年8月12日
第30号(通巻第276号)






【photo by Yao Yuan】

8/12(金)納涼カフェ(〜8/15) 市田邸:台東区上野

8/13(土)ちひろのあかちゃん (〜10/23)  ちひろ美術館

8/14(日)ベストフリーマーケットin東京国際フォーラム 東京国際フォーラム地上広場

8/15(月)仮面ライダー×スーパー戦隊 Wヒーローフェスティバル (〜8/25) 東京ドームシティ プリズムホール

8/16(火) 町家歴史館山口家住宅で和晒・浴衣・手拭いを展示(〜8/22) 町家歴史館山口家住宅

8/17(水)東日本震災復興祈念 第26回神奈川新聞花火大会 みなとみらい21地区、臨港パーク前面海上

8/18(木) 切手になった作曲家(〜10/2) 切手の博物館

8/5(金)阿佐ヶ谷七夕祭り 「鏡音リン」「マツコデラックス」など有名キャラ勢揃い

8/6(土)新宿駅前にセクシー水着ギャルがいた / 男子大喜び「日本始まったな」

8/7(日)panasonic初のAndroid端末「P-07C」

8/8(月)手書きのノートを撮影してデータ化! コクヨがスマートフォン対応「CamiApp」を発表

8/9(火)新山千春の「ドヤ顔ツッコミ待ちトーク」を崩壊した、思わぬあの人の一言

8/10(水)北村優希4thシングル「傷だらけのピアノ」発売記念ワンマンライブ

8/11(木)夜空に上がれ「希望の光」花火に願い込め福島

「東京流行通訊」の「新浪微博」でのつぶやき
 森林、松の葉のささやき、長い長い木琴の上を木の玉がゆっくりと転がって、バッハの名曲を奏でる……「森林の木琴」のビデオは、You Tubeで公開されてから、330万回再生され、熱い話題になっています。このNTT docomoの携帯「TOUCH WOOD SH-08C」のCMは、世界最高峰の広告賞であるフランス・カンヌ国際広告祭で金賞を受賞しました。

←以下は、「新浪微博」に寄せられた、「東京流行通訊」フォロワーたちの、「森林の木琴」に対するコメントです。

【哈利路亜個頭】すてきな音、すてきなアイデア、すてきな広告。
【沈語笑嫣然】このアイデア、言うことなし!
【劉行軍】日本人はいつもみんなを信服させるものを出してくる!広告は社会における文化や商業の環境を反映しており、広告会社だけでなく、広告主の価値観や消費者の感受性とも関わっている。今のところ、中国はこのような広告を生み出す土壌を持っていない!
【kingsoonlee】一つの広告のためにこれだけの努力をして、シンプルで爽やかで自然でナチュラルなものを味わわせてくれる。すばらしい。
【華杉2009】技術は往々にしてアイデアより重要だ。思いついたら、それを実現できなければならない。このアイデアの内容は深いが、技術の内容はもっと深い!技術のすばらしさに驚嘆させられ、誰もが賞賛するだろう。
【芸声1】音楽と自然が融合している。すばらしい。
【kimShiga】す!ご!!い!!!
【焦糖猫奇朶】TOUCH WOOD 神わざだ。

avieの秋冬コレクション

avie(アビィ)とは、「気まぐれ」「思いつき」という意味のフランス語「lubie(リュビィ)」と、デザイナーの愛猫で気まぐれな猫の名前「アビー」から作られた造語である。「可愛いだけじゃ物足りない、甘すぎず、どこかにヌケ感や楽しさ、裏切りというエッセンスがある服。」それが、avieのファッションだ。avieの服を着ると、楽しくて半歩前に出られる。本物のジュエリーにも負けない。そんなファッションをavieでは見つけることができる。

avieは2006年に、デザイナーの福田由美子さんが立ち上げたレディースブランドである。独創的な素材を使い、一つ一つ細部のデザインやテキスタイルを厳密に選択している。1990年に文化服装学院を卒業した福田さんは、A/T社に就職し、1995年に退職後、自分でデザイン会社を設立した。

2011 Autumn collectionでは、ちょっともの寂しい秋をどんな風景によって彩ってくれるのか、ちょっとのぞいてみよう。avieの秋ファッションは、甘くてロマンチックな春夏ファッションよりスパイシーなロックテイストをミックスしている。チュールのついたカットソーに、サテンのフリルが付いたヴィンテージ裏毛のワンピース。ハンドニットのカーディガンにはリボンがついている。この服も、あの服も、ちょっとした細部が目に留まる。シャツワンピースの襟が雲の形のラウンド型になっているものや、2way使用のニットワンピースなど、どれも大人心をくすぐるアイテムだ。

2011Winter Exhibitionでは、冬に恋しくなる手触りの良いニットアイテムを始め・秋に引き続き人気の裏毛シリーズも冬仕様になり再登場。中でもイタリア製のシルクを使用したチェリー柄のブラウス・テーパードパンツや、アイスランドウールを使用したざっくりとした手編みのループ編みニットパーカやワンピースなどは、他では目にする事ができないavieだからこそのアイテムの数々。

時間があれば、是非avieに出かけ、気持ちにぴったりの服を見つけて、小さな夢を描いてほしい。この秋からは、BARNEYS NEW YORKでも展開されます。ますますavieから目が離せません。(緋梨執筆)

お問い合わせ先
会社名:anden sal co., ltd 住所:東京都渋谷区猿楽町2-3 corpo AMAGI 205 TEL: 03-3463-1011
主な展開リスト:BARNEYS NEW YORK(銀座店・神戸店・横浜店・福岡店)/OPAQUE(銀座・丸の内・阪神百貨店)他全国セレクトショップにて展開

写真提供:anden sal co., ltd

avie公式サイト http://www.andensal.com


鳥取県の野菜と果物

鳥取県と言うと、何を思い出すだろうか?そうそう、「名探偵コナン」の著者、青山剛昌の出身地だ。でも、その他には?実は私だけでなく、多くの日本人もこの本州の西の隅にある地方についてよく知らないらしい。鳥取県の人口はわずか59万で、都道府県の中で最も少ない。鳥取県は海も山もあり、自然環境は日本の中でも一流の美しさだ。だが、32平方キロメートルの観光名所「鳥取砂丘」があるおかげで、鳥取県ではアメリカの西部のように一面に広がる砂漠で砂が舞っていると思っている人もいる。今日の記事を読んでいただけば、このような間違った常識を持つ人はきっといなくなるだろう。

地震によって引き起こされた食品の放射能汚染問題が拡大したため、西日本の農産物が消費者に重要視されるようになっている。鳥取県は四季がはっきりし、夏は温暖で冬は積雪があり、年平均気温は14.8度、年間降水量は2000ミリあまりで、砂漠の国どころか、野菜や果物を栽培するのに適した地方である。また鳥取にはブナの原生林が広がり、長い年月、樹木に抱かれてきた湧き水には多くのミネラルが含まれているため、西日本最大のミネラルウォーターの採取地になっている。このような水で育った野菜や果物がおいしいことは十分に想像できる。例えば、独特の名前を持つ有名な「二十世紀梨」は鳥取県の特産品であり、「富有柿」も鳥取県原産なのである。この他、トマト、胡瓜、アボカド、オクラなどの品質もたいへん優れている。

たくさんの製品の中で、珍しいものが二つある。一つは「梨せっけん」だ。二十世紀梨を原料としてせっけんに加工したもので、たくさんのアスパラギン酸を含み、疲労回復に効果があり、皮膚の炎症を緩和することもできる。梨せっけんは汚れを落とす力も強く、梨に含まれる蜜には優れた保湿効果もあるという。もう一つは、はるか西アジアの大都会、ドバイにまで販売されている高級スイカである。このスイカは、「ドバイの太陽」と呼ばれ、甘さが驚くほど強い。

鳥取県の野菜や果物の人気が高まるのに伴って、鳥取の農家ではネットで製品を販売するようになってきた。倉吉市にある「Coup! La Cafe」(クラカフェ)という農産物と副産品の店では、ツイッターを開設しており、商品についての感想をつぶやくことができる。サイトでは200種以上の鳥取の食品が購入でき、非常に便利である。(凱特執筆)

(C)2011 coup! la cafe

「Coup! La Cafe」ショッピングサイト http://www.couplacafe.com/


マザーハウスの女性社長

先入観を持つ人の先入観を覆すには、品質がよく、丁寧に作られた製品を見てもらうのが最も説得力のある方法だ。百貨店で販売されているマザーハウスのバッグは、デザインはシンプルで可愛く、存在感があり、マザーハウスを知らない人も、バングラディシュを知らない人も買いたい気持ちになってしまう。アジアの最貧国で製造されたバッグが日本で販売され、国際的なブランドにも引けをとらない。この事実が、現地の職人たちの大きな励みになっている。現在、バングラディシュのマザーハウスの工場は清潔かつ快適であり、すばらしい仕事環境を備えているが、現在に至るまでには、創業者、山口絵理子さんのたいへん苦しく、常人には想像もできない曲折の道があったのだ。

マザーハウスを設立した山口絵理子さんは1981年生まれ。22歳の時にたった一人で初めてバングラディシュを訪れた。バングラディシュは他の貧しい国と同様、政治情勢は不安定で治安も悪かった。人件費がたいへん安いので、中国製品の補助製造国であり、生産されるものは常に品質が悪く、価格の安い商品だった。だが絵理子さんは、途上国でも世界に認められるブランドを作ることができるという信念を抱き、24歳で起業し、わずか5年後にバングラディシュで作り上げたジュート(麻)製のバッグは、欧米や日本の一流ブランドと比べても遜色がなく、高級百貨店の陳列棚に並ぶまでになった。

絵理子さんは小学校の時、誰にも決して屈しない気持ちを持っていたためいじめに遭い、中学では不良少女になったが、柔道を学んで更生した。その後、慶応義塾大学総合政策学部で学び、ワシントンの米州開発銀行でインターンを経験したが、政府の開発支援政策に疑問を持ち、バングラディシュに赴いた。バングラディシュのBRAC大学院修士課程で学んだ後、三井物産ダッカ事務所でインターンをしていた時、ジュートに出会った。2006年にマザーハウスを設立し、現在は代表取締役兼デザイナーを務めると共に、サイクロンの被災地の援助活動も行っている。

一般に起業時代はたいへんなものだが、発展途上国で製造業に従事するのはさらにたいへんなことである。絵理子さんの壮絶な経歴は、2008年に放送されたテレビのドキュメンタリー番組「情熱大陸」と二冊の自伝「裸でも生きる」1、2によって多くの人に理解された。彼女のがむしゃらに歩んできた人生は、非常に刺激的である。多くの人が彼女の人生を孤軍奮闘の過程と考えるかもしれないが、それは彼女が自ら選択したものであった。そして、彼女は途上国でも世界に認められるブランドを作ることができるという信念を最後まで変えることはなかったのだ。たゆまぬ努力を続けて、現在は40人が働いている工場に、ついに彼女と同じようにバングラディシュで世界のブランドを作ろうという信念を持つ人が現れた。このことこそが、絵理子さんが製造業において、第一歩を踏み出したことを証明しているかもしれない。(ff執筆)

(C)2011 Motherhouse Co. & Ltd

マザーハウス公式サイト http://www.mother-house.jp/ (日、英)


この夏はピカチュウと一緒に

もしピカチュウと一緒に過ごす三日間を与えてもらったら、一日目はピカチュウを農場に連れて行って大好物のトマトを摘んで食べさせたい。二日目はウォーミングアップに連れて行きたい。ピカチュウは身長わずか40センチだが、凝縮されたエネルギーを持っているので、彼にとって走り高跳びなどは朝飯前だろう。三日目はニンテンドーDSを持ってソファに坐り、ピカチュウに得意の電気ショックとサーフィンを教えてもらい、どんな色のモンスターボックスが好きか聞いてみたい。ピカチュウの外形は華やかではないが、明るく可愛らしい姿と、忠実で賢いところが人気のある理由だろう。今年の夏、この可愛いポケットモンスター「ピカチュウ」が日本の大地を元気に走っているのを、もうご覧になっただろうか?

「ポケットモンスター」のキャラクターが描かれた新幹線が、JR東日本によって運行されている。列車は「スマイルエクスプレス」と名付けられた。東日本大震災の被災地の子供たちに笑顔を届けるために、一部の東北新幹線で9月25日まで運行されているのだ。地上を走るピカチュウがいるのに、空を飛ぶピカチュウがいなくては寂しい。全日空(ANA)では、東京の羽田と北海道の札幌を結ぶ飛行機に、ポケットモンスターの絵を描いて、被災地の子供たちが空からの贈り物を見てくれるように願っている。

見るだけではつまらないという人は、JR北海道が提供する「ポケモン調査隊2011」(7月30日〜8月21日)に是非参加してほしい。「ポケモン調査隊」は、まず「調査指令」をもらって、指令に基づいて四つの駅で調査を完成させるイベントだ。途中に小樽駅、千歳駅、新札幌駅など16の駅があり、終点は札幌である。ちょっとした大冒険のようなイベントだ。

東日本ではピカチュウを迎えてにぎやかだが、九州でもピカチュウが登場して、みんなが楽しい夏を過ごしている。JR九州が開催する「ポケモンスタンプラリー」は、7月16日から8月31日までである。このイベントのために特別のおとな切符(12歳以上)1500円とこども切符(6歳〜12歳未満)750円を売り出している。この切符は当日に限り乗り放題となるので、それぞれの目的の駅でスタンプを集めるのに便利である。スタンプを集めると、ポケモンのオリジナルグッズがもらえる。ディズニーランドは世界各地にあるが、近い将来に、お客さんがポケットモンスターと一緒に楽しめるテーマパークが世界の注目を集めるようになれば嬉しいと思う。(葉子執筆)

(C)2011 Kyushu Railway Company、Hokkaido Railway Company.

JR九州ポケモンスタンプラリー http://www.jrkyushu.co.jp/pokemon-rally/index.jsp
 JR北海道ポケモン調査隊 http://www.jrhokkaido.co.jp/new/pokemon/index.html

キャラクターたちと共存する日本

日本って、面白い国だと思いませんか?制度も礼儀もすごく型にはまっていて厳密なのに、生活文化の中では、逆にユーモアいっぱいで柔軟性のある創作がいっぱいあるのですから。キャラクターの普及は、その好例と言えるでしょう。

可愛くて思わず微笑んでしまうようなぬいぐるみやフィギュアを、日本ではあちこちで見ることができます。有名なものも無名のものも、アニメや漫画のキャラクターもゲームキャラクターも、どれもが形になり、商品化されて、日本人の生活の中にしっかり入り込んでいます。上は各地方政府から、下は民間企業まで、イメージやブランドのプロモーション活動をしようということになると、誰もが可愛いキャラクターを使って利益を得ようとします。観光客が名所旧跡に行くと、必ず大きな等身のキャラクター像があって、一緒に記念撮影ができます。こうした独特の「カワイイ」産業は、決してあなどれません。例えば、日本内外で人気度ナンバーワンのリラックマとハローキティの、市場における年間総収入はいずれも何千億円にものぼるのです。キャラクターは確実に、最も速く最も簡単に国際市場に参入できる媒体でもあります。可愛いキャラクターの造型と楽しい物語は、消費者との距離を一気に縮めてくれるものなのですね。

日本では、キャラクターが様々な営業活動に使われていますが、中でも私がいちばん面白いと思ったのはキャラクターの描かれた電車です。ある日私は、ある駅でぼんやりと電車を待っていました。すると銀河鉄道999の主人公の絵が描かれた電車がホームに滑り込んできたのです。不思議なことに、目の前の情景があっという間にソフトで可愛いものになってしまいました。驚いたことに、そこにいた日本人たちは何も感じていないようで、乗車する人も、次の列車を待つ人もいましたが、誰も特別な反応を見せません。つまり、子供の頃から漫画やアニメを見て育った彼らは、キャラクターと同じ空間に共存することに慣れているのですね。本物の人間やモノがキャラクターと一緒になっても、こんなに自然で調和した雰囲気を作り出せるなんて、日本でしかあり得ないことだと私は思います。

先日、浅草寺にお参りをしましたが、商店街ではいろいろなキャラクターのお面を売っていましたし、電車に乗るためにJRの駅に行くと構内ではあちこちでSuicaのキャラクターである黒いペンギンの絵が見られ、飲み物を買うためにコンビニに行くと、いろいろな大きさの可愛いキャラクターが印刷されたパンやクッキーなどの商品が目に飛び込んできました。まだまだあります。東京駅でお土産を買おうとした時、土産物店がまさにキャラクター商品の大本営だということに気がつきました。日本人は本当に、毎日キャラクターと一緒に生活しているんですね。まったくすごいことです!単調な生活であっても、こんなに可愛い同居者が一緒にいてくれたら、毎日はもっと楽しくなるに違いありません。(哈日杏子執筆)

Photo by 哈日杏子

サンリオ2011年キャラクター大賞 http://www.sanrio.co.jp/characters/index.html
  哈日杏子のブログ http://harikyoko.wordpress.com/ (中、日)


永遠に失われることのない童心

先週の水曜日(8月3日)、世界のドラえもんファンたちは、再び大きな熱狂に包まれていた。一か月後の「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」の開館に先駆けて、藤子・F・不二雄さんが描いた「ドラえもん」 がペイントされた列車「小田急F-Train」が、小田急線で運行を開始したのである。列車は10両編成だが、各車両の図案も異なるし、同じ車両の両側の図案も異なる雰囲気になっている。ドアは「なんでもドア」のようなデザイン、車内は漫画関連のポスターがいっぱいで、つり革にもキャラクターが付いている。ミュージアムでも、ドラえもんの付いたシャトルバスのデザイン画や実車の写真を公開している。中国、香港、台湾のファンたちには、にぎやかな開幕式を見るために、さっそく飛行機チケットを予約した人も多いだろう。

今年の4月、サーチナ総合研究所が中国の3000名のユーザ(男女半々)に対して、おもしろいネット調査を行った。「日本のたくさんの流行文化の中で、何がいちばん好きか?」という質問に対して、何と71.1%のユーザが「アニメ、漫画」と答え、42.8%が「テレビドラマ」、35.8%が「音楽」、2.6%が「テレビゲーム」と答えたそうだ。

大学入試の前の年、漫画の神様、手塚治虫の古典的作品「鉄腕アトム」が初めて中央電視台で放映され、続いて「一休さん」が放映されたのを覚えている。統一試験の日が近づいていたし、友人の中には白黒テレビしか持っていない人もいたが、我々の世代でこの二つのアニメの主題歌を歌えない人はほとんどいない。その時の、初めて目を見開かされた興奮は、その後人気を博した「北斗の拳」「聖闘士星矢」「忍たま乱太郎」「ドラゴンボール」そして「ドラえもん」と共に成長した世代にも引けを取らないだろう。この半世紀の間、日本でも中国でも、「花の子ルンルン」「ちびまる子ちゃん」「ハローキティ」「クレヨンしんちゃん」などの日本のキャラクターが、国境を越え、時空を越えて活躍したのだ。

しかし、広い世代のファンたちが一斉にミュージアムの開館に注目している一方で、数日前にはこんなニュースが入ってきた。山口県宇部市のエコキャラクター「エコハちゃん」がピカチュウにそっくりなので、ネットで批判されているというのだ。だが、市の担当者は、このイメージが「オリジナル」だと主張し、着ぐるみの製造会社がピカチュウに似たものを作ってしまったので、その責任を追及したいとしている。しかしネットユーザの目を欺くことはできず、ファンたちの心はとても傷ついた。「エコハちゃん」の事件は、キャラクター自身を超えているのだ。このように創意にあふれる国民たちにとって、これはすべてのファンを失望させる事件だったと言わざるをえない。今後はこのような「偶然による誤解」が生じないことを祈るばかりである。(姚遠執筆)

(C)2011 Odakyu ElectricRailway Co.Ltd、FUJIKO-MUSEUM CO.,LTD

小田急F-Train出発進行! http://www.f-train.info/
 川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム
 http://fujiko-museum.com/pc.html (英、日)


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