2010年8月13日第29号(通巻第228号)
 




【photo by Yao Yuan】

8/13(金) 束芋 「ててて」(〜9/11)  ギャラリー小柳

8/14(土) 岡田ひとみ作品展(〜8/22) 逓信総合博物館

8/15(日) 舞台 つばき、時跳び(〜8/29) 明治座

8/16(月) きかんしゃトーマス ソドー島ツアー(〜8/22) 池袋サンシャインシティ

8/17(火) 江戸絵画への視線(〜9/5) 山種美術館

8/18(水) オノデラユキ写真展(〜9/26)  東京都写真美術館

8/6(金)ドコモ、フルキーボード搭載の「N-08B」を発売

8/7(土)総勢40組以上のアイドルフェス

8/8(日)そろばん供養祭−碧南・渡宋天満宮 /愛知

8/9(月)「アイフォーン版GREE」公開

8/10(火) 小林可夢偉、生まれ故郷の尼崎へ凱旋

8/11(水)『SDガンダム カプセルファイター オンライン』ガシャポンに新MS

プレゼントの発送について

下記に記載されている太字以外の当選者の方は、お早めに編集部まで電子メールをお送りください。メールの件名は「プレゼント付きアンケート」とし、ご住所とお名前を明記してください。太字の方々へは、既にプレゼントを発送いたしましたので、どうぞお楽しみに!

特等賞 iPad(1名) yushulinfeng

一等賞 カスタムヘッドフォンKOTORI(4名) alcard、emily_kiyoko、luckyhot0405、raizo

二等賞 岡田ひとみさんの新著「ねんどでミニチュア パリスイーツ」(5名) lj74k223、mia_tw、qaz753951520、tingmena200、tracyqq

三等賞 中嶌重富の新著「起業適齢期」(30名)abc4920012001、aid1028、allen.wu、ayana910119、brucechiu、daisy125.tw、dmoar17、eric.sunlight16888、fzhr、gogininn、hecoguyan、iamyoyoyu、jh11375、lada168、leonard88、liulisheng、mingho168、mugenlong、mzyt、nientsen、pops_loves、rawrence.lin、runningwater05、snake88630、stenlymusic、sushiniku、testid、untelcom、william、zhangzb

ラッキー賞 SASAOによる絵はがきセット(50名) ahy-amo、bobo-amy、cuckoo316、daiping021、daisukeyoung、dianadl、esther.hana、fminori、godspeed_33、graceful、helemoon、howareyouyaya、irrazico、james3282001、jane.cat、janezhaohong、jiejie_27、jing112fei、keitawinds33、lijiajie71、line0124、love_td_kd、lt422、lunartutu、metze218023、mhc、mucaoqian、n10115、nokko.sh、oosakadaisukemama、philanderleung、qaz753951520、raintooya、ryo87108、sandra_1、sandraissandy、selinispink、star53401、sisi123d、swahlb、taguchi_fish 、tianzhourong、tvfxqtam、u682127 、vennisaju 、wu752313、xiayun、riva5989、yoyko_yuan、zhetengteng

ALAYA

甘すぎない素敵ブランドavie

avie(アビィ)は2006年にデザイナーの福田由美子さんが立ち上げたレディース・ブランド。蝶結びやオリジナリティのある素材、細部までこだわったデザインと厳しく選んだ生地は、avieの服を見る人にどことなくメランコリックな感じを与え、それでいて心から楽しい気分にしてくれる。意外なことに、avieが特に重視するデザインの真髄は、服を着たときの爽やかな気分である。この素敵な気分を他の人と共有したくなって、人々の中から一歩前に踏み出すと、笑顔が溢れ出す。…avieは服の可愛らしさを大切にするだけでなく、ちょっと大人の雰囲気があって、清潔感がありながらも有能なイメージで、成熟した女性の可愛らしさを十分に表現することができる。これがavieのデザインなのだ。

1990年に文化服装学院を卒業した福田由美子さんは、A/Tに入社し、1995年に退職後、自分のデザイン会社を設立した。そして2006−2007 A/Wコレクションでavieを発表した。同年、東京の代官山に直営店をオープンした。(現在はアトリエになっている。)

いつの時代でも女性たちが大好きなものは、ドラジェのようなふっくらとしたリボンや、アンティークのレースや、今にも切れそうな繊細なネックレスである。でも、甘すぎる服を着ることには抵抗があるかもしれない。新しい季節の始まりには、ハイブランドのバッグも買いたいし、シューズケースに入りきらないほどたくさんの靴も買いたいし、時にはドレスアップして有名なレストランでディナーをしたい。…女性ならではのそんなわがままも、この冬に発表されるavieの服なら答えが見つかるにちがいない。

明日着たい服、みんなに注目されたい服。ディティールがとびきり素敵なワンピースに、今年の特徴のあるジャケットをはおり、もったいなくてはけなかったハイヒールを合わせる。服の輝きは、本物のジュエリーにも負けない。甘いと思って飲んでみたら、とびきり辛かったメキシコのココアのように、甘さの中にちょっと辛さの入った服。ファッションにこだわりを持つ女性なら、きっとavieが気に入るだろう。(緋梨執筆)

写真提供:anden sal.,co ltd

avie公式サイト http://www.andensal.com

カップヌードルごはん新発売

多くの人が、「高級カップめん」の代名詞とされてきた「日清ラ王」の生産終了で残念な思いをしていたところ、日清食品を代表する商品、カップヌードルの兄弟版とも言える、電子レンジで調理できるカップヌードルごはんが8月に発売されることになった。8月16日から、全国に先がけて近畿地方でこの新商品を味わうことができる。総務省の調査では、2006年の日本の電子レンジ普及率が94%に達したため、日清食品では電子レンジで調理する食品の研究開発に積極的に乗り出しているのである。

カップヌードルごはんは、広い年齢層に人気を博している国民的食品である、日清カップヌードルの味を忠実に再現している。調理方法は非常に簡単で、箱型の容器に水を注ぎ、電子レンジで加熱するだけで、熱々の味付きご飯ができあがる。カップヌードルのスープと同じ調味料で米を炊いてできあがったカップヌードルごはんは、チャーハンに似ていると言えるかもしれない。開発の過程では、カップヌードルの味の再現を重視すると共に、麺の味や麺を揚げた風味も味わえるよう工夫している。しょうゆ味のカップヌードルごはんは、ロースト醤油とペッパーの刺激と香りが絶妙で、具材として角切りのチャーシュー、卵、エビ、ねぎが加えられている。カップヌードルごはんシーフードは、ポークと魚介のうまみを重視し、微かな紅生姜の香りもカップヌードルの味に近く、具材としてキャベツ、卵、イカ、カニカマ、ねぎ、貝柱を加えている。2種類の味のカップヌードルごはんの価格は共に250円で、初年度の販売額は2億円を想定している。

日清食品はカップヌードルごはんの発売に合わせて、「カップヌードルごはんなう」というサイトを開設している。ブロガーは新商品の試食モニターになることもでき、サイト内では新商品に関するブログやツイッターによる口コミを読むことができる。一般人がカップヌードルごはんを食べる様子をユーストリームで中継するというのも、注目の企画である。FM大阪の人気DJ、谷口キヨコさんは、商品サポーターとして、自分のツイッターやブログでこの新商品を応援していく予定だ。

日清カップヌードルは、来年で発売40周年を迎える。誕生した翌年に歴史的なあさま山荘事件が起こり、極寒の中で奮闘する機動隊が食べる温かい食事として、カップヌードルは世間の絶大な支持と賞賛を浴びることになった。最近はレストランに食べに行くよりも、家で食事をする風潮が高まっており、またカップヌードルごはんは忙しいビジネスマンやOLのランチの新しい商品としても、伝統的なカップラーメンの味を受け継ぎつつ、人々のランチの選択肢を広げてくれることだろう。(ff執筆)

カップヌードルごはんなう http://cupnoodlegohan.jp/

吉田照美油彩画展「不思議な夢」

ラジオのパーソナリティやテレビの司会として活躍している吉田照美さんが、東京・渋谷のBunkamuraギャラリーで油彩画の個展を開催した。吉田さんは早稲田大学卒業後、ラジオ放送局である文化放送にアナウンサーとして入社。「大相撲熱戦十番」「セイ!ヤング」「てるてるワイド」などを担当し、街頭で突然一般人を驚かせるようなパフォーマンスを行なうなど、今まで誰も試みなかった伝説的企画を数々生み出し、若者を中心に絶大な人気を博した。フリーに転向した後は、テレビの司会や映画俳優、歌手などにも挑戦し、現在も「吉田照美 ソコダイジナトコ」のパーソナリティや絵本の出版など、多彩な活躍を見せている。

吉田さんが油彩を始めたのは5年程前。幼い頃から図工や美術が好きで、50歳の時にこれからは好きなことをもっとやっていこうと一念発起、独学で色鉛筆画や水彩画を試みたが、なかなか自分の表現は見つからなかった。そんな時に歌手であり画家でもある八代亜紀さんに勧められ、油彩を始めたという。現在は自宅近くのアトリエに足繁く通い、作品を日々創作しているそうだ。「何度でも上から塗り直すことができ、失敗がないのが性に合う」と、吉田さんは油彩画の魅力を語る。

今回の個展のテーマは「不思議な夢」で、ダリやマグリットなどシュルレアリスム、またピカソなどキュビズムの影響を受けつつ、独特のシニカルな雰囲気が漂う作品など約70点が展示されていた。主なモチーフは、幼い頃の父親との思い出であるバルサ飛行機や、自分が苦しいときに必ず現れ、幸運をもたらしてくれるというハチドリなど。どれも吉田さんの幼い頃の夢や憧れを想像させるものや、思わぬ組み合わせで観るものをその独特の世界に引き込んでしまう作品ばかりだ。油彩画の他にも、本人と見間違えるほど精巧に作られた吉田さんのシリコン製等身大人形が訪れた人々を出迎え、人気を集めていた。(林愛香執筆)

吉田照美さん公式サイト http://www.yoshidaterumi.com/
 Bunkamura Gallery公式サイト http://www.bunkamura.co.jp/gallery/index.html

50周年を迎えた「だっこちゃん」

「だっこちゃん」は、1960年に誕生した空気入りビニール人形。その販売個数は発売半年で約240万個を記録し、日本中で大ブームを巻き起こした。半世紀を越えた今でも、多くの人の心の中に残り、祖父母、両親との絆など、温かい思い出を象徴する商品となっている。そのだっこちゃん発売50周年を記念して、8月3日にビニールマスコットシリーズ「『VINKYS(ビインキーズ)』〜だっこちゃん天使と森のなかまたち〜」が、新発売された。

「VINKYS」は、ビニールトイ(VINYL)と、だっこちゃん発売当時の正式名称ウインキー(WINKYS)を合わせた造語で、「だっこちゃん天使」と、ゾウやキリンなど森のなかまたちを合わせた、ビニールマスコットのブランドとして展開している。「だっこちゃん天使」は全7色で、特徴的な抱きつく形状やウインクする目などはそのままに、どこかノスタルジックな雰囲気を持つキャラクターになっている。また、「ゾウ」や「キリン」などの仲間たちは全6種で、 1960年当時、「だっこちゃん」と同じシリーズとして展開されていた昭和の懐かしい“空気入りビニール動物”をモチーフにしており、レトロさと新鮮さを併せ持つデザインになっている。さらに動物たちにはそれぞれ1個ずつ、だっこちゃんの形をしたクリップが付属しており、耳やしっぽなど様々なところにくっつけることができるのも可愛らしい。

発売に際して、デザイナーのタケヤマ・ノリヤ氏とモデルでタレントの森泉さんが記念イベントに出演した。森さんは「子供の頃にだっこちゃんを写真で見て、コロンとして可愛らしいと思った記憶があります。特にピンク色がお気に入りで、旅行に連れて行ったり、犬のリードに付けて散歩したり、いつも一緒にいたいですね。」と語った。50年前から愛され続けてきた「だっこちゃん」。今年も世代を問わず人気を集めることになるだろう。(香雪執筆)

問い合わせ先:株式会社タカラトミーアーツお客様相談室 電話:03-5650-0033

PHOTO:キデイランド広報部、Kaori Isomura

タカラトミーアーツ公式サイト http://www.takaratomy-arts.co.jp/

熱波来襲!北海道に避難して、真夏の魅力を抱きしめよう!

何だか年々夏が暑くなっていくような気がしませんか?照りつける太陽が、毎日まるで火のように熱く感じられます。街を歩く人たちが、みんな溶けてしまうのではないかと思うくらい…。「暑いよ〜!」太陽がじりじりと照りつけるコンクリートの街でこんなふうに叫んでいるより、飛行機に飛び乗って、気分も変えて、広大な北海道に避暑に出かけて、真夏の魅力を抱きしめるというプランはいかがでしょうか?

北海道は、日本人の投票で一番住みたい場所に選ばれました。気候も心地よいし、美しい大自然の景色もたくさん見られ、おいしい無添加の農作物もグルメもあります。私が大好きな場所の一つでもあります。雄大な大自然の中の美しい湖や山々、緑でたくさんの草原や牧場、そして花畑が広がる景色、本当に息を呑むような美しさなのです。大自然に飛び込むことは、現代の都会人にとってストレスを癒す強力な薬だと誰かが言っていたのにも頷けます。富良野の紫色のラベンダーの海の前に立った時、鏡のように空の雲を湖面に映し出した摩周湖の前に立った時、無限に広がる釧路の緑の湿原の前に立った時などの、その迫ってくる感動は、本当に言葉で表現することができない程だったのを思い出します。道東も、道北も、道央も、道南も、どの地区にもそれぞれ特色があります。花を見たければ富良野へ、湖が見たければ阿寒湖へ、温泉に入りたければ登別へ、山を見たければニセコへ、ロマンチックな夜景を見たければ函館へ、運河の風情を体験したければ小樽へ。北海道旅行を計画するたびに、私は嬉しくてたまらなくなります。

空気がおいしくて、風景が美しいだけでなく、北国の美食もまた私を引きつける魅力の一つです。海産物が豊富で、乳製品は濃厚で、果物は甘くてジューシーで…。ああ!考えただけで涎が出てきてしまいます。北海道に行くなら、昼間は名所旧跡を巡って、おいしいものを食べ、夜は夜景を見て、地下街で買物をたくさんしましょう。札幌市内には、市の中心を貫く、非常に長い「狸小路商店街」があります。JR札幌駅の地下からは、放射状にたくさんの地下街があって、どの地下街も地上のショッピングセンターやデパートと直結しています。ついつい、持ちきれないほど買ってしまうでしょう!さあ、飛行機に乗ってしまえば、喧騒の都市から優雅で涼しい別世界にあなたを運んでくれますよ。心が動くでしょう?八月に北海道に行って、ロマンチックでリラックスできる夏の休暇を自分にプレゼントしちゃいましょう!

PS:本当に北海道に行くなら、富良野という元はまったく無名だった田舎を世界の観光地に大変身させるきっかけとなった「富田農場」、夏も冬も魅力的な姿を見せてくれる「小樽運河」、そして新鮮で安い海の幸が食べられる「札幌市中央卸売場外市場」の3ヶ所は絶対逃さないでくださいね!(哈日杏子執筆)

PHOTO BY 哈日杏子

北海道ぐるり旅 http://www.visit-hokkaido.jp/   哈日杏子のブログ http://harikyoko.wordpress.com/ (中、日)

2人のための小さな駅

多くの中国人の読者のみなさんは、私と同じように「2人のための駅」という美しい文章によって、日本人の間でもあまり知られていない「小和田駅」のことをご存知だと思う。数年前、ある中国人の記者が日本を訪れ、ふとしたことから山林の間に、改札口もなく駅員もいない、「電車が停まってもほとんど誰も降りることがない」小さな駅を発見した。そして中国の青年向けの雑誌に、「1人も住んでいない小和田で、誰が電車を待つのだろう?独りぼっちの駅は、やがて消えてなくなるのではないだろうか?」という素朴な疑問を持った。

その時、記者は偶然現地の郵便配達員に出会い、彼と一緒に小道を辿って、壊れた家々を通りすぎ、荒れ果てた村の外に奇跡のような場面を見つけた。1軒の清潔な木造家屋、緑でいっぱいの畑、60歳ほどの夫婦がその畑で農作業をしている。軒下では、白い犬が日向ぼっこをしている。郵便配達員は記者に言った。村にはこの2人の老人しかいないが、電車は彼らのためにこの駅に停まるのだと。「私は何と言っていいか分からなかった。しばらくして、私は駅が孤独ではないことに気づいた。駅のホームに座って、改めて遠くの景色を眺め、この2人のための駅を記憶にとどめた。私は、この小和田という名の日本の駅を決して忘れることができないだろう。」―この最後の深い感慨は、無数の中国の読者の胸を打った。

 数日前、知り合ったばかりの日本の鉄道マニアに、何気なく小和田駅のことを話してみたところ、彼は感激のあまり私の手をしっかりと握りしめ、涙を落とさんばかりだった。愛知、静岡、長野の3県が接する付近にあって、道路もないため、車やバスなどが近づくことができないこの小さな駅は、一部の鉄道マニア、特に「駅マニア」にとって「秘境の駅」として崇められているのだそうだ。3年前には、ある有名なテレビ番組で、「1度降りてみたい景色が美しい無人駅」のトップに選ばれたという。狂喜する彼は、異国の理解者を見つけたと感じたのだろう。

その鉄道マニアは私に言った。ダムを作ることになって、その一帯の村人たちは次々に故郷を去っていった。ダムができた後には、その2人の老人だけが、駅から歩いて20分ほどの民家に住み続けていた。小和田駅がなければ、彼らは外とつながることもできないし、生活用品は貨物専用ケーブルカーで対岸から送られてくる。この世の中で、郵便配達員とおまわりさん以外では、彼らのような「駅マニア」だけが彼らを訪ねていく。真冬には、駅の水道管の凍結を防止するために、「小和田駅長」が「水道をしめないでください」という張り紙をするという。

なぜか私は突然、「2人のための駅」の現実の場所に行ってみたくなった。中国人記者の感動、日本の鉄道マニアの愛情、着眼点と興味はまったく違うが、この小さな無人駅が両国の青年の心に、このように大きな共鳴を生み出したのだ。私はその真実の姿に直接触れてみたいと心から思った。(姚遠執筆)

PHOTO BY PI WORLD of JA0HXV

小和田駅 http://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn010/kowada/kowada1.html

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