2010年6月18日第21号(通巻第220号)・FOR LADY ・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

6/18(金) 『夏のよそほひ』(〜6/19)ふるさと情報プラザ

6/19(土) 明治公園BIGフリマ 明治公園

6/20(日) 『身につく、身になる、夏の実野菜』(〜7/11) 恵比寿ガーデンプレイス 

6/21(月) 中西俊明写真展 ペンタックスフォーラム

6/22(火) 荒木経惟 センチメンタルな旅 春の旅(〜7/18) ラットホール・ギャラリー

6/23(水) 「メモワール. 」(〜7/19) 東京都写真美術館

6/24(木) 「土星座へようこそ」展(〜11/8)ジブリ美術館

6/12(土)来場者21万人!「アフリカン・フェスタ2010」

6/13(日)田中兄妹が日本初の世界選手権兄妹代表に

6/14(月)本田のゴールで日本代表がカメルーンに快勝!

6/15(火) 『アイアンマン2』が公開3日で早くも前作越え!

6/16(水)ディズニー、携帯新機種を発売開始

6/17(木)「iPhone 4予約」 孫社長がTwitterで示唆

→私は中国人留学生で、現在大学3年生です。あと2週間で、日本政府は中国人の日本への観光ビザの範囲を拡大しますが、中国からの観光客に私が個人的にガイドをするのは問題ないでしょうか?【神奈川県 費文

←すでに知っている友達を案内するのは問題ありません。しかし通訳案内士の資格(旅行業界関連の国家資格で最も難しいもの)を持たないで個人的に旅行ガイドを行なった場合、日本の法律に抵触して処罰されます。最近各大手旅行会社では「ガイド志望者」(交通費と飲食費のみ支給)を募集していますので、一定の経験を積んで、ガイドの資格を取得することに挑戦してみてはいかがでしょう?

→すごくおもしろかったです!猫のサービスはないのでしょうか?(前号の「愛犬サービスいろいろ」を読んで)【台湾 猫三郎

←お読み頂き有り難うございます!花王の「ペットサイト−猫を知る」というサイトに「ペットサービス探検隊」があり、連載の形で日本の面白い猫のサービスを載せています。本メルマガでも今後機会を見つけて、ご紹介したいと思っています。

ALAYA

上海万博で、あの原宿スタイルコレクションが登場!
日本最大級のオンラインショッピングモール楽天市場が、上海万博(日本産業館ステージ)に大集合です!
日本の流行商品を取り扱う人気ショップ4店舗が、大ヒット商品や最新ファッションを上海でお披露目!
もちろん、人気モデルもステージに登場しますから要チェックです! 詳しくはコチラ。



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再生医療による若返り・豊胸術

日本への旅行が一般的になり、ますます多くの中国の若者が日本のファッション文化に夢中になっている。ドラッグストア、ネイルサロン、美容院などに行くのは、今や中国の女性たちにとって欠かせないことである。近年は日本で顔のプチ整形をすることが、中国のファッションリーダーの間で静かな人気となっている。美容の専門家やメイクアップアーティストたちが取り入れたこの流行は、少しずつ北京や上海などの大都市に住む流行に敏感な女性たちにも広がってきた。

数年前、韓流ブームの時に流行った韓国式整形に比べ、日本の整形は自然な美しさを追求する傾向がある。日本の女性は、生まれつきの顔立ちを変えることにあまり熱心ではなく、肌の若々しい輝きを保ち、スタイルを整ったものにすることをより重視する。日本の整形はその面で常に革新を進め、世界をリードする水準に達している。日本の先進的な美容整形技術を代表する美容外科、聖心美容外科を紹介しよう。

国際標準化機構のISO9001:2008認証を取得しているこの美容外科は、「再生医療」で世界的に有名である。「再生医療」とは自身の身体の組織を使ってしわや傷跡、顔のたるみなどの老化現象を若い頃の状態に戻すものだ。その一つに、患者自身の血液の中にある血小板血漿を利用して注射することにより、シワやたるみを治す「プレミアムPRP皮膚再生療法」がある。ヒアルロン酸などの薬を注射するというようなよくある方法との大きな違いは、薬などの異物を一切使わずに患者自身の血小板血漿を注射することによって老化現象を改善するという点である。最大の利点は効果の持続力にある。ヒアルロン酸が注射後6カ月で効果が失われるのに対し、このプレミアムPRP皮膚再生療法はなんと約3年持続するというから驚きだ。また、自身の身体の一部であるため、より自然な効果が得られ、アレルギー反応の心配もない。
 
なぜ血小板を注射すると、しわが改善されるのだろうか?人の血小板には、止血機能があるだけでなく、「成長因子」と呼ばれるものが含まれており、細胞が生まれ変わる力を回復させて、老化によって衰えた肌の再生を促進する成分である。この成長因子の働きにより、コラーゲンの製造や毛細血管の再生が促され、肌が自分の力で若さを取り戻すことができるのだ。

中国人の患者が増えたため、聖心美容外科(東京院)では中国語によるサービスを開始した。医師免許を持つ中国人の職員が、問合わせから予約、来院時の手続き、術後の相談、さらには日本国内のホテル代行予約まで、全過程において付き添って通訳し、コンサルタントサービスを提供する。高度な技術によって「若返る」ことは、今や神業ではなくなった。すべての女性たちがこの治療による奇跡を享受して、若く美しい容姿を保ち続けることが可能な時代がきている。(zhuoling執筆)

中国語専用電話:81−3−5770−5138(日本国外から) 03−5770−5138(日本国内から)

写真提供:聖心美容外科

聖心美容外科 http://www.biyougeka.com/ (日、英、中)

「原宿スタイルコレクション」、上海万博で開催中!

日本の若者の最新文化発信地として、国内のみならず世界からも注目を集めている東京の「原宿」。その個性溢れるキュートでポップなファッションにスポットを当てた祭典「原宿スタイルコレクション」が、6月17日から6月19日まで上海万博日本産業館で開催されている。

このイベントは原宿スタイルコレクションと、日本インターネット通信販売最大手「楽天」のコラボレーションによって開催されているもので、もちろん海外初開催!

「原宿系」と呼ばれる若者に人気の雑誌『Zipper』と、今春創刊された大人のギャルのための雑誌『EDGE STYLE』などが各ステージをプロデュースし、雑誌提案型の今までになかったファッションショーを開催している。

参加するのは「 FUNKY FRUITS(ファンキーフルーツ)」や「prom prom shop」など楽天市場の人気ショップのほか、ウィッグ・エクステンションブランドの「PRISILA」、ファション・ブランド「X-girl」、「MILKFED」を手がける「B's INTERNATIONAL」など。さらにファッションショーだけでなく、音楽、美容、写真といったさまざまなジャンルのショーも開催されている。

またこのショーの特徴とも言えるのが、多彩な出演モデルたち。読者モデルとして活躍している武智志穂、姉妹モデルの鈴木亜美と鈴木亜耶、AMO、あやも、池田泉、青柳文子、落合沙織などが原宿の最新トレンドを世界へ発信していく。(香雪執筆)

開催期間:6月17日(木)〜19日(土)
会場:上海万博 日本産業館
問い合わせ先:日本メイクアップ技術検定協会 経営企画室
電話:03-5419-7622

オフィシャルサイト http://event.rakuten.co.jp/fashion/haracolle/(日・英・中)

ドキュメンタリー映画の持つ意味

日蓮宗の「100日の荒行」は、毎年11月1日から翌年の2月10日まで千葉県の寺で行なわれる、全国的に有名な三大荒行の一つで、常人には想像もできないぐらい厳しい修行である。毎日わずか2時間の睡眠時間で、1日2回の食事は梅干と白粥だけ、朝夕の木釼相承の修行は寒風の中で行なわれ、手足のひびやあかぎれから血がにじむ。肉体的にも精神的にも鍛えられる修行だが、過去には体力不足により命を失う僧侶もいたという。100日間の修行を耐え抜いた僧は修法師(しゅほっし)となり、住職になると同時に祈祷を行うことができる。若手映画監督、佐々木誠さんは、この荒行を題材にドキュメンタリー映画を撮り、4年前に上映を行なった。

この『Fragment』というドキュメンタリー映画を撮影したきっかけとなったのは「9.11」だった。突然、佐々木監督が当時準備中だったライブパフォーマンスの映像の仕事がキャンセルされた。その頃、友人であり俳優の井上実直さんに祈祷師としてニューヨークの世界貿易センタービルの跡地で祈祷を行いたいという話を聞き、井上さんの行動をビデオカメラで追うことに決めたのである。

『Fragment』を見た人々は、それぞれまったく異なった解釈をする。それは主人公に共感するのが難しいからかもしれない。佐々木監督は、ドキュメンタリーでは作り手のスタイルによってひとつの事実が異なる伝わり方をするが、自分には映像によって何かを伝えようという気持ちはなく、ただ事実をフィルムによって残しておきたいだけで、すべての人が共感するというのはかえっておかしいと言う。このような独特の見解が、『Fragment』という素晴らしいドキュメンタリー映画の価値を証明しているのかもしれない。

佐々木誠監督は、1975年生まれ。1998年からソニーミュージック・エンタテインメントで数多くのアーティストのプロモーション用ビデオを撮影。その後フリーディレクターとなり、多くの音楽PVおよびテレビ番組の製作を行なった。『Fragment』は初監督のドキュメンタリー映画で、アメリカ、ドイツなども含め、3年以上のロングランを続けている。2007年には『マイノリティとセックスに関する2、3の事例』を、オムニバス映画『裸over8』の一部として公開。公開後、雑誌『映画芸術』の2007年ベストでランキング入りした。これは短編映画としては、非常に珍しいことである。(緋梨執筆)

9.11以後の世界×障害者の性
「ドキュメンタリー映画とは何か?−佐々木誠監督作品映画上映」
日時:6月19日(土)14時スタート(入場無料)
場所:法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎6階「薩ホール」

写真提供:佐々木誠

「Fragment」公式サイト http://www.fragment-movie.com/
  佐々木誠プロフィール http://for-the-cause.com/cn4/Japanese_Makoto_Sasaki.html

話題作が盛りだくさん! ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010

6月10日から開催されている「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」。今年は過去最多4000本以上の応募作品の中から厳選された31カ国62作品がコンペティションに参加している。その中でも話題の中国語作品をピックアップしてみた。

●August 15th(中国/アメリカ)
米国のサンダンス映画祭などでの受賞歴をもつ、実話に基づく話題作。若いカップルが男性の両親に会いにいくため、バスに乗り込む。バスは多くの人々を乗せて田舎道を進んでいく。そこへ2人のバスジャック犯が乗り込んで来て、瞬時に楽しい休日を悲劇へと変えてしまう。極限の状態の中、人は自分を犠牲にしてまで他人を助けることができるのだろうか、それとも自分のために他人を見捨ててしまうのだろうか…。息を呑むような衝撃の結末が私たちを迎える。

●BABEL(フランス)
現在、万博で大変な盛り上がりを見せる中国・上海を舞台としたフランス人監督による壮大なアニメーション作品。2人の男女が田舎から大都市へと出て行く。男は建設現場の労働者となり、女は裕福な男と共に高層ビルディングで生活を始め、2人の運命は別々の方向へ。人間の歴史と欲望を圧倒的な映像美で描き出した作品。

●Toy Man(台湾/シンガポール)
女の子と遊ぶどこか寂しげな謎の中年男性。彼の胸には、娘との楽しい思い出が溢れていた。娘は今どこでどうしていて、なぜ男性は悲しげなのだろうか。その答えはラストシーンで明かされる。

●Warning(中国)
静かに時を刻む病室。本作品で、病室は人間の住む世界を象徴している。一見すると静穏で平和な場所にも見えるこの世界だが、それは表面上だけに過ぎず、実は環境汚染など多くの「病気」を抱えており、病室に横たわる患者のように治療を受ける必要がある。シンプルな映像に実験的要素を加えた作品。

「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」は20日までの開催だが、早速ビョークのミュージックビデオなど話題の3D作品を集めた「3Dプログラム」の追加上映が19日から27日まで行われることが決定した。(リンク)見逃した人も是非、この機会に足を運んでみてほしい。(西田みゆき取材協力、林愛香執筆)

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010
開催期間:2010年6月10日〜20日 
会場:表参道ヒルズスペースオー、ラフォーレミュージアム原宿、ブリリア ショートショートシアター、TOHOシネマズ六本木ヒルズ

写真提供:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010

ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010公式サイト http://www.shortshorts.org/2010/ (日・英)

心を伝える秘訣

Q:「愛は売っていないのですか?」
A:「どうやら、愛は非売品のようです。もしどこかで販売していたとしたら、それは何かの罠かと思われます。くれぐれもご注意ください。」
――5年前、このような軽妙洒脱な「ひとことカード」で大きな話題となった「生協の白石さん」が、にこやかな顔で演壇に立った。礼儀正しい白石さんの、魅力いっぱいの講演だった。

東京農工大学の生協職員だった白石さんは、様々な仕事をこなす一方で、いつの頃からか学生たちからの質問に対して回答を書くようになった。どんなに意地悪でひねくれた質問でも差別することなく、ユーモアたっぷりに温かい言葉をつづって、学生たちを感動させた。彼の回答を学生たちがネット上に公開したことから、雑誌やテレビなどが競って「ひとことカード」について報道した。ついには『生協の白石さん』という書籍が講談社より出版され、93万冊のベストセラーとなった。東京農工大学では、白石さんを広報大使に任命した。

日本中に白石さんのファンが増え、さらには海外にまで影響を広げている。「勝ち組」と「負け組」に二極分化したといわれるような時代に、なぜ、ごく普通のサラリーマンが人々の心を感動させることができたのだろうか?あれから5年、白石さんは演壇で“心を伝える秘訣”について披露してくれた。

まず第一に、誠実に対応すること。どの意見に回答するときも、情熱を込めて対応する。「ひとことカードに書いて意見箱に入れたということには、誰かに読んでほしいという学生たちの気持ちが表れています。こうしたことが、心のコミュニケーションの最も基本的な条件ですね。」
第二に、ちょっとしたことを書き加えること。回答するときに最も重要なのは、真剣に、ユーモアを交えて書くことである。そして事実を書いた後で、どうでもいいようなことを一言書き加える。実際にはささいなことであっても、大きな作用があって、思いがけない効果が生まれることがある。
第三に、程よく答えること。ひとことカードの紙幅は限られており、200字程度を超えることはできない。程をわきまえて、大学生協の立場から短く答えればよく、深く追求しすぎないのがよいという。

気楽で楽しい2時間があっという間に過ぎた。白石さんと別れの握手をした瞬間、私の心にひらめいたことがあった。かつての「ひとことカード」と、今世界中を席巻している「ツイッター」は、人と人との交流の手段として、共通点がかなりあるのではないだろうか!一方は「質問に答える」ものであり、他方は「自由に発言する」ものである。しかし白石さんの教えてくれた「心を伝える秘訣」をマスターすれば、心と心の交流は困難なものではなくなるのではないだろうか。――これが恐らく、今回の講演から私が得た最大の教えであろう。(姚遠執筆)

PHOTO BY FUMIO TOGASHI

講談社「生協の白石さん」 http://moura.jp/clickjapan/shiraishi/
  インターカルト日本語学校「白石昌則氏講演会」 http://www.incul.com/jp/yosei/course/shiraishisanno.html

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