2010年6月11日第20号(通巻第219号)・FOR MAN・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

6/11(金) 東京ビアパラダイス(〜6/20) 六本木ヒルズ

6/12(土) ドラえもんの科学みらい展(〜9/27) 日本科学未来館

6/13(日) マルシェ・ジャポン汐留 カレッタ汐留

6/14(月) オルセー美術館展(〜8/16) 国立新美術館

6/15(火)『ぶつかる とび出す!! エネルギーの法則』パナソニックセンター東京

6/16(水) アニッシュ・カプーア展(〜6/19)  SCAI THE BATHHOUSE

6/5(土)w-inds.、DA PUMP、Lead…1夜限りのコラボ

6/6(日)「屋良さん さよなら」 追悼ジャズライブ

6/7(月)大人ギャル向け雑誌創刊−渋谷で一時騒然

6/8(火) 京都・五花街の舞妓そろい踏み・特別公演前

6/9(水)地球は本当にすばらしい星 -地球帰還会見

6/10(木)ドコモ、「Xperia」の正式アップデートを開始

【編集部からのお知らせ】

●日本の新しい文化に興味があるすべての方々、そして観光や留学で日本を訪れる方々に、もっと新鮮で、より日本の雰囲気が感じられる情報をお伝えするために、編集部では金曜日配信の通常のメールマガジンに加え、特別増刊号をお届けします。
これから配信予定の特別増刊号の内容は・・・

6月16日(水)東京メトロ全面攻略:観光や留学で日本を訪れた際、東京で必ず乗車することになる便利で快適な地下鉄と、様々な見どころやサービスなどをご紹介します。
 
6月23日(水)17バイシクル:上海で大きな話題になった、日本で最もクリエイティブなデザインを持つ小型自転車をご紹介します。簡単なアンケートにお答えいただくと、素敵な自転車が当たるチャンスも・・・。
 
●中国のたくさんの日本語専門家たちによって運営される「翰文網」は、日本語翻訳者が交流し学習するための非常に素晴らしいサイトです。このサイトでは最近、「東京流行通訊」の日本語の文章を転載し、翻訳家たちがそれを質の高い中国語に翻訳するという試みを行なっています。こうした試みは、非常に有意義なことだと思います。我々は、中国、香港、台湾の様々なメディアがこのような交流を展開してくださることを願っています。

ALAYA

日本最大級のショッピングモール楽天市場が中国限定で送料無料キャンペーンを実施中!
14日までの期間限定で、おススメ16ショップの商品なら、気になる送料がかかりません!詳細はこちらでご確認ください。





今からの季節に大活躍間違いなし!落ち着いたデザインで、着心地も抜群のアルマーニのポロシャツ!




問い合わせ殺到の岡山県産こだわりジーンズ。雑誌Lightning等でも取り上げられました!




4000本突破!履き心地抜群!この価格でこの品質はありえないと大評判の2WAYカーゴパンツ。




ストリートファッションを愛するあなたに!NEIGHBORHOOD、fragment designによるコラボレーションTシャツ。




機能性とファッション性を兼ね備えた、アーバンスタイルのロングヒット商品。最新作をご堪能下さい。




革職人により丁寧に作られた、時を越えて愛され続ける「BOTTEGA VENETA ボッテガ ヴェネタ」のバッグ。

電子書籍化サービス

iPadの発売により、ますます普及する電子書籍は、今後、どういった方向に発展していくのだろうか?印刷された本は重たいし、場所も取るので、収蔵価値のある珍しい本以外は電子化してしまいたいというのは多くの愛書家が考えることであろう。だがスキャナーを使った経験のある人は、そのアイデアは素晴らしいが、印刷物の電子書籍化は簡単な作業ではなく、そこに費やす労力を考えると割に合わないと思うに違いない。

自分の労力や時間を使うことなく、わずかな費用で書籍の電子化が可能なのであれば、多くの人が試してみたいはずだ。ドライバレッジジャパン社が提供する「書籍スキャン」サービスでは、350ページ以内の本を電子データに変換するのに一冊あたり90円しかかからない。非常に安い価格に、多くの人が驚かれるであろう。

「書籍スキャン」サービスの利用方法は簡単。まず電子化したい本が処理条件に合致していることを確認する。そして本の冊数を計算し、ドライバレッジジャパン社に申し込み、支払いを済ませてから本を梱包して郵送する。そして、専用のサイトからファイルをダウンロードするか、電子書籍を焼いたDVDを受け取る。スキャンサービスが安価である秘密は、最新式のスキャナーにある。一般のスキャナーは1度に1枚の書類しかスキャンできないが、ScanSnap(S1500)であれば、FAXのように連続50枚の書類をスキャンでき、しかも1分あたり20ページの処理速度である。自動画素設定方式によって、紙の大きさから最適な画素を選択することも可能だ。煩わしいスキャン作業が、簡単で迅速に行われる。

「書籍スキャン」サービスは価格が安く、複雑な利用手続きも不要だが、全ての本についてこのサービスを利用することはできない。例えば、雑誌はページが静電気を発生させるので、スキャンに適していない。辞典、電話帳など、紙が薄いものも利用できない。専用スキャナーは、写真集や写真などの光沢のある紙も処理できない。機械の構造の問題のため、これらの印刷物のサービスコストを下げることはできないので、現在のところ低価格でこのサービスが利用可能な書籍は限られている。

この他、注意しなければならないことは、装丁された本は裁断しなければスキャンできないということである。したがって、電子書籍と元の本の両方を手に入れることはできない。家の本棚に眠っている蔵書を全て、わずかな重量の電子書籍に変換した時、充実感、そして喪失感がいかほどのものになるかは自分で試してみなければ分からない。(樋田桂一提供)

スキャポン http://www.scapon.jp/

光岡の新車に大反響

光岡自動車は1968年に創業、富山県に本社を置く、日本で10番目に設立された自動車メーカーだ。創業時は、新車と中古車の販売会社だった。その後、社長の自動車製造への熱意によって、1979年に自動車の設計と製造を開始。1982年には排気量50ccの、自動二輪免許で運転が可能なゼロハンカー「BUBUシャトル」を発売した。1985年に道路交通法が改正された後、光岡はレプリカカーの開発を開始した。1987年には「BUBUクラシックSSK」を発表。さらに「ラ・セード」「ビュート」など、限定生産のレプリカカーが次々に登場した。2001年に初めて参加した東京モーターショーでは、スーパーカー「大蛇(オロチ)」を発表し、注目を集め、初参加にして大成功を収めた。

今月の4日、光岡自動車は2種類の新車を発表した。一つは価格が1050万円のスーパーカーOrochi Gold Premium(オロチゴールドプレミアム)、もう一つは230万円〜のViewt Vintage(ビュートヴィンテージ)で、各20台限定である。

Orochiという名前は、日本の神話に登場するヤマタノオロチに由来する。以前は、成功を祈願してオロチ(蛇)の魂を車体に授ける「入魂」の儀式を行なったこともあるという。Orochiは2006年の発売以来、受注生産の方式を採り、手作業で生産されてきた。内装の色は25種、車体の色は300種から選べたが、その後コスト削減のため色が統一された。今回発売されたGold Premiumには、妖艶な輝きと神々しい白蛇のような存在感がある。価格は、人民元に換算すると148万〜189万元ほどだ。専用のゴールドパールのボディカラーで、リヤウイング、4本出しのマフラーなどを備え、インテリアには赤とグレーを組み合わせている。

ベース車の「マーチ」現行モデルの生産終了に伴い、Viewt VintageはViewtの最終バージョンとなる。新しいViewtの車体サイズは小さめだが、車体の曲線は非常に優雅。色にはViewtシリーズで最も人気があるクリーミーホワイトを用い、専用のグリルバッヂ、リヤエンブレム、ピラーオーナメントを装備している。座席は英国のクラシックカーを真似た革製で、色はダークレッドとグローブブラウンから選べる。

先ごろ開催された北京モーターショーでは、様子を見るつもりで出展されたOrochiだが、たちまち3台の予約が入り、光岡自動車でも驚いている。今後、日本国内と中国での販売比率を5:2で展開する予定である。(青空之心執筆)

光岡自動車公式サイト http://www.mitsuoka-motor.com/

会社内の距離を測る

本来、会社員は責任を持って自分の仕事をしっかりやっていれば何も問題はないはずだ。だが日本型の組織では、事はそう簡単ではない。会社の理念に共鳴して精神的にも会社と一体にならなければ、高いモチベーションを持って仕事に取り組むことはできない。これは日本の大多数の会社の現状である。そこで会社員と、会社の理念や目標を代表する社長との距離が重要になってくる。この見ることも触ることも不可能な距離を、実際のキロ数で計算するというユーモアたっぷりのアンケート調査が行われた。さて、その結果は?

20%の人が、社長と社員の距離を4億キロと回答。これは地球と火星の距離(最も遠く離れている時)に相当する。このことから、「社長は雲の上の存在であるだけでなく、まるで宇宙人だ」と思っている人が少なくないことがわかる。その他、以下のような結果が出た。

1.社長との距離が遠いと感じる主な理由は、直接の接触がないこと。
2.直属の上司との距離が5メートル以内と感じる人は半数以上。上司との距離を感じるのは、上司が仕事や周囲の状況を理解していないから。
3.会社との距離は、正社員の半数が遠いと感じている。
4.会社との距離が4億キロ以上とした人の40%が、会社の業績が悪化していると答え、67%が、自分のモチベーションが低いとした。

社員と会社の距離を改善するには、おそらく次のような点から行うべきであろう。
1.社長と社員が直接接触する機会を作る。例えば、会社が行うイベントなどに参加することによって、社員と交流し、社員のモチベーションを高めて会社の業績改善につなげる。
2.社員に会社の理念を認識させて、共感が生まれるようにする。社長が情報を発信し、会社内部の交流を活性化させ、会社の理念を徹底させ、戦略方針を浸透させることが必要不可欠である。
3.会社との距離に比べると、上司は比較的近い存在であるが、社員の仕事に対する理解の不足や、目標や価値観の違いなどによって生じる上司との距離も、縮めていく必要がある。

今回の調査を行ったJTBモチベーションズは、JTBの社内ベンチャー第1号として創業した会社である。JTBが行っている「報奨旅行」(優秀な業績を上げた社員に旅行をプレゼントする)の業務に対する疑問を最初の着眼点とし、現在は社員のモチベーションを高めるためのコンサルティング事業を行っている。JTBモチベーションズでは、表彰式の企画など企業内部のイベントだけでなく、調査研究も主要な業務内容となっている。(緋梨執筆)

JTBモチベーションズ http://www.jtbm.co.jp/

ショートショートフィルムフェスティバル、6月10日から開催中!

●ショートショートフィルムフェスティバルとは?

今年で12年目を迎える「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2010」が、6月 10日から東京で開催されている。ショートフィルムとは約1分〜25分の短編映画のことで、短い時間だからこそ表現できる濃縮されたストーリーやテンポのよい映像展開が見どころだ。アメリカなど世界各国では、若きクリエイターたちの登竜門として多くのコンペティションが開催されている。

日本では俳優の別所哲也氏が1999年に若者の文化発信地である東京・原宿でこのショートショートフィルムフェスティバルを初めて開催し、現在ではアジア最大級の規模を誇る短編映画祭へと成長した。今年は過去最多4000本以上の応募作品から厳選された31カ国62作品が上映され、グランプリ作品は来年度の米国アカデミー賞短編部門の選考対象となる。

●多彩なプログラムでショートフィルムをより深く知ろう!

ショートショートフィルムフェスティバルの特徴は、なんといっても多彩なプログラムにある。メインのオフィシャルコンペティション3部門のほか、音楽にインスパイアされて生まれた作品やショートフィルムの視点でセレクトしたミュージックビデオを集めた「ミュージックShort部門」、観光庁と共に設立した「旅シヨーット!プロジェクト」、「ストップ温暖化部門」など多岐にわたっている。
 
さらに、米国アカデミー賞ノミネート作品が一挙に観られる「アカデミープログラム」や、ビョークのミュージックビデオなど話題の3D作品を集めた「3Dプログラム」などのスペシャルプログラムもあり、さまざまな切り口からショートフィルムを楽しむことができる。(林愛香執筆)

「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2010」
開催期間:2010年6月10日〜20日 
会場:表参道ヒルズスペースオー、ラフォーレミュージアム原宿、ブリリア ショートショートシアター、TOHOシネマズ六本木ヒルズ

写真提供:ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2010

「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2010」公式サイト http://www.shortshorts.org/2010/ (日・英)

受験生たちに捧げる物語

祖国の新聞や雑誌、あるいはサイトなどが、「高考(大学受験)」という目を引くテーマでいっぱいになっているのを見て、957万人の90年代生まれの子どもたちが、約30年前に自分自身も経験した人生の試練――全国統一大学考試を経験しているのだということに気がついた。「テストひとつで一生が決まる」と言われ、将来の運命が決定されるこの2、3日間は、多くの人々の心を落ち着かない気持ちにさせる。その時ふと私の心に、この日本で、ある吹雪の夜に、一人の受験生と母親に起こった非凡な物語が浮かんだ。

1月17日の入学試験を受けるために、前の晩に電車の中で車中泊しなければならなかった受験生の瑠美子さんとお母さんは、16日に家を出て新幹線に乗り、深夜に新潟県の長岡駅に着いた。ところが、乗り換える予定だった夜行列車は大雪のために運休になってしまう。長岡駅のホームで、両手で顔を覆って泣く瑠美子さんにお母さんは呟いた。「ヒッチハイクしよう。」

歩道の積雪は150センチもあり、彼らは深い轍のついた車道をただ歩くしかなかった。オレンジ色の傘を広げ、上下に激しく振っても、車は次々に通り過ぎていく。吹雪はますます激しくなり、数メートル先を歩く母親の姿もぼんやりとしか見えない。2時間ほど歩くと、ガソリンスタンドに辿り着いた。たった1台止まっていた大型トラックの運転手にお願いすると、彼は答えた。「金沢までならいいよ。」

瑠美子さんが目覚めた時、夜はすでに明け、もうすぐ金沢というところまで来ていた。運転手は言った。「よし、輪島まで行っちゃる。」トラックは次々と他の車を追い抜き、集合時間の10分前に試験場に到着した。運転手は「がんばれ」とだけ言って、連絡先も告げずに去っていった。

偶然にも、入学試験の作文のテーマは、「わたしが感動したこと」だった。400字詰めの原稿用紙に、瑠美子さんは深夜のヒッチハイクの体験と、母親への感謝の気持ちをつづった。3日後、家に合格通知が届いた。学校側の尽力により、ついに親切な運転手と連絡を取ることができた。運転手は瑠美子さんの合格を心から喜び、「ああ、良かった」と言ってくれた。

これは共同通信社が今年の2月に発表したニュースである。5月に日本新聞協会が行なった「HAPPYNEWS」で、この「ヒッチハイクで春をつかむ」が大賞を獲得した。この短いニュースを読んで、私と同じように感動の涙を流した人はきっと多いだろう。入学試験の経験者として、この小さな心温まる物語を中国語に翻訳するとともに、試験場で頑張る受験生たち、そして試験場の外で黙って彼らを見守るご両親、ご祖父母へ捧げたい。(姚遠執筆)

社団法人日本新聞協会 http://www.readme-press.com/

個人情報保護方針 | 運営会社 | お問い合わせ | 東京流行通訊について
Copyright 2005-2010 Tokyo-Fashion.net All Rights Resverd.
E-mail:info@tokyo-fashion.net