2010年3月19日第10号(通巻第209号)・FOR MAN・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

3/19(金)北野謙 「溶游する都市」(〜3/21)
アップフィールドギャラリー

3/20(土)清盛神社祭
広島県廿日市市清盛神社

3/21(日)茂木綾子 「Beyond Beyond」(〜4/4) 
MISAKO & ROSEN

3/22(月)絵馬祭
茨城県笠間市笠間稲荷神社

3/23(火)伊藤福紫 展(〜4/30) ベイスギャラリー

3/24(水)新城さくらまつり(〜4/11)愛知県新城市桜淵公園

3/25(木)「DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展III 福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング」展(〜3/27) ギンザ・グラフィック・ギャラリー

3/12(金)ソニースタイル、ウォークマンSにミッキー刻印サービス

3/13(土)桑田佳祐、10月にニューアルバム発売&全国ツアーも決定

3/14(日)「BeeTV」、100万会員を突破

3/15(月)サクラ開花 観測史上2番目の早さ 静岡

3/16(火)三洋電機、ソーラー駐輪場を世田谷区桜新町で納入

3/17(水)旭化成が新素材水着、かわいく乾く

3/18(木)野口宇宙飛行士、ISS第23次長期滞在を開始

→「瑞麗 伊人風尚」で、このメルマガで推薦していた日本の商品を見て、すごく気に入りました!これらの商品をオンラインで買うことができますか?【吉林 顧暁波

←我々が推薦する商品は、基本的にどれも日本の大手ブランドショップやオンラインショップで人気の商品です。通常は、その商品をローマ字にして入力すれば、売っている店を検索することができます。気に入った商品を日本の友達に頼んで買ってもらうこともできるでしょう。もし日本にいらっしゃるチャンスがあったら、「瑞麗 伊人風尚」のページを切り取って手帳にはさんでおくのをお忘れなく。お気に入りの商品と一緒に帰国することができるでしょう。

→日本では、最近「ゴムバンドでダイエット」をするのが流行っていて、バンドが売り切れているそうですが、本当ですか?【開封 小鳳

←それはたぶん本メルマガでご紹介した、去年のベストセラー、山本千尋さんの「バンド1本でやせる!巻くだけダイエット」の市場効果でしょう。1冊のダイエット本が160万部も売れ、ゴムバンドも売り切れました。この慌しい時代には、みんな簡単に自分を改造できるガイドブックを渇望していることがわかりますね。このことが我々に有益な啓発を与えてくれるかもしれません。

ALAYA

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ソニーの新しいサービス

ネットワークサービスの普及に伴って、オンラインゲームをしたり、ネットワークを利用した新しいゲームの場を開拓したりすることはもはや珍しいことではなくなった。

「PlayStation Network(PSN)」は、ソニーが「PS3」や「PSP」のユーザーのために打ち出したオンラインサービスである。登録すると、「PlayStation Store」限定発行のゲームを購入したり、最新のゲームの体験版、PV、追加アイテムなどのコンテンツをダウンロードしたりもできるし、世界中のユーザーと対戦することも可能だ。PS3ユーザーなら、ネットワークを通じて他のユーザーと交流することもできる。ソニーでは3300万のPSN登録ユーザーという貴重な資源を重視して、2009年11月「Sony Online Service」という新しいネットワークサービスを発表した。

これはネットワークサービスによってハードの付加価値を高め、他社との差異化を加速するというもので、ソニーでは2012年度までにネットワーク関連事業において年間3000億円の売り上げを目指す。このサービスの目的は、PS3の開発コストの削減によって黒字化を図ることにあり、さらに3Dゲームの導入によってさらにPSN事業を拡大しようとするものである。

最近は液晶テレビやDVDレコーダーによってオンラインで最新の映像を受信したり、関連するコンテンツ資料などをネットで検索したりすることが徐々に盛んになってきている。ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」、DVDレコーダー、電子書籍端末、VAIOなどのユーザーは、このサービスによって登録名を一本化でき、一つのIDで複数デバイスへのアクセスが可能になり、使用記録はすべてのハードに保存されるようになる。

テレビを購入した後は「Sony Online Service」を利用して、常に新しいアプリケーションを追加してテレビを進化させていくことができ、ソニー側ではこれによって新たな収益源を開拓することができる。現代の日常生活では、ネットへのアクセスが最も多いのは携帯電話なので、携帯電話と他の製品を結合していくことが、製品の差異化を図る重要な鍵になる。2010年にソニーは3D関連商品とコンテンツサービスを全面的に展開する予定だ。PS3の駆動プログラムのバージョンアップを行えば、3Dゲームにも対応できる。3Dゲームの登場も大いに注目を集めている。 (南天執筆)

(C)2010 Sony Computer Entertainment Inc.

PlayStation.com(Japan) http://www.jp.playstation.com/psn/

ホンダのスポーツカーが新しい時代へ

美しい流線型のフォルム、スムーズに走る車体、力強いエンジン、速やかな加速・・・こういったスポーツカーの魅力は、カーマニアたちにとっては自明のことだ。タイプは性能と価格帯によって高、中、低の3つに分かれると言われるが、どのタイプにしてもエンジンパワーのために燃費は極めて悪い。専門家の論評を聞くまでもなく、車について多少知識のある人なら誰でも、25km/Lのスポーツカーなど、おとぎ話であると思うに違いない。

本田技研が2月25日に発表した新車、「CR-Z」は1.5L「 i-VTECエンジン」を採用し、ホンダ独自のハイブリッドシステム「IMA(Integrated Motor Assist)」を組み合わせた、現代的で躍動感のある魅力的なツードア設計のスポーツカーである。走行性能もすばらしく、優れた燃費性能を備えていることで、ハイブリッド車に新しい価値を加えている。「CR-Z」はハイブリッド車の可能性を大きく開き、「Emotional=見て、触れて、ときめく」「Exciting=積極的に走りたくなる」「Smart=エコで、使えて、自己を開放できる」という3つの価値観を開発コンセプトとし、運転する者にとってまったく新しいドライブ感覚を提供している。

「CR-Z」の最大の秘密は、1.5L「 i-VTECエンジン」に小型で軽量の「IMAハイブリッドシステム」を組み合わせ、市街地、高速道路、ワインディングなどの走行状況やドライビングスタイルに合わせて、「SPORT」「NORMAL」「ECON」の3つの走行モードを選択できるホンダ初の3モードドライブシステムを搭載していることだ。これによりドライブの楽しみを体験できると共に省エネも実現した。

都市の小型車として発売されたCR-Zには、専用のサスペンションシステム、軽量で強度の高い車体、完璧な空力処理が採用され、俊敏で安定性のあるハンドリングがスムーズな走行を実現した。また乗車している人全員が快適に過ごせることを重視して、スポーツカーでは考慮しにくいトランクなどの配置も充分に確保し、ふだんの買物や週末の小旅行にも自由自在に使うことができる。

CR-Zにはα、βの2つのタイプがあり、価格はおよそ220万〜250万円。スポーツカーらしい7つの明るい色から選ぶことができる。CR-ZとはCompact Renaissance Zeroのイニシャルを取ったもので、今までのツードア車のデザインコンセプトにとらわれずにゼロから挑戦を開始し、斬新な小型車を作り出すという気持ちが込められている。 (緋梨執筆)

(C)2010 Honda Motor Co., Ltd.

Honda CR−Z http://www.honda.co.jp/CR-Z/

近視を治すレーシック手術

レーシック手術が大きな話題になって久しい。わずか数分間で視力が驚くほど回復し、眼鏡やコンタクトレンズを使う必要がなくなるというものだ。ハリウッドスターのブラッド・ピットや野球選手の松阪もこの手術をしたという噂が流れ、レーシック手術は急速に人々の注目を集めるようになった。現在世界中でたくさんの近視の患者が、レーシック手術の劇的な効果を体験している。だが一方では、集団角膜炎感染事件が起こるなど、不安を持つ人も少なくない。

レーシック(LASIK)とは「Laser in situ Keratomileusis」の略称、ラテン語で「Keratos」は「角膜」、「mileusis」は「修正」を意味する。つまりレーシックとは、角膜を調整する手術ということだ。具体的に言うと、角膜を切開し、レーザー照射して角膜の屈折率や焦点を調整し、正常な視力を取り戻すものである。特に強い近視の人には、是非挑戦してみたいという人が多いはずだが、手術の方法や価格などに関する疑問が多くあることだろう。人体の最も重要な器官を手術するのだから、決定する前に手術前後のことについて充分理解しておく必要がある。ネットでレーシックについて検索すると、膨大な情報が溢れていて、どの情報が正しいのか自分で判断するのはなかなか難しい。

決定する前に、まず無料検査を受けることが重要だ。医師と相談し、疑問が完全になくなってから決定するのがいいだろう。円錐角膜の人や角膜が薄すぎる人は、レーシック手術ができない場合もあるが、これも自分では判断できない。手術前の検査をすることで、自分の目の状況を把握することが重要だ。レーシック比較.jpによれば、現在日本でレーシック手術を行う人気の医院は以下の3つである。

1.品川近視クリニック(銀座、大阪、名古屋、福岡)ほぼ100%の患者が視力を回復し、98%以上が裸眼視力1.0以上に回復している。
2.神奈川クリニック眼科(新宿、名古屋、大阪)CRレーシックの費用はわずか9.8万円で、症例数が世界で一番多い。検査は無料。
3.錦糸眼科(新橋、札幌、名古屋、大阪、福岡)最高水準のエキシマイザー、Technolas 217Pを世界で初めて導入。症例数は6万件を突破した。 (ff執筆)

レーシック比較サイト http://www.lasik-hikaku.jp/

まさにガールズコレクション

TGC(TOKYO GIRLS COLLECTION)はファッションショーとして紹介されることが多いが、服だけが主役ではない。

2年前にも行ったことがあるが、服に関して言えば前回とほぼ同じ。それは1,2年前のファッション雑誌を読んでもさほど違いがないのと似ている。ただ「LIZ LISA」などのギャル服と言われるブランドとは違った「Another Edition」、「JOURNAL STANDARD」などが参加した点が異なる。今まではティーン向けのブランドの出展が多い印象だったが、20代を意識した構成になっていた。

このイベントの中心は、その名の通り「ガールズコレクション」である。マリエや山田優といったモデルたちが披露する最新のファッションショーやライブなど、女の子がトレンドを肌で感じられる場所なのである。

運営側としては、ショーを販売促進にダイレクトに結びつける様々な手法が見られる。雑誌で見かける身近なモデルが、自分も買い物に行くような店の服を着ているだけでも大きな効果があるが、ランウェイ鑑賞後すぐにその服が携帯で買えるというサービスのほか、ショーの合間には巨大スクリーンに、来場者限定の商品や、店舗の割引や実施期間、イベント情報などが逐一紹介される。またブースでは試供品が大量にもらえるが、それもメルマガ登録などが条件となっている。

様々な企業があの手この手で若い女性向けの商品を展開し、広告の仕方にこだわっているのが伺える。

とはいえ、観客は確実に楽しめる構造になっている。100人近いモデルに間近で接することができるし、お笑い芸人のはんにゃが司会をしているし、加藤ミリヤや倖田來未のライブも見られる。お腹が空いたら飲食スペースも用意されており、出入りも自由。6〜7時間楽しめることを考えると5000円(自由席、先行発売)はかなりお得。

10代、20代の女性以外にも、カップルや家族連れで参加している人も見かけた。リピーターも多いTGCだが、まだ行ったことがない人は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。 (山内真由子執筆)

(C)TOKYO GIRLS COLLECTION by girlswalker.com 2010 SPRING/SUMMER

TOKYO GIRLS COLLECTION公式サイト http://tgc.st/

銀座という広大な海

理想的な生活をデザインする初めての美学実践誌、「LaVie」の編集者とともに、銀座のにぎやかな街を歩いた。名高い国際ブランド、知る人ぞ知る本場の料理、特色のある画廊、高いビルの屋上にあるミツバチのためのビーガーデン・・・一週間の短い取材の間に、衣食住の新鮮な話題が私の目の前に、次々に華麗に登場した。日本人でも体験できないこのようなすばらしい体験が、「LaVie」4月号の50ページにわたる「銀座特集」に凝縮されると思うと、何ともいえない興奮を感じる。

「銀座を一言で表現するなら、なんとおっしゃいますか?」――このちょっと意地悪な質問に、たくさんの「銀座の専門家」たちが心の扉を開いて、我々に色とりどりの小宇宙を覗かせてくれた。

子供の頃から銀座の街で遊んでいたという「Casa BRUTUS」の亀井編集長は、「おとなの街」という言葉で時代の変遷に対する感慨を表現した。「東京ユビキタス計画」の責任者の目から見た銀座は、「新しいものを取り入れる勇気を持つ街」であった。雑誌「HUgE」の恩田編集長は、銀座を「憧れの存在」と感じていた。銀座木村屋の責任者は、「銀座はわが店のあんぱんのくぼみみたいなもの、東京のおへそです」と、なかなか粋な表現をした。

私が最も心を惹かれたのは、「銀座ミツバチプロジェクト」の責任者、田中さんの話であった。「銀座は銀座人の誰にとっても故郷ではありませんが、銀座人は誰もがこの場所をとても愛しているのです」。確かに、町会長を務める何人かの長老を除いたら、現在この日本で最もにぎやかな街に住んだり、ここで仕事をしたり、生活したりしている人々の中に、銀座で生まれて銀座で育った純粋な「銀座人」は少ないだろう。

銀座人は、自分の故郷でもないこの土地の街路の一つひとつに心底惚れこみ、愛情を傾けている。銀座に並ぶ店はどれも美しく、銀座の街灯は行く人を明るく照らす。大型店のショーウインドウは自らの笑顔を全身で演出し、小型店の陳列棚には「お客様第一」の商人魂がにじんでいる。デパートの屋上に開設されたミツバチ園、菜園、田んぼなどには、地球を愛し、環境を愛する心が込められている。

私の目には、銀座は愛に満ちた海に見える。果てしなく広く、豊かで温かく、無限の包容力を持つ海である。銀座で生まれ育ったわけではない銀座人たちが、世界各地のすばらしいブランド商品を受け入れ、苦労も楽しみも銀座と共にしている銀座人たちが、言葉も皮膚の色も異なる外国人観光客を笑顔で迎え入れている。銀座はそれでこそますます魅力的になり、決して翳ることのない明るい光を放っているのである。 (姚遠執筆)

Photo by Yao Yuan

銀座公式サイト http://www.ginza.jp/index.html

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