2010年1月22日第3号(通巻第202号)・FOR LADY ・




【photo by Kazuhiro Matsumoto】

1/22(金)荒木経惟 「少女世界」(〜1/30)
東京・ギャラリー・ハシモト

1/23(土)幾久山の大綱引き
長崎県五島市 幾久山集落

1/24(日)「Stamppot Met Rodekool」展(〜2/2) リビングデザインセンターOZONE

1/25(月)惣谷狂言
奈良県五條市・惣谷天神社

1/26(火)文田牧人 「パンデミック」(〜1/30)
東京・ギンザ・アート・ラボ

1/27(水)層雲峡氷瀑まつり(〜3/28) 北海道上川町

1/28(木)「Corner」展(〜2/6)
NANZUKA UNDERGROUND

1/15(金)願い込め気合の滝行

1/16(土)8人体制となった新生DA PUMPが始動

1/17(日)スケート代表新スーツ、金色基調に大胆デザイン

1/18(月)495グラム・ポケットサイズのWindowsマシン

1/19(火)東京オートサロン10出展車両を展示

1/20(水)ファンタジーウォーカー 「正式サービス」開始

1/21(木)AKB48の新曲は「卒業シーズンに歌って」

最近、中国、香港、台湾のメディア(新聞、雑誌、テレビ、インターネット)や出版社から、東京で多くの著名人をインタビューして記事を書く仕事や、日本語書籍の中国語版権業務などを委託されることが多くなりました。去年の後半に編集部でインタビューを行った日本の著名人には、音楽界で活躍する谷村新司さん、国際的デザイナーの黒川雅之さん、デザイン・コンセプターの坂井直樹さん、21世紀の建築をリードする伊東豊雄さん、数々の世界的な賞を受賞しているデザイナーの深澤直人さん、柴田文江さん、鄭秀和さん、坪井浩尚さん、ユニクロの広告企画をした田中耕一郎さん、日本初のアクアソムリエである山中亜希さん、アジアで最も人気のある雑誌「CasaBRUTUS」の亀井誠一編集長等がいらっしゃいました。これからもこうした仕事を積極的に行って、日本のすばらしい文化を中国語圏に広めていきたいと思っています。

ALAYA

世界でたった一つのストラップ

日本の流行ファッションに敏感な人ならおそらく、「up to me」のことも聞いたことがあるだろう。「up to me」では、その場で自分の好みに合った個性的なアクセサリーを作ってくれる。「up to me」とは「私らしく」という意味。その場で作ってもらう最大の魅力は、世界でたった一つの自分だけのものを手に入れられることである。
 
「up to me」には常に1600あまりのアクセサリーパーツが揃っており、携帯ストラップ、キーホルダー、ネームタグ、ブレスレット、アンクレット、ドッグベルト、キャットベルトなどを作ることができる。作り方は非常にシンプルで、まず用途を決めて、ベルトと好きなパーツを選ぶ。ストーンがはめこまれたアルファベットパーツは、クリア、レッド、ブルー、ピンク、グリーンの5色。このほかにも可愛らしい動植物をモチーフとした立体パーツが約50種類揃う。ベルトは、幅8ミリ、10ミリ、18ミリの3サイズで、ラメ、ラメクロコダイル、クロコダイルの3種から選ぶ。ベルトの最後につけるエンドパーツにはキー(鍵)、スター、クラウン、ハートなどがある。パーツを選んだら、好きな順にパーツをベルトに通すだけ。あとは店員が専用の道具で固定すれば、5分もかからないうちに完成。固定するまでは、パーツは何度でも入れ替えられる。
 
こうして、ショッピングの合間に自分だけのオリジナルアクセサリーを手に入れてみては。自分と好きな人のイニシャルを一緒につければ、恋愛が成就するかも知れない。クリアストーンは1個200円、カラーストーンは300円で、ベルトは10センチ200円から。シンプルなストラップなら1,500円程度で作ることができる。この低価格も「up to me」の魅力の一つだ。
 
「up to me」はそごう千葉店/横浜店、東武池袋店、阪急千里店、プランタン銀座に店舗がある。近くに店舗がない場合は、オンライン注文で郵送も可能。(MoonLight執筆)

「up to me」公式サイト http://www.growing77.com/uptome/

ちょっと変わったレストラン

NINJA AKASAKA
その店は戦国時代の忍者屋敷を模しており、17個のスペースに区画された店内は、まるで迷路のように複雑だ。滝や池があり、風の音や虫の声も聞こえる。ウェイターとウェイトレスは忍者の扮装をしており、突然目の前に現れては私たちを驚かせる。店に入ってから個室に行くまでの間には、橋をかけるなどの「ワザ」も披露してくれる。日本料理をベースとした創作料理は、様々な有名店で修業をしてきた忍者シェフたちが心を込めて作ったもので、なかなかの味。メニューは「手裏剣」などの変わったものから、石を入れる鍋料理など、忍者の雰囲気がたっぷり味わえる。所在地:東京都千代田区永田町2−14−3赤坂東急プラザ1F、地下鉄銀座線、丸の内線の赤坂見附下車、徒歩3分。

釣船茶屋ざうお
店の中央には釣りができる巨大な漁船、周りは海に見立てた水槽、そこには魚や海老などが元気に泳ぐ……こんな珍しい店が人気を集めている。この店では、料理に舌鼓を打つだけでなく、魚を釣ったり鑑賞することもできる。釣れた魚を好みの調理法で料理してもらうこともでき、鮮度は確実である。その場で釣って食べると聞くと、普通の店より高いという印象があるが、値段は普通の居酒屋とさほど変わらない。「釣船茶屋ざうお」は福岡発祥なので、海鮮だけでなく福岡の郷土料理も楽しめる。福岡、埼玉、東京、神奈川、大阪、岩手、三重など、全部で16店舗を構えている。

レインフォレストカフェ
熱帯雨林と野生動物の保護をテーマとしたレストランである。アメリカ料理が中心で、ボリュームのあるポークリブや、火山の形のデザートなど、魅力たっぷりのメニューが揃う。店内の超大型水槽には美しい熱帯魚が泳ぎ、広々とした熱帯雨林の中には本物と見紛うばかりの象やゴリラの姿も見られる。洞窟を模したパーティルームも一興。ワニの池に投げ込まれたコインと、売り上げの一部が熱帯雨林の保護団体に寄付される。所在地:千葉県浦安市舞浜1−4−イクスピアリ2Fシアターフロント(DJ亀執筆)

ぐるなびテーマパークレストラン http://cat.gnavi.co.jp/g/2/CATGB266/p/10/1/ (日、英、中、韓)

注目映画『板尾創路の脱獄王』

昭和初期。どんなに過酷な状況に追い込まれようとも、脱獄を成功させる男がいた。その名は鈴木雅之。独創的なアイデアと類希なる身体能力を駆使し、ことごとく脱獄を繰り返す彼のことを世間は「脱獄王」と呼び英雄視するが、逃走後はいつも簡単に捕まってしまう。鈴木はなぜ脱獄するのか、果たして真の目的とは…。

もともと沖縄映画祭のために構想した作品であり、刑事もの、カンフーアクションなどのアイデアはあったが、行き着いたのは脱獄だった。マックイーンの『大脱走』や『パピヨン』など、脱獄映画がきっかけで映画が好きになったので、脱獄ものにはエンターテインメントが詰まっていると考えてこのテーマを選んだ。玄人受けしているみたいだけど、難しい話じゃないので、みんなに観てもらいたい作品、と板尾監督は熱く語る。

本作品は、お笑いのみならず、俳優としてもカンヌ映画祭に参加し、歌手、作家などとしての活躍も目覚しいカリスマ、板尾創路の監督・主演作品だ。そのシュールかつエンターテインメント性に溢れたどこにもない世界観を持つ本作には、マスコミや世界の映画祭が注目。既に、釜山国際映画祭、アジア太平洋映画祭、マラケシュ映画祭へ出品し、異例のスタンディングオベーションを浴びたほか、アメリカ、ヨーロッパの映画祭からも続々オファーが殺到している。『板尾創路の脱獄王』全国ロードショーは1月16日(土)から。

板尾創路(いたお・いつじ)】1963年7月18日生まれ。大阪府富田林市出身のお笑いタレント、俳優。お笑いコンビ・130Rのボケ担当。よしもとクリエイティブ・エージェンシー(吉本興業)所属。吉本総合芸能学院(NSC)4期生。既婚。血液型A型。身長177cm。(ff執筆)

(C)2009「板尾創路の脱獄王」製作委員会

「板尾創路の脱獄王」公式サイト http://www.datsugoku.com/

マンガのオンラインショップ

好きなマンガを一気に読みたい。懐かしいマンガをもう一度味わいたい。名作を家でもう一度ゆっくり読みたい……そんな気持ちのマンガファンは多いことだろう。「漫画全巻ドットコム」は、世界初のマンガ全巻販売専門のオンライン書店である。このほど「漫画全巻ドットコム」は、2009年1〜12月の販売ランキングを発表した。
 
「ワンピースONE PIECE」は2009年を通じて上位ランキングを保った作品だが、映画「ONE PIECE FILM Strong World」の上映がなければ、年間第1位の座は手に入れることができなかっただろう。「ワンピースONE PIECE」と同様にロングセラーとなっている「JIN−仁−」と「20世紀少年」がそれぞれ2位と3位に入った。
 
「漫画全巻ドットコム」のランキングは他のランキングに比べて、メディア展開やリバイバルなどの影響を受けることが多い。第2位となった「JIN−仁−」は、テレビドラマで高視聴率を獲得し、映画「20世紀少年−最終章−」も大きな話題になった。第5位の「ワンナウツONE OUTS」、第7位の「君に届け」はアニメ化され、第6位の「メイちゃんの執事」はテレビドラマになった。
 
第4位の「スラムダンクSLAM DUNK(新書版)」、第14位の「スラムダンク『あれから10日後』完全版」、第20位の「スラムダンクSLAM DUNK(完全版)」は、他に話題がなくとも大きな人気を保ち続けた珍しい作品である。では1位から10位までの作品を見てみよう。
 
1.ワンピースONE PIECE
2.JIN−仁−
3.20世紀少年
4.スラムダンクSLAM DUNK(新書版)
5.ワンナウツONE OUTS
6.メイちゃんの執事
7.君に届け
8.交響詩篇エウレカセブン
9.鋼の錬金術師
10.花の慶次(完全版)
                                                                          (南天執筆)

「漫画全巻ドットコム」 http://mangazenkan.com/

和光が伝える銀座の心

休日の午後に銀座中央通りの歩行者天国をぶらぶらと歩きながら、道の両側に美しく建ち並ぶ店のショーウインドウを眺める。行き交う人々がウインドウに映り、ふと映画のスクリーンに入り込んでしまったような錯覚に陥ることもある。流行の服を着て今にも動き出しそうなマネキンが並ぶシャネル、いつも花壇に花や緑が絶えないミキモト、冬の夜に果てしなく降る雪を思わせるランヴァン、スターの巨大な画像が掲げられたカルティエ……どれもが東京の最も豪華なエリアに、非日常的空間を作り出している。
 
まるでワルツを思わせるようにゆるやかに並べられた巨大な窓と、ルネサンス風の落ち着いた大理石。和光銀座本店は4丁目交差点に堂々とそびえる銀座のランドマークである。時を告げる鐘が鳴る美しい時計台の下には、「銀座の顔」とも言える長さ8メートル、幅5メートルの巨大なショーウインドウがある。毎年9回、季節に合わせてデコレーションが変えられ、時代の流れに寄り添いながら無言で銀座への賛美の詩を奏でている。
 
約60年前には、和光本館の営業に合わせて、気鋭のデザイナーたちがショーウインドウのディスプレイで競い合ったが、そのすばらしい伝統は現在も続いている。想像を超えるようなすばらしい創意の数々が、和光のショーウインドウを、幸福をたたえた夢幻境に作り上げる。周囲に広がる銀座の明るいネオンや巨大スクリーンの映像や華やかな歌声などの中にあって、和光のディスプレイは純粋な心を保ち続け、行き交う人々に、微笑や時間の大切さを呼びかけているのである。
 
ある日、朝早い時間に銀座三越のライオン像の前に立って、通りの向こうのまだシャッターの閉まった和光のショーウインドウを眺めていた。中央通り全体が宮崎駿のアニメに出てくるたそがれ時の街のようにぼんやりとした霧に包まれて、活力がまったく感じられなかった。しかし時報の鐘が鳴り響き、シャッターが開いた時、華やかなディスプレイが一気に登場して、眠っていた銀座の街が目覚め、華麗さと驚きと一体感に満ち溢れた。その時、和光のショーウインドウがあるのとないのとではまったく印象が異なることが実感できた。
 
銀座の様々な動きを身近で感じるようになって、まもなく5年になる。東京の繁華街の中心と言われるこの街も、少しずつ変化している。和光のウインドウもまた、時代の鏡のように忠実かつ華やかに、去り行く過去と、つかむべき現在と、まもなくやってくる未来とを映し出している。和光のウインドウは拍手のないパフォーマンスだと言った人がいるが、言い得て妙だと思った。そのパフォーマンスに出会って感動した人々は、誰もが心の中で大きな拍手を送っているに違いない。(姚遠執筆)

photo by Yao Yuan

YouTube銀座和光、2009−2010カウントダウン http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=X6gJ2NMuUxE

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