2009年6月19日第22号(通巻第174号)・FOR LADY
【photo by Kazuhiro Matsumoto】

→中国語簡体字版のブログは、なぜか表示速度が非常に遅くて、さんざん待った挙句、真っ白になってしまうときもあってがっかりします。【千葉 章越

←中国国内最大の日本語学習交流サイト、「滬江日語」から招かれて、元々は「新浪網」に開設していた中国語ブログをそちらに移しました。ところが最近、在日華人の読者がほとんど我々のブログを閲覧できなくなったばかりか、我々自身も更新のためにアクセスすることができなくなっています。原因はまだわかっていません。「滬江日語」サイトの管理者の了解を得て、近いうちに簡体字版ブログを再び「新浪網」に戻そうと考えています。みなさんにご迷惑をおかけし、たいへん申し訳なく思っています。

→私の妻が書いた、写真つきのブログをご覧下さい。(「アンパンマンミュージアム」を読んで)【台湾 成成

←実に温かくて幸せなご家庭ですね。うらやましくなります!奥様の文章もすばらしいし、アンパンマンミュージアムで撮った写真も満載ですね。他の読者のみなさんも、それぞれの経験を是非お寄せください。

6/17(Wed) - 6/23(Tue)
LUNE Agi ファッション・立体・イラスト・雑貨

6/19(Fri) - 6/21(Sun)
SDKRYM「素見〜HIYAKASHI〜」 絵画・ファッション・イラスト・写真・グラフィック・映像・マルチメディア

6/19(Fri) - 6/21(Sun)
いち「いちの自由帳〜ファンタジーイラスト展〜」 イラスト

6/22(Mon) - 6/28(Sun)
永島 香苗「タユタウ展」 絵画

ALAYA

耳ツボ・ジュエリーで健康に

美容と健康は、女性たちが常に求めてやまないものである。世界的経済不況の現在であっても、彼女たちの美に対する執着と情熱を止めることはできない。先月、東京ビッグサイトで行われた「ビューティ・ワールド・ジャパン2009」は大盛況で、美容製品や美容サービスに関わるサロンや企業などが21ヶ国から集まり、世界的なイベントとなった。その中で特に注目されたのが、台湾からやってきた、光り輝く「ボディフェイス」である。

「ボディフェイス」は、以前このメルマガでもご紹介した、百年以上の歴史を持つオーストリアの装飾品ブランド、スワロフスキー(SWAROVSKI)がオーストリアで製造した24面カットのクリスタルガラスと、日本製の小さな金属粒を組み合わせて作られた豪華な装飾品である。

これまで健康と痩身のための「耳ツボ療法」と言えば、多くは尖った針や植物の種を使用したり、シールを貼るなどの方法がとられていたが、見た目が美しくないため、女性には敬遠されがちだった。だが「ボディフェイス」が開発した耳ツボ・ジュエリーは見た目も美しく、実際の痩身効果も非常に高いという、東洋の医学と西洋の美学を完璧に組み合わせた商品なのである。

中国最古の医学書「黄帝内経」に、「視耳之好悪以知其性」(耳を見ることによって健康状態を知ることができる)と記されているように、耳は内臓や経絡と密接に結びついている。つまり「ボディフェイス」の耳ツボジュエリーを耳に貼り付けて様々なツボを刺激することで、痩身、顔やせ、生理不順、腰痛緩和の四つの効果が期待できるのだ。

使用方法はとても簡単だ。まず両側の髪をヘアピンで留め、耳をきれいに消毒した後、「ボディフェイス」を取り出してツボの上に貼るだけである。痛みや副作用の心配はまったくない。「ボディフェイス」があれば、健康や体型の悩みもいつの間にか解消できる上にファッション性も高いので、つけた人の魅力を倍増してくれるに違いない。(許莎取材、執筆)

(C)2009 BODYFACE JAPAN Co.,Ltd

ボディフェイス・ジャパン http://www.bodyface.co.jp/

忍者列車と忍者料理

忍者のふるさと三重県伊賀市の緑の草原や静かな町を散歩していると、色鮮やかな列車が走り抜けていくのに出会う。車両の前面に描かれた「くノ一(女忍者)」の瞳はりりしく、一度見たら忘れられない。この列車が、伊賀市で有名な「忍者列車」なのである。

「忍者列車」は1997年に登場、デザインは漫画家の松本零士さんが担当した。名前をご存知ない方でも、「銀河鉄道999」の作者と言えばおわかりになるだろう。松本さんが「銀河鉄道999」で描いた夢の列車は、たくさんの人に子供の頃の楽しい記憶を思い出させたが、「忍者列車」も同じように夢を乗せて走っている。地元の子供たちはこのデザインがとても気に入っていて、遠足の時はこの「忍者列車」に乗ることを楽しみにしているのだそうだ。伊賀鉄道の総務企画課では、車内に「列車ギャラリー」を開設して沿線の幼稚園の子供たちの絵画を展示することもある。

去年の夏、「忍者列車」は外装をリフレッシュした。車体はブルーとピンクの二種類があり、どちらも前面に女忍者の大きな目が描かれている。ピンクの車両の側面には手裏剣などが描かれ、ブルーの車両には猫が描かれている。シンプルかつ大胆なデザインは非常に人気があり、鉄道マニアの間では「くノ一号」や「忍者号」などと呼ばれている。一日乗り放題の切符は600円で、上野市駅、茅町駅、伊賀神戸駅で買うことができる。

忍者好きの方は、「忍者列車」に乗った後、ぜひ「忍者料理」を試していただきたい。伊賀にあるこの料理店の主人は、伊賀流忍者、藤林長門守(ふじばやしながとのかみ)の子孫で、店内にはいろいろな忍者の道具が飾られており、探してみると隠し扉や隠し部屋などのからくりまである。料理は古い書物を参考に、大豆、山菜のほか、地元の新鮮な食材を中心に作られている。軽い体重を維持しつつ栄養を補給しなければならない忍者のための料理は、スタイルを維持したい現代女性にもぴったりだろう。(劉詩音執筆)

忍者・忍術(知られざる忍びの真実) http://sengoku-ninja.seesaa.net/

「おくりびと」本木雅弘

昨年、映画「おくりびと」が「第81回アカデミー賞外国語映画賞」「第32回モントリオール国際映画祭ワールド・コンペティション部門グランプリ」「第32回日本アカデミー賞」など多くの賞を受賞したことで、主演の本木雅弘は一挙に世界中で注目される俳優となった。

納棺師の話と聞くと死の恐怖を連想してしまうが、この映画は涙あり、思わず吹き出してしまうようなユーモアありの、まるで心温まる旅のようだ。。悲しいシーンでも、深く考えさせられる場面が多い。物語は不惑の年のチェロ奏者が失業し、納棺師に転職することから始まる。死者の遺体を優しく拭いたり、丁寧に化粧を施したりして、死者を最も美しい姿にして新しい旅に送り出す。普段から謹厳なイメージの本木雅弘が、人物の内面を非常に繊細に表現するそのすばらしい演技が深い印象を与える。映画の主人公の仕事に少しも手を抜かない態度に、死者とその家族を尊重する気持ちが感じられる。そんな日本人の仕事に対する真剣さと細やかさを見ていると、「おくりびと」という職業の偉大さに感嘆させられる。

非常に不思議に思ったのは、本木雅弘がなぜ人に敬遠されがちなこの役柄を選んだのかということだ。実は、彼は十数年前にインドに旅行をし、生と死に対して深い興味を持ったのだという。「納棺の所作は茶道と同じで、心を込めなければならず、一つ一つの動作に意味があります。ご遺族にご遺体の肌をできるだけ見せずに行う動作は、神業のようです。しかも毎回顧客が違いますから、納棺師は雰囲気に応じて臨機応変に対処しなければなりません。」本木雅弘は、この特殊な「仕事」が非常に気に入ったようだ。

本木雅弘は、埼玉県桶川市の由緒ある農家に生まれ、アイドルグループ「シブがき隊」のメンバーとしてデビューした。「シブがき隊」の解散後は、俳優の道を選んだ。1981年にテレビドラマ「2年B組仙八先生」で好評を博し、その後は国際的な賞も多数受賞、国内外で高い評価を受けている。今年の11月から放映が開始されるNHKの連続ドラマ「坂の上の雲」では、一体どんな「旅」を見せてくれるか楽しみである。(XUSHA執筆)

(C)2009 映画「おくりびと」製作委員会

本木雅弘オフィシャルサイト http://www.from1-pro.jp/talent/MotokiMasahiro.html
  「おくりびと」 http://www.okuribito.jp/

ミニー&カドリーベア

ディズニーアニメの主人公、ミッキーマウスはもちろんのこと、そのガールフレンドのミニーマウスも、みなさんよくご存知だろう。株式会社タカラトミーアーツは3月10日に、ミニーが手作りした外出にも連れて行ける熊のぬいぐるみ、カドリーベアを発売した。これはオリジナルイラストを忠実に再現したもので、発売前から予約が殺到し、店に出された商品がたちまち売り切れてしまうほどの人気だった。

そこで、株式会社タカラトミーアーツは株式会社キデイランドと提携し、6月11日にキディランド原宿店でミニー&カドリーベアの発売イベントを行なった。日本の「カワイイ」文化を世界に発信しているキデイランドのスタッフ、ジュリアがパステルトーンの原宿ファッションに身を包み、カドリーベアを抱いて登場し、雰囲気を盛り上げた。

ミニー&カドリーベアはまん丸の目に長いまつげで、とても可愛らしい。ぬいぐるみの足の裏にはハート型のアップリケがついており、そこには「ミニーの手作り」を証明するサインが入っている。現在、Mサイズのぬいぐるみと携帯ストラップに使えるボールチェーンが販売されている。Mサイズの着せ替えの服には、かわいい白うさぎ、ドットのワンピース、さらにはレインコートまでそろっている。最も人気があるのは、価格と大きさが手ごろなMサイズのカドリーベアと、ドットの着せ替えワンピースである。

今回は特別に、Lサイズのミニー&カドリーベア(7月10日下旬発売予定)も数量限定で先行発売された。ミニー&カドリーベアの価格は、Sサイズが998円、Mサイズが3360円、Lサイズが9240円で、着せ替え用の三つの服はどれも2625円である。ディズニーと熊のぬいぐるみがお好きな方は、是非この機会をお見逃しなく。(雲淡風清取材、執筆)

(C)Disney 写真提供:キデイランド広報部

株式会社キデイランド http://www.kiddyland.co.jp/ (日、英)
  株式会社タカラトミーアーツ http://www.takaratomy-arts.co.jp/

ペットと楽しい外出を

出張の帰りに飛行機に乗ったところ、前方のスクリーンでアメリカ映画「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」を上映していた。この手のコメディは、ただ笑わせることだけが目的の作品だと思っていたが、物語が終わりに近づくと自然と目に涙が溢れてきた。20年近くにわたる「人間と犬」の物語が、仕事で疲れた体に温かいものを与えてくれるように感じた。

矢野経済研究所が今週発表した最新のペットビジネス市場の調査によれば、去年の日本のペット関連総市場の規模は1兆1371億円に達し、これは7年前に比べて15%の成長である。またペット用品分野の市場規模は1590億円に達した。アナリストは、今後室内飼育の必需品であるトイレシートや猫砂などを中心に需要が拡大し、ペットホテルやペットを同伴可能な商業施設の整備が急速に発展すると予測している。

「ペットと人」は古くからあるテーマである。世界的経済危機の寒風が吹きすさぶ中で、この昔からのビジネスが新しく生まれ変わり、急速に成長している。ペットを家族の一員と考え、旅行にも連れて行くというのがますます普通の光景になってくるのだ。しかし、旅先で宿泊する場合に、ペット用のプラスチックのトイレを持っていくのは重くてたいへんで、楽しい旅行に影響を与えかねない。美しくデザインされた紙の手提げやファッショナブルなバッグを開けるとおしゃれなペット用トイレになるとしたら、ペットも飼い主も楽しい気分になれるに違いない。

「抱きしめる」(cuddly)と「心」(hearts)という二つの言葉を組み合わせた、「無条件の愛情」を意味する「カドリーハーツ」では、人と動物と環境の三つの関係に配慮して、安全な素材で新しいペット商品を開発している。「携帯バッグ型簡易ペットトイレ」は軽量で薄く、内側には環境を考慮した撥水加工がほどこされている。スマイルフェイスがついている持ち手部分や、組み立てると飛び散り防止になる側面のデザインが工夫され、折りたたむとバッグの形になる。また薄くて丈夫に作られているので、犬や猫が安心して使用できる。市販のペットシーツを使用し、汚れが目立った場合は資源ごみとしてリサイクルが可能だ。「ファッションバッグ型ペットトイレ」はバッグにした状態ではトイレに見えない斬新なデザインなので、飼い主のファッションやインテリアとのコーディネートが楽しめる。
 
「グッドデザイン賞」を受賞し、JIDAデザインミュージアムセレクションの選定商品である「カドリーハーツ」のペット用品に触れていると、機内に響いていた映画「マーリー」のエンディングテーマがよみがえってきた。「A dog doesn’t care if you’re rich or poor, clever or dull, smart or dumb. Give him your heart and he’ll give you his.」(犬はあなたが金持ちか貧しいか、鋭いか鈍いか、りこうか間抜けかなんて気にしない。真心で接すれば真心で応えてくれる)・・・

(C)2009 TOKYO BERO MARKET.

カドリーハーツ http://www.cuddly-hearts.com/


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