2007年8月31日第29号(通巻第94号) 毎週金曜日発行 ブログ 中文簡体 中文繁体 バックナンバー
 
 
定番メニューにサラダ風バーガーが登場。他二つサラダ風商品も販売中。

8/31(金) 「“サウザン野菜バーガー”発売」

財団法人日本郵趣協会が主催する日本唯一の切手のオークション。
9/1(土) 「第542回 JPSオークション」 切手の博物館
ルネサンスから18世紀までの作品を中心にうっとりと美しい71点を展示。

9/2(日) 「ヴェネツィア絵画のきらめき」 渋谷・Bunkamura

ベルギーのアーティスト13人がコラボレートするファッションとアートの展示。
9/3(月) 「LOVE-the Belgian way-」 東京・広尾 他
日本?チリ修好110周年記念事業としてイースター島からモアイ像がやってくる。写真パネル展示やモアイパフェも。
9/4(火) 「モアイ像が丸ビルに上陸」 丸ビル
ファッションショーの裏側にあるモデル達の素直な姿、空気、気持ちを映し出す。
9/5(水) 「h.Suzuki写真展A MOMENT」 銀座
秋葉原のど真ん中に7階建て、1400坪のソフマップの新店舗がオープン。
9/6(木) 「ソフマップ オープン」 秋葉原
 
FLY!パンダの就航

日中国交正常化35周年と中国線就航20周年を記念して、ANAグループでは「ANA’S CHINA YEAR」と題したイベントを開催している。中でも注目を浴びているのは、パンダをモチーフにした特別塗装機「FLY!パンダ」が7月25日午前10時35分に成田から北京に向かって運行を開始し、パンダの空の旅が実現したことである。8月にはさらに香港と広州に路線を拡大する。今後二年間、「FLY!パンダ」は日中間の空を頻繁に往復することになる。




「FLY!パンダ」は今年の2月から3月にかけて、日本の小学生に愛称を募集し、約6000点の応募作品から、親しみやすくANAのイメージに合う名称として選ばれたものである。1987年4月16日に全日空が中国線を初就航させたため、「FLY!パンダ」の名称も4月16日に決定した。

機体に可愛らしいパンダが描かれている外観だけでなく、機内サービスにもパンダをテーマにしたものを充実させて、楽しい気分を演出している。枕やヘッドレストカバーのほか、エプロン、紙コップ、箸袋、ナプキン、さらにおつまみまでパンダ関連のデザインになっている。パンダの形のシュークリームやパンには、機内食を食べなれない人でも見ただけで食欲がわきそうだ。

「FLY!パンダ」の空の旅は、意外な楽しさに溢れている。このほか、搭乗回数に応じてプレゼントされる金メダルや、速水もこみちや福原愛と一緒に行く中国の旅など、ANAはこれからも様々な楽しい企画を用意している。そして、中国でもファンの多いPUFFYが、全日空の中国線就航20周年を記念するテーマソングを歌っている。これからANAのCMや機内で、彼女たちの美しい歌声が聞かれるだろう。(謝晨提供)

(C)2007 ANA

ANA「FLY!パンダ」公式サイト http://www.ana.co.jp/int/campaign/china20th/index.html

 

崖っぷちの真実

日本のテレビの推理ドラマのクライマックスでは、崖のシーンがよく登場する。嘘だと思われるなら、夜11時にテレビをつけてチャンネルを合わせれば、そんなシーンに出会えるに違いない。しかし、どうして崖なのだろうかと、不思議に思われるだろう。

最近日本のある大学の研究室で綿密な科学的調査を行った結果、驚くべき結果が現れた。容疑者を崖の上に連れていくと、自白を促す効果が高いというのだ。これは正に、中国で昔から言う「懸崖勒馬、回頭是岸」(崖っぷちで手綱を引き、考え直せば救われる)と同じである。

東映大学の犯罪学研究室の船越英一郎教授は、長年の研究の結果、このような論文を発表した。彼は過去二十年間の犯罪を記録したドキュメンタリーフィルムから、犯人が自白する際の様子を詳細に観察した。その結果、70%の犯人が崖の上に追い詰められた時に自白をしていることがわかった。船越教授は崖が自白を促す原因について分析し、崖下の波が大量のマイナスイオンを発生して、犯人を爽やかな気持ちにさせ、自白する勇気が出てくるのだと結論付けた。つまり、崖にはO・ヘンリーの小説にあるような「賛美歌」の効果があるというわけだ。

これについて、鹿児島県警では「すばらしい研究だ」と大いに評価し、今までは犯人に自白をさせるために、代用監獄、カツ丼、電気スタンドなどを使うしかなかったが、崖なら経費もかからないので、さっそく捜査手法として採用したいとしている。また、船越教授の研究成果には、「解決する事件の30%には入浴シーンが出てくる」という説もあり、さらなる研究による真相究明が望まれる。

ある人がネットでこの情報を見つけて、わざわざ海辺の崖まで行って「実地検証」したのだが、別に「爽やかな気持ち」にはならず、「緊張で不安」だっただけだそうだ。もしかすると犯人はこんなところに連れてこられて、「お願いだから突き落とさないで。全部自白しますから。」と悲鳴を上げているだけなのかもしれない。いずれにしても、崖っぷちの自白が多いということは、争えない事実である。

(さて、東映大学と船越英一郎教授という名前から、読者のみなさんにはもうおわかりだろうが、これはパロディニュースである。日本のサスペンスドラマの典型的なシーンを面白く分析していて、ユーモアに溢れており、なかなかよくできている記事なので、ご紹介してみた。)

火曜サスペンス劇場 http://www.ntv.co.jp/kasasu/
 

アメリカで活躍するマシ・オカ

今アメリカで熱狂的な人気を集めるテレビドラマ「ヒーローズ」は、特異な才能を持つヒーローたちが未来の地球を壊滅の危機から救おうと活躍する物語である。去年の秋からNBCで放映が開始され、今年の7月には「テレビ界のオスカー」と呼ばれるエミー賞で作品賞、助演男優賞など8つの部門でノミネートされ、視聴率も「24」、「LOST」などの人気ドラマをはるかに引き離している。

このドラマに出演する日系アメリカ人のマシ・オカは、日本ではまったく無名だが、アメリカではあっという間に人気者になってしまった。彼は日本語と英語が流暢で、すばらしい演技を披露し、助演男優賞にノミネートされた。その奇妙な決めのポーズと日本語の「やったー!」という台詞がアメリカの若者たちの間で流行になっている。

彼の本名は岡政偉(おか・まさより)。1974年12月27日に東京に生まれた。6歳のときに教育上の理由で母親と一緒にロサンゼルスに移住する。12歳のとき、IQ180の天才少年ということで、「アジア系アメリカ人の神童たち」の一人として1987年の「タイム」誌の表紙を飾った。大学卒業後はジョージ・ルーカス監督の設立したILM社に入り、「スターウォーズ」シリーズや「ハルク」の特殊効果の開発を行った。また「ターミネーター3」や「宇宙戦争」にもスタッフとして参加している。現在は全米で有名になったが、依然として毎週一回会社に出勤している。彼は「僕はILMの仕事が好きなので、できれば今後も俳優業と両立したい」と言っている。

マシ・オカはドラマの中で日本人を演じ、日本のシーンで日本語を話している。しかし相手役の俳優は日本語がおかしいので、字幕がなければ何を言っているのかまったくわからない。その後、彼はアメリカに行くが、最初まったく英語が話せなくて、後に少しずつ英語が上手になるという設定になっている。アメリカで非常に高い評価を受けていることについてマシ・オカは、「それは役柄のせいではなく、僕がオーバーアクションだからでしょう」と言う。自分の特殊能力について、彼は「人がいっぱいいると、寒いギャグとか滑るギャグで時を止めることができる」と答えて爆笑を誘った。

関心空間/オカ・マサヨリ@ハリウッド http://www.kanshin.com/keyword/1111999

寿司型マージャン登場

本物そっくりにできている日本の食品サンプルの製造技術は、日本に来る外国人観光客を驚かせ、人気の的になっている。以前街では、食べ物そっくりの形の携帯ストラップやキーホルダーをよく見かけたものだが、9月5日には斬新な寿司型マージャンの「すしジャン!ゲーム」が発売される。

「すしジャン!ゲーム」は、本物そっくりの寿司サンプルをマージャンパイにし、それを寿司桶の中に並べていく。寿司ネタの並びによって「特上」や「マグロづくし」などの役が決まっている。寿司を作る場合、「特上」の材料は手に入れにくく、巻き寿司は手に入れやすい材料を使うので、それがマージャンの「役」の重要度に対応している。

遊び方は、まず寿司桶から寿司の材料を取り出し、手元のケース内でそれらを隠して並べる。寿司屋のように「本日のオススメ」があり、これはマージャンの「ドラ」に当たる。また、「おてもとカード」は「リーチ」の役割になっていて、更に付属のお札シートを使ってお寿司屋さんごっこを楽しむこともできる。

「すしジャン!ゲーム」は、種類がとても多くて、何でもそろっている。巻き寿司の色がやや鮮やかすぎるが、卵焼きやイカなどの握り寿司は本物そっくりである。普通の寿司屋では「特上3000円」に当たる「セット」のマージャンの価格は3990円(税込)である。

(C)2007 EPOCH CO., LTD.
日経新聞プレスリリース http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=167904&lindID=4

ニューヨークで活躍している日本人

世界で最もアートに溢れる街はとの問いに、誰もがニューヨークと答えるだろう。地球がアートという一つの国だとしたら、その首都はニューヨークだ。9.11が世界にもたらした悲しみの連鎖は今日も続いている。しかし、ニューヨークには、国家や政治の枠を越え、今もなお、さまざまな人種が集う。この街は夢と野望を歓迎する。

小池聖もまたアートを志しニューヨークにやってきた一人だ。学生時代は絵画を専攻し、2001年6月に単身渡米。約束の地にたどり着いた小池は幾多の苦難に遭いながらもアーティストとして活動をはじめる。しかし、小池の天性のスケールは自己の創作活動だけに留まらず、やがてニューヨークを舞台にアートという存在そのものとリンクしはじめた。それがアート雑誌COOLの創刊である。

COOLというタイトルはCreator(創造者)、Infinite(∞無限大の記号を象ったもの)、Link(環、絆)を組み合わせた造語である。次世代を創り上げる人々がCOOLを通じてお互いに触発し合い、無限に連鎖してひとつになり、アートで新しい未来を創造するための掛け橋になることを目指している。創刊から4年を経て、その「環」は着実に広がり、COOLは今ニューヨークの他にも世界10都市以上で発行されている。COOLはボーダレスなアートマガジンを創りたいという願いから生まれたが、単に雑誌を編集、発行するだけではなく、Webによる情報発信や展覧会の企画等様々な形で活動の範囲を広げ、アート振興の一端を担い、国際社会へ貢献することを目的としている。

「大海は水の清濁を嫌わず」、小池の人柄を表すにはまさにこの言葉がふさわしい。アーティストとしての個性を持ちながら、どんな人間をも包みこんでしまう不思議な魅力が小池にはある。それこそが天性のスケールなのだ。彼が抱く夢、それは彼にしか叶えられない使命に変わろうとしている。アートとは感動であり、発見である。彼の成功を願い、信じている。(Takeyasu Ando執筆)

COOL 公式サイト http://www.cool-ny.com/(日、英)
 COOL ブログ http://coolny.blog.shinobi.jp/(日、英)

日ごろからいつもカメラをもてあそんでいる者にとって、撮影に関わる話ほど心を動かされるものはない。先日、ネット上でこんな記事を読んだ。

アメリカのシカゴ市のローエドワードという町で、無名の女性教師の写真展が開かれ、全国各地から2800名の記者が集まり、アメリカの個人写真展の取材人数の記録を破った。もっと驚くことに、この写真展の主人公は女性教師の娘であった。女性教師は自分の娘が生まれた日から、毎日一枚ずつ彼女の写真を撮り続け、20歳になったときには7300枚あまりになっていた。公平に言って、8階建てのビルのすべての展示ホールに並べられた写真は、写真技術から画面構成まで、非常に平凡でどうということはない。だが、アメリカ全土、いや全世界が、この展覧会に感動したのである。

この20年間のこだわりが、言葉では表せないぐらい深い母親の愛情から出たもので、特別な人だけが持つ境地であるとしたら、我々が先日紹介した「ダカフェ日記」の方が現実感と親近感がある。ブログを書く人はたくさんいて、それが出版されるケースもたくさんある。だが、森有治さんがカメラを手に取って記録を開始した瞬間、夫婦、子供、さらに犬の、どこにでもある、誰も気にとめない家庭生活が、人々を興奮させ、楽しくさせ、言葉にできない感動となった。「ダカフェ日記」は2002年から始まり、最初の一年は毎月アップロードする写真は4、5枚だったが、後には多いときには20数枚を載せるまでに発展した。それらのたいへん普通の瞬間が、ごく普通のブログを、他の多くの普通のブログとは一味違ったものにしたのである。

「永遠は美しい、こだわりは芸術である、平凡が偉大なものを作り出す」――これは、シカゴの展覧会の後の人々の感慨である。女性教師が偉大なのは、誰でもできるが誰もする気になれないことができたというところにあり、それを真剣にやっただけでなく、20年もやり続けたというところにある。また、森有治さんのブログが毎日3万人の来訪者の心をひきつけていることは、生活に対して尽きることのない愛情を持っていれば、毎日でなくても、20年やり続けるのではなくても、それが同じように偉大なことであるのを物語っている。

→このメルマガから得た新鮮で面白い情報を、「FEEL ASIA快楽漂泊」のコーナーで、東南アジアの聴取者にしばしば発信しています。【北海道 小蘇

←FMASIAのサイトを訪問して、日本の流行音楽を伝えるラジオ番組のすばらしさに感服しました。今後もお互いに宣伝しあって、もっと多くの方々に我々のことを知ってもらいましょう。

→日本に短期留学して戻ってきた友達の紹介で、みなさんのサイトを訪問し、新天地を発見したような気分です!私も、一日も早く日本に行きたいという願いが強くなりました。【済南 小劉

←小劉さん、「週刊東京流行通訊」の登録を歓迎いたします。このサイト以外に、日中交流センターの「心連心」のサイトにも、毎週本メルマガの主な内容を、日本語と中国語の対訳で転載しています。是非ご覧ください。

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「東京流行通訊」を、カプライトトップページに掲載中の「おすすめパック」の中で、紹介をさせていただくことになりましたのでご報告させていただきます。
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平均年収の高い会社
雑誌『プレジデント』2006年11月13日号の記事「日本人の給料」によると、平均年収が一番高いのはマクドナルドHDの1761万である。2位以降はテレビ局など放送業・金融業が占めている。また、平均年齢が低く、平均年収が高い会社として「キーエンス」が近頃知られている。平均年齢32歳で、平均年収が1386円と高い。

アニメソング・ベスト100
「決定!これが日本のベスト100」という番組があり、毎週テーマごとに日本全国から投票をしてもらい、それを発表する。アニメソングで1位に輝いたのは「宇宙艦船ヤマト」であり、『アルプスの少女ハイジ』の「おしえて」、「マガジンーZ」がそれに続いた。「ドラえもんのうた」は残念ながら3年連続1位になることができず、12位にランクインしている。
 
 
ALAYA