2006年10月20日第40号(通巻第56号) 毎週金曜日発行 ブログ 中文簡体 中文繁体
ファッション・イベント 家電製品・IT情報 観光スポット・グルメ 車・ドライブ・F1 先端技術・出版・雑学 芸能・ドラマ・音楽 ゲーム・キャラクター 世相・若者の生き方
ファッション・イベント

人気のミスキャンブログ

今、日本で注目を集めている「Miss Cam Blog」は、キャンパスライフを楽しむミスキャン(ミスキャンパス)モデルたちのブログを集めたサイトで、CampusParkとGiRLSGATEが運営している。

「Miss Cam Blog」に載っている女子大生たちは、名前、正面上半身の写真、大学名、個人プロフィールなどを堂々と公開している。ブログの内容は、歴代のミスキャンや雑誌の読者モデルなど魅力溢れる女子大生たちが、キャンパスライフや自分の興味などのことについてつづったものが中心で、人気サイトとして大きな反響を呼んでいる。このサイトを通じて新製品を宣伝したいという問い合わせは毎月50件を超え、ブログを書いているミスキャンへのテレビ出演依頼が殺到している。

サイトの閲覧数は月850万を超え、読者数に換算すると約50万人になる。ミスキャン個人のページの閲覧数だけでも月25万(うち60%が女性)を超える。サイトの閲覧数が10万を超えれば魅力のある広告メディアと見なされるから、「Miss Cam Blog」は優秀ブログの中でも飛びぬけて優秀なサイトだと言える。

口コミによる商品の宣伝をしたい顧客に対しては、各ミスキャンのページ閲覧数によって費用が設定される。ブログの内容から、化粧品に詳しいか、甘いものが好きか、男性読者が多いかなどが判断でき、商品の宣伝に最も適したブロガーを正確に選びだすことができる。

また女子大生たちにとっても、このブログサイトに登場することは自分の社会的地位を高める意味があるので、サイトの一員になることを希望する女子大生は多い。今まで、男性のブログは文章が中心のものが多かったが、女性たちのブログには文章と共にたくさんの写真が載っている。今後は目を楽しませるという点で、写真満載のサイトが日本のブログの主流になっていくに違いない。(大村鉄夫提供)

(C)2006 CyberAgent, Inc.

Miss Cam Blog公式サイト http://blog.ameba.jp/content/girlsblog/misscam/index.jsp
 
観光スポット・グルメ

駅のホームを楽しもう

車両型のコンビニ
JR水戸駅の7、8番線ホームに、特急電車E653の先頭車両をかたどったコンビニ(NEWDAYS)がオープンした。店舗は実物の車両と高さ、幅がほぼ同じで、長さだけは約半分(10メートル)になっている。偕楽園の梅の花にちなんだ紅色のラインなど、外観は本物とそっくりだ。座席部分に商品を並べ、運転席は事務室兼倉庫になっている。このホームにはもちろん本物の電車も停車するから、発車のベルを聞いて、慌ててコンビニの方に駆け込まないようにご注意を。

巨大な天狗像
JR高尾駅の3、4番線ホームに、巨大な天狗の頭の像がある。この像は1978年に高尾観光協会と高尾山薬王院が共同で設置したもので、東京造形大学の大成浩教授が中心となって制作した。塩山御影石を彫刻したこの石像は、重さ18トン、高さ2.4メートル、鼻の長さは何と1.2メートルである。高尾山の伝説にちなんだ天狗像は、高尾駅のシンボルになっている。ここを通るときは、記念写真を撮るのをお忘れなく。

黒酢バー
最近JR山手線の渋谷駅のホームに、珍しい「黒酢バー」がオープンした。健康効果が高いことで注目されている黒酢飲料は、日本で今人気が出ている。これは山手線の内回りホームにあるフジテレビのフルラッピング広告店舗「F電渋谷」を改装したもので、店舗面積は約18坪である。店内には本物の電車とまったく同じ吊り革や吊り広告があり、テレビを見たりオリジナルDVDを楽しんだりしながら黒酢を飲むことができる。

JRおでかけネット http://www.jr-odekake.net/
 
車・ドライブ・F1

鳥形の車載用ロボット

10月3日から7日まで幕張メッセで行われた「CEATEC JAPAN 2006」に、パイオニアが可愛い鳥形の車載用ロボットを出展した。

この鳥形ロボットのコンセプトは、「運転を優しくする」ということで、その実現のためにドライブレコーダー技術を採用している。この技術によってドライバーの操作や自動車の周囲の情況を確認し、動作、発光、音声でナビゲーションや警告を行うことができる。

鳥形ロボットの顔部分には車載用カメラが設置されている。ロボットの大きさは約10cmで、胸部にはLEDが内蔵され、赤と緑の光を発し、光と鳴き声で感情を表現することができる。また、ドライバーの挙動に反応するように設計されている。例えばドライバーが乗ってくると顔を認識して出迎え、乱暴な運転をしたり急ブレーキをかけたりすると下を向いてすねたような態度をとって警告する。安全運転をすると、緑の光と心地よい鳴き声を発する。前方に観覧車などのランドマークが現れると、カメラで撮影して音声でドライバーに知らせる。また、前方の信号を自動検出して、赤信号のときは赤い光、青信号のときは緑の光を発し、信号を守らないと警告を発する。

撮影した画像は台座部分のメディアに自動的に保存され、帰宅してからパソコンに転送して楽しむことができる。また、これらの画像からドライバーの状態を分析することもできる。

ドアをあけるとドライバーの方を向き、運転中は前方を見ている可愛い鳥形ロボットには、来場の女性たちが特に興味を持ったようだ。ネット上には「将来鳥形ロボットを買うとき、女性限定になるかも」という書き込みも見かけた。鳥形ロボットの持つ機能は鳥の形でなければならないというわけではないが、このようなイメージだとドライバーにとって親しみやすく「警告」を受け入れやすくなるとパイオニアでは考えている。まもなく研究段階から実用、販売の段階に進むだろう。
CEATEC JAPAN 2006公式サイト http://www.ceatec.com/2006/ja/visitor/
 
イベント掲示板
10月20日(金) 「タイムズスパ・レスタ」オープン 池袋
池袋にスタイリッシュな総合スパが登場。Relax・Refresh・Re-Start・Luxuryがコンセプト。
10月21日(土)第19回東京国際映画祭 六本木ヒルズ
世界中の映画300本が大集合するアジア最大の映画祭。レッドカーペットに豪華ゲストが続々登場。
10月22日(日)「ドリームパーティー」 東京ビッグサイト
「アキバ系」商品を扱う企業による総合展示会。トークショーやライブも。
10月23日(月)現代日本の「アイドル!」展 横浜美術館
映画・写真・ゲームなど多様な表現方式でアイドルを扱う作品を紹介。
10月24日(火)「携帯番号ポータビリティー制度」導入
この日から携帯番号を変更せずに携帯電話会社を変えることができる。
10月25日(水)「日中韓サッカー代表交流戦」国立競技場
日本・中国・韓国の若者の交流を目的に開催。この日は日本代表×中国代表。
10月26日(木) 自動販売機特別展示会 国立科学博物館
自動販売機の過去・現在・未来を展示。世界最古のはエジプトの!?
日本のナンバーワ
宿泊料金が最も高いホテル
東京都港区の「ホテルオークラ」の「インペリアルスイート」という部屋は一泊50万円。353.1平方メートルの面積に6室もあり、専用エレベータもついています。ディズニーシー・ホテルミラコスタの「イル・マニーフィコ・スイート」も一泊50万円ですが、広さは199平方メートルと「ホテルオークラ」には及ばない。

日本一長い木造建築物
京都にある三十三間堂本堂の長さは120メートルあり、日本一だけではなく、世界一長い木造建築物でもあります。正式名称は蓮華王院といい、本堂の内陣の柱間が三十三あるために三十三間堂と呼ばれています。

最大の砂防ダム
長野県上松町のコンクリート動式滑川砂防ダムは、総立積128716立方メートルで、日本最大の砂防ダムとなります。主ダムの高さは22メートル、長さは300メートルで、立積は93309立方メートルとなっています。

→記事を読んで光岡会長の思いがこめられている車であることを再認識いたしました。いや〜こういう話は大好きです!(「スーパーカー「おろち」登場」を読んで)【日本 邦画ブラボー

→最近ネットワーク上には、日本の流行に関する中国語の情報がだんだん増えてきましたが、お互いに内容をコピーしているだけのものが多く、系統だっていないバラバラの情報で、まとまりがありません。貴メルマガは日本の流行情報を中国語で発信した先駆者です。これらの情報をネットワーク上で統合、整理して、日本の流行文化を知りたがっている読者たちに広く提供していただけないでしょうか?【安徽 王孫

→カウ・パレードは、楽しいアートイベントでしたよね。(「丸の内に現れた牛たち」を読んで)【日本 chandelier

→すでに発行されたメルマガの内容を分類、精選して、本として出版していただくことを強く希望します。私と周囲の友人たちは、写真満載の「東京流行通訊」が出版されるのを楽しみにしています。【武漢 jpfans

【編集部からのお知らせ】

本メルマガの発行人である中嶌重富の著作、「56歳での起業。」が只今絶賛発売中。詳細はこちらへ。

●国際交流基金・日中交流センターの公式サイト、「月刊心連心マガジン」の創刊号が新たに公開されました。

高松シンボルタワー
阿蘇火口
遺跡発掘現場
モルモット
配信サイト
ALAYA
先端技術・出版・雑学

紙の規格とその由来

書籍や雑誌、あるいは紙のサイズを言うのに「A4」、「B5」などの規格があるが、このAやBには困惑させられることが多い。コピーして両者のサイズを合わせようとしても、拡大や縮小の倍数をどう設定したらいいかよくわからないし、折りたたんでもぴったり合わない。

実は、A規格はもともとドイツから導入された国際規格で、B規格は江戸時代に将軍家が使用した「美濃紙」による日本規格なのだそうだ。A規格は面積1m2(A0判)、幅と長さの比が1:√2で、B規格は面積1.5 m2(B0判)、幅と長さの比が1:√2である。

この1:√2は「白銀比」と呼ばれ、紙を半分にしていくと必ず同じ比率の形状になる。A0の半分はA1、A1の半分はA2……と永遠に相似の形状が続いていく。

最近パソコンの影響で、日本でもA規格が主流になり始めている。これまでB規格を採用していた国や民間の機関でも、次第にA規格に変更する傾向にある。規格が統一されていけば、保管にも輸送にも便利になると言える。

日本の印刷業界では、上記二つの規格以外にも「四六判」、「菊判」、「ハトロン判」などたくさんの種類がある。これらはみな日本特有の規格であるが、時代が進むにつれて次第に淘汰されて消えていくことになると思われる。(本文は雑誌「R25」の文章をリライトした)
 
世相・若者の生き方

ツリーハウスで自然と共生

空高く鳥が鳴き、暖かな微風が吹く。木の上に建てられたこの写真のような家を「ツリーハウス」と呼ぶ。最近日本では、この樹上の家がブームになり、さらに「ツリーハウスの分譲販売」サービスまで登場した。都会を離れて木の上で生活するのは、きっと楽しいに違いない。

テレビ番組の司会などで活躍する清水国明さんは、山梨県に「森と湖の楽園」を開設し、最近その中の樹木の使用権を50万円(5年間)で貸し出すサービスを始めた。彼は2003年9月にここに「清水国明の家」を建設したのだが、自分だけでは寂しいと感じたので、「小さな村を建設する」計画を立てたのである。一般の別荘とは違って、この「ツリーハウス」の村では、みなが助け合って生活し、心を合わせて協力し合う共同体に発展させる計画である。

千葉県南房総市の自然体験施設にも、8棟の「ツリーハウス」がある。子供連れでやってきて木登りや虫取りをしたり、大自然を体験したりして楽しむ人々も多い。東京三鷹市の「虔十の会」では、毎年14回の「ツリーハウス」建設説明会を行うが、今年4月の建築作業には500人が参加した。樹齢約80年の大樹の上に、10メートルの高さで5人の大人が住める小屋を建て、入り口には吊り橋があって、トムソーヤの小屋のようである。

近年、ツリーハウスは人が住むためだけでなく、ビールバーや芸術家の作品展示空間としても使われているものもあり、あるファッション企業はなんとツリーハウスを入社面接の会場にしてしまった。(河上晃一郎提供)
日本ツリーハウス協会 http://www.treehouse.jp
 
編集後記

家を出て15分ほど歩いたところに、以前は潮風の吹く東京湾が広がるのみだったが、最近ここが賑やかな場所に様変わりした。未来に向かう大型総合施設ららぽーと豊洲が建設されて、斬新な景観を見せているのである。林立する巨大な看板群の中に、右と左をそれぞれ指した二つの緑色の手と、間に挟まれた緑のアルファベットの「TOKYU HANDS」の文字を見つけたとたん、心が浮き立つような気分になった。

初めて東急ハンズに連れて行ってもらったのは、18年前の陽の光が透明な朝で、その時も同じように心躍る気持ちだった。異国にやってきたばかりの若者の前に、新大陸が広がったのだ。広くて明るい店内、目を奪うたくさんの商品、自転車やテントから、筆箱やカードまで……すべてのものが少なくとも二、三十種類ほどそろえてあり、あまりの驚きに何と言っていいかわからなかった。奇抜なアイデアと、精巧な技術に溢れた手作り用品の世界に終日浸りきって、時間が過ぎるのを完全に忘れてしまった。

「東急ハンズ」は信頼に値する友人のように、漂泊していた私の日々に無限の色彩を与えてくれた。学業を終えるとき、ここで卒業制作の装丁に使う用具を見つけた。新しい家に引っ越したときは、ここで部屋を飾るフォト・フレームと花瓶を買った。友達を呼ぶときは、ここでホームパーティに必要な楽しいグッズをそろえた。新しい味を試したいときは、ここでカレーやワインの材料を見つけた。カーテンの遮光度が三つのレベルに分かれ、それぞれのレベルがさらに布質によって十数種類に分けられているのを知ったときは、本当に驚いたものだ。新婚カップルがここで買物をして、みな満足して帰っていくのを見ていて、東急ハンズの苦心と心遣いを知る思いがした。

中でも最も感動したのは、顧客のために「世界でただ一つ」の自分だけのオリジナル商品を作り出す細やかなサービスである。大きいものでは家具の設計や庭の装飾、小さいものではアルバムや表札、バッジなど、どれも日常望んでいながらなかなか実現できない生活の夢を、東急ハンズの手を借りれば実現することができる。

日常生活や手仕事と密接に関わり、あらゆる素材、道具、製品を集めた総合的な「生活創造」の名店は、三十年の間に十六個のチェーン店と六個の専門店を持ち、台北には支店の「台隆手創館」があり、ヤフーと楽天にはオンラインショップを持っている。

そして今また嬉しいことに、古い友達のような東急ハンズが我が家の目と鼻の先に登場した。本当に嬉しく、ありがたいことである。