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== 音楽で食べていく方法 == トライトーン発行 CM音楽制作会社で活躍しているアーティストたちが 音楽で食べていく方法をお教えします。 目次 1 はじめに 2 音楽の現場から 「CM音楽、初めての仕事」 横井ラン 3 音作りについて 「ノリノリドラムスの打ち込み方」 ボンバー後藤 4 気になる音楽 「サントラで嗜む極めて私的な映画紹介」 呑舎利 --1 はじめに--- 毎回、持ち回りで各アーティストが音楽の実践を語ってくれます。 その中で、実践していくテクニック、楽しさ、裏話またプロとしての 初仕事、仕事をもらうきっかけ などをもとに どうやって音楽を生業としてやっていくのかを、探っていただければ 幸いです。 正直、確実に音楽で食べていく方法があれば こちらが教えてもらいたいくらいです。(ははは。) でも、実際現場で働いている、プロの声は役に たつのではないでしょうか。 --2 音楽の現場から--- 「CM音楽、初めての仕事」 横井 ラン 略歴:日本音楽院(現AMVOX)で作曲、編曲を学び、 作曲家 すぎやまこういち氏に師事。 CM音楽制作会社 有)トライトーン設立。 主な作品 ニューバランスTVCM <CM音楽制作の現場から> 横井ラン こんにちは、はじめまして 横井ランです(男です。がっかりした?) 正直今も、仕事を貰うのに苦労している身なので偉そうなことは 言えませんが、仕事を得るきっかけは、某プロデューサーとの出会いでした。 何度もオーディションに落ちましたが、最初にものにしたのは メルセデスベンツ(ラジオCM)です。 オンエアーの時間にラジオに聞き耳を立て、自分の作った曲が ラジオをから聴こえてきた時の感動は今も忘れられません。 その後、紆余曲折を得ましたが、現在、トライトーンで 制作兼営業をしております。 CM業界は厳しいですが、確実に自分の作品が オンエアーされる醍醐味はなかなか得がたいものかも しれません。仕事は人との出会いから始まるので、 どこへでも出て行って、チャンスを多く持つことが 仕事を生み出す第一歩だと、思います。 (言うのは簡単だけどなあ、さあ今日も営業、営業。) 次回は「CM音楽の制作の進め方」についてお話します。 今後の予定 第2回横井ラン(CM音楽の制作の進め方) 第3回浅賀 第4回多美恵 第5回多美恵 --3 音作りについて---- 〈coffee break〉 こんにちは、ボンバー後藤です^^// トライトーンのメルマガ第1号をご覧頂きありがとうございますw ランさんより、“メルマガの記事お願いね−”と 半ば強制的に仰せつかりました。(爆) 音楽的、技術的な事はバリバリの諸氏にお任せする事にして、 私ボンバーの回は、コーヒーを飲みながら気軽に読んで為になる!??話題を おおくりしたいと思っています。 さてさてコーヒーの用意はできましたか…? 《ノリノリドラムスの打ち込み方〜Bomber method〜》 私、ドラマーでしたw。っていきなりの告白ですが、実はそうなんです。 なんで、ドラマーの気持ちに立った打ち込みを心がけてます。 打ち込みドラム全盛の昨今、ちょっとした工夫であなたの打ち込みドラムも ノ〜リノリにっ!!! なったらいいですなぁ。(笑) まずは、はい法度…じゃなくてHIーHAT。 ドラマーにとっては、リズムキープの要。 また、打ち込みにとっても生命線と言っても良いでしょう。 HIーHATの音色は、 CLOSED、OPEN、PEDALの3種類が一般的。 CLOSED、OPENは、ほとんどの場合利き手で叩いてリズムキープ。 PEDALは足で踏んでリズムキープにアクセント付け。 音色の違いは皆さんご承知のとおりです。 たとえば、8ビートのハイハット。ベロシティーをどのように打ち込んでます? まさか、同じ音圧で打ち込んではいないでしょうな−!! まずはドラマーの気持ちになりましょう(これが大事)。 ドラマーはハイハットを叩く時、肘から先を動かすのは4分音符分。 スナップを使い8分音符分を付け足す作業をしています。 そして、スネアのアクセントに合わせ2拍、4拍には自然と強めに叩きます。 なので、音圧的に一番大きい音は “肘+スナップ+アクセント”の2拍、4拍目。 次に大きいのは“肘+スナップ”の1拍、3拍目。 そして一番小さいのが“スナップのみ”の各拍の裏。と言う事になります。 音圧を1〜10maxとし8ビートの場合、 5・3・8・3・5・3・8・3と打って見てください。 ほらほら、これだけでもノリが出てきたでしょう!! そしてPEDAL。これは、あまり使ってない人が多いのでは? これもドラマーの気持ちになりましょう(これが大事)。 先述しましたが、PEDALもリズムキープの要。 足で踏む為微妙な音圧調整は必要ありませんが、 たとえば… TOPシンバルでリズムキープしているとき、 ペダルでもキープしている事が多いんですよ。 なので、ちっちゃくでいいので、4分音符分を鳴らしてみると あら不思議!! 臨場感が出るでしょ!?? しかも、音圧をランダムに変えてみると余計モノホンっぽく…なるでしょーっ。 また、オカズを叩いてる時には絶対不可欠なものです。 リズムの要ですから。4分音符分もしくは8分音符分を 上の要領でランダムに…ねーっいいでしょ!!! 今日書いた法則は、ドラムス打ち込みのすべてに応用できるのですが、 今回はここまでっ。次回をおたのしみにーっ。 今後の予定 第2回 誰でも分かるオーディオデータ圧縮(AAC、MP3とか) 桝屋直紀 第3回 「お楽しみ」 ボンバー後藤 第4回 圧縮技術について 桝屋直紀 --4 気になる音楽----- 呑舎利の 「サントラで嗜む極めて私的な映画紹介」 呑舎里 (どんしゃり) "呑舎利組合"主宰。 一応音楽の学び舎を卒業しているらしいが、多くを語ろうとしない。 長い修行・熟成の期間を経て、 いよいよ音楽業界へ本格的なダイブを画策中。 <第1回> 皆様、はじめまして。 呑舎里と申します。 ココからはワタクシ呑舎里が、主に音楽視点から、 新旧洋邦問わず映像作品を紹介してゆくコーナーです。 持ち込み企画です。 (↑勝手に始めてしまったって事です) そこそこ記念すべき第一回は・・・ 『 パリ、テキサス 』(1984年 独・仏) 監督:ヴィム・ヴェンダース 音楽:ライ・クーダー いきなり超有名作品です。 ライ・クーダーといえば『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』 の音楽プロデュースが記憶に新しいところ。 「ブエナ〜」はラテン系ですが、この人はもともとギタリスト。 もちろん本人名義、バンド名義でアーティスト活動もやってます。 『パリ、テキサス』ではスライド・ギターを自ら演奏。 シンプルだけど、とても印象的な音色です。 美しい映像・ストーリーと共に、心に灼き付くこと火の如し。 この映画はBGM代わりに、気軽に流すのをオススメします。 部屋の照明を暗めに、もちろんお伴はテキーラで決定。(終) 今後の予定 第2回 『 It 』(1990年 米 (TV作品)) 呑舎利 第3回 『 犬神家の一族 』(1976年 日) 呑舎利 第4回 『 ウォーターワールド 』(1995年 米)呑舎利 以上、内容、盛りだくさんです。 -------------------------- 注意 「音楽で食べていく方法」に記載した全文は トライトーンはじめ、執筆者が著作権を有するもの であり、固く複製禁止をお願い申し上げます。 大胆企画 「音楽で食べていく方法」 は 来週、発行予定です。 次号をお楽しみに!! ご意見、ご感想は trytone@mgtry.net まで トライトーン |