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タイトル:【vol.78】クラシカルMIDIマガジン06/09/1521:20Fri5〜なにがなんでもクラシック♪〜  2006/09/15


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■■◆ ク┃ラ┃シ┃カ┃ル┃M┃I┃D┃I┃マ┃ガ┃ジ┃ン┃  ◆■■
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◆   −−[vol.270] 2006.09.16 −♪なにがなんでもクラシック♪   ◆

┏━━━━━━━┓     ◆◆ 目 次 ◆◆         Total 270行
┃┌─────┐┃
┃│CLASSICAL │┃【1】クラシカルMIDI 新着紹介         【 11 曲 】
┃│ MIDI.NET │┃【2】渡辺純一のCDお気楽レビュ〜
┃└─────┘┃【3】おしらせ&編集後記
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◆◆【1】◆◆ クラシカルMIDI 新着紹介  9/08〜9/14 11 曲 ◆◆

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┃ 交 響 曲   ┠──────────────────────┤01│
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 ◆交響曲第3番ハ短調 Op.78「オルガン」     C.サン・サーンス SC8820 GS

  [交響曲][コピー][複数曲 部分][S] (2006/09/10)
  [掲載] ベーシストの休日 [作者] じゅうさん
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4788&UserNum=3146
  オルガンが愈々登場。2つのテーマフレーズと第1楽章の動機が絡み合う美し
   い第2楽章(第1部後半)です。

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┃ 管 弦 楽 曲  ┠──────────────────────┤02│
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 ◆スラブ行進曲 変ロ短調 作品31 
                      P.I.チャイコフスキー SC-8850 MU-90 MP3 GS,XG,MP3

  [管弦楽曲][コピー][単一曲 全曲][T] (2006/09/13)
  [掲載] VIRTUAL SYMPHONY ORCHESTRA [作者] 小坂”たれしゃん”智裕
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4803&UserNum=3133
  久々にチャイコフスキーの作品を手掛けてみました。繊細なロシア民謡と、
   4/4と12/8拍子のポリリズム、ダイナミックな管弦楽技法が見事に融合した
   作品です。
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 ◆亡き王女のためのパヴァーヌ                           M.ラベル  MP3

  [管弦楽曲][コピー][単一曲 全曲][R] (2006/09/10)
  [掲載] DTMコンサート・スクエア [作者] プレスト
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4802&UserNum=4069
  パヴァーヌと言えばこれですね。一応フォーレのもあります。どちらもどう
   ぞ。

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┃  協 奏 曲   ┠──────────────────────┤01│
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 ◆K482ピアノ協奏曲第22番                        W.A.モーツァルト  GM

  [協奏曲][コピー][複数曲 全曲][M] (2006/09/14)
  [掲載] Ueno's MIDI Room [作者] ueno
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4804&UserNum=3035

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┃ 鍵 盤 曲    ┠──────────────────────┤02│
┗━━━━━━━━┛                      └─┘

 ◆無調のバガテル                                        F.リスト  GM

  [鍵盤曲][コピー][単一曲 全曲][L] (2006/09/14)
  [掲載] PASSACAGLIA PROJECT [作者] Tamerlano
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4807&UserNum=4023
  リストの遺作。1885年の作品。
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 ◆前奏曲とフーガ ホ短調 BWV 548 〜 フーガ             J.S.バッハ  GM

  [鍵盤曲][アレンジ][複数曲 部分][B] (2006/09/14)
  [掲載] PASSACAGLIA PROJECT [作者] Tamerlano
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4806&UserNum=4023
  「楔のフーガ」として知られる曲。ピアノ版。

┏━━━━━━━━┓                      ┌─┐
┃ 歌    曲 ┠──────────────────────┤04│
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 ◆キュイ歌曲集                                           キュイ  MP3

  [歌曲][アレンジ][単一曲 全曲][C] (2006/09/14)
  [掲載] あそびの音楽館 [作者] Jun-T
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4805&UserNum=4053
  ロシア五人組の中ではもっとも演奏されない作曲家、キュイの歌曲を独奏楽
   器とピアノでやってみようという試みです。『ツァールスコエ・セロの彫像』
   をアップしました。
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 ◆ダルゴムィシスキー歌曲集                 A.ダルゴムィシスキー  MP3

  [歌曲][アレンジ][単一曲 全曲][D] (2006/09/13)
  [掲載] あそびの音楽館 [作者] Jun-T
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4778&UserNum=4053
  グリンカのあとを受け、ムソルグスキーに敬愛されたダルゴムィシスキーの
   歌曲を集めています。『私たちはさりげなく別れた』『私はあなたを愛して
   いた』をアップしました。
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 ◆河のほとりで 作品8-1                              G.フォーレ  MP3

  [歌曲][アレンジ][単一曲 全曲][F] (2006/09/09)
  [掲載] あそびの音楽館 [作者] Jun-T
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4800&UserNum=4053
  フォーレ初期の歌曲を、クラリネットとピアノのためにアレンジしてみまし
   た。
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 ◆チャイコフスキー歌曲集                   P.I.チャイコフスキー  MP3

  [歌曲][アレンジ][単一曲 全曲][T] (2006/09/09)
  [掲載] あそびの音楽館 [作者] Jun-T
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4801&UserNum=4053
  チャイコフスキーの歌曲から、いくつかを独奏楽器とピアノでやってみよう
   という試みです。『ただ憧れを知る者だけが』をアップしました。

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┃ 宗 教 曲   ┠──────────────────────┤01│
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 ◆BWV208 カンタータ 羊たちは安らかに草を食み         J.S.バッハ  GM

  [宗教曲][アレンジ][複数曲 部分][B] (2006/09/14)
  [掲載] Ueno's MIDI Room [作者] ueno
  http://classicalmidi.net/db/d.cgi?cmd=j&DataNum=4113&UserNum=3035
  狩のカンタータ 第14曲Ariaを追加

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◆◆【2】◆◆ 渡辺純一のCDお気楽レビュ〜 ◆◆

ムソルグスキー:《はげ山の一夜》(原典版)
バルトーク:《中国の不思議な役人》(演奏会版)
ストラヴィンスキー:《春の祭典》(1947年版)
エサ=ペッカ・サロネン指揮
ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
DG 00289 477 6198 [SACD+CD]

 DG と専属契約を結んだサロネン。今のところ自作自演盤程度しか目立った
リリースはありませんでしたが、ようやく本格始動というところでしょうか。
なかなか興味深い選曲がされています。なかでも《はげ山》が浮いている気が
しますが、ウォルト・ディズニー・ホールと《春の祭典》ということで『ファン
タジア』つながりらしい。サロネン曰く「西ヨーロッパの作品でありながら、
ロシア民謡やハンガリー民謡などを背景に持つ作品集」というが表ネタのよう
ですが。

 《はげ山の一夜》は最近よく演奏されるようになった「原典版」によるもの
です。アバド盤で聴いたときは、がさつで取り留めのない曲だなと思いましたが、
このサロネンの演奏はその印象をまるっきり覆してくれました。ただただ派手で
野暮ったく聴こえたのは、どこまで行っても雰囲気を変えられなかったアバドに
原因があった訳で、サロネンはなかなか上手く曲の多彩な稜線を描き出していま
す。リムスキー=コルサコフの編曲版ほど洗練されている訳ではありませんが、
そこまでしてしまうと原典版でやる意味が無くなるので、ちょうど良い按排だと
思います。ムソルグスキーの荒っぽさと見事なドラマ性を兼ね備えた良演。

 《中国の不思議な役人》は全曲版で聴きたい作品ですが、今回は「演奏会版」
(いわゆる組曲版) です。「演奏会版」というのは、マンダリンが少女を捕まえ
ようと追いかけっこを展開する前半部分から、2 箇所短いカットを施し、コーダ
を付け加えた音楽です。《中国の不思議な役人》の音楽は《春の祭典》からの影
響が色濃く、比較して聴くには良いカップリングですが、あからさまに似ている
部分はカットされた後半部分すぐに登場する Pesante の部分ですし、また音楽
的にも斬新な部分は後半に詰まっているので、やっぱ全曲を聴きたかったですねぇ。
まあ《春の祭典》からの影響は、全曲に浸透しているので、その点は十分味わえ
ますが。

 しかしこの演奏の特徴は、なんと言っても 2000 年刊行の新版を使っている点
でしょう。一般的に 2000 年版は後半部分が 30 小節ほど増えているのを特徴と
しているのですが、前半部分のみでも違いは生じています。ヒアリングで確定
できる部分は、「第一の誘惑のゲーム」でチェロのトレモロにアクセントが入る
かどうか([3'43"]以後 3 回)、「第二の誘惑のゲーム」のソロ・クラリネットの
音違い(F→F#にする)[7'03"]、マンダリン登場のシーンで駆け上がるトランペッ
トの最高音が一つ少ない[11'01"]、マンダリンが入場したシーンでチューバが
下降短三度グリッサンドをしない [11'05"] などです。この中で一番目立つもの
は 2 番目のクラリネットの旋律なのですが、サロネンはこれだけは採用しなか
ったようです (同じく 2000 年版を使っているロバートソンの演奏もここは旧版
を採用)。だからといって旧版とたいした違いはないので、それがどうした、と
言われればそれまでですが、2000 年版の録音に飢えていた私は、これを聴いて

「ウォー2000年版だー」

と唸ってしまいました。それだけに尚更全曲聴きたかったです。

 ちなみに従来版と 2000 年版の比較は
http://www.musicking.co.jp/mt/trb_cla/archives/04_sheetmusic/
bartok_mandarin_ph550.php
こちらの記事をご覧下さい。

 演奏は、アバドのような冷たく劈(つんざ)くようなものではなく、ショルティ
のような民俗的な土臭いものでもなく、ブーレーズやロバートソンのような都会
的でスマートな演奏です。その分物足りなさを感じるのも同様。特にあまり割ら
ない金管 (直管族) は、金管吹きとしては面白くないのですが、弦や木管が上手
いしバランスは良いので、聴き劣りするというほどではありません。実に丁寧な
演奏で、普通の指揮者なら無視してしまいそうなダイナミクスの差もキッチリと
表現しています。例えばマンダリンが通りから階段を昇ってこようというシーン。
普通トロンボーンの旋法的な旋律を強調してしまうのですが、スコアの指示は p 
なのです。その他の装飾音の方が大きく聞こえるよう書いていおり、これは通り
から入ってくるマンダリンを二階の部屋の中から見ている(で、見ている方はパニ
クってる)という遠近法なのです。サロネンはこのダイナミクスによる遠近法を
キッチリと出し、それでいてトロンボーンが埋まってしまわず緊張感を持続させ
ている。このような演奏はそうそうお目にかかれません。特に大胆にテンポを揺
らしたりとか、演出めいた演奏ではありませんが、誘惑のゲームのクラリネット
などのルバートなど豊ですし、終盤の盛り上がりもしっかりしている、メリハリ
のある、聴く者を引きつける演奏です。

 《春の祭典》は '89 年にフィルハーモニア管との録音がありますので、再録音
ということになります。フィルハーモニア管との演奏は非常にアグレッシヴでテ
ンポの速い演奏。若々しさに溢れた演奏というところで、良くフィルハーモニア
もこれについて行けたなと感心してしまうのですが、その為に内容的な深みには
欠ける演奏と思いました。今回のロス・フィルとの演奏は、それに比べると落ち
着いた感じで、テンポや表現など限りなく中庸と思えるものでした。その分音楽
的な深みが増した…と書きたいところですが、それほどでもなく、没個性的な、
《春の祭典》らしい《春の祭典》として聴けます。旧盤で特徴を作っている解釈
はほぼ新盤でも行っており、より円熟味を増した演奏になっているというべきな
のかもしれませんが、《中国の不思議な役人》で聴かせてくれたものからくる期
待感には、ちょっと及ばなかったかというのが正直な感想です。

 録音は 2006 年 1 月、LA, ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールでの
ライヴ収録。CD+SACD ハイブリッドですが CD レイヤーで聴きました。低域が
ふくよかで高域はナロー、肌理は細かく解像度もそこそこな音です。DG のハイ
ブリッド盤は大体こんな音が多い感じですかね。ウェットな雰囲気ですが癖の
ない残響で濁りがありません。ホールの特性なのでしょうか、綺麗な音です。
空間の広さや奥行き感は反射音ではなく低域の埋め方が出しているようで、
SACD で聴くともっとくっきりとするのではないかと想像します。

  久しぶりにサロネンを聴きましたが、派手さは無いものの安定感のある確実な
音楽を作るようになったと思いました。そこはサロネンなので、ショルティや
ハイティンクのような職人気質な堅牢さとは違いますが、バランス感覚に優れた
「免震構造」のようなフレキシブルな安定感があると思います。それでいて曲の
面白い部分をパッと出すサービス精神(?)もあり、つまらない演奏ではありません。
《春の祭典》は耳タコだと言うマニアな方には "可もなく不可もなく" という
ランクの演奏かもしれませんが、この調子で他の作品もやってくれれば、なかな
か侮れない存在になりそう。今すぐファンになるというほどではないですが、
今後の活躍に大いに期待させる 1 枚でした。

Producer: Valerie Gross, Recording Producer: Sid McLauchlan, 
Tonmeister: Rainer Maillard, Recording Engineer: Fred Vogler

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◆◆【3】◆◆ おしらせ&編集後記 ◆◆

ようやく秋です。一雨毎に秋が深まってきます。
でも、この間社員旅行で新潟県新発田市(旧月岡町)にお邪魔したのですが、
お邪魔した前日はかなり暑く、寺泊では35度を記録したそうです。
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次回発行予定は、9月23日です。

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