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タイトル:[アダルトチルドレンを描く No.9 精神的未成熟]  2004/11/21


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[アダルトチルドレンを描く No.9 精神的未成熟] 
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アダルトチルドレンは
精神的に幼稚である。

自分が
ここにいてごめんなさいと
自分を馬鹿にする一方で

いつも
世話してもらって
当然だという感じ方をしている。

周りの人が
自分を気遣って当然だ。
自分に合わせてくれて当然だ。

自分の思っていることを
理解してくれて当然だ。

主語も述語も
まるででたらめな言葉を使って
相手が聞き返したりすると
不機嫌になる。

自分が考えていることに
いつも注意が向いているものだと
思っている。

アダルトチルドレンの言動は
突飛に見える。
それで理解されることを
当然と考えるから
そこにはギャップが生まれる。

大人になれば
ある程度
痛みを通して
学習し
謙遜したり
敬語を使ったり
するものの
ベースには
自分に
合わせてくれて
当然だというのがある。

そこには
一種独特の
甘えたような
異様なミルク臭さがある。
目もどこか幼い。

アダルトチルドレンは不機嫌である。
自分と周りのずれを感じている。

そして
多くの場合
相手が悪いのだ
と思う。

自らが幼いながらも
相手を幼いと感じる。

アダルトチルドレンは
どこかで
相手を責めている。

こんな簡単なことも分からないのかと責めている。

しかし一方で
自分が幼いということも
うすうす感ずいている。

だから
あからさまに怒ることはしない。
自分の幼さがばれるから。
自分のみっともなさをみたくないから。
あくまで
自分に対してだけでも
自分は大人なんだと
思っていたい。

アダルトチルドレンは
周りの人間を馬鹿にしている。
しかも
馬鹿にしていることに気づいていない。
そんな理由で
馬鹿にされていることが多い。

なんでいつも僕だけ 私だけ
と思う。

自分の知っている自分と
周りの知っている自分に
大きなギャップがある。

自尊心を保って孤独に生きるか
人の中で馬鹿にされるのを
耐えながら生きるかの
ふたつしか
選択肢がないかのように
感じる。

しかし、実際には
どちらもうまくいかないことに
やがて気がつく。

そこで
アダルトチルドレンは
死を考えることがある。

しかし一方で
自分自身について
覚悟をもって
みてみようという
決意をする者も
少なからずいる。

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