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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005.01.31 ■□ パソコンとの付き合い方 □■ Vol.0094 【 システムバックアップ 】 読者数：10,934名 発行者：PCパーソナル 碓井弘明 http://www.pc-personal.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ システムのバックアップについて、もう少し考えてみましょう。 データのバックアップを取るのは「常識」と言ってもいいくらいに当たり前 のことですが、システムのバックアップについては常識と言えるほどには浸 透していません。システムをバックアップできるソフトは以前からありまし たが、ここ一年くらいで急にその数も増えてきました。使い方も簡単になっ てきたようです。 システムのバックアップとはWindowsがインストールされている、（通常は） Cドライブの内容をそのまま保存しておくことです。何故そんなことが必要 かというと、パソコンのトラブルに備えるためです。ウイルスやスパイウエ アなどによって、パソコンにトラブルが起きるということは常に考えておか なければなりません。自分のミスでトラブルを招いてしまうこともあります。 エラーメッセージが出るくらいならいいですが、最悪の場合はWindowsが起 動しなくなってしまいます。そんなときどうするでしょうか？ サポートデスクに聞いてみる、業者に依頼する、リカバリーをするなどのこ とが考えられますが、そのために多くの時間とお金が必要になります。会社 であれば、その間パソコンが使えなくなりますので、出費以上に損失は大き いかもしれません。 正常にパソコンが動いている状態でシステムのバックアップを取っておけば、 トラブルが起きた場合には復元するだけで元に戻ります。時間はかかります が、その間パソコンにずーっと付きっきりでいなければならないということ はありません。最初だけ必要な操作をしてあげれば、あとはパソコンが勝手 にやってくれます。自分は他の仕事をすることも出来ますし、数時間の外出 をすることも出来ます。最後に再起動をするぐらいのことで何事もなかった かのように復活してくれます。 トラブルの原因を突き止める必要もありません。難しそうな操作をすること もありません。何時間もかけてリカバリーをし、その後にさまざまな設定を やり直す手間も要りません。こんなにいいものならば使わない手はないでし ょう。実際にトラブルを経験し、リカバリーなどをやったことがないとよく わからないかもしれませんが、これは絶対に使いたいソフトの一つです。 さて、このソフトを使うためには事前によく確認しておくことがあります。 Cドライブの内容をバックアップするのですから、そのバックアップ先はCド ライブ以外のドライブでなければなりません。自分のバックアップを自分の 中には保存できませんからね。また、Windowsをはじめ多くのアプリケーシ ョンソフトがインストールされているCドライブですから、バックアップす る容量もそれなりに大きなものになります。Dドライブがあっても、2GBぐら いのものでは到底足りません。バックアップするときにサイズを縮小するこ とも可能ですから、Cドライブの使用量と同じである必要はありませんが、 通常でも10GBぐらいは必要でしょう。もし、Cドライブ以外に大きな容量の ハードディスクがない場合には、外付けのハードディスクなどを用意する必 要があります。最近ではUSB2.0の高速な外付けハードディスクがありますの で、それを使うといいでしょう。 もう一つ確認をすることがあります。 バックアップ先として使用できるドライブがソフトによって多少違っていま す。例えば、ネットワーク上に共有のドライブがあったとしましょう。そこ にバックアップが取れれば理想的ですが、ソフトによってはネットワークに 対応していないものもあります。また、直接CD-RやDVD-Rにバックアップが 出来るものとそうでないものもあります。CD-Rにバックアップを取れるもの でも、USB接続の外付けCD-ROMドライブには対応していなものもあります。 ややこしいですね。 まず、自分のパソコンのドライブ構成と空き容量を確認して、使えるソフト を選ぶことが必要です。ソフトのことはお店の店員さんやソフトのメーカー に聞くことができますが、自分のパソコンのドライブ構成を正しく伝えられ ないと相手も返事に困ってしまいます。ドライブ構成を紙に書き出すなどし てきちんと把握しておきましょう。外付けのドライブの場合には、インター フェースの種類も必要です。 バックアップ先のドライブとして、私は古いパソコンのハードディスクを使 っています。デスクトップパソコンを廃棄するときなどに、ハードディスク だけ取り出しておきます。それを「ハードディスクケース」に接続すれば、 立派な外付けハードディスクになります。ハードディスクケースは3,000円 〜1万数千円ぐらいで売っていますが、これがなかなかの優れものです。 パソコンが起動しなくなったときに、Cドライブのデータを取り出す時にも 使えます。今、一番のお気に入りの周辺機器です。 ---------------------------------------------------------------------- ☆記事の内容に関係しないご質問には、時間の都合上お答え出来ません。 ご理解くださいますようお願いいたします。 ☆このマガジンを、無断でパソコン教室や社内研修などに利用することを 発行者は認めておりません。ご注意下さい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ マガジン名：パソコンとの付き合い方 発行者名 ：PCパーソナル 碓井弘明 lesson@pc-personal.com 発行周期 ：週刊（月曜日朝8時ごろ発行） 発行マガジンスタンド（12） まぐまぐ ID：0000108295 http://www.mag2.com/ melma ID：m00088987 http://www.melma.com/ カプライト ID：8051 http://kapu.biglobe.ne.jp/ めろんぱん ID：004907 http://www.melonpan.net/ Macky! ID：magmillion http://macky.nifty.com/index.htm メルマガ天国 ID：15351 http://melten.com/ Melcup ID：M000000754 http://www.melcup.com/ E-Magazine ID：paso0310 http://www.emaga.com/ マガジンライフ ID：13326 http://mg7.com/ MailuX ID：MM4104D55DB7B4C http://www.mailux.com/ すきやねん ID：paso3 http://www.sukiya-nen.com/ めるまる ID：paso3 http://www.melmal.com/ バックナンバーはこちらからご覧ください http://www.pc-personal.com/blog/pasotsuki/ 登録・解除はこちらから http://www.pc-personal.com/mag/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C) 2005，PCパーソナル 掲載記事の無断転載を禁じます。 |