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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2005.01.17 ■□ パソコンとの付き合い方 □■ Vol.0092 【 バックアップのお話（２） 】 読者数：10,327名 発行者：PCパーソナル 碓井弘明 http://www.pc-personal.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【目次】 ■ お知らせ 【パソコン原始人が雑誌で紹介されました】 ■ 今週のテーマ 【 バックアップのお話（２） 】 ■ 編集後記 ─────────────────────────────────── ■ お知らせ 【 パソコン原始人が雑誌で紹介されました 】 ─────────────────────────────────── 発行者のもう一つのメルマガ＆ブログ「パソコン原始人」がPC雑誌で紹介 されました。 日経BP社 「日経PCビギナーズ」２月号、1月13日発売 連載記事「メール入門教室」内（P99）で、メルマガ購読の手続方法の題材 として取り上げられています。 「パソコン原始人」登録は↓こちらから http://www.pc-personal.com/mag/genshijin.html ─────────────────────────────────── ■ 今週のテーマ 【 バックアップのお話（２） 】 ─────────────────────────────────── バックアップにはデータのバックアップとシステムのバックアップがありま す。最も重要なのはデータのバックアップです。システムについてはもう一 度Windowsからインストールし直せば元に戻すことができます。最悪は新し いパソコンに替えてしまうことも出来ます。しかし、データは消えてしまっ たらそれで終わりです。お金を出しても買うことは出来ません。あなたが作 ったデータはあなたしか持っていないものです。 通常バックアップと言った場合にはデータのバックアップのことを指します が、最近ではシステムのバックアップも重要になってきました。システムの バックアップとは、起動ドライブであるCドライブの内容を、そっくりその ままバックアップを取っておくことです。Cドライブのバックアップとして は、パソコンに付属しているリカバリーディスクがありますが、これはあく までも購入時の状態に戻すためのものです。 実際に今使っているパソコンは購入時の状態とはだいぶ違っています。アプ リケーションソフトをインストールし、プリンタやスキャナなどの周辺機器 の設定もしてあります。もちろんインターネットやLANの接続設定もされて います。Windowsの更新もしていますね。リカバリーディスクを使った場合 には、これらのことを全部やりなおさなければなりません。リカバリーディ スクだけの作業ならば、１〜２時間もあれば終わります（機種によって違い ます）が、その後のインストールや更新、設定作業も含めるとさらに時間が かかります。 インストールされているソフトや周辺機器の数によって違いますが、今まで 多くのお客様のパソコンをリカバリーした経験からすると、作業の平均時間 は3〜4時間です。しかも、付きっきりで作業をしなければなりません。私の デスクトップパソコンの場合には、購入時とはWindowsのバージョンが違う ためにリカバリーディスクがありません。Windowsから全部入れなおさなけ ればならなくなります。使用しているソフトや周辺機器も多いので、完全に 元に戻すまでに20時間近くかかります。 システムを復元させることは時間的にも大変な作業になります。それでも自 分で出来ればいいですが、出来ない場合には業者や詳しい人に依頼しなけれ ばなりません。当然相手の都合がありますので、すぐに来て欲しいと思って もいそうはいかないでしょう。何日かパソコンが使えないことになってしま います。 そこで、初心者の人でも出来るいい方法をご紹介しましょう。今のCドライ ブの状態を丸ごとバックアップできるソフトを使う方法です。これを使えば リカバリー後の個々のインストールや設定は不要です。復元させるための操 作するだけで、あとは勝手にやってくれます。復元するまでに1時間かかる としても、その間パソコンの側にいる必要はありません。他のことをやって いても、遊びに行ってしまっても大丈夫です。 WindowsXPやMeにはシステムを復元させる機能がありますが、これは完全な ものではありません。トラブルの状態によっては完全に元に戻せない場合も あります。また、ウイルスに感染した場合、アンチウイルスソフトで除去で きないこともあります。そうなるとウイルスに関する情報を探し、その方法 に従って手作業で作業をしなければなりません。そのためにはかなりの時間 と手間をかけなければなりません。それであれば、確実で手間がかからない 方法として、バックアップ用のソフトを使ってシステムを丸ごとバックアッ プしておき、復元させてしまったほうが時間もかからず確実です。 バックアップソフトを使用してCドライブのバックアップを行う場合に気を つけなければならないのは、Cドライブに保存されているデータです。Cドラ イブをそっくりそのままバックアップするのですから、マイドキュメントや マイピクチャ、メールのメッセージなどもその対象となります。バックアッ プということだけを考えれば良さそうに思いますが、復元させるときのこと も考えてみましょう。例えば一ヶ月前にCドライブのバックアップを取って おいたとします。今日、バックアップしておいたものから復元させると、 Cドライブの内容は一ヶ月前の状態に戻ります。マイドキュメントやマイピ クチャに保存されているもの、メールの受信トレイにあるもの、これらも全 て一ヶ月前の状態に戻ってしまいます。つまり、ここ一ヶ月間のデータは全 て消えてしまうことになります。 そうならないためには、ハードディスクをCドライブとDドライブの2つに分 け、システムはCドライブ、データはDドライブに保存することです。最初か らCドライブとDドライブに分かれているパソコンもありますが、Cドライブ 一つしかないパソコンもあります。また、Dドライブがあっても、極端に容 量が小さくなっている場合もあります。一つのハードディスクをCドライブ とDドライブなど複数に分けることを「パーティションの作成」と言います。 本来はWindowsなどのソフトをインストールする前に分けておかなければな らない作業ですが、パーティションの操作が行えるソフトを使うことで、 後からでも分けることが出来ます。 システムのバックアップをする前にパーティションを確認し、必要であれば 操作をしなければなりません。また、バックアップソフトにもさまざまな制 約がありますので、ただ買ってきても使えないことがありますので注意して ください。もし、バックアップソフトの購入をお考えの方は、この「バック アップのお話」シリーズが全て終わってからにして下さい。 あわてて買ってきて使えなくても、それはあなたの自己責任です。 次回はパーティションについて、もう少し詳しく説明しましょう ─────────────────────────────────── ■ 編集後記 ─────────────────────────────────── 今日は発行時間が遅れてしまいました。 最近は公私ともにメールが多く、メールに費やす時間が増えてしまっていま す。「電話の方が話しが早い」ということで、電話ができるところは、あえ て電話を使うようにしています。 何事も状況による使い分けが必要ですね。 ☆記事の内容に関係しないご質問には、時間の都合上お答え出来ませんので ご理解くださいますようお願いいたします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ マガジン名：パソコンとの付き合い方 発行者名 ：PCパーソナル 碓井弘明 lesson@pc-personal.com 発行周期 ：週刊（月曜日朝8時ごろ発行） 発行マガジンスタンド（12） まぐまぐ ID：0000108295 http://www.mag2.com/ melma ID：m00088987 http://www.melma.com/ カプライト ID：8051 http://kapu.biglobe.ne.jp/ めろんぱん ID：004907 http://www.melonpan.net/ Macky! ID：magmillion http://macky.nifty.com/index.htm メルマガ天国 ID：15351 http://melten.com/ Melcup ID：M000000754 http://www.melcup.com/ E-Magazine ID：paso0310 http://www.emaga.com/ マガジンライフ ID：13326 http://mg7.com/ MailuX ID：MM4104D55DB7B4C http://www.mailux.com/ すきやねん ID：paso3 http://www.sukiya-nen.com/ めるまる ID：paso3 http://www.melmal.com/ バックナンバーはこちらからご覧ください http://www.pc-personal.com/blog/pasotsuki/ 登録・解除はこちらから http://www.pc-personal.com/mag/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Copyright(C) 2004，PCパーソナル 掲載記事の無断転載を禁じます。 |