メルマガ:ファシズムの少女たち
タイトル:ファシズムの少女たち  2004/06/18


_ファシズム_の_少女_たち__________

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2004/6/18(金)
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          「ファシズムの少女たち」  Vol.1

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‖目次‖

  ◎「ファシズムの少女たち」・『その頃の話』

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「ファシズムの少女たち」

『その頃の話』

少女の陰部は優美で清純なツボミ―――
そう思っていた、少女達を知るまでは。


今俺の目の前にあるものは確かに少女の陰部である。
俺は全裸で汚い布団の上に仰向けにされ、手足を固定され、
目隠しはされていないものの、俺の顔の真上には
少女の尻肉が迫っており視界に入るものといえば
少し影になった白い肌、何の毛も生えていない桃色の部分だけだ。

この部屋の中には今、三人の少女、
そして少女の陰部で口を塞がれた俺がいる。

俺の上に顔面騎乗の形で座っている少女がいる。
彼女は俺の上でその小さな体を動かしている。
股間を、俺の顔に擦り付けるように、小さな声を発しながら少女が動く度、
甘酸っぱい香の肉ヒダが俺の唇や鼻、頬を擦っていく。
少女の生暖かい愛液が俺の顔全体に広がっていき、それは
一瞬のうちに乾燥し、また新しい生の粘液が頬へ塗られていく。


俺は勃起したくない。
勃起してしまえば、いつものようにこの少女たちに、
いいように、笑われながら、奴隷以下、愛玩動物以下の扱いで、
自分の本当の欲望も果たせぬままに、少女たちの暇つぶしの玩具にされ、
そしてすぐに放っておかれる、体の自由を奪われたままで。

いくら目を閉じ、少女の酸い香の入り込む鼻の呼吸を止め、
何も感じぬよう集中したとしても、顔を上下していく少女の
内股の肉感、まだ毛も生え揃わない陰部、まだ肥大していない陰唇部が
愛液と俺の唾液とで生ぬるく濡れている感触、俺を馬鹿にしながら
下卑た話題で笑いあう幼い声。
俺の陰棒は堅く充血していく。意思とは逆に。

――その感覚、意思とは関係無く勃起することが、
実は、俺の意思そのものの働き、そのもの、であったことを理解するのは、
まだまだ後のことだ。


血の集まった陰棒は真っ直ぐに天井を向き、この狭い世界の支配者である
少女たちを指す。この小さな女神たちは、その指した陰茎に
応えてくれるかのように、俺に嘲りと、少しだけの直接の快感と、
そしてそれ以上の我慢、を与えてくれる。


少女の陰部は清らかな花園などではなく、
深い、憎憎しいヒダに隠れた、何も見えない程の
暗い闇に続いて行く穴なのだ――

そう思っていた、少女たちを知り始めたころは。


少女の陰部とは、俺のすべてが産まれ、そして帰っていく、
この世の中で最も、単純で、深いところにある。


俺はこの場所に留まり続け、自分の全てを捧げることを、
無意識のうちに、決めていたのかもしれない。

                           (続く)

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  発行・『濡れ場』
  執筆・藤八臓・トウイ比呂美

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