メルマガ:不良中年・純愛ラプソディー
タイトル:不良中年・純愛ラプソディー  2004/11/11


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        ■ 不良中年・純愛ラプソディー ■ 
         ≪ 第26章・涙 ≫
                                   2004.11.03
   

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≪ 第26章・涙 ≫

2月10日、夕方マキから電話が入った
「カズ、あんた昨日お母ちゃんの所に携帯の充電器忘れたでしょ?無いと困る
だろうから今日会おうよ」と言うので、実はもうひとつ持っていたのだが、
「ありがとう助かるよ〜」と言って夜待ち合わせる事にして、いつもの時間に
カズは駅前で待っていてマキを驚かせようとしたが中々現れない。
「今、駅前だよ」とメールを送るとマキから電話があり
「実は今お母ちゃんの知り合いが来ていて帰るに帰れないの、また後で電話す
るね」と言うのでカズは美ど里で待つ事にした。
マキの事だからまた今日も空振りになってしまうかもしれない、マキにはマキ
の付き合いがあるし、今日会えなくても焦る事はないと思い、終電まで待って
マキが来なかったら諦めて愛のママに会いに行こうと心に決めて
「忙しいなら無理しなくていいからね」とメールを送るとマキから息を切らせ
て電話があった。
「ハァ、ハァ!カズ、今終電に間に合うように走ってるからね!待ってて!」
それを聞いたカズは感動した。
今まで何度となく約束を破ったりカズを無視した事のあるマキが自分との約束
を果たすためにあんなに息を切らして走っている、今まで何度となく喧嘩して
きたが、やっと自分の言っている事を理解してこんなにいじらしく走っている
んだと思うと、会った瞬間に抱きしめたいほどマキが愛しく思えた。

しばらくするとマキが現れカズは大喜びで
「マキちゃん今日はすごく嬉しかったよ、頑張ってくれてありがとう」と言う
とマキは「だって私も携帯命だからカズだってこれがないと困るでしょ?だか
ら私も本気で走っちゃったよ、でもカズがこんなに喜んでくれて、私も約束を
守る事の大切さが解った気がするよ」と言った。

それから暫く美ど里で飲みながら色々な話をしてカラオケに行こうという話に
なり恋泥棒に行った。
飲んだり歌ったりしているうちにカズは疲れが溜まっていたせいか、ウトウト
しているとママとマキが渋谷の話をしているのが聞こえてカズは無性にムカつ
いてマキに「なんだよ、まだこだわってるの?」と言うとマキは
「もう終わった事なんだからいいじゃん、あんたもグズグズ女々しいね」
と言ったのでカズは
「あんた人のことは女々しいとか言うけど自分が一番女々しいじゃん!
忘れたとか言いながらいつまでたっても渋谷渋谷って、しつこいんだよ!
オレがその話題大嫌いなの知ってるだろ?そんなに渋谷が好きならいつまでも
ダラダラ追いかけてろよ、あいつの事を完全に忘れるまでオレはあんたとは会
わないから!」と言って帰ろうとするとマキも付いてきた。
時計はすでに5時を回っており、朝の風は冷たかった。
カズは自分の上着をマキの肩にかけ2人は無言でマンションの前まで歩きカズ
はそこから振り向きもせずに自転車で帰った。

部屋に帰ると淋しさがこみ上げてきたと同時に安堵感のようなものを感じた。
いったいこの感覚は何なのだろう?
マキと出会って4ヶ月半、笑ったり泣いたり怒ったり、マキにはかなり振りま
わされた気がするがそれも楽しみだったようにも感じる。
短い期間ではあったが想い出も沢山あり、もうずっと永い間マキと過ごしてき
たような錯覚に陥り、彼女はすっかりカズの心の一部になっていた。

そんな事を思いながらカズは眠りにつき、目を覚ますと午後3時を回っていた。
それからカズは今から帰ると電話して家族の元に向かった。
家につくと「急だったから何もないよ、病院にも行かなきゃだから」と
今日子は海老とホタテのバター焼きと鶏のから揚げとウインナーの乗った皿を
出した。
魚介類が大好きなカズは今日子がカズのために海老とホタテを焼いた事を思い
それを食べながら家族の暖かさをつくづくかみ締めながら涙が出た。
「これウメーな!」と言いながらご飯をおかわりするカズを今日子は不思議そ
うに見つめていた。

病院に着くとカズは目を疑った。
つい2ヶ月前には自分の娘や孫の顔すらわからずに生死の境をさまよっていた
義母はベッドの背もたれを起こしニコニコ微笑みながら
「カズちゃん、来てくれてありがとうね」と言って、冗談まで言っている。
さらに入れ歯を洗いに行くと言って歩行器につかまって自分の足で歩いている、
しかも他の病室の患者に声をかけたり笑ったりしながら。
その姿を見てカズは涙をポロポロ流しながら「良かったね、頑張ったね」と
声にならない声を出した。
それを見ていた今日子も「男なんだからもっとしっかりしなよ」と言いながら
カズの様子を見て涙を流していた。

それからカズは自分の街に戻る途中で、帰って風呂の仕度をするのも面倒だと
思い温泉に寄ってサウナで思いきり汗を流しのんびり風呂につかった。

喉が渇いたなーと思いながらアパートに戻り自転車に乗りかえ愛に行きビール
を注文するとママと洋子が「今日はなんかずいぶんサッパリした顔してるね」
と言うので
「そうだよ、身体の中に溜まった変なものを思いきり出してきたらね」と冗談
めかして言うと「まあ、いいわねー」と言って笑った。
カズは昨日から今日までのいきさつを話した。
マキと喧嘩してもう多分終わりだと思って流した涙、家で今日子の料理を食べ
ながら流した涙、義母の歩行を見て流した涙、リフレッシュのためにサウナで
流した汗、それで気分転換したからサッパリしてるんだよ、と言うと2人はち
ょっと目を潤ませていた。
「まあまあ、そんな重い話題はやめてカラオケでも歌おうぜ」と言って話題を
変えた、休日なので店は空いていてママも一緒にかなり飲んでいた。
「でもマキちゃんがカズカズってあんたを追いかける気持ちって同じ女として
すごくわかる気がするよ、私だってそんな気持ちになることあるもん。
ねえ、カズ君淋しくなったらいつでも私を誘ってね、一緒に飲みに行こう」
カズは話半分に聞いていたが、新たな展開に期待もした。


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