メルマガ:ep-update
タイトル:[ep-update] 20年ぶりの再会は  2005/01/23


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        [[ e p - u p d a t e s ]]

       edition: 23-Jan-2005

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こんばんは。
発行人しております、shi でございます。

さてさて、今年最初の update ですが、
早速の遅筆モードでごめんなさい。
いつものように、メルマガの最初は近況報告っぽい言い訳です(笑)

いやぁ、実は年末年始に普段使っていたPowerMac G3 B&W という
8年もののマックでデジタルビデオで取った職場から花嫁への
メッセージを編集して DVD に焼こうと作業したら、DVDへの変換に
1日半掛かったので、さすがにこれは遅すぎると思うものの、
最新の G5 なんて高くて買えないから、ということで、
そのCPU を買ったときの G3-400Mhzから G4-1Ghz に交換しようとしたのです。

あ、ちなみに、昔はこんなことは普通では出来ないのがマックの
マックたるところだったのですが、この 10年くらいのモデルはだいぶ
AT互換機(って今でもいうのかな)に近づいてきたので、グラフィックボードを
換えたり、高速インターフェースに入れ替えたりすることが容易に出来る
ようになっているのです。とはいえ、心臓と言える CPU の交換は正直
二の足を踏んでいたのですが、状況が状況だけに年始にチップを買ってきたのです。

で、最初に必要なソフトウェアをインストール、ということで、インストールを
開始した瞬間
「one moment」
で止まったまま3分。さすがにこれは one moment ではないと思い
リセットボタンを押したら…起動しなくなりました。
マックをご存知のなら分かると思うのですが、どうもSystem Folder を読み書き
していたようで、その後調べたら OS9 の起動ファイルを破損していたのです。

そのお陰で、改めてハードディスクを買いなおして新しくシステムを
作らねばならなくなり、とはいうものの、平日はいつものように遅いし、
土日も菊屋のお仕事だし…で、つい今週の頭に新しく作り直したシステムに
古いデータを移し変える作業を終えたのです。

とはいうものの、最新のOS をわが愚弟に貸し出していたため(マルチライセンス
だから問題ないですよ:-)手元にあった OSX のバージョンがひとつ古いものだったので
ちょっと遅いし、今まで使っていたソフトもそのバージョンのためにコンパイル
しているみたいなので起動しないので、まだ完全復帰していないのです…

ということで、何の事はない、物を書く時間だけが取れず終い、という
いつものことでした(笑)

とはいえ、今年は年初から菊屋でのお仕事は言うに及ばず、
松の内が明ける前に西日本方面に泊りがけの出張に行ってきました。
今年もまたたくさん飛行機に乗っての出張が多そうな予感がするのですが、
そんな時、泊まりが大阪だったので親戚をたずねて夕食を共にしました。
そこのおば様とは私の結婚式のときにお会いしていたし、その後も
電話などで連絡を取り合っていたのですが、おじ様とは20年ぶりの再会でした。

で、その訪問の後、一通の封書を受け取って…

<<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
                  [20年ぶりの再会]

この間、20年ぶりに従妹に会いました。
当時は貧乏で(笑)早々大阪に行き来できなかったこともあり、
これだけご無沙汰になってしまった。

彼女が結婚して東京に移ってきたので今回の再会と相成ったわけですが、
お互い、すぐに分かったのは、それぞれ親の顔に似てきたからだろうか。。。                    

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<<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

ということなのですが、20年ぶりに従妹と会う、というと
たいていの人は驚かれますね。やっぱり、疎遠にしすぎていた、
と言うところでしょうか…

さて、この週末も本当はお店に出ていないといけなかったのですが、
みすけ君がB型のインフルエンザに罹ってしまい、金曜の晩の
新年会の途中で emichan から電話が入り、その瞬間からいざと言う
時のために禁酒、アンド自宅待機、というか看病…

なので、かなり溜めていたものを書いてしまいましたよ(笑)

<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
 [「できる人」の話し方 その見逃せない法則 / ケビン・ホーガン]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569621104/kikuyaasakusa-22

ビジネスにおいて成功すること、そのひとつは人を動かすことであることは
誰もが認めるところだと思います。
では、その「相手を納得させて動かす」ことが人によってはあたかも
簡単に出来、そうではない人もいる、というのも事実です。

では、その違いはどこから来るのでしょうか?
生まれ持っての資質でしょうか?

この本では、ある人には生まれもって分かる、そんな言葉の力の
入れ具合を学術的なアプローチを踏まえて説明しています。
そう、トレーニングしていけば出来る、らしいのです。

しかも、この本のよく出来ているところは、本のページを進めるに
連れて、だんだん心理学の深みに連れて行ってくれる仕掛けになっているのです。
最初は、
「まずはこうしてみましょう。それを毎日繰り返すとうまくいくかもしれません。」
続いて、
「そのときに、こういうときにはこうすると効果的だし、ああいう場合には…」
として、最後に
「そもそも、相手を見るときにはこういう考え方で分類してその上で…」
という感じです。

なので、もしこの本を読んで実践しようとすると何度となく本に戻って
確認したりすることが多いでしょう。それくらい、実は内容も濃く
深いものになっているのです。なので、即効薬を求めている人には
期待はずれで、あまりにも使い物にならないものかもしれません。

とはいえ、とっかかりは、
「自分がどうありたいか書き出しなさい。そしてそれに理由をつけて、
優先順位をつけて、期限を決めなさい。」
と、あれ?どこかで見たことのあるフレーズですよね。
要は、話し方だけでなく、考え方など、成功したいのであれば
自分自身をどう変えていくかということなのかもしれませんね。
そして、本当にそうなりたいと思い、思いつづける強い意志と。
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<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

さて、この本を読むとつくづく思うのは、
「成功に即効薬はない」
というところなのですが、そういう結論であれば、日々継続して
何かを求める意思の強さをどう鍛えるか、というのが
課題になるのでしょうか。。。

さて、その観点で見て、私のダイエットっていつまで
続くんだろう(笑)

<<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
 [お金について思うあれこれ : 金券ショップとリスクの関係]

よく買い物上手は「金券ショップ」を使う、と言われている。
事実、私の友人で某高速道路公団に勤める人も
「高速に乗る前には回数券を金券ショップで買わなきゃ」
とすら言うくらいだ。

実際に金券ショップに行くといろいろな入場券や回数券、
商品券などが整然と並べられ、しかも額に違いはあれど
少なくとも普通に買う値段よりは安く売られているのを目にする。

当然彼らも商売でやっているので、この売価より安く仕入れているはずで、
そこには金融市場に見られる「ビッド・オファー・スプレッド」のようなものが
あたかも存在しているようである。

そもそも、彼らが仕入れてくる相手はなぜそんな額面より安い金額で
売ってしまうのだろう。まずそのあたりから考えてみよう。

最近問題になった「首都高道路公団」の回数券の偽造の例はさておき
# 実際は同じようなものだろうが。。。
たとえばこの回数券を(買った人を含め)持っている人は、使わないと
そのメリットを生かすことが出来ない。ところが、買ったはいいけど
諸所の事情で使えない、もしくは使い切れない、となれば、あきらめて
どぶに捨ててしまうか、もしくは代わりに使ってくれる人を探すことになる。
経済合理性を考えれば、どぶに捨てるよりは売って幾ばくかのお金を得たほうが
いいに決まっている。

もしくは、どういうわけか抱えてしまったけれども、お金が必要で
売らざるを得なくなったか、というところだろうか。

要は換金が目的、というところだから、そうなると売る側にしてみれば、
相手が仲のいい友達ならば捨てるよりはましだし、ということであげちゃう
でしょうし、もし売れるならば、もともとあきらめて0になるよりはまし、
ということで適当な値段で売ってもいいはずだ。とはいえ高く売れるに
越したことは無い。

買う側はどうだろう。ただでもらえればこれに越したことは無いものの、
商売でやっているとなれば、(特別の相手で無い限り)そうもいかない。
といっても、額面で買ったのでは儲けはでない。となると、少なくとも、
相手の仕入れ値に対してどれくらいの割引率を当ててあげるのがいいか、
という問題になってくる。

たとえば、都営地下鉄の回数券は 10枚分のお値段で11枚購入することが出来る。
となると、実はそもそも回数券1枚の値段は額面の 10/11 が買値、ということに
なる。でも、これでは都営地下鉄で買うのと同じになるので商売にならないので、
じゃあ、ということで、いくつかのファクターを考えることになる。
たとえば…都営地下鉄の回数券の有効期限は3ヶ月です。ということは、
もし買って一月経った回数券を買うとなると、本来より短い残り2ヶ月しか使えない
ということになるので、その分だけ買う側には損なので安くして、という
交渉が出来る。さて、この1か月分のディスカウントっていくらでしょう。

もし回数券の価値が時間とともに償却されるという考え方だけに依存できるのならば
1ヶ月経ったので 1/3 を償却した、と考えて、残りの 2/3の価値しかないという
話に出来るかもしれない。
実際、一度残り一ヶ月しか使えない東京ディズニーリゾートのチケットを
新橋の某金券ショップに持ち込んだときに、「期限が短いですねぇ…」と言って
見事に元値の1/3以下の値段を言われて、売るのをやめて知り合いにあげたら、
ご丁寧に気を利かせてその値段以上のお土産を買って来てくれた、という話も(笑)。

とはいえ、これはかなり乱魔で、他の業者さんに負けてしまうでしょうから
少なくとも都営地下鉄がこの券を買い取る金額は考慮しないと駄目ということになる。
都営地下鉄のサイトによれば、回数券の買取価格(正確には払い戻し)は

回数券の運賃 - (「その区間の普通運賃」 X 「使用済みの枚数」 + 手数料: 210円 )

ということですから、回数券を11枚買って全部を払い戻してもらうと
金額にかかわらず同じ値段で割り引かれて払い戻してもらえることになる。
しかも、期間がいつであってもだ。時間的プレミアムはない、ということだろうか。

となると。。。あとは、期限切れになる前(金券ショップであれば売れるまで)に
紙切れになるリスクを入れる必要があるかもしれない。
公共機関であればいいかもしれないが、よく謝礼の換わりに現金だとあまり。。。
というときに渡される「百貨店共通商品券」は、どこの百貨店でも
使える、という触れ込みになるが、見落としがちだが致命的、というものがある。
それは、「百貨店共通」というものの、発行した「百貨店」が倒産した場合には
使えなくなってしまう、というものだ。

なので、もし手元に「百貨店共通商品券」があっても
「いつでも買い物に使えるからいいや」
なんて思っていたら紙切れになっていた、なんて話も実際あるので注意が
必要だし、一度見直したほうがいいかもしれない。

いずれにせよ、どこの「百貨店」の「商品券」かで割引率を変える、という
芸当が必要になっているように思うと、なんとなく「手形の割引」のような
問題に見えてきた。

あとは、その入場券や回数券が「売れるかどうか」という「流動性」の問題
もあるだろう。たとえば、東京で「サガン鳥栖(失礼!)」の試合のチケットが
飛ぶようには売れないだろうから、そうなると、売れ残って紙切れになる
リスク分安くしないといけない、というのは筋がとおるだろう。

そう考えると、回数券や入場券のディスカウント市場と言うのは、案外
普通の金融で考えるような考え方でみることが出来るといえるが、
そもそも、この手の前売りはその発行した会社の債権の一種とみれば
当然と言えば当然かもしれない(笑)

さて、こんなディスカウントが当然に見えてしまう金券ショップですが、
どういうわけかプレミアムがつくものがある。
「切手」と「プリペイドカード」
です。その使い道を上記のように考えればディスカウントになるはずなのに、
これらだけはその図柄の希少性などのお陰で額面とは関係の無い値段で
取引されるが、これは「お金」の代わりとしてではない理由なので、
ヤフオクのような「そういう市場」で適宜やってもらえばよく、
「スマートな支出」の観点から見るならば、「お金ほどの流動性」がないの
だから「額面より安くて当然!」という結論だけでよく、
それを買い物の直前に手に入れて使えばいいはずなのだ、多分(笑)

最後に、生活に入り込んでいる会社の債権、と言う観点でプレミアムも
ディスカウントも付かない不思議なものがあるので一言。
Edy や Suica、Icoca として知られている電子マネーだ。
これ、当然この発行会社に対するデポジット(預け入れ)でしかなく、
ということはその会社に対する債権にもかかわらず、特に利息もプレミアムもなく、
といって特定のお店でしか使えないから流動性もないのに、等価交換。
しかも、金券ショップで買えるわけでもない。
そう考えるとあまりメリットが無いように思えてきてしまう。。。

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                          -> "Finance"
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とはいうものの、たとえば 1000万円をためたい、と思っている
人にとって、商品券を2% 割引で買って買い物したとして、それを
どれだけ繰り返せば 1000万円になるか考えると…お金をためて
増やすのに、あまり足しにならないのかもしれません。

が、しないよりはまし、というところですかね?
どう思いますか?


<<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
                [System 7 / 777]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008XRTQ/kikuyaasakusa-22

System 7 が最初のアルバムを出して程なく輸入CDショップに
並んだ気がするものの、実は1992年のアルバムで、
前作と比べると、ボーカルトラックがなくなったことも含め、
かなり「アンビエント」色が強く出てきたと呼んでもよいような、
でもダンサブルな内容に仕上がっています。

特に、最初のトラック「7:7 expansion」については、その特徴的な
チョッパー・ベース(?)のオープニングに関しては、それにそっくりな
始まりの曲を作った日本の某バンドに対してとある評論家が

「System 7 にとうとうなってしまった(笑)」

と評したくらいのようです。

ただ、逆に前回よりも、Steve Hillage のプロセスしたギターの
存在感がすこし影をひそめているようにも思えるくらいリズムに徹している
感が強く、その分だけ、打ち込みによるリズムパートを強調されているような
曲が多いようにも思えます。

さて、今回コラボレーションしたプレイヤーは、
The Orb/LX Paterson、Youth 、Greg Hunter、Lewis Keogh といった 
まさに The Orb 系のアンビエント DJ 達はもとより、
Moody Boyz の Tony Thorpe、Bjork のプロデュースで有名になった
Jim Abbiss がクレジットされています。
そうやって聞くと…そんな感じがすごくしてきますね(笑)
           
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                    -> "Music Review"
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ところで、この System 7 はもうそろそろネタ切れになりそうです。
で、今気持ち的に取り上げたいバンドがひとつあるんですが…
もう少し待っててくださいね。

ちなみに、北海道旅行の最後の二日も書き上げました。
ということで、あまりにたくさんの分量なのでここでの
紹介は割愛させていただきます。
お手数ですが、

http://www.emichanproduction.com/

のサイトでお楽しみください。
正直なところ、最後の二日というのは、前半の二日と比べて
大分都会的な環境を過ごしたせいか、前半の大自然の中での
感動に比べると薄いなぁ、という感があります。
また、旅行に行きたいなぁ…
# 出張は除く(笑)

ところで、そろそろ新しい企画でもやろうかなぁ、なんて
考えてます。って書くと、
「もう少しひとつのことに専念しろよ!!!」
と言われそうなのですが、こういうのって、思いついたら
やるが一番、ですよね。

でも、それをするためには、サーバーの増強から入らないと
だめかなぁ、なんて思ってます。
そこで、今一番注目しているのがこの間発表された Mac mini です。

結構小さい上に、省電力。でも、ちゃんと Unix ベースだから
Apache もデータベースソフトも動くから、今のFreeBSDでのサーバーの
環境を再現できるはず。そして、お値段も、ATベースの省電力パソコンと
いい勝負。ちょっと欲しいところです(笑)

さて、今朝、久しぶりにゴルフの打ちっぱなしに行って
年末に買ったクラブの試し打ちをしました。
シャフトを S と硬めにしたので、ドライバーも
ユーティリティーもちゃんとボールを捕まえれば前に飛ぶので、
今度のゴルフは期待できそうです(笑)

でも、腰が痛くて50分しか持ちません…

ではでは。

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ep-update: 
発行人: shi

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ところで、shi は

金融専門の ep-finance <http://melten.com/osusume/?m=18930&u=18652>
で、資産の証券化について熱く語り、お金に関するもろもろについても
深く考えていたり、

ビジネス本のep-books <http://melten.com/osusume/?m=18931&u=18652>
で、人生生きる為に必要なことってなんだろう、って考えてみたりしながら、

80年代や90年代のポップスの紹介をする        
ep-music <http://melten.com/osusume/?m=18932&u=18652>
で、アンビエントハウスから派生した音楽を追いかけてます。

そして、発行人のもうひとつの顔、浅草のお土産屋のお兄さんとしての
浅草ガイド、info-asakusa <http://melten.com/osusume/?m=18835&u=18652>
も、ぜひご覧くださいね。

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