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タイトル:[ep-update] テニスの不調は、何のせい?  2004/10/24


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                  [[ e p - u p d a t e s ]]

                 edition: 24-Oct-2004

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こんばんは。
発行人しております、shi でございます。

今日、二週間ぶりにテニスしました。
いやぁ、ひどいものです。
最初は慣れないラケットをつかっていたからかと思っていたのですが、
普段のラケットに戻しても全然駄目。
基礎体力に問題があるんでしょうねぇ。

と思っていたら、emichan が一言。
「あなた、お水飲んでないでしょ?脱水なのよ。」
。。。確かに飲まずにやってました。。。

ところで、この間こんなニュースを目にしました。
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
                                        [謙虚さ] 

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20041020AT1G1902K19102004.html 
(まだあれば)によれば、

ノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一氏が学術発表会出席のため訪れた韓国で、
主催者側が用意した最高級ホテルでの宿泊や講演の謝礼など「特別待遇」の申し出を一切断り、
話題になっている。 

本来ならば、この辺りの謙虚さは日本人の美徳、と言いたいところだが、
こんなニュースになる位なので、彼が特殊なのか、
日本人の美徳の一つが失われてしまったのかもしれない、かのどちらかなのだろう。。。 


           http://www.emichanproduction.com/
                    -> "Word of the day"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

うーん、どう思います?
どうも後者にしか思えないのは私だけでしょうか。。。

さて、先週のレビューのご紹介です。

<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
                   [アップル・コンフィデンシャル / オーウェン・W・リンツメイヤー]
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756133029/kikuyaasakusa-22

コンピューター会社、アップル・コンピューターは、その成り立ちから、
ビジネスの仕方、そして商品に至るまで、他のどのコンピューター会社と
比較しても(いろいろな意味で)ユニークだ。
当然、「Apple II」、「Macintosh」、「iMac」、「iBook」といった
コンピューター会社としての成功があっての今であるものの、
「QuickTime」や「iTunes」というようなソフトウェア会社としての
成功や、最近では「iPod」や「iTunes Music Store」というような商品での成功
というコンピューター会社からの脱皮すら行っているようにも思える。

とはいえ、その陰には、当然設立当初から、特にiMac が出るまでには
さまざまな「失敗」と「挫折」があり、特にマックファン達のあいだで
成功しても、失敗しても暖かく(?)見守られている、というのがアップルだ。

さて、この「アップル・コンフィデンシャル」は、そんなアップル・コンピューターの
いろいろな観点から検証した歴史を創設からiMac や iBook をだした1999年まで
追いかけた本だ。とはいえ、ビジネスの教科書で期待されるような、
「CEOはいかにして取締役会議で辞任させられたか」
といったボードルームドラマや
「どこが経営のターニングポイントだったか」
という視点では捉えず、逆にある意味淡々と「マッキントッシュ」やPDAの走りである
「ニュートン」の歴史を捉えている。そこには会社の外部からウォッチャーとしての
視点で書いているので、ありがちな当事者のバイアスのかかった見方がない分だけ
淡々としているように見えてくる。その意味で言えば、すごく読みやすいし、疲れない。
でも、どうしたって、アップル贔屓で書いてしまうのは仕方がない。何せ
そうでなければこんな本は書けないのだから(笑)

ちなみに、この本では、アップルで iPod の前までにMicrosoft Windows でも成功していた
QuickTime に関する記載がほとんどない。でも、このプログラムの貢献度は大きいはずなのだが。。。


           http://www.emichanproduction.com/
                    -> "Book Review"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

ちなみに、この本を読みきるのに、一週間以上かかってしまって、
発行したのが今朝でした。。。
読むスピードを上げたいんですけど、例の速読って奴、私
「寄り目が出来ない」
ので、出来ないんですよねぇ。。。

<<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

        [お金について思うあれこれ : 人生で一番大きな買い物って、よく言うけど]

さて、人生で一番大きな買い物って何でしょう。

考えられるのは二つ。ひとつはマイホーム、もうひとつは生命保険。
前者は手に入れると大きな喜びを感じずにはいられないが、
後者は(万が一)手に入ってしまうと自分に(いや、他人かもしれない)
何か不幸なことが起きた時だけれども、いずれのケースに対していえることは、
ともに、長い年月を掛けてこつこつと支払いつづけなければ
ならない、ということだ。考えてみると、自分で月々2万円を積み立て預金するのは
難しいが、同じ額だけ毎月ローンを支払ったり生命保険料を払うことは
案外容易かったりします。
どちらも1年で24万、10年で240万、35年で…840万円だというのに。

ローンの話はだいぶ派生的なことが言えるので後に回すとして、
生命保険に今回はフォーカスしましょう。
35年、と言えば、22才に大学卒業してすぐに就職してから数えると57才。
最近だとこれくらいで退職を促されるケースが多いと聞きますが、
それまでの間、もし毎月2万円とこつこつ銀行で貯めると840万円と利息収入。
それを生命保険に払ったとしたらどうなるだろうか。
一般的に新卒の社会人に売られるのは15年くらいの死亡時4800万円と
一生に対して200万円の保証、あといろいろとちょっとした傷害保険や
癌特約がついたり成人病特約がついたような感じだろう。
そしてこの生命保険、多分15年経ったら月々2万円で同じだけの保証を
買うことは難しいだろうし、35年経ったときに健康だったならば残るのは
200万円の一生に対する保証だけだろう。言い換えると、元気だと
840万円のうち640万円はどぶに捨ててしまったことになってしまう。
これが病気にかかったり、本人は受け取ることは無いだろうけれども
死んだときには5000万円が入ってくることになる。しかも 840万円を
払う前に。一体どういうことだろう。

日本の生命保険は、一番複雑だと実はいわれているらしい。
その理由の一番大きいのは、200万円の一生保証する年金的な保険と
15年間の間に死亡したときに支払うといった傷害保険とがいろいろ
組み合わさってあたかもひとつの商品にしているようにみえるからだ、
といわれている。実際にアメリカあたりだと、この死亡保険だけを
買うこともできるらしいが、日本の場合だとあまりそのような売り方
は見たことがない。

さて、たとえば、22才の大学卒業直後の男性を考えてみよう。
多分独身で自宅か一人住まいか、寮あたりだ。もしかすると
家へ仕送りしていないかもしれない。
さて、そんな彼が死んだときに残された遺族には幾らいるだろう。
多分仕送りもしない一人暮らしの男性にとっては保険はいらない、という
結論になっても誰も文句は言えないはずだ。

でも、会社に出入りする生保のお姉さま方の口車、いや魅力的な
勧誘に思わずサインしてしまう。
「若いうちに入るほうが月々安いからね。」

さて、かく言う筆者も9年近く3000万円の保険を2社入っていた。
大体これで月々3万円。それに月々15,000円の60才からの10年間
100万円ずつ支払われるという年金保険があった。
確かに二人の子供がいて、奥さんがいる。私が死んだ後、
生活を保障するために幾ら必要なのだろう、と考えてみた。

考えてみると、ラッキーなケースかもしれない。
上記に加えて子供達が15才と18才になったときにそれぞれ 100万ずつ
支払われる育英年金に入っているし、住宅ローンには
団体生命保険も入っている。しかも私の雇い主は仕事中の死亡の際には
年収の2年分くらいは遺族年金として妻に支払ってくれるだろうし、
何より今のご時世でも国の遺族年金だってある。

そして、妻にはスキルがあるから最悪の場合には働きにでることも
できるだろうし、少なくとも実家の家業で何とかなると言うことも考えられる。

さて、そう考えたときに、幾ら必要だろう。
豪華な生活は今しているつもりは無いので、今より質素な生活が
考えられないと思うが、それでもローンが完済された後で、月々
30万円くらいはあれば大丈夫だろう。
# 世の中それより少ない金額で生活している人もいるはずだ。

毎月30万円のうち、妻が働いて稼げる金額を…
週5日、月に20日として8時間働いたとして…時給900円で考えよう。
私の時給よりはいいけどマックよりは少ないか。ま、いいだろう。
これで…月に144,000円、年間172万円ちょっと。
あまり考えたい数字では無いけどゼロよりはましとしましょう。
とすると、月々 16万円。
今この瞬間に事故にあったとして、娘達が4年生大学を卒業するまでに…
あと17年とすると、必要なのは、16 x 12 x 17 = 3,264万円。
間違って医大に行きたいとか言わければ 3000万円の生命保険を
ひとつ止めても多分何とかなる、かな。

そう考えるともうひとつの生命保険をどうするか。
今すぐ止めるのも手だけれども、払ったの全額は帰ってこないし、
ということで、たまたまライフアカウント方式の明治安田生命だったので
全額アカウントに貯めるように変更して月々 15,000円を積み立てる
年利 1.9% の超長期預金の性質の商品に切り替えてしまいました。


そうなのです。
死んだときの保証ってありすぎたら後ろから刺されます(笑)
むしろ高齢化社会がすぐ横にあるのだから、自分が年を取ったときの
備えに回すほうがいいように思うのは、あながち間違いとは思わないのですが…
何せ、リタイアを60にして平均寿命の85才まで二人で生きていこうと
思ったら…仮に月20万円の生活費が 25年として 6,000万円が必要となる。
毎月 2万円を35年掛けて貯めても 840万円にしかならないことを
思い出すとかなりブルーになってしまう。

貯めるのは大変なのに使うのは簡単だ。なにせ生活するには
使わないといけないから、幾らでも使おうと思えば使えてしまう。



ところで、かく言う私は3,000万円では足りないかなと思って
月々 3,000円の全労災の共済保険にも入りました。
でも、今年の例で行けば 3,000円払っても 840円は返礼されているので
保証としては月々 2,100円で、1,000万円の死亡保障。
仮にこれを 三倍にして、止めた保険と比較しても半額。
なぜだろう。それは保険会社は利益を生まないと駄目だけど
共済は収益は全部返戻金で返してしまうから。
それに商品も複雑じゃないから、保証のカバーは少ないから。

そう考えると、保険の一部を共済に切り替えるのも手かもしれないと思えてくる。
でも、本当に必要な保証かどうか、ちゃんと考えるのが先決だ。
本当に必要なだけ保険をかけなければいけないのか、
一度考えるといいかもしれない。
今見た簡単な掛け算と、自分の生活レベルを把握すれば簡単だ。


でも、小さな数字は 30年という長い時間になると大きく膨れ上がるのが
よくわかっていただけたと思います。
次回以降、こんな計算をしながら

「ちりも積もれば」

本当に大きな山になることを見ながらいろいろ考えてみましょう。

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                          -> "Finance"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< financial talk >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

さて、この話を書く都合で、私の時給っていくらだろうって、ふと思って
計算してみました。

その結果は。。。
書いた通り「マック以下。」
結構悲しかったぁ。。。

<<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
                                       [Bicycles & Tricycles]

今年(2004年)の4月のある朝、J-Wave を聞きながら、朝の支度を
していたら、どこかで聞いたことのある鶏の鳴き声に続いて、やけにポップな曲が流れてきました。
かなりキャッチーなリズムとコードで、ひょっとしてこれ売れる?とも思ったり。
で、JKの口から「Orb の 新曲、From a Distance でした」の一言に思わず
「えー!」

そうなんです。2004年型の Orb はアンビエントで使ったサンプリングをベースに
chill out room から復活して元気一杯に踊ってる、という感じになりました。

例えば、このアルバムに収録されている From a Distance は Aubrey Mix の
最初のトラックの鶏のサンプリングと Huge ever... のコーラスを、その次の
曲でも、U.F.Orb のどこかで使ったハーモニカのサンプル、じゃないかなぁ。。。とか。
とはいえ、音の加工はいつもながらすごいことになっています。

それに、例えば上記の From a distance や Hells Kitchen あたりはものすごく
キャッチーに作っているので頭の中にこびりつくようなパターンの繰り返しが。。。

でも本当に、あの Huge Ever.. と同じ人?って思うかもしれません。
本当です。レゲエ好きの LX だから、昔は難しいことばかり言ってましたが
実は単純に踊るのも好きなのかも。。。

しかし、この全般的にキャッチーでダンサブル(死語)な作りになったこのアルバム、
聞いている側としては普通に楽しいのでいい、という感じがある一方で、今更ながら、
多分、これの為にほとんど誰もプレイすることなく、スタジオでのミキシング編集
のみで出来上がっている音楽なんだよなぁ、なんて感慨深げに考えたり。
           http://www.emichanproduction.com/
                    -> "Music Review"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

で、結構このところ、このアルバムは頭の中をぐるぐる回ってるんですよ。。。
キャッチーなだけに仕方ないんでしょうけどねぇ。。。

さて、ネット引用ネタで、こんなのがありました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0410/21/news055.html 

TV-B-Goneはおよそ1000種類のテレビの電源を操作できるキーホルダー型リモコン。
空港やレストランなどに置いてあるテレビを消せるこのデバイスに、注文が殺到している。 
要は、どんなテレビでもスイッチを消せてしまうらしいのです。
すごい、私も一つ欲しくなりました(笑)

並行輸入したら売れるかな(笑)

ということで、出来たら来週の土曜にまたお目にかかりましょう。
ではでは。

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発行人: shi

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