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タイトル:[ep-update] すべては神の手の中に?  2004/03/01


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               [[[[[[ e p - u p d a t e s ]]]]]]

                      edition: 1-Mar-2004

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おはようございます。
発行人しております、shi でございます。

あ、そうそう、ちょうど今頃 emichanproduction ではネットワーク
工事が入っているので不通です。復旧は早くて今夜9時、遅くとも今夜
12時になると思います。ですので、それまではメルマガでしばし
お楽しみを。。。

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                       [クリス]

我が家には一頭の熊のぬいぐるみがある。
身長は90cmくらいの大きなぬいぐるみで、みすけが生まれた
年のクリスマスにやってきたので「クリス」と名付けられた。

その大きな体は、狭い我が家には窮屈で、何度となく
emichan によって保育園に連れて行かれそうになるが、
その度子供たちが泣いて懇願する、ということになる。
ちなみに、保育園に連れて行かれると、みんなのおもちゃに
なるので、ひと月もしたら原型をとどめていられない
だろう。。。

ちょうど昨日もひな人形を出したことでクリスの居場所が
変わったことで、クリスの取り合いを始めたかみともですが、
けんかがエスカレートしたところで、

「保育園につれていくぞ。クリスがどうなってもいいのか?」

といったら、すぐに仲良くなった。
それをみた emichan は一言。

 「クリスがどんなに愛されているかがよくわかった。。。」

http://www.emichanproduction.com/
                                      -> "Word of the day"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Word of the Day >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>


さて、CD review の4枚目は、Falco 4枚目です。
この頃は、RMA (Rock Me Amadeusを Falcolistあたりでは
こう読んでますね:-)のおかげで売れて、ちょうど日本にも
一度来ているんですよねぇ。。。でも当時高校生で、かつ

                  学校の試験の直前

で、なくなくあきらめた、という経緯があります。
私の人生っていつもこんなものです(苦笑)

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                 "Emotional" - Falco 

Falco の 4枚目のアルバムは、3 のあとすぐ、1986年にリリースされました。
3 の売れ行きの勢いもあって、また、Rock Me Amadeus を彷彿させる
ビデオクリップの Sound of Musik が瞬く間に世界中に配信されたことも
あり、そこそこに注目されたアルバムだったようです。
# そういえば Amazon でも楽天でももう手に入らないようですね。。。

アルバム自体は今回もロブとフェルディのボランド兄弟のプロデュースに
よるもので段々音楽的にもコマーシャル的にも洗練されてきています。
そんな中で、タイトルチューンの Emotional は、筆者には実はあまり
ぱっとしないことから好きではない曲の一つなのでしたが、そのうち
ご紹介する Remix Hit Collection で、ペットショップボーイズあたりと
よく当時仕事をしていた Harold Faltermeyer のリミックスで聞き直した
ところ、この曲ってこんなによかったんだ。。。と再確認した、という
ミキシング作業の重要性を学んだ一曲です。

さて、そんなブラコン風な Emotional や、第二の Rock Me Amadeus を
狙ったような二曲目の Kamikaze Cappa、ビッグバンドと古めかしい雰囲気の
Crime Time、RMA と同じギターのリフを使って盛り上げる Cowboyz and Indianz、
Jeanny の続作である Coming Home、フランスの香りを出そうとしている 
Les Nouveaux Richesなどなど、やっぱり音楽のごっちゃまぜは変わらないですね。
好きですけど(笑)

さて、ベストトラックですが。。。実は Les Nouveaux Riches と The kiss
of Kathleen Turner なんですよ。前者はあのアコーディオンの音色と

Where do you go when the money is gone?
Where do you go when you are all alone?
Where do you go when there is no one there?

Sell your soul!

という歌詞が最初聞いたときからずっと残っていて離れないのです。。。
後者は、なんとなくパーティラップっぽい作りと、曲がどんどんテンポから
旋律から変わって行くところが楽しくて好きですね。

http://www.emichanproduction.com/
                                      -> "Music Review"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Music Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

さて、ビジネス本レビューですが、私がまだキャピタルマーケットでも
マーケットリスクにちゃんと軸足を置いていた時期に出た、とても
勉強になる「歴史書」です。


<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
      "リスク - 神々への反逆" - ピーター・バーンスタイン 

この本は初版が1998年に出された、マーケットリスクに関係する
人ならば一度は読んでおきたい本です。

まず、この本はマーケットリスク、というより、資本主義経済の
根幹となる、市場での価格形成のプロセスが不特定多数(いや、実際は
特定多数か?)の人間の意思決定の結果であり、その結果が意思決定の
条件となる、ということが、(仕手株や幸田真音の描く恣意的な価格形成
プロセスが支配する世界でなく)理想的な世界であれば神々が決めるがごとく、
一定のルールによって決められる確率論の世界である、ということをふまえて、
ほとんど全くと言っていいほど(難しい)数式を使わずにあたかも
世界観と概略だけでこれらのプロセスとそこで市場関係者が自分の抱える
様々な理由(ヘッジ目的?投機目的?)のためにいかにその動きを洛&#65385;し
ようとしたかをわかりやすく説明しています。正直なところ、
これは驚くに値します。確かにひとたび数式 - 一つの理論 - を用いてしまうと、
その背景を説明し始めねばならず、そのためだけで一冊では足りないほどの
ページを筆者に、そしてそれを理解するための高度な知識と理解力を読者に
それぞれ求めることになり、本来の目的であるマーケットリスクの歴史から
段々横道にそれることになってしまうのです。。。

さて、この当時、私はシティバンクに在籍し、個人向け為替オプション商品を
購入しているお客様に向けて
「天王洲図書館分室より」
http://www.emichanproduction.com/finance/tla/index-j.html
というコラムを一年半ちかく
程度もたせてもらっていました。その際にも、その市場形成をもとに
価格が算定されるオプションという商品に関するあれこれを書いていましたが
なるべく数式なく、わかりやすく、という条件でと言われていたので
かなり苦慮した覚えがあります。

さて、この本の初版は1998年。この年はエマージングマーケットでのマーケット
クラッシュに発した金融システム危機が起きた年でした。この本で書かれている
マーケット感をもとに一大トレーディングシステムを作ったのが
ショールズ博士とマートン博士の LTCM が、崩壊した年でもありますが、
これが出た時にはまだそんなことが起きるとは誰も思っていませんでした。
もしあと一年この本が出るのが遅かったらきっとそのことも触れられていた
でしょうけれども、結局のところ、世界が段々大きくなるにつれて、誰もが
理想的と想定する、すべての人が等しく参加機会を与えられ、同じく情報を
共有するマーケットというものは形成されず、すべての人の思惑とその思惑の外の
要素が常に市場を動かす、ということだけは変わることがないのではないでしょうか。

http://www.emichanproduction.com/
                                      -> "Book Review"
<<<<<<<<<<<<<<<<<< Book Review >>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

さて、ちゃんと今日のネットワーク工事は進むかな?
このおかげでさらに我が家の通信費が下がる予定なのですが。。。

しかし、NTTさん、なんで個人向けで IP 8 / 16のサービスしないんだろう。。。
おかげで、IPフォンいれられないんですよねぇ。。。

では、今度は。。。木曜にお会いしましょうね。

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