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セックスがすべてではないけれども、セックスが男と女の絆を深めるもの。 互いに満たしあって、愛しあうことが日々の生きがいになっていく。 ◎バックナンバー⇒ http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000112568 〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜 涼子〜年下の彼と… ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 今週も発行予定時間に遅刻です(^^;)。 つまり、これは月曜日の夜８時頃から書いてるの。 日曜日に書こうと思いつつ、ついつい書けないでいる。 先週の金曜日に、例の年下の男の子とお食事した。 男の子っていっちゃ失礼かな。２７歳なんだし。 彼……書きにくいので、仮名を佐藤くん……は、デートに誘ったつもりなん だろうけど、わたしはそういうつもりじゃなかった。 佐藤くんは金曜日に食事しませんか？と誘ってきた。 週末の金曜日ということは、食事のあと……という期待があってのことかも しれなかった。それとも、わたしの深読みのしすぎかしら？ でも、佐藤くんは女性経験豊富って感じの人じゃない。真面目そうで体育会 系って感じ。愛想はいいけど、口べたかな。 会社が終わって、別々に退社して、新宿駅ビルの某茶店で待ち合わせ。 なんかコソコソしてるみたいで、変な感じ。 わたしの方が先に出たので、佐藤くんが来るまでしばらく待った。 遅れること３０分ほどで、彼がやってきた。 「すんません。出ようと思ったら、課長に飲みに行かないかって、呼びとめら れてしまって」 ペコペコと頭を下げる佐藤くん。 「別にいいよ。謝んなくても」とわたし。 彼はそわそわと落ちつきがなくて、きょろきょろと周りを気にしてた。 茶店の周りの席は、カップルばかり。 金曜日だから、当然かな。 佐藤くんはなにをしゃべろうかと、思案しているようだった。 気まずい沈黙。目が合うと、互いに苦笑する。 なんか、わたしまでドキドキしてしまった。 わたしは、いつ切り出そうかと思っていた。 バッグの中には、プレゼントでもらったネックレスがあった。 それを返さなくちゃ……と。 「米倉さん、彼氏いるんですか？」 佐藤くんは唐突にいった。このときは名字で呼ばれているので、涼子と同名 の芸能人から、名字を拝借してわたしの仮名に(^^)。 いきなり本題に入るかなーと思いつつ、 「うん、好きな人、いるよ」と即答する。 「そーかー、やっぱり、そーすよね。そうじゃないかと思ったんだけど」 「佐藤くんは？」 いったあとに愚問だと後悔した。彼女がいたら、わたしに声かけるわけがな い。 「いないっす。僕は彼女いない歴、２７年なんで」 といって、佐藤くんは苦笑いした。 童貞なの？……と思った。 そう思ったのが顔に出たのかもしれなかった。 「そんなに驚かないでくださいよ。これでも米倉さんを誘うのに、勇気を振り 絞ったんすよ」 「ごめん。ちょっと意外だったから……」 気まずいわたし。 でも、なんとなくバージンだった頃のわたしとだぶるものがあった。 「場所変えよう」 わたしは気まずさを紛らわすためにいった。 茶店を出て、ごった返す通りに出た。 「どこに行く？」と佐藤くんにきいた。 「ええっと、なにが食べたいですか？」 食事に誘っといて、考えてないの？ 「なんでもいいよ」 わたしたちは、ぶらぶらと歩きだした。 一緒に歩いていても、わたしと佐藤くんの間には、体半分くらいの距離があ った。なんとなく遠慮している距離。 その距離が「好き」かそうでないかの距離だと思った。 しばらく黙ったまま歩いて、 「ここでどうすか？」と彼はいった。 「いいよ」わたしはどこでもよかった。 そこは居酒屋だった。 店内は騒々しく、熱気とタバコの煙が充満していた。 デートの場所としては、ちょっと不向きなんだけど……。 席について適当に注文して、まずはビールを飲んだ。 寡黙だった佐藤くんも、アルコールが入ると口数が多くなった。 「彼氏がいるのに、僕と飲んじゃっていいんすか？」 「そのことなんだけど」 「やっぱ、僕じゃだめっすかね？」 「あのね」 「僕、タイプなんすよ。米倉さんが」 「気持ちはうれしいんだけど」 「ぜんぜんチャンスは、ないすか？」 「これ、受け取れないの」 わたしはネックレスの入った箱を差しだした。 「あ、それ、もらってください。チョコのお返しですから」 「こんな高いもの、もらえないよ」 「いいから、いいから」 彼は酔いが回っているのか、陽気にいった。 「困るの。こういうの」 佐藤くんは真顔になった。 「僕にチャンスください。お願いします」 彼の真剣な顔を見ていたら、拒絶するのが難しくなってしまった。 でも…… 「ごめんなさい。わたし、好きな人がいるから。いまはその人に夢中なの。今 日、そのことを話そうと思って、お誘いを受けたのよ。会社じゃ、そういう話 はできないから」 佐藤くんは落胆したようだった。 「わかりました。じゃ、飲み友だちくらいだったら、いいすか？」 「ほかの人も一緒なら」 「それでもいいっす。あ、でも、それはもらってください。気持ちですから」 結局、プレゼントは受け取らされてしまった。 その後、佐藤くんはビールを何度かおかわりしながら、饒舌にしゃべってい た。なんでも格闘技が好きらしくて、わたしにはぜんぜんわからない誰それが どうとか、延々と聞かされた。 もう少し話題を考えて欲しいと思った(^^;) １時間ほど経って、その店を出た。 佐藤くんとは新宿駅で別れた。 帰路について、どっと疲れが出た。なんだか、ひどく緊張していた。 早くうちに帰りたかった。 月曜日。 会社で佐藤くんに会うと、彼はニコニコしながら「おはよう」と声をかけて きた。 わたしは少々気まずかった。 彼はぜんぜん気にしていないらしく、以前よりも気軽に話しかけてくるよう になった。 どういう神経してるのよ？(^^;) 明るい性格というか、へこたれないというか、ずぼらというか…… まぁ、そういうところは、ちょっと可愛いと思うけどね。 と、そんな顛末でした。 （次回につづく） 〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜 本誌は基本的に、月・水・金が発行日です。「春海」「涼子」「トオル」のパ ートが順次発行されますが、時々、順番が入れ替わることもあります。 〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜〇〜 ┏━━━━━━「女の気持ち・男の気持ち」の姉妹誌（有料版）━━━━━━┓ ■『体と心のセックス・ライフ』Section-35『セックスのタイミング』 ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ >>最新号では…… 恋人、夫婦という親密な関係でも、いつでもすぐにセックスができるわけで はない。セックスしたいときに相手がいない場合もあれば、片方がその気にな っても、相手にその気がない場合もある。 オナニーと違って、セックスは相手があってこそだ。 相手とのセックスのタイミングを、どうやって合わせていくか。 あるいは、セックスに適したタイミングを、どうやって見計らって整えてい くか、というのが良好な関係を保つのに大切になる。 男性と女性では性欲のあり方が違うし、また求めるものも違っている。 わかりきったことではあるが、なかなかその違いをすり合わせていくのは難 しい。彼に満足できない、逆に彼女に満足できない……ということが積み重な っていくと、だんだんと関係が冷えていってしまう。 セックスのために互いの時間を合わせることも必要だが、気持ちや体のリズ ムを合わせていくことが、いいセックスのできる条件となる。 そんなセックスのタイミングについて考えてみる。 >>★性教育的（？）有料メルマガ『体と心のセックス・ライフ』★ ▼知りたい人は、以下よりどうぞ。１ヶ月分（４号分）で５００円です。 < http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/11/P0001127.html > ※お支払い方法に、クレジットカード決済とジャパンネット銀行決済が利用で きます。 >>>【注目！！】定期購読申込月は無料です！ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ > つまり、最初の一ヶ月は無料なので、 > 継続して購読するかどうかを、１ヶ月間検討することができるのです。 > ただし、申込月以前のバックナンバーは対象外となります。 > この機会に、ぜひご購読ください。 次号以降の予定。 ● 3月26日号……Section-36 『女同士の愛し方』 ● 4月 2日号……Section-37 『オナニーとセックス（女性編）』 ● 4月 9日号……Section-38 『ペニスのサイズアップ』 あくまで予定なので、内容が変更になる場合もあります。 < http://premium.mag2.com/mmf/P0/00/11/P0001127.html > ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆…【 お知らせ 】…☆…☆…☆…☆…☆…☆…☆ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ 「ＸＹ＝ラヴストーリー」では、『性意識調査アンケート』を行っています。 >★性意識調査第５弾「初体験に関するアンケート」をやってます。 < 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