メルマガ:仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
タイトル:仇花の記憶 07/06/10 144号  2007/06/10


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仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜

第四巻拾壱回  見下ろ史の有効性
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御機嫌よう。葡萄瓜でございます。
さて、つらつらと綴って参りましょうか。

さて、題目の見下ろ史とは何ぞや。これはこの
場限りの筆者の造語でございます。見下ろす視
点からのみ語られる歴史、と申しましょうか。
誰が何を見下ろすのか。敢えて一例のみを引く
ならば、殿方或いは殿方寄りの論者がやおいを
見下ろす、と言う類の事でございましょうか。
腑に落ちぬ話でありますが、論説とは見下ろす
事から始まれリ、上段から教え諭す事即ち論説
であると合点し、状況の段階を無視していきな
り上段から言葉を注ぎ込もうとされる「論説」
のみがやおいショタには与えられて来た様に筆
者は感じます。
殊に昨今現場近くの生の声を見聞しております
と、見下ろ史と現状の乖離は甚だしい様に感じ
ますね。現場は多少の迷いを抱きつつもそれな
りに地に足つけて進んでいる様に見えるのに対
し、見下ろ史側は決め付けの型紙を常に持ち歩
いて型紙に収まる範疇で無理矢理状況を理解し
ようとしている。その型紙も常に更新されてい
ればまだ少なからず適切になろうものを、自分
の目で状況確認をしようと言う論者が少ないも
のだから下手すれば一つの古い型紙を常に遣い
回している様な状況になる。で、自分達の留ま
りはさて置いて「閉鎖的」という決め付けが一
人歩きする訳です。ただ本屋を廻って流通を確
認するだけでも何某かの参考になろうものを、
です。
やおいショタという界隈については嗜好の問題
もありますので巡回だけでも殿方が二の足を踏
むという気持ちは判らないではないです。
しかしながら、論説という視点で見ようと思い
立ったならばせめて素通りする人に比べてどこ
か一歩余分に踏み込んで置くべきではないでし
ょうか?ただし、その一歩として選択するに望
ましいのは実作であって、一般向けに少し解か
れた内輪ネタではありますまい。
一般向けに解かれたネタと言うのは実際はかな
り希釈されてる部分も多いのであって、それだ
けを読んだからと言って論評に必要充分となる
情報を得られる訳ではございません。また余分
な誇張が混入している事もございます。
略地図となり得ても、隠れた名物案内マップと
は中々なり得ないのでしょう。飛び込んでツッ
コミを入れる人が出てこない以上は。
でも昨今の論評というのは、そのツッコミでさ
えも他人任せにしている面があるのではないか、
という気が致します。以前に比べると開かれる
口が多くなった故にそうなっているのでしょう
けれど。
論拠となる資料でさえ先ず自分で探さずに他者
に提供させるという前提をお持ちの論者もお出
でになる様ですから、なんともはや。それでい
て外部に開かれていない云々とやられてはたま
ったものではありません。

見下ろ史は一時的に耳目を惹く為には有効な手
段でありましょう。尤も、以後を維持する為に
は知識見識は確実に要求されます。あと冷静な
判断演技も要求されましょう。ハッタリを何処
まで演じ続けられるか、が鍵でございますから。
見下ろ史と俯瞰の違いは、論者の出張り具合で
あろうと筆者は考えます。論者が狂言回しとな
って歴史を説明するのが俯瞰で、論者の独演の
ネタに歴史を使うのが見下ろ史ではあるまいか、
と。
語りには時に主観も必要です。
しかしながら、時代を語るには主観だけでは語
れない部分も当然の如く発生致しましょう。
その際に、主観を他の主観で補完するのではな
く、出来れば客観性のある資料で補完してゆく
のが恐らく一番適切な方策ではあるまいか、と。
客観性の見極め方も、簡単な様で難しい事では
ありますが、その辺りは数をこなして判断力を
磨いた方が急がば回れの近道でございましょう。

さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて
戴きます。

ここで少々宣伝をば。
6月24日(日曜日)、東京都立産業貿易センター
・台東館六階にて行われる少年系総合同人誌即
売会『ショタスクラッチ3』に於きまして筆者は
引き続きカタログ掲載コラム『ショタコンのゆ
りかご』を書かせて戴きます。
ご来場及びご高覧戴けましたら幸いです。
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     http://syotaratch.com/※

では次回配信まで、御機嫌宜しゅう。
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仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
第四巻拾壱回 2007.6.10発行

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