メルマガ:仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
タイトル:仇花の記憶 05/10/20 102号  2005/10/20


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仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜

第二巻弐拾八回  存在  
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御機嫌よう。葡萄瓜でございます。
では、つらつらと綴ってまいりましょうか。

ボーイズラブ、そしてそのゲーム作品に冠され
る『ボブゲ』のボブと言う単語。実はこの二つ
ともがある集団に拠って創生された事を、貴方
はご存知でしたか?
その集団とはあらきりつこ(荒木立子)女史率
いる有限会社すたんだっぷ。白夜書房とコアマ
ガジンの二社に渡って活動していた編集集団で
した。

先ず、BOY'S LOVEありき。
1991年12月10日初版のオリジナルアンソロジー
『イマージュ』の表紙コピーから全ては始まっ
たと思われます。
それ以前にそう言う関係の創作を表現する言葉
として『耽美』や『やおい』はあった様ですが、
それ等は元々有った言葉を拝借し改変したもの。
この分野を表現する独自の言葉は往時なかった
のです。
その背景があったからこそ『BOY'S LOVE』と言
う言葉は生まれたのでしょう。ただ、それが広
範囲にわたって使われたかと言うとそうでもな
く、又他の表現と差別化があったかと言うとそ
れも又些か…と言う感じだった様ですが。
すたんだっぷ側の認識では恐らく、『耽美』に
替わる独自名称として『BOY'S LOVE』を打ち出
したのではないか、と。
そして時は流れ、言葉は徐々に浸透してきた様
です。二見書房から94年3月1日創刊された雑誌
「Charade」の表紙には『BOY'S LOVE for GIRL
-S』の文字が躍っておりましたから。念の為に
確認致しましたが、同誌編集にはすたんだっぷ
は関わっていない様です。
そして、言葉も少し軽味を帯びた様です。「Ch
-arade」に於ける『BOY'SLOVE』とは今日の意味
合いにやや一歩近づいた風情の使われ方をして
おりましたので。
そして、その動きを受けてか如何か判りません
がもう一つの言葉が生まれます。それが『ボブ』
です。

1994年11月9日初版『イマージュ』VOL.16に於い
て編集サイドは内々ではボーイズラブをBOVEと
呼んでいると公表し、その略称を広める事を推
奨しています。その背景には先駆者としての考
えが何かあったのやも知れません。翌年1月発行
の同誌VOL.17に於いてもBOVEは使われておりま
したから。
BOVE…BOYS LOVEの前2文字と後ろ2文字からなる
この略称が後年ゲームの名称として残るとは、
往時誰も思いもよらなかった事でしょう。

ボーイズラブとボブと言う言葉は残りました。が、
それを作り出した人達の事は今や誰も知らないの
では無いでしょうか。
若しもこれからこの分野の史実を解き解そうと言
う人が現れるのなら、すたんだっぷと言う集団の
事も少しは知って置いて損は無いのやも知れませ
ん。
資料を眺める限りでは、そう思えるのです。

さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて
戴きます。
では次回配信まで、御機嫌宜しゅう。
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仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
第二巻弐拾八回 2005.10.20発行

文責:葡萄瓜XQO
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