メルマガ:仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
タイトル:仇花の記憶 04/10/20 65号  2004/10/20


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仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜

第二十八回  リアリズム
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御機嫌よう。葡萄瓜でございます。
では、つらつらとお話して参りましょうか。

ここ暫く萌えそのものについての話ではなく、
萌えと接するに当たっての色々を申し上げてい
る様な感じです。筆者如きに何が言えると言う
訳ではないのですけどね。
寧ろこうして書かせて戴く事で自分の考えを改
めて纏め直していると言う感じです。宜しけれ
ばお付き合い下さいませ。

さて、やおいショタボーイズラブ創作に於いて
リアリズムは必要であるや否や?
いきなり問答風になってしまいましたが、リア
リズムと言うのは大なり小なり必要ではあるの
です。
どうせファンタジーなんだから現実の匂いなん
て要らないと言うご意見はご尤も。筆者だって
正直言えば糠味噌の香り漂うこの方面の創作と
言うのは苦手です。
なるほど現実は要りません。が、創作の世界の
屋台骨を支える現実感はいるのです。擬似現実
と言う奴でしょうか。創作の世界の屋台骨を支
えるものですから、私達の存在する三次元の現
実と同じである必然性はありません。その世界
を構成する為に必要な要素があれば後は自由な
のです。その世界の為の裏付けと言う感じでし
ょうか。『お約束』と言うものとも良く似てお
りますが。
その擬似現実を作る為に経験から生まれる知恵
や資料から得られる知識が必要になる事は多い
ですね。構成要素と言うよりも土台として必要
になるのです。それは私こと葡萄瓜XQOの様に
掌編を書く人間にしても同じ事です。一応土台
はちゃんと組み立てた上で架空の世界を練り上
げる様にしておりますから。現実であって現実
ではない世界を一から構築しようとすると労力
が要ります。これは日常風景に見える舞台や所
謂ファンタジーと言う舞台にも等しく掛かる労
力です。
お約束を押し付けるのではなく納得して貰う、
と言う事が創作を読んで戴く上での重要課題だ
と筆者は認識しております。
小難しく色々と申し上げてますが、目標はたっ
た一つです。
読む人に、作者の作り出し、観ている世界を共
有して貰う事、と筆者は思っております。そう
言う世界を作り上げる為なら物語の骨格を作り
上げる事も損とは思えないでしょう?
……と、判っては居るのですが、いざ自分が実
行しようとすると中々作品に反映されない。
難しいものです(苦笑)
架空の人物一人の人生を存分に語りおろせる様
になるまで、精進していこうと思います。

さて、此度はこれにてとりあえず筆を擱かせて
戴きます。次号まで、御機嫌宜しゅう。
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仇花の記憶〜ショタやおい雑話〜
第二十八回 2004.10.20発行

文責:葡萄瓜XQO
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