メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第725号]  2019/12/25


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             【実 践 留 学 道 場】

              第725号(2019/12/25発行)

       毎回発行部数:約315部、 累計発行部数:420,015部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”の多門院 英蔵こと、ヒデクラです。


 ついに12月、今年最後のメルマガになってしまいました。本当に、最近月日
がたつのが凄く早く感じられます。


 今回は、最初に「重要」なお知らせです。

 現在このメルマガは事務局からの直の無料配信に加えて、「まぐまぐ」や、
「melma!」及び「MailuX」からも皆さんのところに配信していますが、既に、
「melma!」からアナウンスがありましたのでご存じの読者の方もおられるかと
思いますが、「melma!」のサービスが来月1月にて全面的に廃止となることが
決定しています。
 よって、「melma!」では、既に新規のメルマガの申請や登録は中止されて
おり、メルマガの配信サービスも来年1月に全て終了となるようです。

 したがいまして、現在「melma!」から配信登録されておられます読者の方は、
継続してメルマガをお読みになれるように、早急に他のメルマガ配信サイト、
出来れば、メルマガ【実践留学道場】事務局からの独自配信に、以下の公式
ホームページのからお切り替え願います。

   メルマガ【実践留学道場】オフィシャルページ
   /http://www.studying-abroad.jpn.org/merumaga.htm

 メルマガ【実践留学道場】事務局では、著名企業も利用しています安全な
メール配信プログラムの利用による、独自の配信を実施中です!
 独自配信の方には、もちろん一切無料で、今後読者への色々な特典も計画
していますよ!
 また、一度の配信登録で、この【実践留学道場】に加えて、最近創刊の無料
メルマガである【週刊GNB】も、月1回無料で配信されます。


 では、早速、今回の稽古に入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 連載コラム『ヒデクラの海外駐在奮戦物語』[第24回]

    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

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 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜

          『ヒデクラの海外駐在奮戦物語』[第24回]


         第3話:そして、欧州駐在〜ロンドン
        ==================


     【第1章:社会人生活晩年での欧州駐在の開始(後半)】


  『ヒデクラの海外駐在奮戦物語』の好評の「第3話:そして、
 欧州駐在〜ロンドン」編です!

  物語の設定は、私がシンガポールに駐在から帰国2年後の設定です。
 第1話の米国駐在からは一挙に20年ほども進んでいますので、ITイン
 フラも現在に比べてかなり近くなっており、時代設定感覚もさほど今と
 違和感もないと思います。今回も、皆さんの参考になる海外での生活
 ノウハウを色々楽しめるように織り込んで行きたいと考えています!

  では、第3話の第1章の(後半)を始めましょう!

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 ●第3話:そして、欧州駐在〜ロンドン [第24回]


  ▼第1章:社会人生活晩年での欧州駐在の開始(後半)▼


 【第4節】

 そのアパートの建物自体は古いが、ロンドンの中心部の閑静な住宅街に
位置しており、少し歩くだけで著名なブランドショップが並ぶ通りにも
歩いて行けた。

 スーツケースの荷物整理もほどほどに、私と家内は、先ずは金曜日の
午後のアパートのまわりを色々散策し、途中見つけたレストランで夕食
を取ることにした。夕食は、何が良いのか良く分からない、というか
長旅で疲れて色々選ぶのも面倒なので、ロンドン定番のフィッシュアンド
チップスとした。
 夕食後、帰路の途中でこじんまりしたバーがあったので、そこで、我々
は軽くビールを飲んでからアパートに向かった。

 帰宅途中、アパートのすぐそばに、チェーン店らしきスーパーがあり、
家内は、早速そこで我々が明日の朝食に食べるものや、私がそのあとも
備え付けの冷蔵庫に入れて、飲み食いできそうなモノをいくつか見繕って
買って帰るとのことであった。
 オレンジジュースやヨーグルト、クロワッサンのパン等々色々買って
いた。
 私は、何を買って良いのか良くわからないので、このあたりは家内が
一緒で助かった!
 
 アパートの周りには、そのような遅くまで開いているスーパーや
クリーニング屋等もあることがわかり、生活面でも特に問題なさそうで
ある。


 家内とふたりでの海外は久々である。数年前に私がシンガポールに
駐在していた時には、家内と息子及び娘も遊びに来たことがあるが、
ひょっとするとふたりだけの国内、海外含めた旅行は、新婚旅行以来
かもしれない。
 
 家内にとっては、今回はほんの数日間の短い海外旅行であるが、
明日からの土日は、私も仕事をわすれて、家内と一緒に観光気分で、
ロンドン市内の観光を楽しむことにした。



 【第5節】

 この土日は、家内と地下鉄に乗って色々ロンドンの有名なところを
回った。
 そして、複雑なロンドンの地下鉄にも結構乗り、いろいろ有名な観光
名所といわれるところにも歩いてゆき、私は結構足が疲れたが、その分、
この二日間で結構ロンドンの土地勘というか、アパートの周辺や、色々
なところへの行き方もマスター出来て良かった。

 会社は、あの橋が上がることで有名なロンドンタワーブリッジの近く
であるが、そのロンドンタワーブリッジやそこからほど遠くないビッグ
ベンや大英博物館、更には、ロンドンで最も人気の観光名所の一つである
「バッキンガム宮殿衛兵交代式」も、家内が事前に予定した観光ルートに
入っていた。
 しかし、今回は滞在日数が少ないこともあり、ロンドン郊外の色々な
ところに行く時間はなかったので残念そうであったが、それなりに楽しめ
たので、家内にとっても良かったと思う。
 また、私のほうも赴任当初の私生活のほうも家内のお陰でスムーズに
開始できて良かった。


 家内の滞在最終日の朝方、一緒に少し早めにアパートを出て、地下鉄の
駅へ少し遠回りで散策しつつ、向かった。家内は、大きなスーツケースを
持っているとは言え、中には、殆ど私の部屋に残り、代わりにお土産品等
が入っているだけで、数日前ほども重くない筈である。

 地下鉄の駅では、私は会社の方向へ、家内は空港の方向へとそれぞれ
逆方向となるので、そこでロンドンでのお別れとなった。
 ロンドン来たときと逆の流れなので、旅慣れた家内であれば、問題無く
空港に行けるので、私も安心して会社に向かうことができる。

 家内と別れた後、私は土日で乗り慣れた地下鉄で、会社の最寄りのロンドン
ブリッジ駅まで行き、前回の出張時以降二度目の訪問となる、これからの
私の職場となる会社に向かった。



【第6節】

 今回駐在することになった傘下のグループ会社は、もともと米国がメインの
コンサルティング専門の会社であり、数年前からITも含めて、広く対応する
ようになった会社である。
 この欧州地域のロンドンの拠点会社が出来たのもまださほど前ではなく、現在
このロンドンオフィスを本社として、他にも欧州各地に小さいながらも多くの
拠点も持っている会社である。
 これまでの米国やシンガポールでの駐在とは少し異なり、今は日本人駐在者も
少なく、業務面でも責務面でも、初めてのことも多々あるので何が起こるのか
全く予想すら出来ないが、今後、私の所属する事業部からこのロンドンや欧州の
各拠点に駐在して来るメンバーをサポートするためにも、これから頑張ってゆか
ないといけない。

 ただ、少し気が楽というか安心できるのは、丁度私と同じ時期に以前イギリスの
他の海外拠点会社へ海外業務研修で滞在したことのある他の部署の女性が、今度は
私と一緒のこの拠点会社に、新たに出向として赴任してくるとのことであった。
 よって、現地の人には聞きにくいことも、色々イギリスやロンドンの生活に詳しい
その女性に聞くことが出来るので、安心である。また、彼女がロンドン駐在となる件
は、以前、日本でも別の部門のメンバーからは情報としては聞いていたが、今回の
駐在までに日本でお会いする機会もなく、今日初めてオフィスで会うことになる。



 私は、始業時間よりもかなり早めにオフィスに着いた。

 今日は初日でオリエンテーションというか、我々日本からの出向者だけでなく、
ローカル採用のメンバーも含めての説明会のようなものがあるらしく、受付で
社員証用の写真を撮ったあと待っていると、多分、その日本からの彼女(Tさんと
しておこう)らしい人が受付のところに入ってきた。
 日本人であるので、多分のその人がTさんであろう。Tさんは、以前海外業務研修
でイギリスへの駐在経験もあり30過ぎと聞いていたが、私が歳をとっているからか、
20代後半くらいに若く見えた快活そうな女性であった。
 彼女は、同じ部署から既に出向駐在している上司の業務サポートというか、その
対応業務での出向駐在となったようである。ただ、彼女の出向元はグローバル対応
専門の部署で、業務的には私のようなIT専門の部隊ではないので、IT業務面では
関わりはあまり出ないと思うが、同じ会社からの数少ない日本人出向者ということで、
そういった意味でも、これから色々関わりが出てくるであろう。
(今回、その上司の方(Hさんとしておこう)には、私も事前出張訪問の際にも
色々拠点企業の様子を教えて頂き、大変お世話になった。)

 私とIさんは、Hさんに軽く挨拶した後、オリエンテーションが行われる部屋に移動
した。
 Hさんからは、同じ日本の他の部門から既に駐在している出向者もご紹介頂いたが、
200名ほどの社員がいる拠点会社の中でが、日本人はほんの数名のようであった。
 しかも日本の私の所属する部門からは私が唯一初めてのそのロンドン本社への出向
駐在者であり、私の上司はIT業務取り纏めトップのローカルメンバーとなっていた。
 その方は、普段は別の国(デンマーク)のオフィスで働いており、ロンドン本社へは
たまに出張で来る程度のようであった。
 よって、その後、その上司とはメールや毎週の電話会議でのコミュニケーションが
メインであり、たまに彼がロンドンオフィスに出張の際に会う程度であった。ただ、
彼とは、以前彼が日本に出張できていた際に、私もお会いしている。しかし、日本語は
挨拶程度しか話せないようであり、英語でのコミュニケーションがメインであった。


 さあ、これからいよいよロンドンでの業務が開始となる。

 まずは、どのようなオリエンテーションなのか良く分からないが、コンサルティング
会社らしいどのような趣向のオリエンテーションなのか楽しみである。
 しかし、以前のシンガポール駐在の時と異なり、日本人の総務メンバーは一切おらず、
総務面も、全てローカル総務メンバーからの英語での説明となるようである。
 一連の会社の業務説明の前に、自己紹介も兼ねて、自分の好きな映画や自分の趣味も
考えて発表するようなアジェンダもあった。もちろん英語であるが、最初に少し考える
時間があり、そういった意味でも助かった。
 あとで、Hさんに聞いたら、いつも好きな映画の発表がコンテンツに含まれており、
Hさんが初めて赴任の時もコンテンツもそうであったようだ。


 と言うことで、色々大変そうな予感がした初日であるが、とにかく明日からは、
日本から遥か離れたここロンドンで頑張るしかない!


                       〜 第3話、第2章に続く 〜


    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

  連載コラム『ヒデクラの海外駐在奮戦物語』第3話欧州編、ロンドンに到着
 した第1章の後半でした。次回は、この続き、第2章である「いよいよ始まる
 ロンドンでの業務」をお送りしますが、その前に、次号は新年ですので、
 新年特別号として、毎年恒例の私ヒデクラからの「新年特別エッセイ」をお送り
 します!ご期待下さい!


  尚、この実話をベースにした『ヒデクラの海外駐在奮戦物語』のノウハウ
 物語、もし過去の第1話の米国編や第2話の東南アジア編をお読みになりたい
 方は、是非、アマゾンKindleから販売されています、私の電子書籍をお読み
 ください。
  そうすれば、この第3話に至る背景が更に良く理解でき、よりこの
 メルマガ連載の物語も楽しめるでしょう!

  今後も色々皆さんが海外で役に立つノウハウを随所に織り込みながら、
 お送りして行きますので、どうぞお楽しみに!

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

 本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!


 もう今年もあとわずかとなりましたらが、今年一年は皆さんにとって、
どのような一年でしたでしょうか?

 私自身も、今年はまあ何んとか、自分なりに有意義に過ごせた良い年で
あったと感じています。
 娘が、ウィーンの大学院に音楽留学する等々、公私ともに色々あって年
でした。が、そのお陰で、私や家内も新婚旅行以来のウィーン旅行を楽しめ
ました!(しかし、それ以来、私も我が家も緊縮財政ですが(笑)。)


 また、今年は去年に引き続き、今年の抱負の一つにあげていましたアマゾン
Kindle電子書籍の新刊の発行を、何んと4冊も実現出来ました!
(そのうちの2冊は、メルマガ読者の著書の代理編集&発行ですので、実質
私のは2冊です(笑)。)



 ということで、今年はそれなりに公私ともに充実した年であたっと思います。
尚、次号は新年最初のメルマガとなりますので、連載はお休みし、代わりに
毎年恒例の「新年特別エッセイ」をお送りし、連載コラム『ヒデクラの海外
駐在奮戦物語』は、その翌号となります。


 来年も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて
行きますので、どうぞ引き続き宜しくお願い致します。

 では皆さん、良いお年をお迎えください。

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。 (Have a Happy New year!)


     ●●● 次回は、1月8日(水)発行予定です。●●●
         (新年最初のメルマガとなります!)


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