メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第702号]新年特別号  2019/01/09


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             【実 践 留 学 道 場】

            第702号[新年特別号](2019/1/9発行)

       毎回発行部数:約305部、 累計発行部数:412,582部

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 読者の皆さん、新年、明けましておめでとうございます。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”の、多門院 英蔵ことヒデクラです。

 今回は、今年最初のメルマガですので、新年特別号としてお送りしています。

 前回お知らせしましたように、新年特別エッセイ『新・実践英語上達最短の
コツ』として、英語力向上や海外留学を目指しておられる読者の方のために、
特別に執筆しました。

 普段のメルマガよりも少し長いですが、楽しんで読めると思います。また、
無料で提供するのがもったいないくらいの内容、ボリュームのエッセイです!

 既に仕事が始まっておられる方も、また、ゆっくりまだ新年のお休みを取ら
れておられる方も、是非、じっくり味わってお読み下さい(笑)。
 今後の実践英語力の向上に有益な、かつ、新年にふさわし内容のコラムです。

 尚、昨年は、久々に念願の新刊を続けて2冊も発行でき、抱負を達成すること
ができました!
 22冊目の『あなたも分かる電子書籍出版の全て【前編】』及びその【後編】
の2冊です。まだお読みでない方は、これらの2冊を読まれると、ご自分でも
アマゾンKindle電子書籍を発行できるノウハウが身につきますので、是非
下記のアマゾンのオフィシャルサイトから、一度ご覧下さい。

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 それでは、いよいよ、新年特別エッセーの開始です!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 新年特別エッセイ『新・実践英語上達最短のコツ』

    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』

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 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜

       新年特別エッセイ『新・実践英語上達最短のコツ』
       =======================


   【実践留学道場】道場主のヒデクラこと、多門院 英蔵です。

   日頃の読者の皆さんの英語力向上、留学実現へのお悩み解決の
  お助けとなるように、今回は、『新・実践英語上達最短のコツ』と
  題して、過去、これまでに私が述べました内容を整理し、毎年恒例
  の新年特別エッセイとしてお送り致します。

   いつもよりもかなり長〜いですが、皆さんの英語力向上にお役に
  立つ内容が含まれていると自負していますので、どうぞ最後まで
  お読み下さい。


  ● 第1章:実践英語とは?

   「実践英語」とは何でしょうか? これは私が勝手に命名した
  ものですが、私はこれを以下のように定義付けたいと思います。

   実践英語 〜 単に資格や点数であらわされるモノでは無く、実際
         に留学や海外生活の実践の場で通用する”英語”

   これは、かなり意味深いものがあり、言うは易く、行なうは難しと
  言った最たるものです。そして、このメルマガの読者や、実際に留学
  や海外生活を経験されたことのある方は、このことが良く実感できる
  のでは、と思います。


   尚、昨今の国際化社会という背景から、各企業では社内英語検定が
  独自にかなり前から実施されていますが、近年ではこれにかわるもの
  として、あの有名なTOEICが多くの企業で長年利用されています。

   そして、善しにつけ悪しきにつけ、このTOEICの点数を、昇進
  のひとつの基準にしている企業も多いようです。

   したがって、このような現実を踏まえ、巷の本屋ではTOEIC
  対策本やTOEIC体験本が数多く並んでいます。
  (数多く並んでいるということは、それだけ多く売れているという
  ことだと思います。実際、私自身も過去まだTOEIC高得点にトライ
  していた頃に、これらの書籍に興味を引かれて、つい、新しいものが
  出るたびに、買ってしまったという経験もあります。)

   しかし、ちょっとここで考えてみて下さい。TOEICや他の
  英語の試験で高得点を取ることが、ほんとうの英語学習の目的
  でしょうか?

   このメルマガの読者の方は誰もそうは思っていないと思いますが、
  もしそのように考えておられる方がいるとすれば、少し視点を変えて
  みて下さい。


   実際問題として、本末転倒で馬鹿げたことなのですが、会社で
  TOEICの点数ノルマが課されたとすれば、多くの会社員は、
  嫌でも英語を勉強してTOEICである程度の点数を取らないと
  いけない、あるいは、高得点を取ることが目的(義務!?)となって
  しまっているかもしれません。
   しかし、TOEICはこのような目的の為のモノでは無く、
  自己学習、トレーニングの結果を評価するバロメータ、英語の
  モチベーション向上の手段であるべきではないでしょうか?

   本来は、実生活の中で自分の実践英語力を試すことができれば
  ベストなのですが、なかなかそのような機会が無い人もおられる
  かと思います。よって、、このようなTOEICのように客観的
  に自分の英語力を点数で評価できるテストがあるのは、大変ありが
  たいことです。
   しかし、このテストが目的になってしまってはダメです。また、
  いくらこれらのテストで良い点数が取れても、実際の場で活用でき
  なければ意味がありません。


   このメルマガの中でも何度か引用させて頂きました、TOEIC
  で有名な千田潤一氏の講演の中でも過去紹介されていましたが、
  TOEICで点数を向上させたほとんどの方は地味な英語の学習
  や英語のトレーニングを続けてこられた方々です。

   私が以前、実際に千田氏にお会いし、ご本人からお聴きした時
  にも、そのようにおっしゃっていました。

  
   このように地味なトレーニングにて身についた英語、その結果と
  してのTOEICでの高得点は、「実践英語」力を示すバロメータ
  として、十分評価できるものだと思いますし、かつ、実際の場面で
  ”使える英語”、それこそ「実践英語」になりえます。


  ★TOEIC高得点についてもっと詳しくお知りになりたい方は、

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  ● 第2章:実践英語上達のコツは?
 
   まず、「実践英語」とは、ということで話を始めましたが、上記
  の内容からもお分かりのように、「実践英語」は単に受身的な学校
  の”勉強”や試験目的の付け焼刃的な”英語の勉強”では身につかず、
  積極的に学んだことを身につける”英語のトレーニング”によって
  初めて身につくものだということです。これはネイティブであろうが
  なかろうが関係ありません。


   英語も日本語もコミュニケーションの手段である”言語”ですので、
  正しいやり方によって必ずレベルの差はあれど「実践英語」は身につく
  と、確信して下さい。

   ただ、仕事でも勉強でも何でもそうですが、イヤイヤやっていては
  成果は出ません。楽しくやって下さい。また、楽しく継続できるように
  工夫して下さい。これが、実践英語上達のコツです。


   私がこれまでの経験からして感じるに、英語が上達する、しないは
  ほんの僅かな差だと思います。そうです、ほんの僅かな差、違いなの
  です。しかし、この差が実は、”大変重要な差”なのです。


   誰でも中学校、高校と皆んな同じ時間数の英語の授業を受けている
  わけですから、英語に接している時間は皆んな同じ、平等です。

   よって、授業をサボってほかのことをしていた人は別としても、
  一応熱心に授業を受けていれば、皆んな同じように英語がマスター
  できてしかるべきです。

   しかし、実際問題、コミュニケーション手段として基本的で、かつ
  重要なこの英語が全くマスターできていない、しかも英語と聞いた
  だけで嫌気がさすという人がまわりに多いのはどうしてでしょうか?


   私が過去のエッセイの中でも書いたかも知れませんが、私は
  英語は学問としてよりも、実際に使えるようになることを端から
  望んで学んでいました。

   というのも、私は中学校の頃、アマチュア無線(”ハム”といって
  その頃はかなりのブームでした!)をやっており、これは無線機で
  日本国中はもちろんのこと、欧米等々の世界各国のアマチュア無線家
  と自由に交信できるという趣味であり、この為には世界共通語である
  英語が必要なわけです。
   そして、これが私が英語というものに興味を持った切っ掛けでした。
  つまり、中学校で頑張って英語を勉強すれば、自由に英語を使いこな
  せるようになると思っていたわけです。


   しかし、実際は、”全く”違っていました!


   学校で1〜2年学んでも(たとえ英語の試験の成績でいつも満点
  近くとれたとしても)、無線機を通じて聞こえてくる英語の内容が
  全く分からないのです!

   私も最初は、これは語彙力不足や文法力の問題からくるものかな、
  と思っていましたが、実はそうではありませんでした。


   そして、英語をマスターするためには学校の英語では不十分なの
  ではと感じて、当時、NHKの「基礎英語」や「続・基礎英語」を
  聴いていましたが、実は、これらのレベルと実際に使われる「実践
  英語」との間には、かなりの差があったのです。
   それはたとえ中学3年間に加えて、高校3年間頑張って英語を
  勉強しても同じでした。

   自分の考えていることを一方的にしゃべるだけであれば、事前に
  準備しておけばある程度は大丈夫でしょう。しかし、相手の話して
  いることを理解して、これに対して的確なレスポンスを英語で返す
  となると、全く状況は変わってくるのです。
  (このことは、本メルマガの読者の皆さんや、既に留学等々で海外に
  行かれたことのある方であれば十分認識されているでしょう。)

   そして、ココのところの違いを認識して勉強(というよりも訓練、
  トレーニングですが)しているかどうかが、「英語が上達する、
  上達しない」の"大きな差"となってあらわれるのです。



  ● 第3章:上達への近道は?

   それでは、どのようなことを心がけて普段から勉強、と言うよりも
  英語のトレーニングをすればよいのでしょうか?

   その答えのひとつは、かなり前に本メルマガの『留学、英語関連HP、
  書物紹介』コーナーでもご紹介させて頂きました、『國弘流 英語の
  話しかた』(著者:國弘 正雄、 発行:株式会社 たちばな出版)の
  中にもあります。

   國弘先生の提唱される、「只管朗読」(しかんろうどく、と読み
  「ひたすら朗読する」という意味です)や、あるいはその中でも
  トレーニング方法として述べられています、色々な表現変化の
  トレーニングがあるでしょう。

   例えば、I am a boy.というような、簡単な表現でも一旦学んだら、
  単に主語を変えたり、疑問文に変えたりだけのトレーニングでは
  不十分であり、更に色々な表現や変化を何十種類も考えて、完全に
  自分のものとしてしまうということです。
   これらはほんの一例ですが、他にも色々なトレーニングの仕方が
  あるでしょう。

   しかし、ここで私が言いたいのは、要はこのようなちょっとした
  気持ちの持ち方の違い、英語というものに対しての接し方の違いに
  より、その効果は大きく変わってくるということです。


   この"僅かな差"は、色々なところで生じます。例えば、英語の
  勉強をする時のほんのちょっとした気持ちの持ち方や、勉強の仕方
  の違いによって、発生します。たとえ、同じ時間英語に接したと
  しても、です。

   よく言われることに、楽しい時間は直ぐに過ぎて短く感じるが、
  嫌な時間は実際よりも長く感じるということがあります。
   皆さんが、英語の勉強、トレーニングをされる時はどうでしょう
  か?

   短く感じますか、それとも長く感じますか?

   このことは、自分自身の英語学習に対してのモチベーションの
  バロメータになると思います。


   私が中学の頃はNHKラジオの「基礎英語」や「続・基礎英語」
  を併用して勉強していました。そして、これらの番組は比較的簡単
  だったのですが、その頃NHKラジオ「英語会話」や他のテレビ
  でやっていた英語番組などは全く歯が立たず、同じ英語でも全く
  違うモノのようでした。

   これは今から考えると至極当然のことだったのです。

   これらの英語会話や「実践英語」を理解する為に必要となる英語
  トレーニングの時間そのものが、その頃はまだ全然足らなかった
  のですから。


   その後、私は学校の試験でよい成績をとる為の英語と、実際
  世の中で通用する英語との間にはかなりの差があることがわかり、
  この頃から大学時代にかけて色々市販の英語関連カセットテープ
  教材を買いあさったり、英語学習関連書物(松本道弘氏の英語道を
  説いた本や、各界の英語達人の自叙伝のようなモノ)を読みあさり
  ました。

   また、テープ教材を選ぶ際も、楽しく学べて、けっして飽きの
  来ない、繰り返し何度もトレーニング教材として使える教材を選び
  ました。
  (今は、もうカセットテープの教材は無く、全てCDやDVDの
  教材かもしれませんが、その頃は、カセットテープのみでしたので、
  英語のトレーニングも大変でした。しかし、その後、SDメモリ
  カードプレーヤー等が普及すると、これらのカセット教材をよりも
  簡便に、しかも、どこでもトレーニング出来るようになったり、同じ
  ところを何度も繰り返して聴けるようになりました。便利な世の中
  になり、英語の学習環境もかなリ良くなってきました!)

   つまり、基本的な文法解説や例文のみの教材ではなく(これらは
  学校のテキストで十分!)、生の会話や実際の街頭での録音等々
  効果音も入った(これが聴き取りの理解度を妨げるのですが、逆に
  実践英語への効果大!)、かつ取り上げられている話題も楽しい
  教材を選んで、何度も何度も完璧に聞き取れるまで、トレーニング
  することが重要なのです。

   これらは、テープ、テキストのセットで、2000円〜3000円
  くらいでしたので、専門の何十万円もする豪華な教材よりも手軽に
  学べ、しかも、もし当たり外れがあっても、また、別のを買えると
  いう手軽さもあり、自分にとっては大変効果的でした。


   中でも、タイトルは忘れましたが、確か「ハイディー矢野」という
  人の解説が入った、街頭インタビュー(もちろん英語)形式の教材が
  特に役に立ったのをおぼえています。ここで初めて、英語には色々な
  音変化(リエゾン等々)があり、これらを良く理解しないと、単語
  そのものの発音だけを知っていても生の英語は聴き取れないという
  ことが、実際の生の英語で良く学べました。

   そして、このテープを何度も何度も聴いているうちに、初めは何を
  言っているか分からなかったインタビューの会話内容が、やっと良く
  理解できるようになったのです。

   このあたりに、実践英語習得のコツがあるのではないでしょか?


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  ● 第4章:留学の為の英語力は?

   次に、皆さんが良く英語力向上の手段としてあこがれている
  「留学」の話に移りますが、私は会社に入社後、何度か海外出張は
  重ねていたものの、当初は「留学」というものに対して全く関心が
  ありませんでしたし、また、米国の大学院でネイティブに混じって
  学ぶなんて考えすら及びませんでした。
  (もちろん、この時には、会社に社費留学制度があることだけは
  知っていましたが、詳細は全く知りませんでした。)

   そして、私が留学したのは、シンガポール出張や米国出張等を
  経験した、ずっと後のことです。

   自分自身、留学までに数年間のロス(回り道)をしたことに
  なります。しかし、今思うと、私は結果的にこれで良かったと
  思っています。

   その後、ある程度英語力もつき、留学への心構えも出来た上での
  留学であったからこそ、この私でもネイティブと同等にある程度渡り
  合え、1年余りという短い社費留学の期間でも、色々苦労しながら
  ではありますが、何んとか修士号(Master of Science)を取得できた
  からです。


   私が留学を決意した経緯は、実際に米国に出張し、米国をこの目で
  見てからでした。この米国出張によって、米国とはどのようなところか
  ということもつかめましたし、東海岸、西海岸両方訪問することにより、
  留学先のイメージも湧いてきました。

   しかし、留学を決意したものの、具体的にどのように準備を
  進めればよいか分からず、また、まだこの段階でも「留学」という
  ものに対しての不安がありました。

   しかし、何故か頑張って留学したい、と思うようになってきたの
  です。
   それは、やはり誰でもが思っているように、英語がうまくなりたい、
  留学すれば英語が上達する、という考えが私の中にあったからです。

   しかし、これまで私がこのメルマガの中で何度も書いていますように、
  ただ単に留学すれば英語が上達する、というものではありませんし、
  逆に、日本にいても実践英語力を身につけることは十分可能です。
  (このことは、実際に留学を経験した者でしか、分からないのではない
  でしょうか? 私も留学後、このことが初めて分かりました。)


   話は留学準備に戻りますが、留学を決意したものの、具体的にどの
  ように準備を進めればよいか分からず、その頃はまだインターネット
  も普及していませんでしたので、数少ない留学関連の本や雑誌等々
  から情報を仕入れるのが関の山でした。

   そして、この時初めて、米国に留学するためにはTOEFLという
  試験で、ある程度の点数をとることが先ず必要である、ということが
  分かったのです。
  (更に、米国の大学への正規留学であればSATと言う試験が必要
  で、また、工学系の大学院であればGREという試験、法務系で
  あれば、LSAT、経営系(MBA)であれば、GMATと言う
  ように、TOEFL以外にも必要な試験があり、TOEFLの点数
  が、先ず重要だということも知りました!)

   私はそれまでこのTOEFLに関して何も知識が無かったので、
  先ず受験してみました。

   そして、最初のテストの成績は520点でした。
  (注:かなり前ですので、ペーパー形式TOEFLテストの点数
  です。今は、インターネット形式(iBT形式)となっています。)
   この点数は、TOEIC換算で大体640点前後であり、私と
  しては少しショックでした!

   というのも、その頃の私の実力でも、TOEICで700点以上は
  軽くとっていましたので、TOEFLでも最低550点くらいは軽く
  取れると思っていたからです。

   しかも、大学院へ行くには理工学関連でもTOEICで最低
  550点、できれば600点くらいは必要でしたので、もっと
  頑張らなければなりません。
  (因みに、TOEFLのペーパー形式テスト(PBT)は、確か
  673点満点だったと思いますが、英語が専門でない素人の私には
  600点以上は、はかなり難しい点数でした。ご参考までに、最近は、
  PBT形式⇒CBT形式⇒iBT形式と変わってきて、以前のPBT
  形式よりも、もっと難しくなってきているようです。余談。)


   幸いこのTOEFLは何度も受験することが出来、一番良いスコア
  を志望大学に送れば良く、また、まだ留学までに1年以上の期間が
  あったので、何度か受験すればそのうちに550点は軽くクリア
  できるだろうと思っていました。

   しかし、語彙力があまりなく、中途半端な英語のトレーニング
  しかしていなかった私にとって、550点の壁はかなり分厚く、
  多少の点数は向上したものの、結局、何度受験しても550点は
  クリアできませんでした。

   幸いTOEFL530点〜540点程度でも条件付きで入学を
  許可してくれる大学院があり、助かりましたが、...。
  (ただ、ここで、誤解のないように言っておきますが、他の
  入学条件が全てクリアー出来て、TOEICの点数のみが少し
  足らなかったので、その後の大学院の指導教授との手紙での
  やり取りの結果(その頃はまだメールが無く、実際のメール、
  つまり国際郵便での英語の郵便でのやり取り)の結果、その教授
  の判断、権限で、大学側が条件付きで入学をOKしてくれたと
  いうことであって、入学後、あるタイミングでTOEFL550
  点がクリアできないと退学になる、との厳しい条件付きでした!)

   その時、私は特にTOEFLに特化した勉強はしていません
  でしたが、仮にそのような英会話学校や専門学校に行って勉強して
  いたとしても、私の場合はあまり点数は変わらなかったのでは、
  と思います。

   その理由は、今にして思えば、やはり英文の読書量、語彙力が
  全く足らなかったからです。今から思うと、ですが。

   そして、これは現地に留学して、しばらくして、TOEFLで
  550点を軽く突破できるようになってから、私自身振り返って
  みて分かったことなのです!


   つまり、現地で授業を受け、図書館で色々な文献を読み、ペーパー
  (レポート、論文のことです)を書き、これらによって読解力や
  語彙力がつき始めてから、やっと550点をクリアできたのです。

   それまでTOEFLの問題練習を何度やってもクリアできなかった
  あの550点が、米国大学院で学んでいるうちに、すんなりとクリア
  出来たのです! これには、自分自身も驚きました。

   これは、大変興味深い事実ですし、ある意味、英語力向上の
  キーポイントと言えるかも知れません。

   そして、この事実から自分自身で得た結論が、やはり、英語に
  接する時間、つまりトレーニング量の多さと、それに、私の場合
  には語彙力の増加がTOEFLの点数増に自然とつながったのだ、
  と分析しています。
 

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  ● 第5章:実践英語力向上を目指す全ての方へ

   取り留めのないことを色々長々と書いてきて、読まれている方も
  そろそろ疲れてきたかと思いますので、このあたりで今回のエッセイ
  の締めくくりに入ります。

   色々好き勝手を書いてきましたが、要するに私が言いたいことは、

     「英語の上達に王道は無いが、近道はある!」

  ということです。


   そして、その"近道"とは、結局は地味なトレーニングの積み重ね
  です。
  (誤解しないで頂きたいのですが、"地味"といっても、「楽しい
  トレーニング」でないといけません。イヤイヤやっていても決して
  長続きはしません!)


   冒頭でも少し触れましたTOEIC関連で、TOEICの神様とも
  言える、千田潤一氏の言葉の中で、私が特に気に入っているフレーズ
  があります。それは、


     The key to success is to start and not stopping!
      (成功の鍵は、始めることと、止めないこと!)


  です。

   これは、英語学習でも、留学準備でも何でもあてはまるでしょう。


   上記は、千田潤一氏の言葉ですが、最後に、自分自身の言葉であり、
  私自身の「座右の銘」というと大げさですが、自分の信条としている
  言葉を読者の皆さんにご紹介し、今回の特別エッセイを終わることに
  します。

   そして、その言葉とは、

         「夢と希望を持って前向きに。
         そして、夢実現の為に日々努力!」

  です。

   私自身の夢は色々ありますが、読者の皆さんの夢や今年の
  抱負はいかがでしょうか?


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   それでは、実践英語習得、留学実現を目指して頑張っておられる
  皆さん、今年1年も夢と希望を持って、ご自分の夢実現に向けて、
  是非、頑張ってください!!


                 − 新年特別エッセイ終了 −


    −−−−−−−−・−−−−−−−−・−−−−−−−−

  恒例の新年特別エッセイ『新・実践英語上達最短のコツ』、かなりの
 長さのエッセイとなりましたが、如何でしたでしょうか?

  次回は、年末より好評新連載『ヒデクラの海外駐在奮戦物語』のイントロ
 である前回のプロローグに続き、いよいよメインの第1章となりますので、
 どうぞご期待下さい!、

 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

 本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!


 皆さん、今年はどのような新年を迎えられましたでしょうか?

 今回は、新年特別号として、長〜いエッセイをお送りしましたが、
味わって読んで頂けましたでしょうか?(笑)


 このメルマガが皆さんのお手元に届く頃には、既に正月気分も消えている
頃かと思いますが、私はここ数年は、日本で正月を迎えることとなっており、
そして、きっと今年も幸先の良いスタートを切れているのでは、と、この
メルマガ執筆時の年末に自分ながら期待しています!

 読者の皆さんも、今回の新年特別エッセイをお読みになられ、きっと、
ご自分の英語力向上、あるいは、留学を希望されておられる方は、その
実現に向けて、幸先の良いスタートを切られておられることでしょう!


  ===  閑話休題  ===

 昨年は、何んとか、久々に2冊のアマゾンKindleの新刊を発行させて
頂き、これに伴い、新刊発行記念大無料キャンペーンも実施させて頂き
ました!

 今年も、何とか1冊は新刊を出そうと計画中(これも今年の抱負の
一つです!)ですので、また新刊発行の際には、特別無料キャンペーン
を実施させて頂きますので、是非、ご期待下さい。

 今後とも、新刊や無料キャンペーンの内容詳細は、下記のお馴染みの
「使える英語を目指す方の為のサイト」である、

   http://www.studying-abroad.jpn.org/RealEigo.htm

からご覧ください。



 今年も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて
行きますので、どうぞ引き続き、宜しくお願い致します。


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜


 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、1月23日発行予定です。●●●


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