メルマガ:【実践留学道場】
タイトル:【実践留学道場】 [第590号]  2014/04/23


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             【実 践 留 学 道 場】

             第590号(2014/4/23発行)

       毎回発行部数:約510部、 累計発行部数:370,808部

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 読者の皆さん、こんにちわ。
メールマガジン【実践留学道場】”道場主”(ほかにも”師範”や編集スタッフ
等々発行に関わる全てを兼ねています!)の、ヒデクラです。

 突然ですが、米国の大学等に留学する際に要求されるTOEFLのスコア基準
がますます厳しくなってきているようです。

 TOEFLのiBT形式のReading、Listening、Speaking及びWritingの各満点は
30点で、合計は120点満点ですが、これで100点以上取るのも結構大変な
テストです。

 が、皆さんも良くご存じのMITの一部の学科では115点を、また、スタン
フォードのコンピュータサイエンス学科では、113点を要求しているようです。
 これは文系、理系問わず、留学生にとって、ますます英語力が重要視されてい
ることを示しています。
 そして、近隣諸国も含め、日本以外の他の英語ノンネイティブの国からの留学
生は、これらの要求に追従できる英語力を身につけてきているようです。

 しかしながら、我々日本人の英語力は近隣諸国のどこよりも低く、英語を専門
としている英語教員ですらこれらの点数がなかなか取れないのが実態であり、ま
してや平均的な日本人は言わずもがなです。
 特に、日本人のSpeakingの平均スコアは30点満点中、世界最低レベルの15
点であり、あの京大生の平均スコアですら同様の15点のようです。また、帰国
子女であっても24点を取れない人が多々いるようです。これが実態です。

 このような実態を踏まえ、我々日本人はどう対処すれば良いのでしょうか?

 この続きは、最後の編集後記にて。


 それでは、早速、今回の稽古に入りましょう!


  =========================[今回の内容]==========================

    ☆1☆ 『役に立つ!実践ことわざ英語』[第28回]
 
    ☆2☆ 『道場主の戯言(編集後記)』(TOEFL)

  ===============================================================


 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆1☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


            『役に立つ!実践ことわざ英語』
            ===============
                      [第28回]


   昨年の第561号から好評連載中のコラム、今回は第28回目です。
  毎回英語のことわざと、これに関連する話題をひとつづつ詳しく
  解説しています。では、今回も早速始めましょう!
   

      −−−−−−−−・−−−−・−−−−−−−−

   
  ● [28] Haste makes waste. 


  これは日本語では有名なことわざですが、ちょっとわかりにくい
 でしょうか?

  wasteの意味がわかれば推測出来るでしょう。
 ここでは、wasteは名詞で「浪費、無駄」といった意味です。


  英語では、同じような以下のような英文で表現されることもあります。

     Make haste slowly

 どちらもhaste(急ぐこと)が入っていますので、もうお分かりですよね。


  正解は、


           :

           :

           :

           ↓

 
     「急いてはことを仕損じる」
 
  です。


  このことわざの意味は、

  「あせって事を急ぐと、とかく失敗しがちだから、
  急ぐときほどじっくり落ち着いて対処せよ。」

 ということです。

  この、「急ぐ時には危険な近道をするよりも少々遠回りでも
 危険のない道を行くほうが結局は早く着く」の意味から、

     「急がば回れ」

 ということわざにもつながっています。


  そして、この「急がば回れ」の英文が、

     Make haste slowly

 になります。


 2つとも似た英文ですので、一緒に覚えておいてください。


  では、今回はこのくらいにしておきましょう。


      −−−−−−−−・−−−−・−−−−−−−−


  『役に立つ!実践ことわざ英語』、如何でしたでしょうか?

   次回は、日本では有名なことわざなんですが、ちょっと
  難しい、

       "Bettter safe than sorry."

  ですが、お分かりでしょうか?

   ヒントは、直訳「謝るよりも、安全がベター」の意味する
  ところの、「安全」を「早めの対処」と理解するとどうで
  しょうか?
   この意味に近い日本語のことわざを、次回までに考えてみて
  下さい。

   もし、「日本語のこんなことわざは英語でどう表現するの?」
  とか、「英語のことわざの意味がわからない!」というような
  モノがありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

   毎回、1つずつじっくり解説して行きます。


                     〜 第28回 完 〜


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆1☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜

 〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜☆2☆の始まり〜〜〜〜〜〜▼〜〜〜〜〜〜〜


          【道場主の戯言(編集後記)】
          =============

  本メルマガ発行責任者のヒデクラこと、多門院英蔵です。
 いつもメルマガ【実践留学道場】をお読み頂き、ありがとうございます!


  冒頭のTOEFLの話題の続きです。


  私が米国の大学院に留学した頃のTOEFLは、紙ベースのPBT
 形式のテストでした。
  しかも、ReadingとListeningのみでしたが、その当時のPBT形式の
 TOEFLでさえ、皆さん良くご存じのTOEICに比べて、格段に
 難しかった記憶があります。
 (確か満点は677点だったと思いますが、その頃、一般に米国の
 大学や大学院で要求されていました550点を取るのでさえ、英語が
 専門でない私にとっては大変でした。)

  その後、Writingの能力をみるためのエッセイが追加され、更に、
 PCに向かって受験するCBT形式となりました。しかし、このCBT
 形式のテストでは正確に英語力がはかれないと結構不評で、今のiBT形式
 になりました。
  というのも、私はこのCBT形式のTOEFLは受検したことが
 ありませんが、受験者の回答の正誤に応じて次の問題のレベルが変わる
 ような感じであり、もし、ケアレスミスで間違えたとしても、もう
 リカバリーがきかず、その後の問題は受験者のレベルよりはるかに
 易しい問題となり、結果的にスコアも悪くなるような感じのテスト
 だったようです。

  よって、その後その欠点が改善された今のiBT形式となっています。

  ここで、このiBTはインターネットベースのテストのことであり、
 何故そのように呼ばれるかと言えば、WritingやSpeakingの結果も
 含めて、全てインターネットで米国のETSに送られて、採点される
 からです。
 (Writingはキーボードから入力された内容を、Speakingは
 PCに録音された音声をもとに、ETSの専門家にて採点される
 ようです。)

  TOEFLのiBTは、受験会場でPCに向かって実施する、トータル
 で4時間以上もかかる長丁場のテストです。
  よって、PCを使いこなせない人は、以前のPBT形式に比べて、
 不利になると言えるかもしれませんが、いまどき、海外のみならず、
 国内でもPCを使えないと勉学や仕事もできませんよね。
  ただ、キーボード入力が得意な人(例えば、完全にブラインドタッチ
 の出来る人)は、多少時間的に有利かも知れません。


    ・・・・・・*・・・・・・・・*・・・・・・


  ちょっと話が本筋からずれてきましたが、このTOEFLは、
 もはや基礎的な英語力をはかるだけでなく、実際に受験者が海外で
 英語を駆使して大学生活を乗り切れるかどうかまでもはかるテスト
 になってきている感じです。

  したがってこのTOEFLで100点や110点の高得点を取る
 為には、英語力のみでなく、それ相当の知識、国語力も要求される
 でしょう。

  実際、さほどレベルの高くない米国大学の1回生から、アメリカ人
 950名を選んだETSの検証では、平均点がReading20.9点、 
 Listening21.7点、Writing19.6点、Speaking24.8点の
 合計は87.0点だったようです。

  115点どころか、全く100点にも及んでいません。

  よって、TOEFLは、もはや留学生だけでなく、ネイティブですら
 高得点取得が難しいテストになったとも言えるでしょう。

  言い換えれば、我々日本人でこのTOEFLテストで高得点を
 取れれば、真に英語力がある、つまり私の提唱しています実践英語力
 を示す証になるかも知れません。


    ・・・・・・*・・・・・・・・*・・・・・・


  皆さん、易しいTOEIC(笑)に夢中になるのも結構ですが、
 英語力に自信のある方は、是非、一度TOEFLを受験されてみて
 下さい。
  このTOEFLを受験すると、皆さんが難しいと言っている
 TOEICが、如何に簡単な日本人向けのテストであるかが良く
 わかるかと思います。
 (どちらも同じETSのテストですが、...。)

  TOEICで既に900点を突破されており、しかし、海外留学
 に関心がなくて未だこのTOEFLを受験されたことのない方は、
 是非一度、ネイティブに対抗できる真の英語力の証としても、
 このTOEFLの110点突破に挑戦されて下さい!
 (多分、最初は100点すらなかなかとれず、自分の英語力とは
 こんな程度だったのかと落胆されるかもしれませんが、...。)

  因みに、TOEICで950点を取得している人は、TOEFLの
 PBTで630点くらい、iBTで110点くらいに相当すると言わ
 れているようですが、実際、このレベルの英語力の方でも、PBTで
 600点、iBTで100点取得すら、かなり苦労するのではないで
 しょうか。
 (日本でも、団体向けのIPテストではPBT形式のTOEFLを
 受験出来ますが、通常はiBT形式のテストとなります。PBTは
 TOEIC同様2時間程度の試験ですが、iBTは4時間以上かかり
 (問題内容により時間が多少異なるようです)、そういった意味でも
 TOEFLのiBTは、結構タフな試験です。)
 

  これらTOEFLテストの詳細は、TOEFL日本事務局である、
 CICCのホームページからご確認いただけます。URLは、以下です。

    http://www.cieej.or.jp/toefl/index.html

  TOEFLテストの申し込み自体は、直接ETS宛てとなりますが、
 上記のURLには、TOEFLの内容だけでなく、申し込み手順も
 こと細かく書かれており、大変参考になります。

  尚、上記のCICCのページから、ETSのホームページへも
 行けますが、直接下記のURLから、ETSのTOEFLのページに
 行けます。

    http://www.ets.org/toefl/

  これは米国のサイトですが、世界各国の人がTOEFLを申し込む
 からか、英語のみでなく、日本語も含むいくつかの言語で書かれて
 います。
 (TOEFLを受験するくらいの人であれば、英語だけでも十分だと
 思うのですが、...。もちろん、実際のテストは全て英語ですよ。)


    ・・・・・・*・・・・・・・・*・・・・・・


  あと重要な点は、このTOEFLは以前に比べて結果レポートの
 内容が充実している点です。しかし、その分、受験料もかなり高く
 なっています。
  以前のCBTの頃は、、レポートは点数だけでしたが、今は、
 TOEICのように詳しい結果の解説も付いているようです。ただ、
 受験料が高いので、私も未だこのiBTは受験していません。が、
 トレーニングを積んで、近々力試しで受験したいと思っています!
 (TOEFL受験は、米国大学院への留学前に何度も受験しました
 PBT以来、久々です。その頃は、600点どころか、550点も
 取れず、大変苦労しました。条件付き入学での留学先での受験で、
 何とか大学の要求する点数はクリアできました。そして、それが
 米国大学院での修士号取得につながったのです、...。

  このあたりの体験談詳細は、アマゾンKindle電子書籍の、

        「波乱万丈の米国留学物語」
     〜 修士号取得までのノウハウ伝授物語り 〜
      http://www.amazon.co.jp/dp/B00CKSOML8

  あるいは、

        「あなたも出来る海外留学」
     〜 真の海外留学への最短ガイド 〜
      http://www.amazon.co.jp/dp/B00C2U68MU

  をご覧ください。余談でした(笑)。)


  受験料は受験地域によって異なりますが、因みに日本だと$225と
 なっていましたので、今のレートだと2万3千円くらいでしょうか、
 結構しますね〜。
  よって、TOEICのようにしょっちゅう受けれると言う金額では
 無いです。
 (留学目的のような期間的な制約が無く、急がないのであれば、
 しっかり準備して、実力を試す意味で、せいぜい1年に1回受ける
 くらいでしょうか?)


  以上、今回の編集後記は、TOEFLの話題でしたが、長〜い
 編集後記になってしまいました。 すみません。m(_ _)m

  
  今後も、このメルマガ【実践留学道場】、更に頑張って充実させて
 行きますので、どうぞ引き続き、宜しくお願い致します。


 〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜☆2☆の終わり〜〜〜〜〜〜▲〜〜〜〜〜〜〜


 今回の稽古はこれで終わりです。 お疲れ様でした!
それでは、次回をお楽しみに。( Take care and study hard! )


      ●●● 次回は、5月7日発行予定です。●●●


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