メルマガ:メルマガ版鹿砦社通信
タイトル:メルマガ版鹿砦社通信05/03/29号  2005/03/29


【CONTENTS】
★緊急ニュース!!★
4月18日の創業者オーナー・岡田和生、元執行役員・及川麻子証人尋問(東京地裁)、
4月28日の大型カジノ・ホテル「ウィン・ラスベガス」オープン控え、
社会的犯罪企業「アルゼ」との死闘、大詰めを迎える!
告発本第4弾『アルゼ王国 地獄への道』、3月18日発売!
アルゼと、子会社「セタ」の「偽造紙幣事件」関与の疑惑を、資料、写真、テープなどの
証拠資料をもとに具体的に明示し記述!
慌てふためいたアルゼ、やくざ、警察を使い“資料回収”に動く!
またしても、みたび出版差し止め仮処分を申し立て!
名うての社会的犯罪企業による、力をもってする策謀に対し、われわれは出版人としての
誇りを持って立ち向かう!
 
たかが「暴露本出版社」と思うなよ!
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 われわれは3月18日、社会的犯罪企業「アルゼ」告発第4弾書籍『アルゼ王国 地獄
への道』を出版、発売を開始した。本書は、ここ2年余りのアルゼに対する取材、裁判闘
争を集大成したもので、これまでの3冊と比べ、分量も倍近くあり、手前味噌ながら、内
容的にも充実しているというのが、関係者や周囲の大方の評価である。
 特に、第一章の「偽造紙幣(バーコード紙幣)事件」についての記述は、具体的にアル
ゼ子会社「セタ」の取締役専務・吉岡一栄が直接的関与を自認したテープに基づき、バー
コード紙幣の現物などを提示し記述した。
 さらに、偽造紙幣(バーコード紙幣)をバラ撒いた実行犯と、それを指示したアルゼ・
セタとのトラブルの情報も入手、その証拠資料のファイルの在り処も記述した。
 ところで、われわれは昨年秋、古くからある経済誌『政財界』の求めに応じ、アルゼに
ついての取材に協力した。これは同誌昨年11〜12月号の記事に反映されている。同誌
とは、出版のスタンスも異なるが、それはそれとして、それまで、ほぼわれわれ1社だけ
の孤独な闘いだった対アルゼ戦に援軍が出てきたことに対応したにすぎない(一部に、わ
れわれが、とかく噂のある『政財界』に協力したことを云々する向きがあるが、かく言う
のであれば、われわれがそれまでやってきたアルゼとの闘いに対して、どれほどのメディ
アが関心を持ったのだろうか。相次ぐ差し止め攻勢と巨額訴訟、上場企業とは思えない数
々の違法行為の野放し状態……お偉い「ジャーナリズム」は、これらに対しどのように対
峙したのだろうか、そうしたことの反省を抜きにして、われわれに対し陰でアレコレ言う
のはいかがなものか)。
 そうして、『政財界』の記事を見た偽造紙幣配付の実行犯グループは、報酬の問題など
でアルゼ・セタと揉め、アルゼ・セタを脅迫したところ逆に脅し返され、現在は逃亡し消
息不明だという。だが、逃亡の直前、第一級の資料が詰まったファイルを『政財界』顧問
(産経新聞の記事では「出版社顧問」)のもとに持ち込んでいたのだ。このことをわれわ
れは最近まで知らなかったが、第4弾書籍『アルゼ王国 地獄への道』の校了直前に知ら
されたのである。
 しかし、それ以前からわれわれは別ルートで、アルゼ・セタの関係者が、偽造紙幣事件
に関わっているという情報を得、取材を進めてきて、レポートも完成していた。ここでは
、セタ・吉岡専務が偽造紙幣を作り、それをバラ撒いていたことを認めたところまでは判
明していた。
 ところが、『政財界』顧問のところに持ち込まれていた資料ファイルは、われわれの度
肝を抜くものだった。当然のことながら、それを第4弾書籍に掲載させてほしいと要請し
、その後何度も交渉したが、氏は難色を示し、第4弾書籍には間に合わなかった。氏が難
色を示したのは、おそらく自らの媒体『政財界』とマスコミで連繋して告発するつもりだ
ったものと思われる。最近になって、ようやく次回第5弾書籍に掲載させていただくこと
で妥結し、ことは急を要することなので、最大限早く出版しよう、ということで合意した
ばかりだった。
 
■『アルゼ王国 地獄への道』発売直前からの経緯
 われわれは3月18日、同書籍を出版した。この直前、ホームページで発売予告をした
ところ、アルゼは代理人弁護士名で「警告書」なるものを郵送してきた。これには、「 1
通知人(注・アルゼと岡田和生)が本件書籍のゲラを出版販売前に確認すること(注・つ
まり事前検閲するということね)、及び 2ゲラの確認が終わるまで本件書籍の出版販売を
自粛することを要請いたします」と記されている。バカかいな。検閲の禁止は憲法21条
に謳ってある。弁護士たるもの、もうちぃっと勉強したほうがいい。
 その後、アルゼ・セタ首脳は本書を入手し、慌てふためいたことは容易に想像できる。
早速、アルゼ・セタは尚急に動き出す。
 まず、『政財界』顧問のところには、3月23日、ヤクザから「ファイルを引き渡せ」
という脅しの電話があったという。『政財界』顧問は、これを拒否。すると翌24日朝、
警視庁深川署の刑事が同氏の事務所に家宅捜索を行い、そのファイル、電話帳、携帯電話
、そして、驚くことに預金通帳などを押収していったという。偶然にしては、あまりにも
うまい連繋と言うしかない。
『政財界』顧問(唯一報道した産経新聞は「出版社顧問」と記載)とは、戦後最大の経済
事件「イトマン事件」に連座した小早川茂氏である。元は、意外に思う人もいるだろうが
、メディア批評誌として有名な月刊『創』のオーナーだった(イトマン事件の逮捕後、『
創』側は小早川氏の株を買い取り、以後、氏とは決別したとしている)。このクラスの人
物が相手先を「恐喝」するということが万一あったとしたら、そしてこれをヤクザが回収
しようと脅しをかけたとしたら、その資料ファイルは余程ハイクラスのものだということ
が想像できよう。実際、ハイクラスのものだということは、われわれがじかに見て度肝を
抜かれたほどだから間違いないだろう。
 すでに産経以外のメディアも動きはじめ、記事にするという情報が寄せられている。某
誌などは、われわれの関係者が企画の提案をしたところ断ったにもかかわらず、急遽記事
化に動いている(苦笑)。
 今後の警察の捜査の進展が待たれるが、いやしくも、アルゼにしろ子会社セタにしろ上
場企業(両社ともジャスダックに上場)なのだから、はっきりと申し開きすべきだ。われ
われは、本件書籍『アルゼ王国 地獄への道』をジャスダックや証券取引等監視委員会に
も送っているが、ことはわが国の通貨制度を揺るがしかねない重大犯罪だから、しっかり
と調査すべきだ。
 
■大詰めを迎えたアルゼとの死闘
 対鹿砦社との訴訟も大詰めに入っていて、来る4月18日には、創業者オーナーの岡田
和生、元執行役員の及川麻子が証人尋問に出廷してくる。これとて、原告でありながら頑
に出廷を拒否していたが、裁判所から出廷を命じられたものだ。いよいよ、この訴訟の最
大のヤマ場を迎える。
 そうして、4月28日、アルゼが死活を懸けた、米国ラスベガスの大型カジノ・ホテル
「ウィン・ラスベガス」のオープンが予定されている。先週3月24日、現地の賭博規制
行政の最高機関「ネバダ・ゲーミング・コミッション(NGC)」は、あろうことか、再
三再四にわたる、われわれの警告にもかかわらず、すでに「ゲーミング・コントロール・
ボード(GCB)」で決定されていた、その営業許可を承認した。第4弾書籍にも掲載し
ている、大型脱税事件での懲役刑(執行猶予付き)の有罪判決を受けながら、これを偽証
しライセンスを取得したことも、昨年夏のネバダ賭博規制当局の来日調査で訴えたにもか
かわらず、これを無視した。今回の偽造紙幣事件でアルゼ・セタの関与が、「疑惑」から
「事実」として立証されたら、ネバダ賭博規制当局はどうするのだろうか?
 そうして、アルゼと岡田和生らは、発売を開始したばかりの第4弾書籍『アルゼ王国
地獄への道』に対して、出版差し止め仮処分(神戸地裁尼崎支部)を申し立ててきた。週
末の26日(土)に書面が届いた。この本が出版差し止めされ「臭いものに蓋」がなされ
るようでは、わが国に「言論の自由」はないと断ぜざるをえないし、最近とかく疑問視さ
れる裁判所の感覚も糾弾されねばならないだろう。
 アルゼ・セタが、慌てふためき尚急に動き出したことは、逆に下手を打ったともいえる
。自ら墓穴を掘る結果にならないとも限らない。ヤクザや警察が動き出したことは無関係
なのか? われわれの本を一読し、報道関係者が、これまでアルゼがマスコミ・タブーだ
ったことを打破し、<アルゼ王国の闇>を追及していっていただきたいと、切に願うもの
だ。
 われわれ鹿砦社は、名うての社会的犯罪企業による、卑劣で理不尽な攻撃に対して、出
版人としての誇りと矜持をもって堂々と立ち向かっていくことを、あらためて決意し宣言
するものである。
 彼ら社会的犯罪企業が、われわれに対し「鉄」を用いるならば、われわれはこれに対し
「鋼鉄」をもって応えなければならないだろう。アルゼは、訴訟の書面でわれわれの言論
活動について「ペンの暴力」などと詰っているが、逆説的に言えば、“巨悪”に対してわ
れわれ出版人は「ペンの暴力」で立ち向かうしかない!
□本家『鹿砦社通信』もご一読を!
鹿砦社HP(http://www.rokusaisha.com/)
当社代表・松岡の青春グラフィティ「われわれの内なる<1970年代>」の連載が好評です。鹿砦社ホームページの「甲子園村だより」にて公開しています。(2月14日更新)

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『アルゼ王国 地獄への道』松岡利康&特別取材班=著
定価1,470円(本体1,400円+税)四六判/上製カバー装/256頁

偽造紙幣、著作権侵害、ラスベガス・カジノライセンス不法取得、限りない訴訟の乱発と相次ぐ敗訴……「K-1」スポンサーのパチスロ大手「アルゼ」の企業犯罪を告発!! 出版差し止めと巨額3億円訴訟に抗し、鹿砦社が総力でおくる!!
【内容】第一章◎真相!!偽造紙幣事件はアルゼ子会社「セタ」の謀略だった!!/第二章◎破綻の危機に瀕したラスベガス・カジノ構想/第三章◎崩壊寸前の深刻な内部事情/第四章◎警察との関係と告訴・告発の行方/第五章◎対SNKプレイモア著作権・商標権訴訟にアルゼ完敗/第六章◎終わりなきホールとのトラブル/第七章◎方針転換の兆しが見え年初頭の話題の書!!

■メルマガ版鹿砦社通信 2005/3/29号■
お問い合わせ、情報提供はこちらまで!
 E-mail: nakagawa@rokusaisha.com
  URL:     http://www.rokusaisha.com/

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