メルマガ:メルマガ版鹿砦社通信
タイトル:メルマガ版鹿砦社通信04/09/06号  2004/09/06


緊急ニュース!!
社会的犯罪企業アルゼに重大事態発生!

米国ネバダ州「ゲーミング・コントロール・ボード」調査団、来日調査!
カジノ・ライセンス取り消しへの前段か? 来春オープン予定のラスベガス・
カジノホテルに暗雲!岡田和生の脱税事件有罪判決文入手! 調査団、重大な関心!

 例年にない酷暑のさなか、対社会的犯罪企業=「アルゼ」との裁判闘争にとって、
決定的な出来事があった。われわれは、暑さに負けず、「異常」な「執拗さ」で
もって頑張り抜いた。
 以下はその報告である。───

■アルゼ代表、岡田和生の脱税(法人税法違反)事件、懲役刑の判決文入手!
 アルゼによる出版差し止めや、3億円という巨額賠償請求訴訟に対し、有名に
なった岡田の5月20日付け「陳述書」に「その執拗さは異常」と言わしめた反撃に
よって(「異常」な徒輩に「異常」だと言われりゃ世話ない!)、株式公開(ジャス
ダック上場)以来の初の赤字(第1四半期)に喘ぐ、かの社会的犯罪企業=アルゼに
対して、追撃弾が発せられた。──
 その一つは、アルゼ代表であり実質的なオーナー、岡田和生の脱税(法人税法違反)
事件における有罪判決の動かぬ事実が明らかになったことだ。「懲役1年、執行猶予
3年」、関係4社にそれぞれ罰金200万〜750万円が言い渡されている(宇都宮
地裁、昭和56年〔1981年〕7月27日)。アルゼ検証本第3弾『アルゼ王国は
スキャンダルの総合商社』において、このことに触れているが、関係者の証言にとど
まり、この判決内容を「確認は取れなかった」と記述した。これに対しアルゼ側は、
「岡田の犯罪歴に関し、事実無根の記載がなされている」(仮処分申立書、本訴訴状)
としていた。
 判決記録は宇都宮地方検察庁にあった。民事事件と違い刑事事件の記録は、検察庁に
保管し(民事は裁判所)、当事者以外には原則非公開とされるが、われわれはこの記述で
3億円もの訴訟を起こされているということを説明すると、地検担当者は仰天し、判決
記録コピーの許可のための稟議にかけてくれた。この件の記述で訴訟を起こされたこと
により、われわれも当事者になったからである。
 本書は、出版差し止め仮処分が決定され(現在、異議申立中)、さらに3億円もの
巨額損害賠償請求訴訟(東京地裁で係争中)を起こされ、また刑事告訴も受理(神戸
地検)されている。
 アルゼは現在、国内シェアの急落の打開策として社運を懸けて、米国ネバダ州ラス
ベガスに、当地の「カジノ王」と自他ともに許すスティーブ・ウィンと組んで、
「ウィン・リゾート」といわれる新たなカジノ・ホテルを、来春オープンに向けて
建設中である。
 米国ではカジノが合法化されているとはいっても、この国でカジノ事業に携わるには
ライセンスが必要である。アルゼは本年6月にも、2年間の期限付きながら、ネバダ州
「ゲーミング・コントロール・ボード」(GCB。以下GCBとする)、そしてその
上部機関「ゲーミング・コミッション」(NGC。以下NGCとする)にライセンスを
認められている。
 GCBとは、ネバダ州の正式な行政機関であり、カジノ・ライセンスの許認可権を
持つと共に、そのための捜査権も有している。
 ところが、岡田自身、その著『ラスベガス カジノホテル』(集英社インターナショ
ナル刊)の中で、「ラスベガスでのカジノ・ライセンスを取得しようという場合は、
ネバダ州のゲーミング・ボードに申請することになりますが、まず、申請者の過去
10年間の犯罪歴を調べて、そのなかで明らかに犯罪者と認定される要素があれば、
その時点で失格です」と述べている。初犯のために執行猶予が付いたとはいえ、
「懲役1年」というのは「犯罪者と認定される要素」ではないのかね?
 しかし、だ。岡田が懲役刑の有罪判決を受けた1981年の3年後の1984年、
アルゼの米国現地法人=ユニバーサル・ディスト
リビューティング・オブ・ネバダ社はカジノ・ライセンスを取得しているのだ。ここに
至る過程で、GCBやNGCの公聴会での偽証が、われわれによる公聴会議事録の解読
によって明らかになっている。この原文と翻訳文は既に裁判所に提出している。
 アルゼ(及びこの現地法人)は、以来ずっとカジノ・ライセンスを更新し続け、
前述したように、この6月にも承認された。
 これに対しわれわれは、この『通信』でも明らかにしてきたように、その不当性を
GCB、NGCに訴えた。

■なんとGCB調査団来日! 2週間(8月23日〜9月3日)に渡る調査実施!
 われわれの訴えが通じたのか、6月23日、突然にGCBの調査官から電話があった。
8月にアルゼと岡田について調査のために来日するという。この後、メールのやり取り
が続き、この記録は1冊の本になるほどだ。
 GCBの長官(Chairman)からも書面で正式な回答を受けた。これによれば、
先のライセンスは承認したが、アルゼや岡田らがラスベガスで建設している「ウィン・
リゾート」というカジノ・リゾート・プロジェクトについては調査中であるから、
さらに情報があれば考慮すると理解できる。
 われわれは、事の性格を考え、このことを伏せておいた。この間、この「通信」が
発行されなかったのは、そのためだ。そして、偶然にも、GCB調査団来日直前に
先の判決文も入手できた。
 そうして、8月26日、東京弁護士会館会議室において、当社は満を持してGCB
調査団の尋問を受けたのだった。
 GCB調査団は4人(通訳含む)だった。当社側も、取材記者も含め4人で対応、
当初の予想を遙かにオーバーして3時間余りも白熱の尋問と回答のやり取りに費やした。
 調査団はハッキリと「アルゼに対しダークな印象を持っている」と言った。そして、
当社に先んじてアルゼや警察関係をも尋ねたということだった。このことをアルゼは
公表していないが、上場企業に対し、捜査権のある米国の行政機関が調査に行ったと
いうことは大変なことである。さらに、関係各所を回るつもりだという。
 GCBの意図は何か? つい6月にライセンスを承認したばかりで、普通なら、
しばらくは調査はしないはすだ。それが、われわれの訴えに何かを感じたのかどうか
判らないが、たちまちのアクション──GCBの重大な決意が感じられるようだ。
 われわれは、事前に送られてきた尋問事項についての回答書、先の岡田有罪判決文の
コピー(日本語)と英文訳などを提出し、GCB調査団スタッフからの鋭い尋問に、
われわれの知るところをあますところなく答えたのだった。
 殊に、アルゼが主要スポンサーを引き受け、先の8月7日にはウィンが経営する
ラスベガスのホテル「ベラッジオ」でアルゼ主催の興行を成功させた人気格闘技団体
「K−1」との関係、これをめぐるヤクザとの関係(黒いトライアングル)についても、
非常に関心を持って質問された。今後、ラスベガスでの興行について、カネやヒトの
出入りが、かなり厳しく監視されると見ていいだろう。
 GCBの方々は、既に鹿砦社のアルゼ検証本3部作(『アルゼ王国の闇』『アルゼ王国
はスキャンダルの総合商社』『アルゼ王国の崩壊』)を入手され、われわれが英文訳して
送ったそれらの目次を元に、関心ある箇所を自分らで翻訳し分析してもいる、ということ
だった。とはいっても、膨大なので何とかならないか、とも言われている。われわれの
主張に耳を傾けない、わが国のへっぴりマスコミ、業界紙、関係行政機関などと違い、
謙虚だ。
 また、業界的な利害関係のないわれわれがなぜ、これほどまでにアルゼに対し闘って
いくのかという彼らの疑問について、それはアルゼや岡田らに対する私恨・私怨による
もではなく、株式を公開する、わが国屈指のアミューズメント企業が、毎年のように、
不具合機を市場に送り出したり、公正取引委員会の警告を受けたり、勝手に著作権や
商標権を法外な規模で侵害したり、全国のホールとトラブルを起こしていることに
警鐘を鳴らし、その企業姿勢を正すことにあると答えた。
 われわれは、わが国を代表する弁護士、中坊公平を1998年以来長年、告発して
いるが、これは表のイメージの良い顔の裏側での悪行に怒りを持ったからこそであり、
私恨・私怨ではなく、ジャーナリズムの大義に立って闘っている、このことと同じで
ある。
 アルゼは、GCBに調査を受けたことを、株主に公開すべきだ。上場企業なわけ
だから当然のことだろう。
 こうしたことを、もちろんわれわれは、裁判所(本訴と異議申立審)に提出し、
アルゼの訴訟攻撃の不当性を堂々と主張していく。
 われわれは、社会的犯罪企業=アルゼには絶対負けない!

※本家『鹿砦社通信』もご一読を!
鹿砦社HP(http://www.rokusaisha.com/)

=====================================

鹿砦社好評書籍ラインナップ(発売中!!)

『スキャンダル大戦争8』 鹿砦社編集部=編
定価:本体800円+税 A5判/160頁/並製
真にタブーなきメディアを目指す、闘うラジカル・スキャンダルマガジン!
雪印食品を告発した西宮冷蔵の営業再開、『さらば小泉純一郎』の天木直人氏の
特別対談など、内容がさらに充実の第8弾!! 
スクープ!高級リゾート地に、中坊公平所有の土地を発見!/まけへんで!西宮冷蔵 
ついに営業再開なるも、一難去ってまた一難/【特別対談】天木直人/藤原肇 小泉
内閣の亡国政治と外務省のデタラメ外交/われこそは略称「小泉レイプ事件」裁判の
原告であるぞよ!/社会的犯罪企業「アルゼ」による出版差し止めを阻止!/知られ
ざる巨額訴訟の行方 『週刊現代』−アルゼの不可解な「和解」の真相/社会的犯罪
企業「アルゼ」との死闘に勝利! 岡田独裁体制崩壊!/親族が明かす、老舗児童
劇団「劇団ひまわり」五十年の歴史の裏側/皇室最大のタブー 雅子皇太子妃の憂鬱/
宗教ブローカー山崎正友という男の暗躍/カート・コバーン「猟銃自殺」疑惑の闇/
【検証 拉致疑惑】 有本恵子さんは誰に「拉致」されたのか?/日々雑感 

【裁判所が出版差し止め仮処分に「却下」の決定!!】
『アルゼ王国の崩壊』 松岡利康&特別取材班=著
定価:本体1400円+税 四六判/224頁/上製
かつて、わが国のパチスロのシェア50%を誇り、有力政治家や「K−1」などのスポンサーとして名高い社会的問題企業「アルゼ」の断末魔の実態を暴く!!
初めて明かされる名門「松竹」との訴訟沙汰、新年早々完敗した大型著作権訴訟、死活を賭けたラスベガス・カジノ構想など、力による報復をはねのけ、地を這う取材を元にみたび世に問う執念の社会問題書!!

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。