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タイトル:夢幻出版社『多津蔵物語』 ”第三章 その壱”  2006/02/04


『多津蔵物語』第三章 其の壱


【立春を迎えて】
今年の立春は、寒い!寒い!始まりです。
舎主が、元気に?書き込んだので、此方も負けずと!書き始めました。
書き込むテーマは、勿論!我が社主の事です。
社主とは、勿論!工房の主宰の事です。

【今年の主宰は・・・】
三年間暮らして、今年ほど!幸せな時は、無かったかも知れません。
理由は、お荷物が!全て!無くなったからです。
働かない月給制のスタッフ!我が儘な年寄り!等などです。
時間的にも、仕事の密度からも、惑わされるものが、無くなったのです。
言い方を変えれば、工房の自由が戻ってきたのです。

【主宰の工房の始まり】
本当の意味で、工房の姿が、主宰のものとして、動き出しました。
仕事の段取り、時間の使い方、暮らし方まで、変わりました。
一言で言い切るのなら、”多津子の館”なのです。
何故か?・・・・。

【多津蔵とは・・・】
舎主が、工房を始める時に、主宰の為に、命名したのです。
”たづくら”とは、”たづこのやかた”なのです。
昨年の暮、舎主が倒れました。
その結果、舎主が、工房で暮らす事は、無くなったのです。
この事は、工房の暮らしを形作れるのは、主宰しか居なくなったのです。
名実共に、工房は、多津蔵として歩み始めたのです。

【春の足音】
工房には、既に!春の気配が有ります。
陽射しは勿論!木々の葉や、吹き抜ける風までもが、春を感じさせます。
でも、それ以上に、春を感じるさせるものが在るのです。
其れは、主宰の暮らしなのです。
何もにも煩わされない暮らしの中で、のびのびと過ごしているのです。
”自由”を謳歌して暮らしています。

此れこそが!多津蔵が目指した暮らしなのです。


                    夢幻出版社 編集長 田鶴彦之蔵人

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