メルマガ:組紐工芸 工房 多津蔵通信
タイトル:夢幻出版社『多津蔵物語 ”二百二十日”』  2004/09/10


【二百二十日とは】
立春から数えて220日なのです。台風の厄日とされています。
今年は、暦どおりに?大きな台風が、二つも遣ってきました。
古の人々が暮らしの中で育んだ暦は、現代でも通用をするのです。
驚きと同時に、現代文明の力の無さを感じます。
東海沖でも、大きな揺れが生じました。
新潟でも揺れました。
火山を噴火を繰り返します。
其の一つも、予知は疎か、予言さえ出来ないのです。

【災害が残したもの】
人々の不安と、過ぎ去った、束の間の安堵です。
被災した人達は、復旧の作業が続いています。
小さな被害だった人は、こんなことで済んで良かったと思っています。
台風は、襲ってくるまでに少し時間があります。
心の準備ばかりか、風や雨に対する備えも出来ます。
でも、地震は、噴火は、突然に襲ってきます。
逃げられない情況も在るのです。
人々が恐れる訳が、此処に在ります。

【災害を避けるには。】
方法は、たった一つしか在りません。
危険な場所から逃げることです。
今直ぐに、安全と言われている場所に、引っ越すことなのです。
殆どの人は出来ません。
工房「多津蔵」は、此の意味でも貴重な存在なのです。
今回の台風の影響からしても、多津蔵は安全です。
地震も、心配は在りません。
工房に、業務の中枢を引っ越してくる時期が、遣ってきたように思います。
多津蔵物語の、第二章が始まります。

                  夢幻出版社編集長 田鶴彦乃蔵人

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