メルマガ:組紐工芸 工房 多津蔵通信
タイトル:夢幻出版社『多津蔵物語  お接遇』  2004/03/11


既に、語り尽くされた感が在りますが、敢えて、書き記します。
理由は、此の出来事は、画期的な出来事だからです。
工房「多津蔵」に、主宰の旧知の方々が御見えになる事は、初めてなのです。
此の初めては、主宰の人生に於いてすら初めての出来事なのでした。
何もかもが、主宰の初体験として一日が暮れたのです。
結果は、申し上げる迄もなく、素晴らしい姿をお見せできました。
今回のお客さまは、既に、ご存じでしょうが、主宰の着付けの先生なのです。
而も、四人も一度にです。
主宰のお迎えの形は、基本的には、工房の広がりをお見せする事でした。
場所的快適性・建物の空間の広さ・使われ方の豊かさ・関わる人の素朴さ・生まれる仕事の魅力・日々の生活の確かさ。
そして、更に、”これからの夢”を、お見せ致す事でした。
全てをお見せできたと、確信を致しています。
多津蔵は、基本的には、工房で暮す事自体が魅力的な事と思っています。
古い民家で過ごすのとは訳が違います。仕事をしているのです。
多津蔵は共同事業体なのです。ものを作る工房なのです。
勿論、収益を上げる企業なのです。
趣味や、老後の憩いの場を作ったのでは在りません。
だから、お見せすれば、其れだけで、見る者を射抜きます。
何故なら、工場では無いからです。
其処は、古い木造の学校跡ですから、まるで別世界の観が在ります。
更に、管理棟は、明るいモダンな建物なのです。
建物は全体で、建坪だけで、1200へーべーも在るのです。
周りの空間は、もっと在ります。
都会から来たら、其の豊かな空間の広がりは、何とも羨ましいものなのです。
だが、
其処で暮す事は、都会から来た者には、島流しの想いが在ったのです。
でも、一人で頑張って暮してきた主宰は、地域の中で育まれていたのです。
だから、昨日のお手伝いのご褒美が、届いたのです。
奄美の風を頂き、奄美の人の気持を伝えられ、地域で暮す人との繋がりまでも、お見せできました。
工房「多津蔵」は、その名に恥じない、立派な姿を、お見せできたのです。
主宰の名は、『多津子』なのです。
お客さまに感謝をし、奄美の人たちにお礼を申し上げ、スタッフを労いましょう。
最後に、主宰に乾杯!です。
『お疲れ様!』
素晴らしい歩みが拝見できました。
工房「多津蔵」に、幸多からん事をお祈り致します。
                       文責 田鶴彦乃蔵人

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