メルマガ:組紐工芸 工房 多津蔵通信
タイトル:「薩摩の夢」 ”多津蔵物語 其の八”  2003/12/01


師走に入り、工房にも、遣り遂げねば為らない仕事が山積しています。
正月の飾り・おせち料理・餅つき・大掃除・忘年会・スタッフの誕生会等です。
少し変だとお思いに成りますか?でも、此れが多津蔵なのです。
この間、繰り返し繰り返し申し上げて来た事は、暮らし向きと生活なのです。
更に、和の文化なのでした。
日本のお正月ほど、日本らしいものは在りません。
世界中を見渡しても、一月一日から三日間の休みの姿は、特徴的なものなのです。
日本のお正月の姿は、多津蔵が師走に予定している事を内包しているのです。
時が来れば、独りでにお正月になるのでは在りません。
其の準備に、皆が気持ちを合わせ、時を同じくして迎えるからなのです。
だから、多津蔵も、日本のお正月を迎えるべく仕事に励むのです。
師走がいつもの月より忙しいのは、此のお正月を迎える準備が在るからなのです。
当然、一年を締め括るべき忘年会は、忘れては成らない行事なのです。
去る年に、忌み嫌う事を押し込んで、忘れ去る大切な行事なのです。
だから、新たなる気持ちで、新しい年を迎えられるのです。
日本の様式を継承した仕事をしていく多津蔵は、お正月は最重要なのです。
此の師走に、多津蔵は、日本の文化を継承していきます。
避けて通れない事ばかりなのです。
ようやく辿り着いた形を、大切に育てていかねば為らないのです。
多津蔵は、日本のお正月に育てられ、新しい夢に抱かれます。
二度目のお正月を、日本の姿で迎え、和の香りを満喫致します。
                    工房「多津蔵」デザインルーム

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