メルマガ:組紐工芸 工房 多津蔵通信
タイトル:工房 「多津蔵」  2003/06/02


工房「多津蔵」は、工芸の館です。
工芸とは、手仕事と考えて下さい。
生活の中で見渡せば、料理・裁縫・工作・書、等などが近いものです。
では、多津蔵の取り組むものは何かと申せば、
組紐・織りもの(裂・布)・房紐・袋仕立て・飾り結び・
生花の栽培・工芸雑貨等です。
組紐屋が生み出すのですから、道具が対象です。
詰まり、道具を装う事が、テーマなのです。
最近流行の、”根付け紐”等は、一昔前の、懐中時計の紐と同じなのです。
宝石や、高価な貝等を組み込む帯締めや、羽織の紐なども、同じ事です。
変わったところでは、刀剣・武具・階級章等が有ります。
此の様なものは、全てが、衰微した文化なのです。
日本の和の様式を、伝え得る生活は、残念ですが有りません。
お茶も、お花も、お香も、全て、衰退の道を歩んでいます。
今日の情況で、多津蔵を立ち上げ、運営していこうと考える事は、
如何なる展望に基づいているのでしょうか?
皆さんの疑問と、関心に、徒然にお答えしていきます。
否定的な現状の認識だけ、お分り頂けましたでしょうか。
次回を、お楽しみにお待ち下さい。

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