メルマガ:南米旅行記
タイトル:南米旅行記  2004/06/13


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南米旅行記No.39(2004年6月13日 Sun.)


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Index
1.今週のコラム
2. 株
3.インカ皇帝継承戦争 
4.メキシコ旅行記XI
5.南米旅行記LXIV
6.あとがき

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今週のコラム

先週は小泉首相が、私の思い出の街であるジョージア州サバーナ
をサミットで、訪れたそうです。

サバーナは、全米でもとても美しい街として有名で、ビクトリア
調でレンガ造りの建物(3〜5階建て)が並ぶシックで、落ち着
いた趣があります。

15年前、彼女と訪れた際、深夜喧嘩をして車から降りて歩き回
っていたことを思い出します。結局、グレイハウンド(長距離バ
ス)のバス停で見つけ出されたのですが、昔の甘くて、苦い思い
出を、このコラムで叩きまくっている小泉首相が思い出させてく
れました。

このことは感謝するとしても、やはり、今の小泉政治には納得
することはできません。

イラクが大量破壊兵器を所有しているというのがイラク派兵の前提
だったのに、大量破壊兵器は見つかっていません。アメリカやイギ
リスでは、「大量破壊兵器がない」というのが常識になっていて、ブ
ッシュは二期目の大統領選に勝てるかどうかアヤフヤになっていま
すし、ブレアーも議会で苦しい立場に立たされています。

しかし、わが国の首相は、「まだ、ないと決まったわけでもない」
と詭弁を使い国民を煙に巻き、悠然とし、国民を馬鹿にしている
態度を続けています。

国民年金の件でも、最初は「未加入だから法律違反はしていない」
とコメントしておきながら、予備校時代の未加入の問題が浮上し
て「何十年も前の話しだし、若い時の過ち」という言い訳は一国
の首相としては情けない限りです。その結果、支持率に陰りがみ
えそうになると、北朝鮮カードを使いピョンヤンへ拉致被害者の
家族を迎えにいくのだから、卑怯極まりないといってもいいでし
ょう。もっと、早く交渉して早い段階で取り戻せたのに参議院選
挙のために残していたカードを自分の未納という危機に使ったの
ですから、国民のことなど欠片も考えていない首相だということ
が露呈してしました。

落選時代の厚生年金問題(給料を貰いながら、その会社で実際に仕
事をしておらず生活援助のようなものだから、政治献金にあたる
のではないかという疑惑)も有耶無耶なままだし、いったい、なん
でこの首相の支持率が高いのか理解できません。

7月は参議院選挙です。この国の政治を変えるために、小泉と
自民党を在野に降ろすために、選挙にぜひ行きましょう。白紙
投票という無言の抗議は、組織力の強い自民党や公明党を有利
にしますので、必ず、候補者の名前を書いて投票しましょう。

                     エドワルド

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ゴールデンウイーク明けに損した半分ぐらい取り戻しました。
しかし、株というのは怖いですね。利益は、地道に積み上げて
行かなければなりませんが、損失は一瞬にして出来上がります。
まるで、積み木崩しのようです。

今回の下げの前に、下落することを感じていたのですが、「もし、
上がったら儲けるチャンスを失ってしまう」というスケベエ根性が
出て、売りへ方向転換できなかったようです。

日経平均が10年後には7万円台になっていると予想している人も
いるので、5年〜10年のローングランでは、今回の下げなど小
さなことかもしれませんが、エドワルドのような弱小投資家には
ちと、きつかったです。

株必勝法のためにいろいろなことをしていますが、いま、凝って
いるのが方向転換トレーニングです。例えば、犬を散歩に連れて
行ったとき、散歩のコースを急に変えるとか、ちょっとでも雨が
降ってきたら散歩を直ぐに止めるとかを意識的にしているわけで
す。自分で考え出したトレーニング法なので株取引のために役に
立つかわかりませんが、やらないよりはマシだろうと思っています。

みなさんも何かいい方法があればメールで教えてください。

推奨銘柄

日本株全体的に下げ幅がきつかったので、何でも上がる状態ですが
来週の月曜日に大手銀行の決算発表がありますので、大手銀行
と再生銘柄を上げさせていただきます。

                    エドワルド

と、三週間前に上記のようなことを書いています。まあ、
現在は上がってり、下がったりです。今週も頑張りますよ。
                    エドワルド 


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資料不足によりお休みです。

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メキシコ旅行記XI

運転手に連れて行かれたのはへナというメトロ(地下鉄)イダルゴ駅
とレボルーション駅の間にある、一泊US20ドルほどの中級ホテル
だった。当時は海外の一人旅をし始めたばかりで、値段が安いと感じ
たのだから、日本的感覚というのは恐ろしいものだ。日本人は、海
外で高い物を安いと感じるのだから、完全に国際感覚を持ち合わせて
いないと言っていいだろう。だから、金持ちでもないのに、金持ちの
持ち物を持ちたがるのだろう。

3ドル〜5ドルも出せばバストイレにテレビ付きの部屋がかりれるメ
キシコシティで、20ドルの部屋だから豪華なものである。上野の裏
にあるエドワルドにとって高〜い安ホテル(当時4,000円〜5,
000円ぐらいだったと思うのだが)とはどこまでも違った。茶色で
統一されたシックなムエブレ(家具)に、マットレスを包んでいる糊
の利いたシーツの上を照らしているオレンジ色の光りを
放つスタンドライトと、重圧感がある。
はっきり言って、高輪あたりにある高級ホテルより雰囲気があるだろ
う。(JALの国際線の成田到着が遅れたので、タダで泊まったことが
ある。夜飯〔食事券〕と朝食バイキング券付)

一階にレストランがあり、一皿5ドルほどの高い夕食をパクついてい
ると3人連れ東洋人が入ってきてエドワルドの隣の席に座った。日本
人だろうかなと思っていると、懐かしい音色が聞こえてきた。あの抑
揚のない日本語の音色だ。

話の内容からすると、一人はメキシコシティに住んでいるどこかの会
社の駐在で、他の二人はアメリカの大学へ留学しているような感じで
ある。

メキシコに入って4日ほど経っており、日本語どころか、英語も基本
的に通じないので、無性に日本語が話したくなったエドワルドは「日
本人ですか」と訊いた。

「そうですけど」という返答があった。
「トーフル(外人がアメリカの大学に入るための共通試験のような
もの)のことを話しておられたようですが。500点を取るのは難し
いでしょう」
「彼らは大学院の学生だから、600点は超えていますよ」

向こうは「こいつは英語学校の学生だな」と思ったのかゾンザイな態
度である。エドワルドも劣等感からか黙り込んで「けっ。いい格好し
やがって、そのうち見てろよ」と心の中で呟いた。

ムシャクシャするので町に出るが真っ暗である。メキシコシティの夜
は危ないと聞いていたのだが、ロスのような緊迫感が感じられない。
メキシコ人の体が日本人ぐらいの大きさだからだろうか。アメリカ人
のように巨大な体をもった人間は少ないようだ。

少し歩くと屋台のようなものがあり、ラーメンでも売っているのかと
近寄るとトルティア(トウモロコシでつくったパンのようなもの)の
臭いがプ〜ンとしてきた。ロスでメキシコの食文化に慣れているエド
ワルドの食欲がそそられるが、外国に出たことのない日本人は吐き
気をもようすかもしれない。

当時1ドル(160円ほど)が3000ペソで、1000ペソも払へ
ばタコス(直径が10センチほどの円形のトルティアにブタや牛の肉
が載せてある)を三個くれる。お腹がいっぱいになるために6個は食
べなければならないので、100円ほどで腹一杯になるわけだ。当時
の日本ではコーヒーが250円から350円とられるので安いといえ
ば安いが、2003年のマクドナルドのハンバーガーの68円と比べ
ると高いといえるだろう。ここだけの話、エドワルドはマクドナルド
のハンバーガーを10個ほど買い家で野菜やチーズを入れて食べる。
子供に要求に屈してハピーセットなど買ってしまえば、こちらの負け
で、マクダナルドの勝ちになってしまうのである。

話がそれたので、1987年当時に戻す事にしよう。
渡されたタコスの入っているプラスチックの皿を見ながら、「大丈夫
かよ。肝炎にならないだろうな」と言葉が一瞬頭を過ぎるが、食欲に
そそられた大脳の指令を抑制する事ができず、タコスにかぶり付いた。
タコスの具は牛の脳みそを蒸かしたもので、舌の上でとろけるように
転がった。

「セニュ〜ル(大将)、デリィシャス」
「サンキュー」と凄いスペイン語ナマリだった。
「なんだ、英語が話せるんだ」
「ああ、ロスに長く住んでいたからね」
「どの辺なの」
「ドジャーススタジアムの裏辺りだよ」
「あの辺のエバンスというアダルトスクールへ行ってるんだよ」
「俺も行っていたよ」
「ビザクラスへ・・・」
「ノンビザクラスさ」

エドワルドが少し優越感を感じている。

「あのドジャーススタジアムの裏のフィギロア通り沿いさ。その
一角に崖になっているところがあって、その上に家がたくさんあ
るんだよ。眺めがいいから、昔は金持ちが住んでいたらしいよ」

40〜50年のほど前のダウンタウンロサンジェルスは高級住宅街
や中流住宅街に取り囲まれていた。その家々が取り壊されずにラテ
ンアメリカからの移民が住み着いているのである。日本のマンショ
ンなんかと比べようもないぐらい広く、住環境がいいといっていい
だろう。犯罪がなければ最高なのだが、如何せんこの付近は全米で
も屈指の犯罪多発地域なのである。

「それで、なぜメキシコに帰ってきたの」
「あそこにろくに英語の話せないラテーノが住んでいたって、未来
はないよ。それならお金を貯めてメキシコに帰ってきてタコス屋で
もやったほうが賢明だよ。俺のようにな」とニヤッと笑った。

時刻はすでに午前12時を回っている。「さあ、明日もあるので帰ろ
うか」と日本語で大きな声で言ってから、エドワルドが歩き出した
。タコスをパクついているチランゴ(メキシコシティ人)が唖然と
して見ていた。

つづき・・・・

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南米旅行記XXXIX

イタリア人には恥ずかしいところも見られたので、彼らと離れて
旅をすることにする。アレキパから鉄道でいくという選択肢もあっ
たが、あえてバスで行くことにする。

バスはオンボロで、ひょっとしたら故障するかもしれないと思う
が、鉄道は旅行者専用の運賃があるので安いバスを選んだ。

ここからは、パンアメリカハイウエーもないので、道は凸凹で振
動が激しい。ほそい崖っ淵を走り抜けていく。こんなところまで、
人が住んでいるのかと思われるような崖淵の谷側に、キャンバス生
地と木の棒できた彼らの家(四方に壁はないキャンパス生地が屋根
になっている)が道路の端にへばり付いている。夜、寝ている間に
寝返りをうって落ちないのかなと心配になる。父親と子供達が崖に向
かって坐っている。どんな会話をしているのだろうと興味をそそられ
る。こんなところでも、すばらしい孟子のような哲人に教えをこえれ
ば問題ないだろうと思う。

バスが急に止まった。最初、気にも留めなかったが、様子がおか
しい。どうも故障したようだ。ラテンアメリカを数年旅しているのだ
が、やはり、長時間待たされるのは苦手だ。これは、日本人病だろう
か。欧米に住んで初めて分かったのだが、日本人は待つのが下手だ。
少しでも待たされると、苛苛してしまう。お客様は神様ですと過剰サ
ービスに慣れてきた日本人の弊害だろう。

「みなさん、バスが動かなくなりました。男性はバスから降りて押し
てくれればありがたいのですが」という放送があった。これも、カル
チャーショックだ。「なんで、客がバスを押さなければならないんだ」
と呟く。でも、この場合、アンデスの山の中でバスが故障したのだか
ら、乗客も力をあわせて難局を乗り切るのは、太古の昔から続いた人
間の生き方としては当たり前のことだが、日本の過剰サービスに慣れ
てきた者には理解できないようだ。エドワルドが「なんで俺がバスを
押さなければならないんだ」とブツブツいいながらバスを押してい
る。バスが地面の土を巻き上げ、服を汚したから大変だ。「くそ、
押して体力を消耗させられただけでなく、服まで汚されるのか」と
頭に来ている。

ようやく、バスは動き出すが、一キロも行かないうちに、走らな
くなった。2時間ぐらいたった頃、「会社に連絡を取ったが、代替の
バスが来るまで時間がかかる。ここからヒッチハイクする人は、料
金の半分を払い戻しします」という連絡があり、払戻金を貰った乗
客が道路沿いに立ち、大型トラックを待っている。

「どうなるんだ」と思っていると、巨大なトレーラーが向こうか
ら来た。素早く、お金をリファンドしてもらい、トレーラーによじ
登る。50人近い人間がよじ登ったのだから、トレーラーは小人た
ちがしがみ付くガリバーのようだった。

バスと違って、トレーラーの荷台に乗ると、空は全開で、風景が1
80度の角度で見える。谷のそこに紺碧の湖があり、空は夕日によっ
てオレンジ色になっている。プロの写真家でもこの美しい情景を表現
できないだろうと思ほど、幻想的な夕闇の一時だった。

つづく・・・・

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