メルマガ:南米旅行記
タイトル:南米旅行記  2004/03/07


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南米旅行記No.33(2004年3月7日 Sun.)


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Index
1.今週のコラム
2. 株
3.米墨戦争
4. スパニシュスラング
5.メキシコ旅行記V
6.南米旅行記XXXIV
7.あとがき

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今週のコラム

今、日本中に鳥インフルエンザが大流行する兆しがあります。
浅田農産は鳥インフルエンザが認定される前に、1万5千羽の鳥を
出荷して、一部が関西地方に出回り、京都府は刑事告発を検討し
ていると新聞に書かれていました。

しかし、なんでこの会社が病気のことを隠して出荷したのかよく考
えてみると、今回のような伝染病の流行時のための対策が国によって
何も立てられていないことに気が付きます。

現在、海外からの安い鶏肉の輸入が増えており、卵の価格もかつて
なかったぐらいに安くなっているそうです。このままでは、日本の
食料自給率(欧米に比べて極端に低い)がもっと減っていくかもし
れないのに、海外からの輸入に頼って、国が補助金を出しているの
はお米だけ、お粗末な限りです。

もし、国が非常事態のことを考えてしっかりとしたマニュアルを
作っていたならば、鳥インフルエンザが流行すれば生産者に補助
金をだすことを決めていれば、浅田農産は病気の疑いのある鳥を
急いで出荷する必要がなかったのです。確かに、浅田農産
には重大な問題があったでしょう。しかし、国や都道府県の議員
や職員は何をしていたのかということが、もっと問題にされ、国
民は彼らに怒りをぶつけるべきではないでしょうか。

私の住んでいる大阪のある衛星都市にはそこらじゅうに危険な場所
があり、そのまま放置されています。前に溝に嵌ったと書きました
がその溝も真ん中は蓋があるのですが、端のほうには蓋がないので
す。おまけに街灯がなく真っ暗ですから、蓋の上を歩いて直進して
いると溝に嵌る可能性が高いのです。その近くにも、二本の道が
段差になっている場所があり、高低差約3メートルほどあるので
すが、何年も放置されたままです。やはり、街灯がなく、自分の子
供が落ちたらどうしようと思うほど危険な場所なのです。

政治家、官僚、地方公務員というものは、国民のために薄給で、
時間を惜しんで働かなければならないのに、彼らは高給(デフレ
で高給取りに成ってしまった)をとり、定年後の職場の確保や汚
職に専念してばかりのようです。まあ、汚職をしない人でもも毎
日、ボーとしているのでしょう。20年ほど前、仕事中にゴルフ
の練習をしている公務員がいるとか新聞紙上で叩かれていました
が、基本的には今も余り変わっていないでしょう。


年金問題も一緒です、この問題を解決しようと思えば基礎年金を
保険制度から消費税で賄うようにしなければならないのは明白で
す。ところが、小泉首相は消費税を上げれば自民党が選挙で負け
るからと二の足を踏み、選挙に関係ない厚働省の役人は自分達の
利権や天下り先である特殊法人などを失うことになるという理由
で大反対です。

少子化が進み、人口構成が逆三角形に近くなっている状態で、自分
たちの利益の為に何の改革もしないのは馬鹿げています。滝壺に
落ちそうな小船で船頭たちが殴りあいの喧嘩しているようなもの
です。

私は長い間アメリカに住んでいましたが、当時カリフォルニアの
消費税が6〜7%、ニューヨークが10%以上だったと思います。
当時、アメリカについて感心したことは多いのですが、そのひとつ
が税金の使い道をしっかり国民に伝えているということです。

日本の政府も国民をバカにするようなことばかりやらないで(実際
小泉という総理大臣は慶応大学に入るのに二年もかかっていて、卒
業に5年2ヶ月もかかっているので、どちらがバカかわからない。
森前総理も堂々と早稲田にコネで入ったといっているのだから、厭
きれたものです)しっかり国民に税金の使い方を伝えれば、国民は
賛成するはずなのに、なぜ、説明しないで欠陥だらけのシステムを
継続しようとするのでしょう。そのシステムから受けるメリットが
大きく、国民に説明できないカラクリになっているのではないのか
と勘繰りたくなります。そして、一番頭にくるのが年金委員会のお
偉方のコメントです。国民に「自助努力を促がすため」と来る。「お
まえ達のような奸計にそんなことを言ってもらいたくない」と声を大
にして叫びたい


われわれは、そのような政治家や公務員を望んでいるわけではなく、
田中正造翁のような真の民衆の代表を望んでいるのではないでしょ
うか。みなさんはどう思われますか。

                      エドワルド
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日本株本当に強いです。先月10日に直近での安値10,365.40円
から3週間弱で11,537.29円まで窓を開けて上昇しました。

3週間で11%以上も上がっているし、25日移動平均線から
+6.94%近くも乖離しているので、今日は調整に入るだろうと
空売りの用意をしていたのですが、なんと寄りからいきなり上昇
してしまいました。途中、中だるみで10,400円の前半まで下落し
ましたが、午後2時を過ぎた頃から上がり始め、大引けに掛けて
100円も上げてしまいました。

投資顧問会社のメルマガには、日本の機関投資家はセオリー通り売
りを仕掛けてきたが、外人投資家がセオリーを無視して買いにきた
から、11,500円を超えてしまったと書いてありました。

これからの焦点は外人買いに、個人、機関投資家が追随して12,000
円を超えてくるかどうかの一転に絞られてきました。さあ、来週の
日本株はどうなるのでしょう。楽しみです。

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今回の踏み上げ相場のロコモーターは銀行、不動産、証券です。

円が111円台に成ったにも係わらず、電気、ハイテクが取り残さ
れているようです。仕込みをするとしたら今が絶好機でしょう。

出遅れ銘柄 

NEC (6701)増資で相当株価が下げましたが1,000円ぐらい
までは上がるでしょう。

東京エレクトン(8035)この株が爆発すると怖いです。

三洋電機(6764) この株もなかなか上がりませんが、動き
出したらスルスルと600円を超えてくると思っています。

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米墨戦争

テーラー司令官は1846年9月、師団の装備を整えリオグランデ
(現在のアメリカとメキシコの国境になっている川)を渡り、モン
トレー(現在メキシコ第三の都市)に向けて進軍した。モントレー
では大規模な市街戦が繰り広げられたが、アメリカ軍が勝利した。

アメリカ軍はテーラーの第一軍の他に、新たに第二軍(志願兵だけ
で構成されており司令官ウールが率いた)第三軍(ミズーリ州から
の志願兵でドニファン大佐が率いた)を編成した。


第三軍は現在のニュメキシコ州からチワワに向けて進軍、途中でメ
キシコ軍とラス クルーセス、現在のシゥダッドファーレス(ベニー
ト ファーレス大統領がフランスとの戦いに勝った記念に付けられ
た名前なので、当時は別の名前だったと推測される。ボーダーを挟
んだアメリカ側の双子の町がエル パソという名前なので、エル パ
ソだったのだろうか)で連戦連勝し、サクラメント川沿いの戦い
で大勝利を収める。

第二軍は第一軍のテーラーと呼応してメキシコに入り、ブエナ ビ
スタ(モントレーの近く)でサンタ アナ大統領自ら率いるメキシ
コ軍と衝突した。結果はアメリカ軍の大勝利で終わった。メキシコ
軍の兵士はアメリカ軍の4倍であったし、サンタ アナ大統領は
もともと軍人だから戦術も優れていたようだが、如何せん装備の
違いが勝敗を分けたようだ。

この戦争でテーラー司令官の名声は決定的なものになり、ホイッグ
党の大統領候補として1848年の選挙に立候補した。結果は
当選で、アメリカ合衆国11代目の大統領になった。

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サンタ アナという大統領、軍人であるにも係わらず戦争に負けて
可哀想ですね。この後、国土の半分を失うことになります。カル
タゴ戦争のハンニバルの副官が「ハンニバルは戦術を知っていた
が、戦略を知らなかった」と回顧したそうですが、サンタ アナ
将軍このタイプだったのでしょうか。

それに比べて、テーラーはメキシコ軍が攻めてきた時、たまたま傍
にいたことでアメリカ軍の総司令官になったのだから、なんと運の
いい人なのだろう。それも時のポーク大統領とは敬遠の仲だった
そうだから、本当に強運の持ち主であったようです。

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スパニシュスラング

Mierda ! (ミエルダ) これこそ糞の王道です。「くそ〜」
          他に 「くだらないやつ」という意味のが
          あります。

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メキシコ旅行記V

 1985年9月、ニューヨークのプラザホテルでドル高是正介入
のための合意で、円はそれまでの360円から急激に高くなり、エ
ドワルドのアメリカにいた1986年当時は、すでに一ドル=16
0円代に突入していた。数字だけだとピンと来ないだろうが、今ま
で買い物に行って物を買うのに払っていた金額が一年の間に半額以
下になったといえば、ピンと来るだろう。

 その恩恵を受けた日本人がアメリカに留学するために押しかけ、
どんな田舎にいても日本人の留学生をみるような状態を現出していた。

 彼らは日本を離れる時、「俺たち(わたしたち)は世界第二の経済大
国から来たんだから、もちろん、白人の世界に入れて当たり前である」
と意気込んでいるのであるが、アメリカで苦労するアジア人たちを見
て事実を悟るのである。感の鈍い連中は「俺たちは中国人、韓国人と
違うので当然、それなりの待遇を受けて当たり前だ」と、いつまでも
思っている。そして、ラテーノやアジア諸国から来た移民を馬鹿にす
るのである。

 彼らの典型的な、ラテーノに対する会話を紹介してみると、
「こないだ、メキシコシティに行ってきたんだ」
「どうして、そんなところに行ってきたの? 危ないでしょう」
「そんなに、危ないことはないですよ。かえってロスの方が危ない
んじゃないですか」
「そんなことはないよ。ロスで悪い事をするのは、ラテーノと黒人
ばかりだから、彼らの本国は泥棒ばかりでしょう」
「泥棒は多いけど、ここみたいに殺されるようなことは少ないよう
ですよ」

ほとんどの留学生のラテンアメリカに対する認識は、そんなもので
あろう。ロスを含むアメリカは世界で一番命を落とす危険がある場
所(戦争をしている地域を除く)であるにも関わらず、メキシコがい
かにもアメリカより危険地帯であると、彼らは思っているのだから、
滑稽を通り越している。

 彼らは、日本人同士で集まり、日本人同士で住んでいる。だから、
英語も上達しない理由で、あまり白人の自分たちに対しての差別も
感じないだろう。中には、そんな日本人の集団から離れ、正面攻撃
で白人社会にぶつかっていく少数派がいるが、彼らのほとんどは
「矢尽き、刃欠け」て精も根も尽きるのである。

なぜ、東アジアの人間の顔は白人の顔と違うのだろう。我々の顔が
もう少し西洋人の顔に近ければ、彼らから尊敬も得られたものを。こ
こでいう尊敬とは、学術的なものでなく、人間の男性としてである。
アメリカのような離婚社会では、日本女性は受け入れられる。何故か
というと、結婚は永遠のものでないので、白人男性が日本人女性と結
婚したとしても、離婚すれば、再び金髪で青い目(この容姿がアメリ
カ白人にとっての理想)の女性を追い求めることができるのである。
彼らが日本女性と結婚するのは、若い時に変わった経験をしたいとい
う理由か、白人女性に相手にしてもられえない(実際にチビ、ブス、
禿が多い)からか、どちらかである。しかし、殆どの白人女性は、
アジア人の子供を連れて離婚する道を選ぶのを嫌がる。何故かと言
うと、他人種に盗まれた女性として、アメリカの白人社会で生き難
くなるからである。その外にも、女性が男性以上に人種差別に敏感
であると言えるかもしれない。

 とにかく、真剣な日本人男性ほど、アメリカ社会の現実に疲れ、ア
メリカから逃避する傾向にあるようだ。その捌け口になるのがラテ
ンアメリカで、その入り口がメキシコなのである。ラテンでの貧困
を何とかするために、彼らはEl norte(アメリカ)を目指し、日本
人留学生は、心の癒すためにボーダーを越えてEl sur(ラテン)を
目指すのである。

 つづく・・・・

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日本人のラテン アメリカに対する印象なんてそんなものでしょう。
よく、日本人の女性でアメリカの黒人に憧れているのがいますが
「ラテンはどうなの」と訊くと「ダサーイ」という言葉が返って
きます。

まあ、これもロスにいてメキシコが危ないといっているようなもの
ですね。ラテン アメリカにもリズム感が素晴らしい黒人が多く
いるのです。マンボとはキューバ、サンバはブラジル、クンビア
はコロンビア、プンタはホンジュラスというようにアメリカに負
けない音楽がいっぱいあるのです。

すくなくとも、日本の無知なイモネーチャンよりはカッコいいよう
です。

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南米旅行記XXXIV

ナスカの地上絵は、スペイン語でlas lineas de Nasca(英語でNas
ca lines)といい、大きな幾何学模様で書かれた地上絵で、蜥蜴、コ
ンドル、猿、宇
宙飛行士、蜂鳥、蜘蛛、ペリカン、鸚鵡、手、鯨、犬、不等四辺形、
トライアングル、長方形など30個あまりが地面に描かれており、
不可解な線が数百本ある。線は黒い地表から日に焼かれた石を取り
除き明るい土を露出さしたものである。直線は数キロートルに及ぶ
ほど長い。BC900年〜AD600年の間に花開いた、パラカス文
化、ナスカ文化、ワリ文化の時代に書かれたと推測されている。

この時代にどのような理由で、どのようにして描かれたか、誰しも
興味を持つだろう。

◎理由

☆マリア ライへ 農業用の天文学暦説

☆トニー モーリソン  儀式の時に、儀式が行なわれる場所まで
の通り道説

☆ジョン レインハード 山岳宗教との関連説

☆エリチ バン ダニケン 宇宙船のための滑走路説
などがあるが、真実は解明されていない。

◎どのようにして描かれたのか。

☆ ジム ウードマン ナスカ人が熱気球の作り方を知っており、
それで地表を見ながら指示を出した説。
これも確かでない。

よく見える地上絵は町から北に20キロのところにある。そこま
で車で行って、地上から見ても絵を見ることができないので、殆ど
の人は町から3キロ離れたところにある空港から6〜9人乗りの
セスナに乗って観光する。

飛行機のチケットは、町にあるどのホテルからでも予約ができ、大
体US30〜50ドルくらいで、シーズンによってこのレンジで運
賃は上下する。

日本、イタリア混成部隊は、小型トラック(これがバスの代わり)
の荷台に乗り飛行場まで行く。順番は先に来たものが優先で、少し
だけ待つだけで自分達の番が来た。

セスナ機に乗り込み、セスナは飛び上がった。ジェット機とは違って、
空気を切る感覚が直に伝わってくる。5分ほどして地上絵が見えて
きた、猿が眼下に尻尾を丸めて横たわっている。コンドルが羽ばた
いて今にも飛び立とうとしている。宇宙飛行士が涼しい顔して地面
に寝ている。蜥蜴が地面に這い蹲っている。飛行場のような綺麗な
三角形がみえる。イタリア人が高級そうなカメラやビデオカメラで
撮影をしている。日本人の女性も望遠を使っているので、おそらく
私のアメリカのスリフティ(節約という名前のチェーン店)でかっ
たUS20ドルのカメラより上等だろう。地上絵は 恥を忘れて撮影
に専念するほど素晴らしかった。カッコワル〜。

地上絵の後は、チヤウチイジャの墓地に行く。スペイン語でCemen
terio de Chauchillaといい、AD1000〜AD1300年頃の墓地
で、人間の骨、髪の毛、副葬品の土器、布切れなどが、散乱してい
た。ワケイロウと呼ばれる盗掘者が掘り起こしたからだが、彼らの
お蔭でナスカ文化の解明が進んだのも事実だ。その中をイタリア人
たちは楽しそうに、骨や髪の毛を写し、触っている。能天気な野郎
達だと思う。

ナスカの町に帰ってきたら、あたりはすでに薄暗かった。昨日逃し
たチャンスが、また返ってくることもなく、空しく、イタリア野郎
達と寝るしかなかった。昼間、イタリア人達は、日本女性に積極的
にアプローチしていたので、彼等がオカマでないことは証明されて
いる。この日はぐっすりと寝
むれるだろう・・・・。よかった。

たまには、まじめなのもいいだろう。

つづく・・・・

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