メルマガ:南米旅行記
タイトル:南米旅行記  2003/06/15


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南米旅行記No.21 (2003年6月16日 Mon.)


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おはようございます。

もう梅雨入りですね。暑くてジメジメした気候が続いていますが、体調を崩さ
ないように、お互い頑張りましょう。

                 エドワルド

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チェンマイのゲストハウス

何回もタイに行ったことがあったが、バンコクでアメリカ行きの飛行機のチケ
ットを買うためだけだったので、タイの地方を旅したことがなかった。しか
し、ジュライホテル(ヤワラーにある日本人がたむろしていた旅者)に泊る
貧乏旅行者から、「チェンマイはいいよ。気候もバンコクに比べてマイルドだ
し、女性が色白で綺麗だ」と聞いていので、ぜひ行きたいと思っていた。

そんな願いが叶う日が漸く来たという言い方はないだろうが、やっとバンコク
から開放されたという言い方が正しいだろう。パッポン、ナナプラザ、ソイ
カーボーイ、グレイスホテル、サイアムホテル、テエーメなどから開放され
たのだ。

バンコクからチェンマイまで列車で9時間あまり、夜行列車に乗って朝チェ
ンマイに着いた。終着駅はトタンで屋根を葺いたシンプルなものだったが、
なかなか広かった。タイ第二の都市の格式をかろうじて保っているという
ところだろうか。

駅からゲストハウスまで、タクシーバイクを取った。ちょうど、朝のラッシ
ュアワーと重なり、人々がバイクにとばしている。バンコクと違って、多
くの女性がバイクを運転している。女性の運転手を眺めていると、色白で、髪
が長く、日本人好みである。

ゲストハウスに着くと、二階に上がる踊場のところに「We have a safety box.」
と書かれたポスターがあった。

当時のロンリープラネット社のシュウストリングにはチェンマイとパキスタ
ンのラホールが、アジア全体の小さなホテルでの盗難率No. 1と書いてある。
この情報を読んでいたので、セーフテーボックスに預ける事にする。

預り証のようなものを渡されるが、名前だけ書くように指示され、現金
US1,500ドルとトラベラーチェックを預ける。しかし、念のために現金を
束ねる帯に75枚(20ドル札ばかりだったので)と書き入れた。

つづく・・・・
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南米旅行記XXII

この間と同じホテルで目が覚め、この間と同じように全裸の女性が傍らに横た
わり、この間と同じように朝セクをしてしまった。

昨夜のタイ坊やのことが気になり彼が取った部屋のドアをノックすると、ドア
が開き、彼は、ばつの悪そうな顔をしてこちらを見て「おはようございます」と
言った。
昨夜の部屋での顛末を聞きたかったが、それをグット飲み込んで、涼しい顔
で「もう、帰ろうか」と訊いた。すると、不満そうな顔をしたので「帰り
方知っているのか。一人で帰ってこれるかい」
「いや、それが・・・・」
「知らないのか。しゃないな。彼女に西海の住所を教えるから、それでいい
な。60〜70%は訪ねてくるだろう」
「そうですか」と嬉しそうに杉山くんは元気に答えた。
西海へ帰るためにバスに乗り、ホスピタル ドス デ マヨ(五月二日病院)
前で降りる。其の傍にある公園を通り抜け、日系人がやっているレストラン
の前の道路を渡って西海に帰ってきた。ペンションでは杉山君の話題で持ち
きりのようだった。
ペンションのドアのベルを鳴らすと、直ぐにドアが開いた。
其の瞬間「あ〜、帰ってきたぞ」と浅井君が叫びながら、食堂へ走ってい
った。食堂に入るや否や、みんながいっせいに杉山君の顔を見た。
「どうだった。筆降ろしはしたのか」
「はい・・・・」
「それでゴムはをはめていたんだろうな」
「いえ、それがゴムを持っていなかったし、初めて女性としたんで・・・」
「ホテルのフロントに売っていただろう」
「知りませんでした」と悲壮な顔で呟いた。
「エドワルドの責任だ」
「俺の責任。俺は昨夜、泥酔していたから、そこまで頭が回らなかったよ」
「初めてのセックスでエィズになったんじゃ、様にならないな」と誰かが言った。
「おいおい、そんな強烈なことを、ひ弱な若者に言っちゃいかん。怯えてい
るじゃないか」
俺がエィズになるのは仕方が無いが、初めてのセックスでエィズになったら本
当に可哀想だとしみじみ思いながら「大丈夫だよ。エィズになる確率なんて
0. 5%なんだよ。ということは、1000人の人間が一回ずつセックスをし
たとしてエィズになるのは5人だよ。大丈夫だ」と自分にも言い聞か
せるように、みんなに向かって言った。
「でも、ならないという保証はないからな」と蒲生君が横槍をいれる。
この時ばかりは、みんな見に覚えがあるのか、シュンとして静寂があたり
を包んだ。
杉山君はその日から帰国するまでの5日間、窓のない部屋に篭り、食事と
お手洗いへ行く時だけしか部屋から出てこなかった。

つづく・・・・・・
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ワンポイントスペイン語会話
?Hay alguien gue habla japones?  (誰か日本語を話す人はいませんか)
 アイ   アルギエン  ケエ  ハブラ  ハポネス  
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ワンポイントスペイン語文法

para (前置詞 へ) 方向、あて先をを示す。
Salgo man~ana para Madrido.(明日、マドリードへ立ちます)
サルゴ マニャナ      パラ  マドリード

Escribe una carta para Luisa. (私はルイサへ手紙を書きます)
エスクリベ ウナ  カルタ  パラ   ルイサ
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カナリアからの遺産III

 クリスマス休暇のマドリードは人々で賑わっているのだが、大都市の特徴であ
る雑踏の中の寂しさが漂っている。この街もまた、世界中からの人々を吸収し
て膨れ上がった都市なのである。クリスマスのイルミネーションで飾られたス
トリートでは、エクアドルのフォクローレ(アンデス民謡)グループが一年前
にキューバでも流行っていた「花祭り」(これ私のお気に入りの曲)という曲
を演奏していた。その横では黒人(おそらく、セネガル人)たちが、道に敷い
た布の上にバックや音楽のテープなどいろんな物を置いて販売している。警察
が来れば布に商品を包んで、サンタクロース(スペイン語圏ではパパ ノエ
ルという)のように肩に担いで逃げる姿は、滑稽であり、物悲しかった。

 洗濯屋に洗濯を出しに行くと、肌は浅黒いが、顔の彫の深い女性が働いてい
た。話しかけるとレプブリカ ドミニカーナ(ドミニカ共和国)の出身だとい
った。

ストリートの売春バーの呼び込みはキューバ人だったし、バーで働いている女
性たちは、エジプト人あり、フランス人ありで多彩である。最初、イタリアやギ
リシャにあるようなボッタクリバーかも知れないとオドオドしながらバーに入っ
たのだが、取り越し苦労だったようだ。内部の様子は薄暗く古臭い雰囲気だった
が、女性たちがトップレスでカウンターに体を持たせかけており、その奥で白
人女性が踊っていた。踊り子はボリュームのある、栗色のショートヘヤーでキ
ュートな感じだった。その彼女が踊り終わると、私の傍まできてピアスをした
舌を見せて何かをシャブル真似をした。
「どこから来たの」
「フランス」
なんでフランス人がこんなところで働いているのか訊きたい衝動に駆られた
が、日本人がフィリピンやタイで売春をしている例もあるじゃないかと、無粋
な質問を喉の奥へ押し込んだ。
他の女性に「どこから来たの」と訊くと、「エジプト」だという返答が帰って
きた。彼女は、「私は、普通のエジプト人と違うの。ニュー時代の女性よ」と強
がっていたけれども、スペイン人の男性とカイロあたりで知り合い、結婚とい
う甘い言葉に騙されてこの街に連れてこられたとたんに売春に放られたか、2
百万ぐらいの借金を背負わされて、連れてこられたかもしれない。セックス
ビジネスでの日本とアジアのような関係が、ヨーロッパとアフリカの間にも
あるのであろう。

公園に行けば、若いモロッコ人が数人たむろしていて、私を見つけるとサラ
ンラップに包んだミニバナナほどの大きさの茶色い塊(ハッシーシー)を見
せる。カフェに入れば、アルジェリア人がコルタド(小さいグラスに入った
コーヒーをコンデンスミルクで割ったもの)を飲んで時間を潰している。

この前近代的な建物が軒を並べる巨大な街は、表面的な表情と、内面的な表
情がまったく違うのである。表面的にはいかにも伝統を護っているようであ
るが、内部的にはシロアリに食べられてガタガタ(無国籍)になっているい
る。その面からすると、東京なども同じような悩みを抱えているように思わ
れる。

しかし、グローバルという賽は振られたのである。これからは単一性(これ
は幻想に過ぎないと思うが)に拘ることなく、いろんな人種の共生を考えなけ
ればならない時代であろう。

つづく・・・・
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