メルマガ:南米旅行記
タイトル:南米旅行記  2003/05/20


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      南米旅行記No. 3 (2003年5月19日 Mon.)


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 他のメルマガでNo.27まで配信していますので、急いで配信します。
今回は4章と5章です。

 ところで、メルマガの部数が増えないのは、

 1.セックスシーンが多い
 2.文章の問題
   3.内容が面白くない
   のうちどれでしょうか。

   1番は最近の、小説ではセックスシーンが多いので当て嵌まらないでしょう。花
村萬月などは、その権化のような小説家です。
   2番は大いに考えれますね。頑張らなくっちゃ。

   3番は、どうでしょうかね。自分では面白いと思うのですが。自己満足ですかね。
 
  少もないことを考えないで書くことですね。
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いま、森巣博氏のジコクラクという小説を読んでいるのですが、彼の行く非合法
バーによく官僚の方々が登場します。国政の第一線に立って仕事をしなければなら
ない彼らが、非合法バーで油を売っているとはどういうことでしょう。彼らが負け
れば官房報賞費からでも補填されるのでしょうか。森巣氏の小説はノンフィクション
のようでもあるので、作り話と笑い飛ばすわけにもいかないですね。博打の話がス
トーリーの骨組みになっているのですが、彼の日本を憂える気持ちが、よく伝わっ
てきて面白いのですよ。

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南米旅行記IV


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朝起きると薬知智さんが部屋に客二人を連れてきた。昨夜の女性たちだ。
私の相手したサンドラは大きいし、薬知智さんの方はおばちゃんである。

あまり気乗りしなかったが、彼女たちが住んでいる家に行くことにする。
子供の頃、日本で走っていたようなバスに乗り、車窓からキトの街を見ている
と懐かしい感情に駆られる。何か25年前にタイムスリップして子供の頃に
帰ったようである。後ろの座席を見ると薬知智さんとファナがいちゃついて
いる。彼の頭に日差しがあたり地肌が透けてみえる。俺も彼ぐらいの年齢に
なれば髪が薄くなるのかなぁ〜と思う。

バスを降りると彼女達の家はすぐだった。家は平屋のアパートで中南米に
多いパテイオ(中庭)を囲んで数軒の部屋があるタイプである。彼女たちは
部屋をシェアしているらしく、ベッドが2つと壁際に古い木製の洋服ダンス
があった。その洋服ダンスの上にはたくさんの写真が置いてある。家族の写真
だろう。その一枚の子供の写真に目がとまったのか「これ誰なの?」と薬知
智さんが誰とはなしに訊く。「これ私の子供よ」とファナが答えると、彼の顔が
少し、しかめっ面になった。やはり日本人の男である。私にも言えることなの
だが、日本の男は自分のことは棚に上げて白紙の状態が好きなのである。たい
ていの日本の男は崖っ淵に追い詰められないと、この偏見を捨てることができ
ないだろう。アメリカやラテンアメリカに住めば、そういう偏見もだんだんな
くなっていくだけじゃなく、売春婦に対する偏見もなくなるだろう。そういう
意味では新大陸の人間は日本人より自由であるといえるかもしれない。

4人でふざけ合っていると、9才ぐらいの男の子が部屋に入ってくる。サン
ドラの子である。私はサンドラに特別な感情を持っていないので何のわだかまり
もなかったし、もともと子供と遊ぶのが好きなので遊んでやった。遊んでやっ
たというよりも遊んでもらったのかもしれないが、最上の暇潰しになったのは
事実である。

彼女たちは仕事に行くので、我々はホテルに帰ることにする。ホテルに帰る
前にバナナ(野菜が不足がちになる旅行では、手軽に食べられる果物が野菜の代
用をして最適である)を買ったり、道端で売っている茹でトウモロコシに塩を
付けレモン汁をかけたものを食べたりした。日本のトウモロコシは黄色いの
で、白いとうもろこしを見るのは初めてである。食べてみると甘みがなく、も
ちもちしていた。塩とレモンとの絶妙なバランスが何とも言えない。これがと
うもろこしの本当の味なのであろう。日本では何でも甘けりゃいいということ
で食べ物が本来の味を失い、日本人の味覚は世界でも特殊なものになっている
のではないだろうか。アメリカ人も冷凍食品や缶詰ばかり食べているので、日
本人と味覚のうえでタメをいくだろう。

道端の屋台で買い食いしたものが美味しいと、ちょっと得した気持ちになるの
は私だけだろうか。

 つづく・・・・

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                南米旅行記V


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薬知智さんと新しいスポットを探そうと言うことになり、アヴェニダ アマ
ソナスヘ行くことにする。この大通りはキトの一番の繁華街で、「アベニーダ 
デ コリエンテ(目抜き通り)」といわれている。多くの商店が立ち並び、一見、
売春には関係ないように見えるのだが、この通りを一本裏に入った路地などに秘
密買春クラブが点在している。 

旅行者の東洋人にそんな場所を見つけることは不可能に近いので、地元の人間
に尋ねることにする。大学時代、人にろくに道も聞けなかった人間が、海外に出て
1年立てば、恥じらいも無く、堂々と、外国語で買春秘密クラブの場所を、地元
の道行く人に尋ねているのだから、道徳的に退廃しというか、大人になったと言
うか、旅は人間を良きにしろ、悪きにしろ、変えるのである。

声を掛け初めて数人目で、売春クラブを探している若者二人と行き当たる。一
軒目のクラブは古めかしい建物の二階にあり、電灯が消えている部屋の中でしば
らく待っていると若い女性が一人入ってきて、時間が早すぎるのであまり女性が
いないことを告げた。仕方が無いので、そのクラブに後で戻ってくるつもりで表
に出た。しかし、地元の二人組みが、まだ他に売春クラブがあるからそこへ行こ
うと言うので、かれらの後にいついていくことにする。

二件目のクラブもやはり二階にあり、小さなステージがあるバーのようであっ
た。テーブルに座っていると、女性が二人来た。一人は色黒で、もう一人は10
代半ばぐらいに見え、みすぼらしい服を着ていた。

若い方が私の側に座った。年齢を聞くと16歳で、エクアドル第二の都市グア
イァキル出身で、キトに遊びに来たが、お金がなくなり、帰りのバス代を稼ぐた
めにこのクラブで働いていると言うことであった。 黄色い電球に照らされて、彼
女の16歳の肌は輝いていた。ステージで踊り子が裸で踊っているのを見なが
ら、私の手が、Tシャツの中の彼女(ピラールという名前)の乳房をまさぐってい
た。彼女は拒むわけでもなく、うめき声を漏らしていた。

ついた女性が気に入らなかったのか、ミラドールの女性が忘れられないのか、薬知
智さんが、もう帰ると言いだした。しかたがないので、ピラールをホテルに連れて
帰ることにする。中南米の売春バーのほとんどの女性はフリーであり、日本のよう
な管理買春ではないので、ややこしいお兄さんが付いているケースはすくない。ホ
テルに着いて、フロントの前を通り過ぎ階段を上っていると、宿の親父が追いかけて
きて、「女性を入れたら、彼女の分まで払ってもらうよ」といった。仕方が無いの
で、フロントまでもどってお金を払う。宿の親父が舐めるような目でピラールを見
回していた。

部屋にたどり着くと、彼女はシャワーを浴びるためにバスルームへ入った。やは
り、綺麗な体で異性と交渉を持ちたいというのは、万国共通の女心なのか。泊って
いるこのグランカジノは、共同シャワー場(午後9時にはお湯がなくなる)にはお
湯がでるが、部屋のシャワーは水しか出ない。標高2800メートルのキトの夜
は、夏だといっても寒い。毛布を二枚重ねても寒いのだ。

彼女の水シャワーで冷え切った体を抱き寄せ、私の舌が彼女の舌と絡まった瞬
間、長い夜は始まった。

つづく・・・・

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