メルマガ:新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信
タイトル:「すまいや倶楽部」通信 25号  2003/10/22


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◎◎◎◎◎◎◎       No.144 03/10/22
    ◎◎◎     新世紀建築住宅マガジン「すまいや倶楽部」通信 
  ◎ ◎     「家は叶う 建つべし! 建つべし!」
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以前アメリカでは貧富の差の拡大により犯罪が多発化した結果、
特権階級だけが外部と遮断して住むコロニー化住宅地が何千とあると
書きました。(116号)
今日の朝日新聞を読めば日本でも「セキュリーティータウン」と呼ばれる
ものが各地に生まれているとのことである。
それはマンション管理に24時間常駐の専任警備員を置くという
アメリカのそれに比べればまだかわいいものなのだが
それですら住民の経済的負担が重くのしかかり、前例である横浜の「緑園都市」では
負担圧迫の為、余儀なく契約形態の変更を迫られて契約率が5割をなかなか
越えないという。
お金の無い人には安全も買えないということなのであろうか?
しかし、この現象はただの序章に過ぎない。
十年後にはアメリカ並みの特権階級の為のコロニー化住宅が日本にも増えていること
であろう。
金融ビックバンにより銀行も大口のお客様には厚いもてなしを明確にした商品が
数多く登場してきたり、法人税、累進課税が高額者に有利になってきて確実に
貧富の差が拡大してきているからだ。
今、西新宿の新宿中央公園には250人のホームレスが住んでいる。
近くの新宿駅では総選挙に向けでは大きな声でマニフェストを掲げ、声高らかに
「治安の確保」を訴えている。

誰もが警察任せ、議員任せ、先生任せである。
その忙殺された日常の手をすこし休めて我々一人一人が子供達の眼を見て話せば
おのずと結論は出る筈なのに。。

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「CAD2」

前号で設計者は図面を製図板ではなくCADを使って描いていることを紹介しました。

CADの三次元作図機能、グラフィック機能をフルに使い、
プレゼンテーションのテクニックを磨いてコンペ(設計競技)を勝ち抜く設計者
も増えてきております。
クライアントに設計主旨をいかに判りやすく表現するかが仕事をいただく上で
最重要になってきました。
ネット上でも住宅などのコンペが頻繁に行なわれています。

プレゼンテーションでのセンスよい表現も設計者の力量を計るうえで重要ですが
建物が実際に希望通りに竣工されることが最終的な目標です。
アトリエ系の設計事務所では大先生の元で働くアルバイト大学生諸君が主に
CAD操作を行なっていることが多いです。
図面上で上手く描けても実際は構造的に成り立たない作りであったり
実際には建築費も莫大にかかったり
雨漏れが心配なプロポーションであったりするときもあります。

設計者はクライアントの希望を出来るだけ叶えようと全力で自己の感性を発揮
しているのですから決して悪気はないのですが。

そのようなこともあるのでクライアント側もインターネットなどで出来るだけ建築の知識を
蓄えて設計者を総合的に判断できるようになればより良い住まいが実現することでしょう


アトシエシゲ一級建築士事務所
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